平成27年度決算の概要

平成27年度決算の概要
1. 教育・研究及び医療環境の整備
( 1) [教 育 関 係 ] ① 御 井 学 舎 で は 、 L L 教 室 自 習 室 機 器 の 更 新 を 行 い 、
学 生 が 主 体 的 に 学 習 で き る 環 境 を 整 え ま し た 。御 井 本 館 建 築 事 業( 第 Ⅱ
期工事)は、平成28年9月竣工に向けて順調に進んでいます。
② 医 学 部 で は 、旭 町 学 内 L A N 基 盤 シ ス テ ム の 更 新 を 行 い 、よ り 安 全 で
かつ安定したネットワークシステムを構築しました。
③ 附 設 高 中 校 で は 、情 報 教 室 の シ ス テ ム 更 新 を 行 い 、イ ン タ ー ネ ッ ト 環
境の整備を図りました。
( 2) [研 究 関 係 ]継 続 事 業 で あ る 知 的 財 産 の 創 出 、 取 得 、 管 理 、 活 用 に
つ い て は 、研 究 者 を 支 援 す る リ サ ー チ ・ ア ド ミ ニ ス ト レ ー タ ー の 積 極 的
な 関 与 に よ る 継 続 的 な 学 内 シ ー ズ の 創 出 、企 業 等 と の 共 同 研 究 ・ 受 託 研
究の拡大に取り組みました。
( 3 )[ 医 療 関 係 ] ① 大 学 病 院 で は 、院 内 P H S や 電 子 カ ル テ 端 末 機 等 の
更新を行い、診療環境の整備を図りました。
② 医 療 セ ン タ ー で は 、検 体 検 査 を 自 主 運 営 す る た め に 、臨 床 検 査 室 機 器
の整備を行いました。
2. 財務状況
【事業活動収支の状況】
事 業 活 動 収 入 計 の 5 4 5 億 6 4 0 0 万 円 か ら 、事 業 活 動 支 出 計 の 5 4
1 億 6 8 0 0 万 円 を 差 引 き ま し た 基 本 金 組 入 前 当 年 度 収 支 差 額 は 、3 億
9 6 0 0 万 円( 事 業 活 動 収 入 に 占 め る 比 率 は 0 . 7 3 % )と な り 、補 正 予
算比で12億5800万円の増となりました。
内 訳 と し て 、経 常 的 な 収 支 を 示 す 経 常 収 支 差 額 は 、マ イ ナ ス 9 3 0 0
万 円 と な り 、補 正 予 算 比 で は 1 0 億 4 0 0 万 円 の 増 と な り ま し た 。主 な
増 減 は 、教 育 活 動 収 支 に お け る 寄 付 金 、 付 随 事 業 収 入 、医 療 収 入 等 で 収
入 増 と な り 、人 件 費 、医 療 経 費 を 除 く 教 育 研 究 経 費 、管 理 経 費 で 支 出 減
となりました。
臨 時 的 な 収 支 を 示 す 特 別 収 支 差 額 は 4 億 8 8 0 0 万 円 と な り 、補 正 予
算比で資産売却差額等により2億300万円の増となりました。
基本金組入前当年度収支差額から基本金組入額合計34億9100
万 円 を 差 引 き ま し た 当 年 度 収 支 差 額 は 、3 0 億 9 6 0 0 万 円 の 支 出 超 過
となりました。
以 上 の こ と か ら 、補 正 予 算 比 で 基 本 金 組 入 前 当 年 度 収 支 差 額 は 改 善 し 、
プ ラ ス の 結 果 と な り ま し た が 、本 学 が 経 営 指 標 と し て い ま す「 基 本 金 組
入 前 当 年 度 収 支 差 額 比 率 5 % 確 保 」に 向 け て 、今 後 、更 な る 収 支 構 造 の
改善を図り、基本理念、将来構想の実現に向けて取組んでまいります。
【資金収支の状況】
収 入 の 部 小 計 の 9 0 3 億 8 0 0 万 円 か ら 、支 出 の 部 小 計 の 9 0 1 億 2
500万円を差引きました当年度収支差は、1億8300万円となり、
補正予算比では4億7900万円の増となりました。
補 正 予 算 比 の 主 な 増 減 は 、事 業 活 動 収 支 状 況 に 加 え ま し て 、収 入 の 部
では前受金収入で増となりました。
支 出 の 部 で は 施 設 関 係 支 出 、設 備 関 係 支 出 で 減 と な り ま し た が 、資 産
売却収入と関連のある資産運用支出で増となりました。
ま た 、2 号 基 本 金 及 び 退 職 給 与 引 当 特 定 資 産 は 、補 正 予 算 の 計 画 ど お
り 組 入 れ ま し た 。3 号 基 本 金 は 新 た に 基 金 を 設 立 し 、組 入 れ を 行 い ま し
た。
な お 、翌 年 度 繰 越 支 払 資 金 は 、5 5 億 1 9 0 0 万 円 を 確 保 し て い ま す 。
【貸借対照表の状況】
資 産 の 部 合 計 は 1 1 5 1 億 8 9 0 0 万 円 で 、2 6 年 度 決 算 か ら 1 4 億
9 5 0 0 万 円 減 少 し て い ま す 。一 方 、負 債 の 部 合 計 は 3 0 8 億 7 6 0 0
万 円 と な り 2 6 年 度 決 算 か ら 、1 8 億 9 0 0 0 万 円 減 少 し て い ま す 。基
本金と繰越収支差額を合計しました純資産は843億1300万円と
な り 、2 6 年 度 決 算 か ら 、2 7 年 度 の 基 本 金 組 入 前 当 年 度 収 支 差 額 分 が
増加しています。
本 学 の 貸 借 対 照 表 上 の 財 政 状 況 は 、資 金 力 ・ 負 債 率 等 が 前 年 度 末 よ り
改 善 し て い ま す が 、さ ら な る 健 全 性 に 向 け た 単 年 度 収 支 の 改 善 が 継 続 的
な課題です。
◎ 財 務 書 類 等( 財 産 目 録・貸 借 対 照 表 ・ 収 支 計 算 書 ・事 業 報 告 書・監 査
報告書)の閲覧の請求は、財務部経理課で承ります。