下田市防犯灯 LED 化事業 提案募集要項 平成 28 年6月 下田市地域防災課 1 1.事業の趣旨 下田市(以下「市」という。)では、将来にわたって自然と人が共生できるまちの実現を目 指して、下田市環境基本計画を策定し、省エネルギー対策と新エネルギーの推進、地球温暖化 防止に向けた取組などを掲げ、公共施設における照明の LED 化や一般住宅への太陽光発電シス テムの導入促進を進めている。 本事業は、一般社団法人環境技術普及促進協会が交付する「二酸化炭素排出抑制対策事業費 等補助金」を活用し、市所有の 1,782 灯の防犯灯について、蛍光灯や水銀灯などから LED 照明 へ更新し、財政支出を最小限に抑えつつ、市が目指す低炭素社会の構築を図り、安心・安全な まちづくりを推進していくことを目的としている。 今回、防犯灯を一斉に LED 照明に更新するに当たっての現況調査・調査結果の集計・管理シ ステムの構築・維持管理手法の検討・導入計画の策定・更新工事・リース・維持管理に関する 一括提案を受け、市にとって最も優れていると考えられる提案を選定するため、本事業提案の 募集を行うものである。 なお、事業者の選定に当たっては、公募型プロポーザルを採用し、広く応募者を募るものと し、選定の結果、最も優れた提案を行った応募者(以下「優先交渉権者」という。)は、市と 事業契約の締結に向けた協議を行い、正式な契約締結を経て事業を実施する。 2.事業 (1) 事業名称 下田市防犯灯 LED 化事業 (2) 事業内容 別紙「下田市防犯灯 LED 化事業仕様書」のとおり (3) 履行期間 ア LED 防犯灯導入調査事業:契約締結の日の翌日から平成 29 年 2 月 10 日まで イ LED 防犯灯導入事業:契約締結の日の翌日から平成 29 年 11 月 30 日まで ※LED 防犯灯のリース期間は、平成 29 年 12 月1日から平成 39 年 11 月 30 日まで ※上記履行期間は予定であり、市と協議の上、変更となる場合もある。 (4) 提案限度額 ア LED 防犯灯導入調査事業 8,000,000 円(消費税及び地方消費税相当額を含む。) イ LED 防犯灯導入事業 62,100,000 円(消費税及び地方消費税相当額を含む。) ※ 上記限度額は、契約金額の上限を示すものであって、市がこの金額で契約を約束する ものではなく、優先交渉権者と協議の上で決定するものである。 ※ イについては、一般社団法人環境技術普及促進協会から事業者へ支払われる取付工事 に係る補助金(補助率1/3:上限 2,000 万円)を控除した、10 年間のリース料の総額と 2 する。また、アの成果により、事業対象灯数が変動する可能性があるため、イの額の確 定は、アの事業完了後とする。 3.応募条件 (1) 応募者 次の事業者で構成するグループ(複数の企業体)で応募し、機器をリース及び管理する 事業者が代表者となる。 ア 調査や導入計画を策定する事業者 イ 機器をリース及び管理する事業者 ウ 機器を製造・販売する事業者 エ 工事を施工する事業者 ※ 1者が複数の事業者を兼ねることができる。 ※ 参加表明時に事業者間の事業役割に関する合意書を作成し、写しを提出すること。 合意書には、上記ア∼エの全ての構成員が、市に対し連帯責任を負う旨を示す条項を含 むこと。なお、合意書の写しについては、用紙の大きさは問わない。 (2) 応募者の資格 応募者の資格要件は、次のとおりとする。 【共通事項】 ア 参加表明書及び資格確認書類により、本募集要項の内容を確実に履行できる者であ ること。 イ 日本国内に本店を置く事業者であること。 【個別事項】 ア 3.(1)応募者のア及びイの事業者は、 「物品の製造等に係る競争入札に参加する 者に必要な資格等(平成 16 年下田市告示第 60 号)」に基づき、事業者登録(応募者の アは業種区分「調査研究」 、イは業種区分「賃貸借」の入札参加資格)されていること。 ただし、事業者登録されていない者であっても、平成 28 年6月 22 日(水)午後5時 00 分までに、当該告示に規定する下田市物品の製造等競争参加資格審査申請書(添付書類 を含む。)を下田市地域防災課に提出し、適正に受理された者は、本事業に限り、当該 告示に基づき事業者登録されている者とみなす。 イ 3.(1)応募者のイの事業者は、国や地方自治体において、防犯灯又は道路灯の LED 照明リース事業の実績を有すること。 ウ 3.(1)応募者のウの事業者は、リース期間中、部品提供や代替照明器具の供給が できること。 エ 3.(1)応募者のエの事業者は、国土交通省における一般又は特定建設業許可(電 気工事)を有する者 (3) 応募資格の制限 3 次に掲げる者は、応募者となることはできない。 ア 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に該当する者 イ 本募集要項の配布の日から提案書提出日までの期間に、市の指名停止の措置を受け ている者 ウ 本募集要項の配布の日から提案書提出日までの期間に、建設業法(昭和24年法律第 100号)第28条第3項又は第5項の規定による営業停止処分を受けている者 エ 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第3条又 は第4条の規定に基づき、都道府県公安委員会が指定した暴力団等の構成員を、役員、 代理人、支配人その他の使用人又は入札代理人として使用している者 オ 下田市暴力団排除条例(平成23年下田市条例第10号)に規定する暴力団員等を、役員、 代理人、支配人その他の使用人又は入札代理人として使用している者 カ 会社更生法(平成14年法律第154号)に基づき、更生手続開始の申立てがなされてい る者又は民事再生法(平成11年法律第225号)に基づき、再生手続開始の申立てがなさ れている者 キ 市町村税を滞納している者 (4) 市内に事業所を有する電気工事業者の活用 本事業の実施において、市内に事業所を有する電気工事業者を活用し、地域への経済 波及効果を図ること。 (5) リース期間終了後の防犯灯及び管理システムの取扱い リース期間終了後、防犯灯は市に無償譲渡すること。 リース期間終了後、管理システムは市での活用ができること。 4.応募に関する留意事項 (1) 費用負担 応募に関する全ての書類の作成及び提出に係る費用は、応募者の負担とする。 (2) 提出書類の取扱い 提出書類の著作権は、それぞれの応募者に帰属するが、提出書類は返却しないものと する。 (3) 特許権 提案内容に含まれる特許権、実用新案権、意匠権、商標権等の国内外の法令に基づき 保護される第三者の権利の対象となっている意匠、デザイン、設計、施工方法、工事材 料、維持管理方法等を使用した結果生じた責任は、応募者が負うものとする。 (4) 市からの提供資料の取扱い 市が提供する資料は、応募者に係る検討以外の目的で使用してはならない。 (5) 応募者の複数提案禁止 応募者は、1つの提案しか行うことができない。 4 (6) 複数の応募者の構成員となることの禁止 応募者の構成員は、他の応募者の構成員になることはできない。 (7) 構成員の変更の禁止 応募者の構成員の変更は認めない。ただし、やむを得ない事情が生じた場合は、市と 協議の上、市が認めたときは、この限りでない。 (8) 提出書類の変更の禁止 提出した書類の変更は認めない。なお、提出書類について、後日参考資料を求めるこ とがある。 (9) 虚偽の記載の禁止 参加表明書及び提案書等に虚偽の記載をした場合は、当該書類は無効とする。 5.プロポーザル実施スケジュール 実施内容 日 程 告示 平成 28 年6月 15 日(水) 募集要項公開期間 平成 28 年6月 15 日(水)∼平成 28 年6月 24 日(金) 質問受付期間 平成 28 年6月 15 日(水)∼平成 28 年6月 22 日(水) 午後5時 00 分まで 参加表明受付期間 平成 28 年6月 15 日(水)∼平成 28 年6月 24 日(金) 午後5時 00 分必着 質問の回答 平成 28 年6月 27 日(月) 企画提案書等の提出期間 平成 28 年6月 15 日(水)∼平成 28 年6月 30 日(木) プレゼンテーション 平成 28 年7月 15 日(金) 結果通知 平成 28 年7月 27 日までに 午後5時 00 分必着 6.参加手続 (1) プロポーザルに係る書類等の取得方法及び公開期間 ア 取得方法 プロポーザルに係る書類等は、下田市ホームページから入手するものとする。 イ 公開期間 平成 28 年6月 15 日(水)から平成 28 年6月 24 日(金)まで (2) 提出書類及び提出部数 プロポーザルへ参加意向のある応募者は、次の書類を提出すること。 提出部数は、各1部とする。 なお、ア、イは代表者が作成し、ウ、エはグループを構成する事業者ごとに作成し、 オは該当する事業者ごとに作成し、代表者がとりまとめて提出する。 ア 参加表明書(様式第2号) イ グループ(共同企業体)構成表(様式第3号) ウ 企業概要(様式第4号) 5 エ 企業状況表(様式第5号) オ 事業実績一覧表(様式第6号) カ 事業者間の事業役割に関する合意書の写し(任意様式) (3) 提出方法 事務局へ持参又は郵送(郵送の場合は配達確認ができる方法で、提出期限までに必着 のこと。) (4) 提出期間 平成 28 年6月 15 日(水)から平成 28 年6月 24 日(金)午後5時 00 分必着のこと。た だし、持参の場合は、平日の午前8時 30 分から午後5時 00 分までの間とする。 (5) 参加を辞退する場合 参加表明書を提出した応募者が参加を辞退する場合は、提案辞退届(様式第 17 号)を 平成 28 年6月 30 日(木)午後5時 00 分までに事務局へ提出すること。 (6) 事務局 下田市役所 地域防災課 消防安全係 〒415-8501 静岡県下田市東本郷一丁目5番 18 号 電話:0558-36-4145 FAX :0558-22-3910 メール:[email protected] HP:http://www.city.shimoda.shizuoka.jp/ 7.質問の受付、回答 (1) 質問方法 質問は、質問書(様式第1号)を使用し、電子メールにより提出すること。送信する際 は、件名を「下田市防犯灯 LED 化事業に関する質問」と記載することとし、メール送信 後、必ず電話にてメール受信確認をすること。 (2) 受付期間 平成 28 年6月 15 日(水)から平成 28 年6月 22 日(水) 午後5時 00 分まで (3) 回答方法 質問に対する回答は、 平成 28 年6月 27 日(月)にホームページ上で公表することとし、 個別対応は行わない。 8.提案書の提出 (1) 提出書類 提案を行う応募者は、次の書類を提出すること。 提出部数は、書類ごと示すとおりとする。 ア 提案書提出届(様式第7号) 1部 6 イ 見積書(調査業務)(様式第8−1号) 1部 ウ 見積書(導入業務)(様式第8−2号) 1部 エ 下田市防犯灯 LED 化事業提案書(表紙)(様式第9号) 9部 オ 調査業務提案書(様式第 10 号) 9部 カ 使用機器提案書(様式第 11 号) 9部 キ 導入業務提案書(様式第 12 号) 9部 ク 維持管理等提案書(様式第 13 号) 9部 ケ 管理システム提案書(様式第 14 号) 9部 コ 見積書内訳(調査・導入任意様式) サ 費用対効果による提案書(様式第 15 号) 9部 シ 自由提案書(任意) (様式第 16 号) 9部 ※ 各9部 見積書内訳は、LED 防犯灯導入調査事業、LED 防犯灯導入事業のそれぞれ提出す ること。なお、用紙の大きさは、日本工業規格A列4番とする。 ※ 見積書内訳に記載する項目は、一般社団法人環境技術普及促進協会が定める「二 酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(地域における LED 照明導入促進事業)公募要 領」に記載された補助対象となる区分、費目、細目及び細分並びにその他応募者が 必要とする項目のほか、リース料及び管理システムに係る費用(構築料・保守料等) とし、各項目について数量、単位、単価及び合計金額を明記すること。 (2) 作成要領 ア 8.(1)提出書類(以下この項において「提出書類」という。)は、片面印刷で作成 し、カラー作成も可とする。 イ 提出書類のうち、オ∼ケ、サ、シについては、フォントサイズ 11 ポイント以上、 行間1行以上の見やすい書類になるように作成すること。 ウ 提出書類のうち、エ∼シについてはエ∼シの順に並べ、オを1ページとして、様式 下段中央にページを付し、左肩綴じで製本すること。なお、企業名は記載しないこと。 エ 提出書類のうちオ∼シは、総枚数 20 枚以内とすること。 (3) 提出方法 事務局へ持参又は郵送(郵送の場合は配達確認ができる方法で、提出期限までに必着 のこと。) (4) 提出期間 平成 28 年6月 15 日(水)から平成 28 年6月 30 日(木)午後5時 00 分必着のこと。た だし、持参の場合は、平日の午前8時 30 分から午後5時 00 分までの間とする。 9.審査 (1) 審査方法 下田市防犯灯 LED 化事業企画提案審査委員会を設置し、提案書及びプレゼンテーショ 7 ンによる審査を行う。 審査の基準とする項目及び配点は、下表のとおり。 (表)配点基準一覧表 審査項目 配点 1 業務実績 80/700 2 提案全体 60/700 主な審査の観点 ・類似業務における実績 ・事業実施体制 ・実施工程の的確性 ・市内に事業所を有する電気工事業者の活用 3 調査業務 110/700 ・調査手法、調査項目 ・導入計画 4 使用機器 ・使用防犯灯の採用理由 60/700 ・使用防犯灯設置計画 ・市内に事業所を有する電気工事業者の活用 5 導入業務 110/700 ・施工体制 ・工事の工夫 ・市内に事業所を有する電気工事業者の活用 6 維持管理 110/700 ・維持更新に対する考え方 ・緊急時の対応 7 管理システム 60/700 8 費用対効果 60/700 9 その他 50/700 合計点数 ・システム形態 ・基本機能 ・提案金額 ・費用対効果 ・その他有益な提案 700/700 (2) プレゼンテーションの実施 ア 日 時 平成 28 年7月 15 日(金) イ 場 所 下田市役所 ウ 発表時間 プレゼンテーション(20 分以内)及び質疑応答(10 分程度) エ そ の 他 ・プレゼンテーションは、非公開とする。 2階 午前9時 00 分から午後5時 00 分まで 大会議室 ・プレゼンテーションの際、電源については市で用意するが、説明に必 要な機器等は、提案者が用意すること。 ・プレゼンテーションの際、説明員は4名以内とし、提案書に記載され た内容以外の発表及び別途資料等の配布は禁止とする。 ・プレゼンテーションの順、時間、待合室等は、別途通知する。 (3) 選定 審査による得点の最も高い者を最優秀提案事業者とし、優先交渉権者とする。また、 8 次点を優秀提案事業者とし、次点交渉権者とする。なお、合計評価点が同点の場合は、 提示された事業費がより廉価な応募者を優先交渉権者とする。 (4) 選定者の通知等 審査終了後、応募者の代表者に審査結果を通知するものとし、電話による問い合わせ には応じない。なお、審査結果に対する異議を申し立てることはできない。 10.提案者の失格 次のいずれかに該当する場合は、失格とする。 (1) 提出期限を過ぎて、提案書が提出された場合 (2) 提出書類に虚偽の記載があった場合 (3) 見積書の金額が、2.(4)の提案限度額を超えている場合 11.契約 (1) 契約手続 契約手続は、下田市契約規則(昭和 41 年下田市規則第 16 号)の定めるところによる。 LED 防犯灯導入調査事業は調査や導入計画を策定する事業者と、LED 防犯灯導入事業 は機器をリース及び管理する事業者とそれぞれ契約を締結する。 (2) 契約金額 市は、優先交渉権者に再度見積書の提出を求め、提案時に提出した見積書の金額を上 限として決定する。 12.その他 市では防犯灯に関し、次の課題を抱えており、今回、これらについても有益な提案を期待 する。 ・市所有の防犯灯なのか、自治会等の所有する防犯灯なのか、現状の管理状態では所有者が 明確でなく曖昧なものがある。 ・自治会等が所有する防犯灯約 900 灯(契約ワット数など不明)について、人口減少等に伴っ て電気料の負担など維持管理が困難となってきていることを理由に、自治会から市に管理 するよう要望が出されている。 9
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