4 2016.7月号 ◎ 地震の傷跡、 そして復興へ・被災家屋等の解体撤去 熊本地震の傷跡、 そして復興へ 地震から2か月半 ― 被害の全貌が明らかに 4月14日および16日、 本市を始めとする県内市町村を最大震度7の大地震が襲った。 100年に一度とも言われたこの地震は、 県内住民の生活に大きな影響を与えただけではなく、 全国に激震を走 らせた。 地震から2か月半、 被害の全貌が明らかになる。 復興に向けてわたしたちは一歩ずつ、 進まなければならない―。 ▲熊本城 飯田丸五階櫓 市内の主な被害状況 内 容 4月14日(木)午後9時26分 熊本市災害対策本部設置 避難所設置 4月15日(金)午前1時 自衛隊へ災害派遣要請 4月16日(土)午前1時25分 【内訳】 震度6強の地震発生(本震) 4月25日(月) 激甚災害の「本激」 として指定 (26日施行) …政府の復旧補助率をかさ上げに ▲遊具が壊れた動植物園 時 点 死亡14人 (災害関連死含む) 6月8日時点 重傷254人 (暫定) 人的被害 (暫定) 軽傷943人 (暫定) 全壊2,265棟、半壊11,563棟 住 宅 6月6日時点 建物被害 一部損壊64,623棟 事業所等 12,297件(り災証明申請件数) 6月3日時点 事業所被害 1,720億円 6月3日時点 土木被害 523億8,400万円 5月16日時点 約94億円 農地・土地改良施設:約67億円 農水産業 農水産業施設・機械:約23億円 6月9日時点 被害 農産物 (なす、 採卵鶏等) :約1億円 水産物 (あさり、 うなぎ等) :約2億円など 震度6弱の地震発生(前震) ▲中央区新町近辺 状 況 復興への道 5月6日(金) 市の組織として復興部を設置 市内の復興への取組み本格化 ▲東区沼山津 5月10日(火) 市内全小中学校再開 ▲東区広木町近辺 5月14日(土) 応急仮設住宅着工 5月下旬~ 熊本城石垣の復旧工事開始 (早急な対応を要するもののみ) 6月2日(木) ▲り災証明申請窓口 ▲市庁舎14階総合相談窓口 白川橋の応急復旧工事着手 ▲全面通行止の白川橋 奥で復旧工事が行われている 熊本地震に関するアンケート 平成28年熊本地震での被害や被災経験など熊本地震に関する アンケート調査を市ホームページで実施します。 アンケート結果は、今後の復旧・復興など本市の施策展開の参 考にします。 提出方法 市ホームページ 「熊本地震に関するアンケート」 へ ●アンケートについては広聴課 (☎096-328-2075) へ ●そのほか震災については復興総務課 (☎096-328-2971) へ ▲建ち始めた応急仮設住宅 ▲熊本城石垣の復旧準備 (広報課 ☎096-328-2043) 被災した家屋等の解体・撤去 解体の流れ 1 予約券の 配布 予約券 (解体・撤去の申請受付日時を記載) と申請に 必要な書類などを配布します。 期 間 時 間 配布場所 8月31日 (水) まで ※土・日、 祝日も配布 午前9時~午後4時 市庁舎14階大ホール、 区役所 (中央区除 く) 、 託麻総合出張所、 城南総合出張所 2解体・撤去 申請受付 予約券に記載された日時に申請してください。 申請受付窓口:市庁舎14階大ホール 3 解体・撤去 解体工事の前に現地確認を行います。 問い合わせは こちら 被災家屋解体ダイヤル 0120-946-153 受付時間:午前9時~午後6時 ※土・日、祝日含む 地震で被災した全壊家屋または半壊家屋の解体・撤去を、 所有者の申請に基づき、 市が所有者に代わって行います。 対象となる家屋等 り災証明書で半壊以上の被害と判定された家屋等(貸家 や中小企業者が所有する事業所等も含む)。 一部のみの解体は本制度の対象となりません 家屋の一部を解体し、残りの部分を修理して利用する場 合は、本制度の対象外です。ただし、一部を緊急的に自費で 解体し、残っている家屋部分すべてを市に依頼することは 可能な場合があります。 自費解体を行った家屋等の申請 すでに個人で費用を負担して解体・撤去した家屋等(自 費解体)についても本制度の対象となります。 申請の受付は、左記の「解体の流れ」と同じです。 ※解体・撤去に要する費用は、 本市の基準により算定した額と申 請者と解体を行った業者との契約額のいずれか低いほうの額 となります。 市の算定した額が低い場合は、 その差額は申請者 の負担となります。 (震災廃棄物対策課 ☎096-328-2976)
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