専門職学位課程(教職大学院)修了生・在学生からの

専門職学位課程
大 きな 財 産
教職大学院に入学した当初、どのようにすれば自分の指導力を上げ
ることができるかということを第一に考えていました。具体的には、教
科指導力です。もちろんそれも大切なことですが、教職大学院に在籍し
た2年間で、他にも大切なことがたくさんあることを教えていただきま
した。特に印象に残っているのは学級・学校経営の講義です。学校は組
織としてどうあるべきか、私たちはそれにどのように関わっていくべきか
深く考えさせられました。学校全体を見渡し、広い視野を持って教育活
動を実践していく重要性を学びました。
また、人との出会いもとても大きいと感じました。大学の先生方、異
校種の先生方、ストレートマスター、いろいろな人との出会いが良い刺
修了生からのメッセージ
平成25年度修了
宮城教育大学附属中学校
阿 部 昭 博
激になりました。これまでも自分自身の成長や考えが変わったときに
は、人との出会いがありました。教職大学院でもそれは同じでした。共
同研究室に行くと、必ずと言っていいほど、教員採用試験に向けて一生
懸命勉強しているストレートマスターがいました。自分も初心に戻るべ
きだと強く感じました。
教職大学院で学んだ2年間は、
私にとって大きな財産です。
その財産をど
のような形でもよいので還元していくことができればと考えています。
専門職学位課程
MESSAGE
山を 登るように
「授業づくりの家元制度は親の敵」
昨年度、
ある授業研究会に参加したときに聞いた言葉です。
教育とは高
い山を登るようなもので、
誰もその頂に達したことがないために、
どのルー
トから登るのが正しいのかを言い争うのは御法度であると。
この言葉を聞
いたとき、
現場経験がほとんどないストレートマスターは、
いわば登山口付
近で修行をしているようなものだと感じました。
ストレートマスター1年目は険しい山に登るべく、
数多くの力を修得してい
きます。
知識・技術は勿論、
仲間との協力、
危機管理、
自分で道を切り拓いて
いく力。
ただひたすらに歩けばいいと思っていた私は、
この1年間で視界を一
大学院生からのメッセージ
教職大学院2年
ストレートマスター
只 野 碧
回り広げられたように思います。
そして1年後には力強くその一歩を踏み出
せるよう、
今一度自分を鍛えていかなければと身が引き締まる思いです。
教職大学院の魅力は、
教授陣、
現職の先生方、
ストレートマスターとが、
一丸となりながら自分の研究を深めていくことができるという点です。
それ
ぞれに立ち位置は違っていても、
同じ山の頂を目指す同志。
自分一人では
気付けなかった視点を得られ、
教育に対する考え自体も広く深くなってい
くのを感じられます。
決して平坦な道のりではありませんが、
ここでの出会いと経験は教師を
目指す自分を豊かにしてくれるでしょう。
皆さんとお会いできるのを心待ち
にしています。
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MIYAGI UNIVERSITY OF EDUCATION