火 災 の 概 況 平成27年中の岡崎市における火災概況は出火件数91件、火災による焼損面積は建物 2,877㎡、林野4a、損害額は2億443万4千円、火災による死者は1人、負傷者は12 人であった。出火件数を前年の118件と比較すると27件の減少であり、特にその他の火 災及び林野火災にあっては、合わせて29件の減少となっている。これは岡崎市内では 気象庁の観測結果によると、降水量が1㎜以上を観測した日が前年と比べ33日増加し ており、これにより屋外での出火件数が減少したことが要因と考えられる。また、焼 損面積及び損害額の増加は、事業所における大規模火災の発生が要因となっている。 (第1表) 【火災概況】 比 較 区 分 平 成 27 年 平 成 26 年 (A) 出火件数(件) 火 災 種 別 (第1表) (B) 比 較 過去10年平均 (A)−(B) (C) 比 較 (A)−(C) 91 118 △ 27 148 △ 57 建 物 火 災 58 59 △ 1 71 △ 13 林 野 火 災 0 5 △ 5 6 △ 6 車 両 火 災 13 10 3 18 △ 5 その他の火災 20 44 △ 24 52 △ 32 焼 損 建物(㎡) 2,877 1,720 1,157 2,231 646 面 積 林野(a) 4 60 △ 56 53 △ 49 損 害 額(千円) 204,434 124,821 79,613 154,886 49,548 死傷者 死 者 1 2 △ 1 4 △ 3 (人) 負傷者 12 27 △ 15 17 △ 5 備考1 △印は、減を示す。 2 平成17年以前の旧額田町(合併前)の火災件数は含まず。 1 1 出 火 件 数 出火件数の91件を火災種別ごとにみると、建物火災が58件(64%)と最も多く、 以下その他の火災20件(22%)、車両火災13件(14%)となっている。なお、林野火 災にあっては、発生していない。 (第1表、第1図) 過去 10 年間の火災発生件数 (第1図) 2 損 害 額 火災による損害額2億 443 万4千円の内訳をみると、最も多いのは建物損害の1 億 9,365 万7千円で全損害の 95%を占め、以下車両損害の 611 万円、その他損害の 466 万7千円の順となっている。 (第2表、第2図)損害額2億 443 万4千円は、前 年の1億 2,482 万1千円と比較すると、7,961 万3千円の増加であり、過去 10 年平 均の1億 5,488 万6千円より 4,954 万8千円上回っている。(第1表) 【損害額の内訳】 (第2表) 損 害 額 (第2図) 損害種別 (千円) 建物損害 193,657 林野損害 0 車両損害 6,110 その他損害 4,667 合 計 204,434 2 3 死 者・負 傷 者 火災による死者は1人で、前年の2人と比較すると1人減少しており、過去 10 年平均の4人より3人下回っている。 また、火災による負傷者は 12 人で、前年の 27 人と比較すると 15 人減少しており、 過去 10 年平均の 17 人より5人下回っている。(第1表、第3図) 過去 10 年間の死者・負傷者の発生状況 (第3図) 4 出 火 原 因 出火件数 91 件の主な出火原因をみると、「放火・放火の疑い」21 件(23%)が 最も多く、以下「こんろ」12 件(13%)、「たばこ」10 件(11%)、「たき火」5 件(6%)、「火あそび」2件(2%)、「溶接機・切断機」2件(2%)の順と なっている。(第3表、第4図)なお、火災件数が前年比較し 27 件減少した理由は たばこ及びたき火からの出火が大幅に減少していることが要因の一つである。 【主な原因別件数】 区 分 出火原因 放 火 ・放 火の 疑い (第3表) 平成27年 平成26年 比 較 (件) (件) (件) 21 19 2 こ ん ろ 12(9) 8(6) 4(3) た ば こ 10 17 △ 7 た き 火 5 16 △ 11 火 あ そ び 2 5 △ 3 溶 接 機 ・ 切 断機 2 5 △ 3 他 39 48 △ 9 91 118 △ 27 合 備考1 2 計 △印は、減を示す。 こんろの( )内は、天ぷら油火災を示す。 3 (第4図) 5 月別出火状 況 出火件数 91 件を月別にみると、5月の 15 件(16%)が最も多く、以下1月及び 6月の 10 件(11%)の順となっている。(第5図) 月別出火件数 (第5図) 6 建 物 火 災 の 状 況(主な出火原因) 建物火災の 58 件を主な出火原因別にみると、 「こんろ」12 件(21%)が最も多く、 以下「放火・放火の疑い」10 件(17%)、「たばこ」5件(9%)の順となってい る。(第4表、第6図) (第6図) 【主な原因別件数】 出火件数 出 火 原 因 こ ん (第4表) (件) ろ 12 放火・放火の疑い 10 た ば こ 5 溶接機・切 断機 2 配 具 2 火 1 ブ 1 線 た 器 き ス ト ー 他 合 25 計 58 4 救 急 の 概 況 平成 27 年中の救急出場件数は 15,323 件で、搬送人員は 14,340 人であった。 前年と比較すると出場件数で 617 件増加し、搬送人員では 730 人増加している。 種別内訳では、急病が 10,144 件(66%)で、続いて一般負傷が 1,886 件(12%)、 交通事故が 1,382 件(9%)の順となっている。火災、交通事故及び自損行為は減少 となっているが、他の種別については増加となっている。(第1表) 【救急出場状況表】 比 区 (第1表) 較 平 成 27 年 平 成 (A) 分 26 年 比 (B) 較 過去10年 平均 比 (A)−(B) (C) 較 (A)−(C) 救 急 出 場 件 数 15,323 14,706 617 14,081 1,242 搬 員 14,340 13,610 730 13,265 1,075 災 41 50 △ 9 41 0 自 然 災 害 2 0 2 2 0 水 難 3 1 2 3 0 交 通 事 故 1,382 1,398 △ 16 1,528 △ 146 労 働 災 害 156 150 6 151 5 運 動 競 技 112 92 20 100 12 一 般 負 傷 1,886 1,838 48 1,670 216 害 76 71 5 89 △ 13 自 損 行 為 163 166 △ 3 188 △ 25 病 10,144 9,651 493 9,009 1,135 他 1,358 1,289 69 1,300 58 種 別 内 送 人 火 加 急 訳 そ 備考 の △印は、減を示す。 5 月 別 救 急 出 場 状 況 月別救急出場件数は、1月が 1,511 件と最も多く 11 月が 1,194 件と最も少なかった。 1か月の平均は 1,277 件で、1日平均 42 件となっており、34.3 分に1件の割合で 出場したことになる。(第2表) 搬送人員では、1月が 1,385 人と最も多く、11 月が 1,117 人と最も少なかった。 1か月の平均は 1,195 人で、1日平均 39 人となっており、市民 27 人に1人が救急 車で搬送されたことになる。(第3表) 【月別救急出場件数】 種別 月別 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計 そ 火 災 自 水 労 運 一 然 働 動 般 災 災 競 負 害 技 傷 2 4 12 8 14 9 14 8 13 10 10 8 112 168 159 150 150 144 176 146 180 146 166 142 159 害 4 2 3 3 8 3 4 3 5 1 2 3 41 交 難 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 通 1 111 8 0 102 13 0 114 8 0 131 13 0 106 16 0 113 13 1 109 18 1 109 20 0 121 10 0 129 13 0 107 14 0 130 10 1,382 3 156 1,886 加 害 7 7 9 8 5 8 3 11 3 4 5 6 76 自 損 (第2表) 他 合 そ の 急 病 転 医 院 師 搬 搬 送 送 10 1,058 120 12 836 89 17 833 107 13 759 96 15 801 77 20 837 107 16 841 111 15 900 103 11 786 101 18 800 90 9 815 77 7 878 97 10,144 1,175 163 資 機 材 搬 送 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 の 他 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 2 【月別搬送人員状況表】 種別 月別 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計 そ 火 災 0 0 2 1 0 2 2 0 0 2 0 1 10 自 水 労 運 一 然 働 動 般 災 災 競 負 通 害 技 傷 120 103 106 133 102 112 111 121 121 127 104 132 8 13 8 13 17 13 18 20 10 12 14 10 156 2 4 13 8 14 9 15 6 13 11 8 9 112 157 149 143 143 138 167 139 176 140 156 134 147 害 交 難 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 1,392 1,789 6 加 害 5 7 8 8 4 7 4 10 2 4 4 6 69 自 急 医 院 師 搬 搬 送 損 病 送 8 9 13 8 9 17 11 7 7 13 8 6 116 964 764 771 713 753 794 807 857 733 756 768 825 120 88 107 96 77 107 111 102 101 88 76 97 9,505 1,170 資 機 材 搬 送 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1,511 1,228 1,261 1,200 1,202 1,307 1,273 1,378 1,208 1,235 1,194 1,326 15,323 (第3表) 他 合 そ の 転 22 4 8 19 16 21 10 25 12 4 12 28 181 計 の 他 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 1 6 3 1 1 1 0 1 2 18 計 1,385 1,137 1,172 1,124 1,120 1,231 1,219 1,303 1,128 1,169 1,117 1,235 14,340 救 助 の 概 況 平成27年中の救助出動件数は 134件で、救助人員は80人であり、前年と比較すると 出動件数は7件、救助人員は1人の増加であった。 種別内訳からみると、交通事故が全体の35%にあたる47件を占め、続いて建物等に よる事故が41件(31%)となっている。(第1表) 【救助出動状況】 (第1表) 比 区 救 分 助 救 種 平 成 27 年 平 成 26 年 較 (A) 出 動 助 件 人 火 建 災 建 物 以 (B) 比 較 過去10年平均 (A)−(B) (C) 比 較 (A)−(C) 数 134 127 7 182 △ 48 員 80 79 1 80 0 物 2 9 △ 7 40 △ 38 外 2 1 1 14 △ 12 交 通 事 故 47 44 3 54 △ 7 別 水 難 事 故 5 5 0 5 0 風 水 害等 自然 災害 事故 0 0 0 3 △ 3 機 械 に よ る 事 故 2 4 △ 2 5 △ 3 内 建物 等に よる 事 故 41 35 6 21 20 ガス 及び 酸欠 事 故 7 2 5 2 5 破 故 0 0 0 0 0 事 故 28 27 1 38 △ 10 訳 そ 備考 裂 の 他 事 の △印は、減を示す。 7 月 別 救 助 出 動 状 況 月別出動件数は、1か月の平均は約11件であり、1月が19件と最も多く、3月は5 件と最も少なかった。(第2表) 【月別救助出動状況】 種別 火 災 建 建 (第2表) 交 水 風 水 害 通 難 等 物 以 物 害 故 外 故 械 物 ス 等 及 に び よ 酸 る 欠 事 事 事 故 故 故 る 災 事 月別 ガ よ 然 事 建 に 自 事 機 故 破 そ 合 の 裂 他 の 事 事 故 故 計 1月 0 0 7 2 0 0 5 1 0 4 19 2月 0 0 4 0 0 0 6 1 0 0 11 3月 0 1 1 0 0 0 1 1 0 1 5 4月 0 0 6 0 0 0 7 0 0 0 13 5月 0 0 3 0 0 0 1 1 0 3 8 6月 0 0 7 0 0 0 6 0 0 1 14 7月 1 0 1 2 0 0 2 0 0 2 8 8月 0 0 2 1 0 1 6 1 0 3 14 9月 0 0 3 0 0 1 1 1 0 1 7 10月 0 0 4 0 0 0 2 1 0 6 13 11月 0 0 3 0 0 0 3 0 0 4 10 12月 1 1 6 0 0 0 1 0 0 3 12 合計 2 2 47 5 0 2 41 7 0 28 134 8
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