Press Release

Press Release
2016年6月14日
東芝ホームテクノ株式会社
スリムな奥行きで設置性を高めたオーブンレンジ「石窯ドーム」の発売について
-容量30L以上のオーブンレンジにおいて、奥行きが業界最小注1-
当社は、過熱水蒸気オーブンレンジの新製品として、石窯ドーム「ER-PD7000」を8月
上旬から発売します。
新製品の奥行き寸法は、総庫内容量注230L以上のオーブンレンジにおいて業界最小注1の39.9
㎝です。ハンドルを含めても奥行き寸法は44.2㎝のため、レンジ台の奥行きモジュール寸法45
㎝に納まります。庫内も、幅と高さを広くとった「ワイド&フラット」構造です(間口41.5㎝、
中央部の最大高さ24.1㎝)。
ハンドルを含む奥行き
51.4㎝
奥行き46.5cm
ハンドルを含む奥行き
44.2cm
奥行き39.9cm
45cmレンジ台
45cmレンジ台
従来機種(ER-ND500) 新製品 ER-PD7000 キッチンボード(奥行き45㎝)
レンジ台の奥行きモジュール寸法45㎝に納まる
に納まり、扉が閉められる
また、オーブン調理において、熱風循環を促進するために、
「石窯ドーム構造」の庫内の四隅を
従来よりも丸くするなどの新しい設計を取り入れた「石窯ドームシステム」を採用しています。業界
最高注3350℃注4の高温、200℃まで約5分の早い予熱、焼きムラを抑える横に広い「ワイド熱
風」により、パン、お菓子・ケーキ、お惣菜の焼き上げに適しています。
手前の四隅に丸みを持たせ熱風循環を
促進した「石窯ドームシステム」
「高精度ダブル赤外線センサー」
さらに、レンジ調理において、2つのセンサーを組み合わせた「高精度ダブル赤外線センサー」を
新搭載しました。庫内の中央部分を固定して連続的に検知する「センター赤外線センサー」に、
8つ目赤外線センサーをスイングさせて庫内の1,024注5ヵ所を細かく検知する「1024ポイ
ント赤外線センサー」を組み合わせることで、きめ細かいレンジ加熱が可能になります。そのため、
約50g の小容量から600g までの容量に適した解凍ができます。加えて、450の自動調理メニ
ュー注6が簡単に選べる「カラータッチ液晶」も新搭載しています。
他に、いずれも奥行き寸法が39.9㎝で、大型ホワイトバックライト液晶採用の石窯ドーム
「ER-PD5000」を9月上旬から、オーブン温度300℃注7の石窯ドーム「ER-PD30
00」を8月下旬から発売します。
新製品の概要
形 名
総庫内
容量注2
色
30L
(W)グランホワイト
(R)グランレッド
ER-PD7000
ER-PD5000
ER-PD3000
価格
オープン
発売時期
目標月産台数
8月上旬
5千台
9月上旬
3千台
8月下旬
8千台
開発の背景と狙い
2016年度のオーブンレンジの国内需要は、台数で約250万台を見込んでいます(当社調べ)。
石窯料理のおいしさは、「高温ですばやく表面を焼き上げ、食材のうまみと水分を閉じ込めて焼き上
げる」ことです。当社はこの石窯のおいしさを目指して、「高温、短時間予熱、焼きムラ低減」を向
上してきました。しかし、オーブンレンジの高機能化・大容量化は、外形寸法の大型化を招き、買い
替え時に、現在の設置場所に置けないという不満が生じることが分かりました(当社調べ)。そのため、
高機能・大容量のオーブンレンジでありながら、買い替え時に設置場所が理由で諦めずに済む新製品
を商品化し、発売します。
新製品の主な特長(ER-PD7000)
1.業界最小注139.9㎝の奥行き寸法で、奥行き45㎝のレンジ台に納まる
新製品は、熱風ファン駆動用モーターの配置を製品背面から製品下部に変更し、さらにファンの
回転方式をベルト駆動にすることで、総庫内容量注230Lを確保しながら製品奥行きを業界最小注1
の39.9㎝にしています。また、ハンドルを含めた製品奥行きも44.2㎝のため、一般的なモジ
ュール寸法である奥行き45cmのレンジ台に置いても、ハンドルが邪魔にならない大きさです。新
製品の床面積は、当社8年前の21Lオーブンレンジとほぼ同じです。買い替え時は、同じ場所に置
ける上、容量増が図れます。さらに、背面と左右の壁面は壁にピッタリ付けて設置できます(上方の
み10㎝の隙間が必要です)。
床面積
0.196㎡
奥行き
40.8cm
幅48cm
床面積
0.199㎡
奥行き
39.9㎝
幅49.8cm
総庫内容積21L
総庫内容積30L
2008年機種(ER-F6)
新製品(ER-PD7000)
2.業界最高注3350℃注4のオーブン調理「石窯ドームシステム」
オーブン調理では、庫内に熱風をすばやく循環させる湾曲天井の石窯ドーム構造の「石窯ドームシ
ステム」を搭載しています。これに、ワイド庫内のすみずみまで熱風を行き渡らせるため、従来機種
比で約1.5倍横に長い注8「上下2段の横ワイド熱風」と、四隅も丸くすることで熱風循環を促進
する「ラウンド石窯ドーム構造」を新採用しました。また、庫内のセラミックコーティングによる遠
赤外線「庫内まるごと遠赤」注9により、業界最高注3350℃注4の高温調理と、200℃まで約5分
で予熱できます。さらに、周囲にスリットを設けた「遠赤包み焼き角皿」は、上下2段の調理でも、
熱風が庫内上下に循環するため、食品を前後左右から包み込んで焼き上げます。
横ワイド熱風
ラウンド石窯ドーム構造
庫内まるごと遠赤
オーブン250℃
(予熱なし)
オーブン350℃
(予熱なし)
新製品
ER-PD7000
当社従来機種
ER-ND100
冷凍クロワッサンの焼き上がり比較(14分30秒)
3.「高精度ダブル赤外線センサー」で少量解凍、スピード解凍に対応
レンジ調理では、2つのセンサーを組み合わせた「高精度ダブル赤外線センサー」を新搭載しまし
た。スイングする8つ目赤外線センサーで庫内の1,024注5ヵ所を細かく検知する「1024ポ
イント赤外線センサー」と、庫内の中央部分を連続的に検知する「センター赤外線センサー」を組み
合わせることで、小分け冷凍・少量解凍、すばやく解凍する「3つの解凍」などが可能になります。
「3つの解凍」のうち、スチームを使わずお手軽に解凍する「お急ぎ解凍」は、50gから少量解凍
できます。さらに、薄切り肉がはがせるくらいに解凍する「スチーム全解凍」は、100gの薄切り豚
もも肉の解凍を当社従来機種のおよそ半分注10の時間(約7分)で行います。
中央を固定・連続して検知する
広い範囲を移動して検知する
「センター赤外線センサー」
「1024ポイント赤外線センサー」
「高精度ダブル赤外線センサー」(イメージ)
4.少ない給水で効率よく蒸し上げる新方式の「蒸し調理」
スチーム調理では、庫内温度の上昇に合わせスチーム発生量を増加させることで、従来機種より少
ない給水量注11で蒸し調理ができる新制御(
「石窯スチームコントロール」
)を新搭載しました。庫内
温度が低い加熱開始直後は、スチームを減らして庫内の結露を抑え、庫内の温度上昇に応じてスチー
ムの発生量を増やしています。蒸しの性能を損なうことなく、庫内の結露を抑え、調理終了後に水受
けにたまる水の量も少なくします。また、スチームを利用した新制御により、「カラッとあたため」
では、スチームでフライ等のお惣菜の表面をカラッとさせたり、さらに、スチームを利用することで、
表面をサクッと中はふっくら焼き上げる「スチームトースト」を新搭載しました。
「石窯スチームコントロール」
「スチームトースト」
5.450の自動調理メニュー注6が選べるカラータッチ液晶
調理、設定、お手入れが簡単に選べる4.3インチの「カラータッチ液晶」を、当社30L以上
のオーブンレンジで初めて搭載しました。約6㎜の文字高さを標準文字サイズとし、横長の画面に、
横幅70×高さ35㎜の大きな料理画像を表示できます。料理画像を見ながら、メニューを決めて
開始すれば、面倒な時間、温度の設定はすべてお任せで調理できます。自動メニューの選び方は、
「お料理選択」
、
「食材」
、
「メニュー番号」、「50音」、「献立選び」、「レシピ付きメニュー」の6通
りから選択できます。自動調理450メニュー(焼き物96メニュー、ノンフライ17メニュー、同
時調理19メニュー、蒸し物・煮物55メニュー、スピードメニュー63メニュー、パン100メ
ニュー、スイーツ100メニュー)の中には、付属の深皿を使った53メニュー、料理教室のABC
クッキングスタジオと共同開発した42メニューが含まれています。
また、付属のレシピ集には、ABCクッキングスタジオと共同開発した食物繊維が豊富な食材を
使ったレシピ等健康レシピ9レシピを掲載しています。
良く使うメニューの「毎日1」
450自動メニューが選べる「料理集」
6.お手入れが簡単な「とれちゃうコート」
庫内(扉部と底面を除く)と角皿注12は微細な粒子のセラミックコーティング(「とれちゃうコー
ト」)、により、調理後の庫内に付いた調味料汚れや、油脂汚れなどは簡単に拭いて落とすことがで
きます。さらに、スチームで汚れを浮かす機能(「手間なしお手入れ」オート)があり、角皿注12もセ
ラミックコーティングにより、オーブンシートなしでも食材がこびりつきにくくなっています。
「とれちゃうコート」
従来コーティング
2010年機種
ER-HD500
パンを焼いた後の角皿の跡残りの違い
天井も四隅も拭きやすい
7.使いやすい便利な機能
新製品は、庫内が見やすいように「2段LED庫内灯」を新搭載しました。また、扉は、
「ガラス
トップデザイン」と、大きな音を立てず、スムーズに閉まる「スマートダンパー扉」を新採用しました。
「2段LED庫内灯」
「ガラストップデザイン」
スマートダンパー扉
8.環境への配慮
新製品は、待機時の消費電力はゼロで、省エネ基準達成率は108%注13です。また、電子ユニッ
トの基板には鉛はんだを一切使用しないなど、環境に有害な物質の使用を控え、J-Moss注14に
対応しています。省エネのため、調理終了後、扉を開けてから2分後に自動で電源が切れる「オート
パワーOFF」の機能を採用しています。
注1 2016年6月1日現在 国内家庭用オーブンレンジ 総庫内容量30L以上において。
注2 総庫内容量とは、JISの規定に基づいて算出された容量です。
注3 2016年6月1日現在 国内家庭用100Vオーブンレンジにおいて
注4 350℃での運転時間は約5分です。その後は自動的に230℃に切り換わります。温度を260℃以上に設
定したときも自動的に230℃に切り換わります。過熱水蒸気、ハイブリッドで設定できる温度は300℃ま
でです。また、設定温度が350℃のときは予熱温度は300℃になります。
注5 センサスイング一往復で、128ポイント×8(センサー数)
注6 新製品ER-PD7000において、自動あたため(17メニュー)、自動お手入れを除く。
注7 300℃での運転時間は約5分です。その後は自動的に230℃に切り換わります。温度を240℃以上に設
定したときも自動的に230℃に切り換わります。過熱水蒸気で設定できる温度は250℃までです。
また、設定温度が300℃のときは予熱温度は270℃になります。
注8 2015年度モデルER-ND500との開口部の横幅の比較。ER-ND500は、24.7㎝、新製品
ER-PD7000は、39.0㎝。
注9 扉部を除く
注10 2015年度モデルER-ND500の100gの薄切り豚もも肉の解凍時間約13分との比較。
注11 2015年度モデルER-ND500との手作り肉まん調理時の給水量の比較。ER-ND500は、
0.40L、新製品ER-PD7000は、0.31L。
注12「遠赤包み焼き角皿」のみ。
「深皿」はホーロー製。
注13 省エネ法・特定機器「電子レンジ」測定方法による数値です。区分名も同法に基づいています。
注14 J-Moss(日本工業規格JIS C0950)について JIS C0950 :電気・電子機器の特定の
化学物質の含有表示方法
新製品の主な仕様
過熱水蒸気オーブンレンジ
形
名
ER-PD7000
色
レンジ
ER-PD5000
ER-PD3000
(W)グランホワイト、
(R)グランレッド
消費電力
1430W
高周波出力
1000W注15/600W・500W連続/200W・100W相当
センサー
高精度ダブル
赤外線センサー
1024ポイント
赤外線センサー
8つ目
赤外線センサー
加熱方式
熱風コンベクション方式(2段調理可能)
消費電力
1430W
ヒーター出力
1410W
オー
100~250℃、
ブン
100~300、350℃
温度調節範囲
注4
、
発酵(30、35、40、45℃)
スチーム発酵(30、35、40、45℃)
300℃注7、
発酵(30、35、
40、45℃)
スチーム発酵(40℃)
過熱水蒸気
ハイブリッド
100~250℃、300℃注4
グリルヒータ出力
1100W
スチームヒータ出力
注16
低温蒸し
注17
自動メニュー数
付属品
スマートダンパー扉
100~250℃注7
1000W
350W
35℃~95℃
オートのみ
467
153
108
遠赤包み焼き角皿2枚、
遠赤包み焼き角皿
深皿1枚、焼網
2枚、焼網
○
-
外形寸法
幅498×奥行き399(ハンドル含む奥行き44.2㎝)×高さ396㎜
庫内有効寸法
幅394×奥行き314×高さ232㎜
注2
総庫内容量
注13
省エネ達成率
注13
年間消費電力量
注13
区分
30L
108%
104%
67.9kWh/年
70.4kWh/年
F
注15 定格高周波出力1000Wは短時間高出力機能(約5分間)であり、定格連続高周波出力は600Wです。
600Wへは自動的に切り換わります。
注16 温度は庫内下段に角皿を入れ角皿の中心の黒色アルミニウム(擬似負荷)の温度を測定しています。
注17 自動あたためを含み、自動お手入れは除く。
本資料についてのお問い合わせ先:
東芝ライフスタイル株式会社
経営企画部
TEL 044(331)7285
一般のお客様へのご案内先:
東芝生活家電ご相談センター
フリーダイヤル
0120(1048)76