柳井市水道料金窓口業務等包括業務委託公募型プロポーザル実施要領 1 業務の目的 この要領は、柳井市水道料金窓口業務等包括業務委託(以下「委託業務」という。)について、 『地域とともに 未来に残そう 安心で安定した 柳井の水道』を基本理念に、柳井市水道事業 の一層の効率的運営を図り、適切な市民サービスの提供ができる民間事業者を、プロポーザル方 式により選定し契約するために、必要な手続について定めることを目的とする。 2 業務の概要 (1)委託業務名 柳井市水道料金窓口業務等包括業務 (2)委託業務内容 開閉栓業務、水道メーター検針業務、料金請求業務、収納業務、料金滞納整 理業務、窓口業務、その他関連する業務 (3)委託業務期間 契約日から平成34年3月31日まで (準備期間を含むため、契約は平成28年9月中を予定している。) (4)委託業務仕様 別紙「柳井市水道料金窓口業務等包括業務委託基本仕様書」及び「柳井市水 道料金窓口業務等包括業務委託実務仕様書」のとおり (5)委託対象区域 柳井市水道事業の設置等に関する条例(平成17年柳井市条例第164号) 第2条第2項及び柳井市簡易水道条例(平成17年柳井市条例第167号) 第3条に定める給水区域内並びに柳井市の指定する区域とする。 (6)業務開始日 平成29年4月1日から (準備期間として契約日から平成29年3月31日までを予定) (7)委託料支払 平成29年4月1日分からの支払とする。 (8)委託業務の提案見積限度額 総額 232,200,000円(消費税及び地方消費税を含む。)提案見積 金額は、この限度額を超えてはならないものとする。なお、この金額は、契 約金額を示すものではない。 3 プロポーザル参加資格要件 本プロポーザルに参加できる者は、次に掲げる要件のいずれにも該当する者とする。 (1)地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に該当しないこと。 (2)本プロポーザルへの参加表明書提出時点で、会社法(平成17年法律第86号)第475条 又は第644号の規定に基づく清算の開始、破産法(平成16年法律第75号)第18条第1 項若しくは第19条第1項の規定に基づく破産手続きの申立て、会社更生法(平成14年法律 第154号)第17条の規定に基づく更生手続開始の申立て又は民事再生法(平成11年法律 第225号)第21条の規定に基づく再生手続きの申立てがなされた者(会社更生法又は民事 再生法の規定に基づく更生手続き開始又は再生手続き開始の決定日以降を審査基準日とする経 営事項審査を受け更生計画又は再生計画の認可の決定が確定した者を除く。)でないこと。 (3)暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第2号に 規定する団体(以下「暴力団」という。)又は同法第2条第6号に規定する者又は暴力団の構成 1 員ではないが、暴力団と関係を持ちながら、その組織の威力を背景として暴力的不法行為等を 行う者及び暴力団に資金や武器を配給するなどして、その組織の維持、運営に協力し若しくは 関与する者でないこと。 (4)平成23年以降に元請として、給水戸数1万戸以上の水道事業者の発注する検針業務及び水 道料金徴収業務の受注実績(類似業務を含む。)を1件以上有すること。なお、受注を証明でき る書類の提出が用意できること。 (5)常時雇用関係があり、かつ水道料金窓口業務等包括業務について、過去に相当の経験を有し、 十分な知識と判断力を備えた業務統括責任者及び業務統括副責任者を配置できること。 (6)参加形態は単独企業であること。 4 参加の手続 本プロポーザルに参加を希望する者は、申込期間内に参加表明書(様式1)に必要書類を添付 の上、提出すること。なお、必要書類等は柳井市ホームページからダウンロードすること。 ただし、ホームページから入手が困難の者については(1)で交付する。 (1)事務局 ① 担当部署 柳井市上下水道部水道課 郵便番号 742-8714 住 所 柳井市南町一丁目10番2号 電 話 0820-22-2111 FAX 0820-23-5699 H http://www.city-yanai.jp P 電子メール [email protected] (2)参加表明書等の提出期間及び提出場所 ① 提出期間 平成28年6月24日(金)午前8時30分から6月30日(木)午後5時 15分まで ② 提出場所 ③ 提出書類 事務局 ア 参加表明書(様式1) イ 会社概要関係書類(資本金、所在地、業務内容、社歴等が確認できるもの) ウ 財務状況(直近2か年の各会計年度における決算関係書類、貸借対照表及び損益計算書 含む。) エ 労働条件関係書類(就業規則、労働基準法(昭和22年法律第49号)第36条の時間 外及び休日労働に関する協定書) オ 委託業務受託実績証明書(様式2) カ 配置予定の業務統括責任者の有資格及び経歴 キ 業務実績に記載した業務に係る契約書の写し及び業務内容が確認できる書類(仕様書の 写し等) ④ 提出方法 持参(提出期間内必着のこと。) なお、受付時間は柳井市の休日を定める条例(平成17年柳井市条例第2号)に定める休 日を除く午前8時30分から午後5時15分までとする。 2 5 参加資格者の選定 (1)柳井市水道料金窓口業務等包括業務委託業者選定委員会(以下「選定委員会」という。)によ り、提出された参加表明書等の審査を行い、提案書の提出者を最大3者選定する。 (2)業務提案書の提出者を選定するための基準は次のとおりとする。 ① 他の地方自治体での委託業務の受託実績 ② 財務状況等 ③ 配置予定の業務統括責任者の資格、経歴 ④ 提出書類に基づく内容 ⑤ その他選定委員会が必要と認めるもの (3)選定の結果については、応募した者全ての者に文書で通知する。 6 参加資格の通知 本プロポーザルへの参加資格を認めた者に対し、適合通知書により平成28年7月6日(水) までに通知する。なお、この適合通知書を受けた者には業務提案書作成に係る参考資料を配布す るが、この参考資料については業務提案書作成の目的のみに使用を許可するもので、他目的への 使用流用等は一切禁止する。 7 本実施要領、仕様書及び参考資料の内容についての質問の提出及び回答 ① 提出期間 平成28年7月7日(木)午前8時30分から7月12日(火)午後5時15分 まで ② 提出場所 事務局 ③ 提出方法 仕様内容質問書(様式3)により、ファクス又は電子メールによる。 (いずれの方 法も提出期間内必着のこと。) ④ 回答期限 平成28年7月15日(金) ⑤ その他 質問のあった内容に対する回答については、電話及び口頭による個別の対応は行 わないものとし、全ての参加事業者に対しファクス又は電子メールにより行うも のとする。 8 業務提案書の作成要領及び提出方法 (1)業務提案書の提出部数及び様式等 ① 提出部数 原本1部及び副本9部(原本は押印し、副本は押印したものの写しで可とする。) なお、本プロポーザルは、委託業務における具体的な取組方法について提案を求めるもの であり、成果の一部を求めるものではない。また、本実施要領において記載した事項以外の 内容を含む業務提案書については、提案を無効とする場合があるので注意すること。 ② A4版縦長横書きを原則とし、文字サイズは10.5ポイント以上とする。ただし、図表 に使用する文字はこの限りではない。 ③ 表紙、目次を除く各ページにはページ番号を記入すること。 ④ 会社概要のパンフレットを添付の場合は最小限に留めること。 3 (2)提出見積書 提出見積書には、各年度の積算内容書を添付し、業務提案書とは別に厳重に封印の上、1部 提出すること。 (3)提出方法 ① 提出期間 平成28年8月12日(金)午前8時30分から8月22日(月)午後5時 15分まで ② 提出場所 事務局 ③ 提出方法 持参(提出期間内必着のこと。) なお、受付時間は柳井市の休日を定める条例に定める休日を除く午前8時30分から午後 5時15分までとする。 9 業務提案内容の評価項目 評価項目 (1)会社内容に関する事項 ① 会社概要及び財務状況 ② 委託業務の受託実績 (2)業務体制 ① 業務体制及び業務執行計画 ② 地域貢献(地元雇用等)に対する考え方 (3)業務履行方法 ① 開閉栓業務に対する考え方 ② 水道メーター検針業務に対する考え方 ③ 料金請求業務に対する考え方 ④ 収納業務に対する考え方 ⑤ 料金滞納整理業務に対する考え方 ⑥ 窓口業務に対する考え方 ⑦ その他関連する業務に対する考え方 (4)個人情報及び危機管理 ① 個人情報保護に対する考え方 ② 防災、災害及び緊急時等危機管理に対する考え方 10 (5)その他業務提案 ① その他業務提案 (6)提案見積金額 ① 提案見積金額 業務提案書の内容 業務提案書には、次の項目について記載すること。 (1)会社内容に関する事項 ① 会社概要及び財務状況 会社の規模及び経営状況を総合的に判断するとともに、労働関係法令の遵守、社会保険の 適正な加入等、社会的責務を果たし将来にわたり安定して業務を行い得る経営基盤であるか。 ② 委託業務の受託実績 委託業務内容と同種又は類似業務の受託実績について、どの程度有しているのか。 (2)業務体制 ① 業務体制及び業務執行計画 4 次の項目を重視し、総合的に優れたと判断される者を重視して評価する。 ア 委託業務場所における人員の配置計画、指揮命令系統等について、役割、業務の配置予 定者数などの組織・人員配置図を任意様式で示すこと。 イ 業務統括責任者及び業務統括副責任者について、豊富な経験に基づく十分な知識と判断 力を備えている者を配置できるか。(経験・資格等を具体的に記載すること。) ウ 配置予定の全従業員数のうち、社員として雇用する人数の割合を具体的に示すこと。 (社員には、社会保険加入対象とならない社員や派遣社員及びパート従業員は該当し ない。) エ 急な欠員が発生した場合、即座に適切に対応できる人員体制がどのように取れるか。 オ 契約締結から業務開始までの準備期間について、どのような移行体制・移行計画・スケ ジュールを予定しているか。 カ 法的な対応が必要となった場合に、受託者としてどのような対応が取れるか。 キ 業務従事者への教育及び定期的な研修等をどのように考えているのか。 ② 地域貢献(地元雇用等)に対する考え方 ア 配置予定の全従業員のうち、地元で確保することを予定している人数の割合を具体的に 記載すること。 イ 現在、柳井市で委託している検針員等の雇用の考え方 (3)業務履行方法 ① 開閉栓業務に対する考え方 次の項目を重視する。 ア 開閉栓業務に、どのような人員、人材を配置するのか。 イ 繁忙期における体制について、どのように対応するのか。 ウ 未届け使用に対して、どのような対応をするのか。 エ 開閉栓時に発見した漏水に対して、どのような対応をするのか。 オ 業務日及び業務時間以外の対応について、どのように考えているのか。 カ 当該業務の改善又は効率化に対し、どのような優れた提案があるのか。 ② 水道メーター検針業務に対する考え方 次の項目を重視する。 ア 検針員の配置人員数及び経験年数の考え方について イ 検針員指導員の配置人員数及び能力の考え方について ウ 1人でのメーター検針が困難な場所(現在は職員で対応)については、どのような対応 をするのか。 エ 検針異常水量(水量の大幅増減)に対して、再調査も含めてどのような対応をするのか。 オ 検針不能の場合にどのような対応をするのか。 カ 検針員への応援体制はどのように考えているのか。 キ 誤検針防止対策をどのように考えているのか。また、誤検針があった場合にどのような 対応をするのか。 ク 漏水等の相談や異常水量に関する苦情等にどのように対応するのか。 ケ 平郡地域における体制はどのようにするのか。 コ 業務日及び業務時間以外の対応についてどのように考えているのか。 5 サ ③ 当該業務の改善又は効率化に対し、どのような優れた提案があるのか。 料金請求業務に対する考え方 次の項目を重視する。 ア 料金請求業務に、どのような人員、人材を配置するのか。 イ 無届移転等の利用者に対してどのように対策をするのか。 ウ 料金算定、請求事務の実績はあるか。誤調定や調定漏れ、二重請求等をどのように防ぐ か。また、誤請求があった場合にどのような対応をするのか。 エ 口座振替及び臨時口座振替にどのように対応するのか。 オ 当該業務の改善又は効率化に対し、どのような優れた提案があるのか。 ④ 収納業務に対する考え方 次の項目を重視する。 ア 収納業務に、どのような人員、人材を配置するのか。 イ 現行収納率の確保及び向上にどのような対策をするのか。 ウ コンビニ収納に対応したことはあるのか。 エ 当該業務の改善又は効率化に対し、どのような優れた提案があるのか。 ⑤ 料金滞納整理業務に対する考え方 次の項目を重視する。 ア 料金滞納整理業務に、どのような人員、人材を配置するのか。 イ 料金滞納整理業務の履行状況の確認は、誰がどのように行うのか。 ウ 苦情、不当要求等に関してどのような対応をするのか。 エ 無届により転出した未納者への対応はどうするのか。 オ 未納者との面談、納付交渉、納付約束などの記録に関する取扱いや管理方法等について はどのように考えているのか。 カ 給水停止はどのような体制で行うのか。 キ 給水停止後、その未納者に対してどのような対応をするのか。 ク 慢性的な納付遅延にはどのような対応をするのか。 ケ 平郡地域はどのような対応をするのか。 コ 業務日及び業務時間以外の対応についてどのように考えているのか。 サ 当該業務の改善又は効率化に対し、どのような優れた提案があるのか。 ⑥ 窓口業務に対する考え方 次の項目を重視する。 ア 窓口業務(料金収納)に、どのような人員、人材を配置するのか。 イ 窓口業務及び電話対応でのお客様サービス向上について、具体的にどのような取組がで きるのか。また、苦情等に対して、どのような対応をするのか。 ウ 適正な現金の収納及び管理方法(閉庁時も含む。)について、どのような対策をするのか。 エ 当該業務の改善又は効率化に対し、どのような優れた提案があるのか。 ⑦ その他関連する業務に対する考え方 次の項目を重視する。 ア 返送郵便物の調査はどのように対応するのか。 イ 当該業務の改善又は効率化に対し、どのような優れた提案があるのか。 6 (4)個人情報及び危機管理 ① 個人情報保護に対する考え方 次の項目を重視する。 ア 情報セキュリティに関する考え方や個人情報の管理体制・方法はどのような対策をする のか。 イ 委託業務の従事者に対し、情報セキュリティに関する指導・研修をどのように行うのか。 ウ 過去に発生した情報漏洩の事例とその際の対応方法について具体的に記載すること。 ② 防災、災害及び緊急時等危機管理に対する考え方 次の項目を重視する。 ア 地震、火災等の災害に備えた防災対策及び災害が発生した場合を想定した対策はあるの か。 イ 業務中の事故、盗難等による個人情報流出などの緊急事態に対して適正な対応がとれる のか。 ウ 大規模な漏水、断水が発生した場合、本市に対してどのような支援・協力ができるのか。 エ 地震等の災害が発生した場合、本市に対してどのような支援・協力ができるのか。 (5)その他業務提案 その他の業務提案について、お客様サービスの充実につながる、実現可能な具体的な企画・ 提案を高く評価する。 (6)提案見積金額 8(2)のとおりとする。 11 ヒアリングの実施について 提出された業務提案書に関し、次のとおり選定委員会によるヒアリングを実施する。 (1)ヒアリングは、平成28年8月25日(木)から8月31日(水)の間を予定している。な お、詳細については、別途業務提案書提出者に通知する。 (2)ヒアリングの出席者は5名以内とし、本業務に配置予定の業務統括責任者も含めて、業務提 案書の内容を熟知している者とすること。また、ヒアリング実施前に出席者の役職及び氏名を 事務局に1部提出すること。 (3)ヒアリングは、質疑を除いて1社当たり20分以内とする。 (4)説明は、提出された業務提案書に沿って行うこととし、プロジェクターの使用も可とする。 なお、資料の追加は認めない。 (5)説明に使用するプロジェクター及びスクリーンは本市で用意することとし、コンピューター は説明者が用意すること。 12 審査方法について 評価については、業務提案内容の評価項目に従って選定委員会で審査を行い、評価基準総合点 が最も高い者を、受託候補者として選定する。 13 審査結果の通知について 受託候補者の選定結果は、参加事業者へ文書で通知する。また、文書発送後、柳井市ホームペ 7 ージで公表する。なお、電話及びメールによる問い合わせには応じない。 14 本業務に係る契約の条件等について 業務提案書の内容を基本として、柳井市長と受託候補者との協議により定められるため、業務 提案書等は確実に実現できる範囲で記載すること。 15 参加者の失格 (1)参加事業者の提出書類、参加資格等に瑕疵があることが判明した場合、又は提出書類を提出 期間内に提出しなかった場合 (2)本プロポーザルの実施において、公正な執行を妨げ、又は公正な価格の成立を妨害し、若し くは、不正の利益を得るために連合するなどした場合 (3)柳井市水道事業会計規程(平成17年水道事業管理規程第13号)及び関係法令等に違反し た場合 (4)その他柳井市水道課職員の指示に従わない場合 16 その他留意事項 (1)業務内容についての詳細は本実施要領によるものとし、説明会は行わないものとする。 (2)本プロポーザルへの参加に関して要した一切の費用は、参加者の負担とする。 (3)提出書類の著作権は、作成者(参加者)に帰属する。ただし、柳井市が本プロポーザルに関 する報告、公表等のために必要な場合は、作成者の承諾を得ずにその内容を無償で使用できる ものとする。また、本プロポーザルにより決定した契約業者の提案書等は、柳井市と事業者の 共通の仕様書として、その必要の範囲内において無償で使用できるものとする。 (4)本プロポーザルは書面による申出により、辞退をすることができる。 (5)提出された提案書等は返却しない。 17 今後の日程 項目 日程等 1 案件公表 平成28年6月17日~平成28年6月23日 2 参加申出期間 平成28年6月24日~平成28年6月30日 3 参加者の決定及び通知 4 質疑書の提出期間 平成28年7月7日~平成28年7月12日 5 質疑に関する回答 平成28年7月15日 6 提案書等の提出期間 平成28年8月12日~平成28年8月22日 7 ヒアリング 平成28年8月25日~平成28年8月31日の間 8 審査結果の公表 平成28年8月下旬以降 9 契約 平成28年9月 10 業務引継期間 平成28年10月1日~平成29年3月31日 11 業務開始日 平成29年4月1日 平成28年7月6日 ※通知書及び提案実施参考資料送付 8
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