(280620_経済協議会) [2.74MB PDF]

経 済 協 議 会 協 議 事 項
日時
場所
○
平成28年6月20日(月)
本会議終了後
第2委員会室
所管事項の報告について
1
八戸セミナー2016について
2
八戸北インター工業用地の分譲について
3
八戸市新産業団地開発基礎調査結果について
経 済 協 議 会 資 料
平成 28 年 6 月 20 日
商工労働部産業労政課
八戸セミナー2016について
1.目
的
北東北随一の工業都市・物流拠点都市として発展してきた八戸市の産業政策、立
地環境並びに八戸港の魅力について総合的にPRすることで、首都圏及び中部圏
企業の当市への進出並びに八戸港の利用を促すことを目的とする。
2.主
催
八戸市・八戸港国際物流拠点化推進協議会・八戸市企業誘致促進協議会
3.後援(予定)
4.日時・会場
青森県、青森県企業誘致推進協議会、(独)中小企業基盤整備機構東北本部、
(株)日本政策投資銀行、(独)日本貿易振興機構(ジェトロ)、八戸商工会議所
(1)名古屋 平成28年7月26日(火)15時00分~18時30分
名古屋マリオットアソシアホテル
16 階「アイリス」(名古屋市中村区名駅 1-1-4)
(2)東 京 平成28年7月27日(水)15時00分~18時30分
東京ドームホテル
地下 1 階「天空」
(東京都文京区後楽 1-3-61)
5.内
容
(1)名古屋「第 10 回 八戸セミナー 2016 in 名古屋」
①セミナー 15 時 00 分~17 時 00 分
・八戸市の紹介(30 分)
:八戸市長 小林眞
・第1講演(45 分)
:エプソンアトミックス株式会社
・第 2 講演(45 分)
:トゥルージオ株式会社
②情報交換会 17 時 00 分~18 時 30 分
(2)東 京「第 21 回 八戸セミナー 2016」
①セミナー 15 時 00 分~17 時 00 分
・八戸市の紹介(30 分)
:八戸市長 小林眞
・八戸港の紹介(20 分)
:青森県 県土整備部 港湾空港課
・第1講演(35 分):アルバック東北株式会社
・第 2 講演(35 分)
:株式会社ミックス
②情報交換会 17 時 00 分~18 時 30 分
6.対
象
中部圏及び首都圏企業
※名古屋 100 人、東京 400 人の参加者を想定。
経 済 協 議 会 資 料
平成28年6月20日
商工労働部産業労政課
八戸北インター工業用地の分譲について
八戸北インター工業用地について、次のとおり分譲されたので報告します。
1.分譲先
(1)会 社 名
(2)代 表 者
(3)設
立
(4)資 本 金
(5)従 業 員 数
(6)事 業 内 容
株式会社ユニバース
八戸市大字長苗代字前田 83-1
代表取締役 三浦 紘一
昭和 42 年 10 月 20 日
15 億 2,290 万円
5,237 名
スーパーマーケットの経営
2.分譲地及び面積
八戸北インター工業用地 1-⑤号区画
地番:八戸市北インター工業団地二丁目 100 番 27
面積:10,883.72 ㎡
3.土地売買契約締結日
平成 28 年 5 月 30 日
4.分譲率
今回の分譲により、八戸北インター工業用地の分譲率は、81.9%となります。
株式会社ユニバース
1-⑤号区画
市北インター 業団地
宅地 10,883.72㎡
1-⑦
2.36ha
丁
100番27
1-⑤
1.09ha
1-③
1.06ha
1-①
1.14ha
1-⑥
0.96ha
1-④
1.01ha
1-②
1.14ha
経 済 協 議 会 資 料
平成 28 年 6 月 20 日
商工労働部産業労政課
八戸市新産業団地開発基礎調査結果について
1.調査の目的・内容
当市では、八戸北インター工業団地の分譲が進み、新たな産業団地の開発が急務となっている。
このことから、新たな産業団地の開発に向けた候補地絞り込みのための基礎的資料とするために、
複数の候補地を抽出し、各候補地の特性(場所、広さ、開発に係る関係法令等)の調査を実施し
た。
①立地拠点調査・・・八戸市の概況、当市を取り巻く環境変化と新たな産業展開の動向調査
②事業可能性調査・・・候補地の選定及び候補地の現況概況調査に伴う計画試案の作成
2.報告書(概要版)の構成
§1 八戸市の概況
1.1
八戸市及び周辺地域の社会経済環境
1.2
八戸市を取り巻く工場立地動向
§2 今後の産業立地に向けた動き
2.1
全国の産業立地に向けた動き
2.2
国内における産業発展の方向性
§3 地域産業振興と企業立地促進戦略の基本方針
3.1
戦略的視点からの環境評価(内部・外部)
3.2
産業導入・集積のための基本方向
3.3
新たな産業展開を促す立地環境整備の基本方針
§4 産業団地適地の選定
4.1
一次候補地の選定
4.2 二次候補地の選定
§5 実現化に向けた方策
5.1
産業団地開発実現化の課題
5.2 事業工程の検討
5.3 まとめ
1
3.産業団地適地の選定
(1) 一次候補地の選定
① 候補地調査
(候補地の要件)
ⅰ) まとまった一団のエリアの確保が想定できること
ⅱ) インター周辺に近接し幹線道路へのアクセス確保が想定できること
ⅲ) 集落や建物が多く密集するなど敷地上の制約が少ないと想定できること
② 一次候補地の選定
(評価要件)
A:面積・・・・一定規模(20ha 程度)以上の一団の土地の確保可能性が高いこと
B:法規制・・・土地利用規制、施策的な位置づけなどで大きな支障がないこと
C:立地条件・・高速道路 IC や主要幹線道路へのアクセスに支障がないこと
D:開発条件・・地形や用地的制約により造成工事の遂行に大きな支障がないこと
③ 一次候補地の概要
№
①
候補地名
下田百石 IC 周辺
地区
概
要
・県道 141 号線に接し国道 45 号へも近接する。下田百石 IC にも 2.5
㎞の良好な位置にある。
・現況は山林と農地であり、農地は農振農用地指定ではない。
八戸北 IC 周辺
北地区
・八戸北 IC の既存工業団地の北に隣接し、国県道への接続はないが、
既存団地内幹線道路への接続が可能である。
・既存団地との一体性や施策位置づけなど好条件であるものの、全域
が農用地区域に指定され法規制上の制約が大きい。
③
八戸北 IC 周辺
東地区
・国道 45 号の沿道にあり、国道をはさんだ西側に八戸北 IC の既存工
業団地があり、立地的には好条件である。
・既存団地との一体性や施策位置づけなど好条件であり、農用地区域
も含んでおらず規制上の支障は少ない。
④
八戸北 IC 周辺
南地区
・八戸北 IC の既存工業団地の南に隣接し、国道 45 号に接続し、かつ
既存団地内幹線道路に接続すればアクセス的には問題ない。
・既存団地との一体性や施策位置づけなど好条件であり、農用地区
域を一部含み、開発区域の設定次第で法規制上の影響を受ける。
⑤
八戸西 SIC 周辺
北 A 地区
・県道 20 号線が区域内を通りアクセス道は確保されている。
・農用地区域と山林で構成され、一部に埋蔵文化財包蔵区域を含んで
いる。
八戸西 SIC 周辺
北 B 地区
・八戸西 SIC からは2㎞とやや距離があるものの、県道 20 号線に接
道しておりアクセスは悪くない。
・現況はほとんどが森林であり、農用地区域及び埋蔵文化財区域を
辺縁部に一部含み、開発区域の設定次第で法規制上の影響を受け
る。
②
⑥
2
№
候補地名
⑦
八戸西 SIC 周辺
北 C 地区
・上記B地区と高速道路を挟んで南側に位置しており、条件的には同
様であるが、加えて土砂災害区域を含む。
⑧
八戸西 SIC 周辺
東地区
・国道 454 号、県道 20 号線に接しており、アクセス的には好条件で
ある。
・全域が農用地区域に指定されて法規制上の制約が大きい。
⑨
八戸西 SIC 周辺
西地区
・国道 454 号に近接しており、それにアクセスする市道が区域に接続
している。
・全域が農用地区域に指定されて法規制上の制約が大きい。
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
八戸西 SIC 周辺
南地区
概
要
・全域が農用地区域に指定されて法規制上の制約が大きい。
・主要幹線や八戸西 SIC へのアクセスには距離があり、利便性に難あ
り。
・県道 11 号線からのアクセスが可能で八戸是川 IC にも1㎞と良好
な位置にある。
八戸是川 IC 周辺
・現況はほとんどが森林であり、県道沿いに農用地区域と埋蔵文化
地区
財区域を一部含み、開発区域の設定次第で法規制上の影響を受け
る。
八戸南 IC 周辺
地区
種差海岸階上岳
IC 周辺地区
・八戸南 IC に近接する位置にあり、国道 45 号からのアクセスが可
能で利便性に優れる。
・現況はほとんどが森林で農用地区域指定外であり、非常に広大な
団地区域を確保できる。
・種差海岸階上岳 IC に近接する位置にあり、接道する市道からのア
クセスが可能である。
・現況は高低差のある丘陵地で森林以外には農地や雑種地など平坦
な台地が多くを占める。
・南郷 IC から 1kmの位置にあり、県道 42 号からのアクセスが可能
である。ただし、市域からはかなり離れた箇所に位置する。
南郷 IC 周辺地区 ・農用地区域を一部含み、開発区域の設定次第では法規制上の影響を
受けるものの、都市計画区域外にあり開発規制上は調整区域にくら
べるとやや緩いと言える。
3
○一次候補地位置図
4
(2) 二次候補地の選定
①評価フロー
産業団地開発区域の設定
評価項目の設定
面積、法規制、インフラ(道路・用水等)など
項目の重要度「必須」「重要」「配慮」を設定
評価項目の重み付け
項目毎の評価基準に基づき「◎、○、△」で評価
項目毎の評価
配点の他、コストやその他課題の観点から総合的に
評価
総合評価
適地の選定
評価の高い地区を優先的な適地とする
②評価項目
記
号
評価項目
内
容
A
面積の確保
工業団地として必要面積(約 20ha)の確保可能性から評価。
B
立地条件
主要交通ネットワークへの距離や交通利便性ついて評価。
集落建物等敷地上の 集落密集度、工場・店舗その他の建築物などの敷地上の制約度
制約
について評価。
関連する政策、計画及び事業等における方向性及び位置づけ
行政施策
との整合性を評価。
C
D
E
法的規制
土地利用規制や各種法クリアの可能性ついて評価。
開発事業の進めやす 造成工事施工、新規インフラ整備、用地取得などの観点から
さ
事業実現における優位性について評価。
既存工業団地の立地状況や将来的な企業集積の可能性から評
企業の集積性
価。
地震、津波、洪水及び地すべりなど自然災害に対する安全性
防災上の安全性
について評価。
工業立地に伴う周辺環境(動植物、文化財、景観等)への影
環境への影響
響度について評価。
中心市街地からの距離、通勤の公共交通機関、生活環境等の
労働条件
観点から労働者の働きやすさについて評価。
F
G
H
I
J
③ 評価方法
評価
必須(3 倍)
A
B
重要(2 倍)
C
D
区分
価点
◎
3点
9点
6点
3点
○
2点
6点
4点
2点
△
1点
3点
2点
1点
5
E
F
配慮(1 倍)
G
H
I
J
④ 配点評価
候補地番号
①
重付け合計
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
79
87
78
81
86
90
93
98
91
82
63
84
86
88
必須条件
33
39
30
33
39
36
39
45
42
36
27
36
33
33
重要条件
36
40
40
36
38
44
44
40
40
36
30
40
46
46
配慮条件
10
8
8
12
9
10
10
13
9
10
6
8
7
9
12
6
13
11
7
4
2
1
3
10
14
9
7
5
順位
⑤ 概略事業コスト評価
各候補地の概略事業費の算出に際しては、概ね 50ha 程度規模(※立地上不可の場合は
その限りでない)の開発面積、そして極力土工量が少なくなるような区域を想定して算出し
たもの。
ⅰ) 概略事業コスト
項 目
公共用地
(㎡)
産業用地
(㎡)
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
130,300
154,200
126,150
142,850
98,100
158,000
283,800
135,200
323,900
154,800
350,550
309,300
240,500
188,800
計
265,500
478,100
280,950
493,400
407,400
398,500
472,600
■最大事業費(不足土の全量を、購入して調達した場合)
総事業費
7,745,664 13,658,339
6,426,034
9,479,648 13,618,508 12,223,377 17,621,635
(千円)
処分単価
57,290
42,168
41,512
27,042
44,030
50,825
93,335
(千円)
■最小事業費(不足土の全量を、公共工事ストックヤードとして受け入れた場合(購入土ゼロ)
)
総事業費
5,457,664
7,718,339
5,018,034
9,479,648
6,534,508
6,459,377
7,325,635
(千円)
処分単価
40,367
23,829
32,416
27,042
21,127
26,858
38,801
(千円)
項 目
公共用地
(㎡)
産業用地
(㎡)
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
138,900
132,900
174,200
177,240
159,500
168,600
200,400
360,700
366,500
288,200
258,020
326,400
287,300
292,500
計
499,600
499,400
462,400
435,260
485,900
455,900
492,900
■最大事業費(不足土の全量を、購入して調達した場合)
総事業費
11,079,436 10,243,445 10,915,554
7,694,025 12,838,542
4,887,502 18,867,230
(千円)
処分単価
30,716
27,949
37,875
29,819
39,334
17,012
64,503
(千円)
■最小事業費(不足土の全量を、公共工事ストックヤードとして受け入れた場合(購入土ゼロ)
)
総事業費
7,779,436
7,911,445
7,351,554 7,694,025
6,854,542
4,095,502
5,667,230
(千円)
処分単価
21,568
21,586
25,509
29,819
21,000
14,255
19,375
(千円)
6
⑥ 総合評価
配点評価において、評価点 90 点以上の上位4箇所⑥⑦⑧⑨のいずれもが、
「必須」、
「重要」、
「配慮」の評価条件において、一部にマイナス要素はあるものの、全体として高い評価であ
る。特に事業の可否を大きく左右する「必須」・「重要」の評価条件では非常に優れており、
候補地としては大きな可能性を有している。
続く 80 点台の7箇所②④⑤⑩⑫⑬⑭は、得点的には上位候補地に迫るものの項目によっ
て評価の幅が大きかったり、平均的で強みがないといった評価となっている。しかしながら、
今後の調査計画等により精度及び熟度が高まることによっては十分に最終的な候補地とし
ての可能性を備えている。
上記以外の下位候補地については、多くの評価項目で評価点が低く、特に「必須」条件で
は他候補地に大きく引き離されている状況であり、最終的な候補地としての可能性は小さく
今後の検討対象から除外しても差し支えないと考える。
一方、概略事業コスト評価においては、既存事例である八戸北インター工業団地の販売価
格から、2万円台の処分単価水準が妥当と思われ、上記 11 箇所のうち今後、処分単価を左
右する不足土を公共ストックヤードとして受け入れるなどで不足土の発生を抑える工夫に
より、競争力のある処分単価を設定できる可能性がある箇所は②④⑤⑥⑧⑨⑩⑫⑬⑭の 10
箇所である。
しかしながら、以上の 10 候補地には大規模宅地や畜産事業所に隣接し、騒音、振動、大
気など環境面での影響が懸念される候補地及び不足土量が突出して多く、工夫しても不足土
を抑えられる見込みのない候補地が含まれることから、これらの⑫⑬⑭についても検討対象
から除外しても差し支えないものと考える。
以上のことから、②④⑤⑥⑧⑨⑩の7箇所を最終的な候補地として選定した。
7
■候補地② 八戸北 IC 周辺北地区
候補地②
■候補地④ 八戸北 IC 周辺南地区
候補地④
候補地④
8
■候補地⑤ 八戸西 SIC 周辺北 A 地区
候補地⑤
■候補地⑥ 八戸西 SIC 周辺北 B 地区
候補地⑥
9
■候補地⑧ 八戸西 SIC 周辺東地区
候補地⑧
■候補地⑨ 八戸西 SIC 周辺西地区
候補地⑨
10
■候補地⑩ 八戸西 SIC 周辺南地区
候補地⑩
11
4.事業工程の検討
【開発規模 10ha 程度の場合】
1年度
2年度
都市計画調整
(農林調整含む)
設計・許可
測量・調査
4年度
5年度
6年度
造成
道路等
分譲
4年度
5年度
6年度
7年度
造成
造成道路等
道路等
分譲
5年度
6年度
7年度
造成
造成
▼ 都市計画決定
現況測量 ▼開発許可
基本計画
基本設計
実施設計
地質調査
埋蔵文化財
地権者対応
3年度
意向把握
試掘調査
発掘調査
同意
用地買収
工事・分譲
【開発規模 50ha 程度の場合】
(50ha 未満)
1年度
2年度
都市計画調整
(農林調整含む)
設計・許可
測量・調査
▼ 都市計画決定
現況測量 ▼開発許可
基本計画
基本設計
実施設計
地質調査
埋蔵文化財
地権者対応
3年度
意向把握
試掘調査
発掘調査
同意
用地買収
工事・分譲
【開発規模 100ha 程度の場合】(50ha 以上)
1年度
2年度
3年度
4年度
都市計画調整
(農林調整含む)
設計・許可
測量・調査
8年度
9年度
10年度
11年度
12年度
道路等
道路等
分譲
▼ 都市計画決定
基本計画
現況測量
基本設計
▼開発許可
実施設計
試掘調査
発掘調査
同意
用地買収
地質調査
埋蔵文化財
環境アセス
地権者対応
意向把握
工事・分譲
12
造成道路等 造成道路等