保健だより 6月

保健だより
6月
2016. 6. 16
保 健 室
梅雨でじめじめした日が多く、また、梅雨の合間の晴れた日は気温が高くなり、大変過
ごしにくい毎日ですが、皆さんは体調を崩したりしていませんか。温度、湿度が高くなる
ことで、熱中症や食中毒の心配も出てきます。規則正しい生活をするとともに、うがい手
洗い等もきちんと実行して、健康で安全な毎日を過ごしましょう。
眼科検診を終えて・・・
問診票からの抽出による検診対象者に、学校眼科医の井上先生に眼科検診を実施してい
ただきました。検診対象者は、1年生23名、2年生22名、3年生29名、計74名で
した。検診の結果では、アレルギー性結膜炎や、ドライアイ、逆まつげなどを指摘してい
ただきました。
また、コンタクトレンズの使用について、次のような指導をいただきました。
① コ ン タ ク ト レ ン ズ の 定 期 検 診 を し っ か り と 行 う こ と 。( 年 に 3 、4 回 は 眼 科 受 診 )
②コンタクトレンズの汚れは、アレルギー性結膜炎を起こしやすいので、清潔に
すること。特に、2週間や1か月使えるコンタクトレンズを使用している人は
きちんと手入れをすること。
③コンタクトレンズの使用でドライアイを起こしやすい。
※ コ ン タ ク ト レ ン ズ を 使 用 し て い る 人 は 、注 意 し ま し ょ う 。
視力が低下している人や、現在使用している眼鏡が見えにくくなっている人は、一度、
眼 科 を 受 診 す る よ う に し ま し ょ う 。直 接 、眼 鏡 屋 さ ん に 行 っ て 購 入 す る 方 法 も あ り ま す が 、
視力低下の原因、程度等を眼科で診てもらってから眼鏡を作ることが望ましいそうです。
宇和高生の口の中の実態
宇和高生の口の中の実態をクラスごとにまとめたものです。あなたのクラスの実態はど
うでしょう。病院に行くように用紙を受け取っている人は、早めに受診しましょう。これ
から、クラスごとの受診率も知らせていきたいと思っています。
う歯あり
歯垢の付着あり 歯肉の炎症あり 受診勧告率
う歯なし
治療した歯もなし
11R
(23 人 )
12R
(26 人 )
13R
(27 人 )
21R
(33 人 )
22R
(32 人 )
23R
(32 人 )
31R
(28 人 )
32R
(27 人 )
33R
(27 人 )
3 0 .4 %
(7人)
3 0 .8 %
(8人)
2 2 .2 %
(6人)
3 3 .3 %
(11人)
6 .3
3%
(2 人 )
3 1 .3 %
(10人)
5 3 .6 %
(15人)
4 4 .4 %
(12人)
3 3 .3 %
(9 人 )
0%
(0人)
1 1 .5
5%
(3人)
2 2 .2
2%
(6人)
2 1 .2
2%
(7人)
1 5 .6
6%
(5人)
9 .4
4%
(3人)
2 1 .4
4%
(6人)
3 7 .0
0%
(10人)
3 .7
7%
(1人)
2 1 .7 %
(5人)
2 6 .9
9%
(7人)
3 7 .0
0%
(10人)
4 2 .4
4%
(14人)
2 5 .0
0%
(8人)
2 1 .9
9%
(7人)
5 7 .1
1%
(16人)
5 1 .9
9%
(15人)
1 8 .5
5%
(5人)
-1-
3 4 .8
8%
(8人)
3 0 .8
8%
(8人)
2 9 .6
6%
(8人)
3 9 .4
4%
(13人)
6 .3
3%
(2人)
3 1 .3
3%
(10人)
5 7 .1
1%
(16人)
5 5 .6
6%
(15人)
3 7 .0
0%
(10人)
3 0 .4
4%
(7人)
3 8 .5
5%
(10人)
5 5 .6
6%
(15人)
1 8 .2
2%
(6人)
5 6 .3
3%
(18人)
1 8 .8
8%
(6人)
2 5 .0
0%
(7人)
3 3 .3
3%
(9人)
1 8 .5
5%
(5人)
し よ ね つ じゆん
か
今から始めよう!暑熱 順 化
暑さに体を慣らし、夏の暑さに耐えられる体をつくることを「暑熱順化」と言います。
順化すると汗腺の働きがよくなり、汗をかいたときに汗腺で塩分が再吸収される機能が
高まります。そのため、塩分が少なく蒸発しやすいサラサラした汗になり、効果的に体
を冷やせます。
この時季は、体がまだ暑さに慣れていない状態なので、梅雨の晴れ間や梅雨明けに気温
が急に上がったとき、熱中症になりやすく、注意が必要なのはそのためです。
暑熱順化を早めにすすめるために
①軽い運動等で体を動かし、汗をかく。
②冷房の設定温度を高めにし、涼しい時間帯は外気を取り入れる。
③半身浴で汗をかく。
( 38 度 ~ 40 度 の お 湯 に 半 身 だ け 浸 か り 、10 分 く ら い す る と じ わ ー っ と 汗 が 出 て き ま す 。)
熱中症についても知っておこう!
ダニによる感染症に注意
蚊媒介感染症に注意!
マダニは、森林や草地等の屋外に
消息しているので、山や草むらに入
るときには、長袖・長ズボン・帽子
等を着用し、肌を露出しないように
しましょう。
重 症 熱 性 血 小 板 減 少 症 候 群 ( SFTS)
)
・マダニに咬まれて6日~2週間後
に発症
・発熱、嘔吐、下痢、腹痛
等が症状で重症化し死亡
することもあります。
・マダニの刺し口が見つか
らないこともあります。
マダニに咬まれたら
・痛みや痒みは少なく、気付かない
こともあります。
・吸血中のマダニに気付いたら、手
でつぶしたり、無理に引き抜いた
りせず、医療機関で処置しましょ
う。
・野山に出かけた後に熱等の症状が
出たら、速やかに医療機関を受診
してください。
蚊媒介感染症は、ウイルスを保有す
るヒトスジシマカ等の媒介蚊に刺され
ることで発症し、デング熱やジカウイ
ルス感染症等が該当します。
デング熱
・蚊に刺されてから3~7日
(最大2~14日)の潜伏期間
・急激な発熱で発症し、発熱、発疹、
頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐等の
症状が現れます。
・1週間程度で回復しますが、ごく
まれに重症化することがあります。
デング熱を予防するために
・ 蚊 の 活 動 時 期 で あ る 5 月 中 旬 か ら 10
月下旬は、蚊対策をしっかり行う。
やぶや生け垣、庭木等の剪定や草刈
りを行い、風通しや日当たりを良く
して、蚊の潜伏場所をなくしましょ
う。
・蚊の多い場所に行くときは、長袖・
長ズボン等を着用し、裸足でのサン
ダル履きは避け、肌を露出しないよ
うにしましょう。
-2-