合同シンポジウム 合同シンポジウム1

合同シンポジウム1
7月2日(土) 9:00 ~ 10:30 第2会場(2F 203A)
向精神薬の薬物動態学 update(CNP / NP 合同シンポジウム)
座長:下田 和孝 (獨協医科大学精神神経医学講座)
米田 幸雄 (金沢大学ベンチャービジネスラボラトリー)
JS1-1
向精神薬におけるPK/PD研究の推進に向けて
北市 清幸 (岐阜薬科大学薬物動態学研究室)
JS1-2
中枢神経系に発現する有機カチオン膜輸送体の神経精神疾患治療における意義
中道 範隆 (金沢大学医薬保健研究域薬学系分子薬物治療学研究室)
JS1-3
臨床家の立場から
古郡 規雄 (弘前大学大学院医学研究科神経精神医学講座)
指定討論
吉村 玲児 (産業医科大学医学部精神医学教室)
指定討論
小保方直行 (田辺三菱製薬株式会社薬物動態研究所)
合同シンポジウム
【趣旨・狙い】
薬物治療をより良いものとするためには個々の患者にあった投与量を選択することが重要であることは言うまでもない。しかしながら、
向精神薬は投与量の個人差が大きく、起炎菌が特定に基づいて選択される抗菌薬のように、薬物投与量を厳密にコントロールすること
は極めて困難である。向精神薬の投与量の個人差の原因としては、標的受容体の機能の個体差、疾患の重篤度や副作用発現の個体差な
どが考えられており、これらが重要であることは明白である。しかしながら、向精神薬の投与量の個人差と薬物代謝酵素やトランスポー
ターによる脳移行の制御を加味した薬物動態の個体差との関連には長らく焦点が当てられてこなかった。本シンポジウムでは、向精神
薬を含む薬物の脳移行に関する基礎的研究や臨床における向精神薬の薬物動態学的研究を紹介し、薬物動態学的アプローチによる向精
神薬の投与量適正化に向けた方策を皆様と共に論じたいと考えている。
合同シンポジウム2
7月2日(土) 15:40 ~ 17:10 第1会場(2F 201)
CINP/AsCNP/JSNP Joint Symposium; Next stage for the Neuropsychopharmacology
座長:Shih-Ku Lin (Taipei City Hospital, Taiwan(AsCNP))
新田 淳美 (富山大学大学院医学薬学研究部)
【趣旨・狙い】
合同シンポジウム
The mission of Japanese Society of Neuropsychopharmacology (JSNP), The International College of Neuropsychopharmacology (CINP)
and Asian College of Neuropsychopharmacology (AsCNP) is to encourage research, to facilitate communication of ideas in the convergent
disciplines of neuropsychopharmacology in Japan, Asia and the world, respectively. JSNP has a good communication and relationship with
CINP and AsCNP. JSNP made the plan to this symposium to aim to change the idea from the distinguish researcher of each society. The
symposium is expected to contribute the next stage for the research for Neuropsychopharmacology.
JS2-1
Amphetamine-induced anhedonia is reversed by acute ketamine administration
Anthony A. Grace (Distinguished Professor of Neuroscience Professor of Psychiatry and Psychology
University of Pittsburgh, USA)
JS2-2
Voluntary, compulsive and compulsive substance use
Trevor W. Robbins (Dept of Psychology and Behavioural and Clinical Neuroscience Institute, University of
Cambridge, U.K)
JS2-3
Neuropathic pain negatively modulates mesolimbic dopaminergic transmission
related to suppression of the analgesic potency and abuse potential of morphine
成田 年 (星薬科大学薬理学教室 / 先端生命科学研究センター)
指定討論
Andi Tanra (Hasanuddin University, Indonesia(AsCNP president-elect))
指定討論
手島 浩慈 (田辺三菱製薬株式会社 創薬本部 神経科学創薬ユニット)
合同シンポジウム3
7月2日(土) 15:40 ~ 17:10 第4会場(2F 208A)
脳科学から見た自閉スペクトラム症(神経科学学会との合同シンポジウム)
座長:加藤 進昌 (公益財団法人神経研究所晴和病院)
尾崎 紀夫 (名古屋大学大学院医学系研究科精神医学・親と子どもの心療学分野)
【趣旨・狙い】
自閉スペクトラム症 (ASD) は、行動特性によって規定されているが、その病態も多様な脳科学的アプローチによって、解明されつつある。
JS3-1
自閉スペクトラム症の生物学的理解
内匠 透 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
JS3-2
自閉スペクトラム症の病態理解に向けて―モデル動物イメージングからのアプローチ
岡部 繁男 (東京大学大学院医学系研究科)
JS3-3
遺伝子情報による自閉スペクトラム症に対するオキシトシン投与効果の予測
山末 英典 (浜松医科大学精神医学講座)
指定討論
山口 拓 (長崎国際大学薬学部薬理学研究室)
指定討論
内野 茂夫 (帝京大学理工学部バイオサイエンス学科)
合同シンポジウム
1つは、ASD のリスク因子として明確化されたゲノム変異をもとに作製された ASD モデル動物を対象として、脳病態を解明しようとす
るアプローチである。また一方では、
ASD 者自体を対象として脳病態を明らかにしようとするアプローチも盛んに為されている。本セッ
ションでは、この様なモデル動物や ASD 者を対象とした解析により、卓越した成果をあげている研究者を演者として、さらにこれらの
アプローチに対して、指定討論者をはじめ会場の方々からの質疑で、脳科学から見た ASD について検討する。
合同シンポジウム4
7月3日(日) 10:40 ~ 12:10 第7会場(2F 210)
Advance in Neuropsychopharmacology through Alliance between Korea and Japan
日韓連携による神経精神薬理学の発展
座長:山田 清文 (名古屋大学大学院医学系研究科医療薬学)
Young-Chul Chung (Chonbuk National University, Korea)
合同シンポジウム
【趣旨・狙い】
We have a long history of fruitful collaboration of basic and clinical research in Neuropsychopharmacology between Japan and
Korea. For instance, CINP Hiroshima regional meeting was held in 2001, combined the annual meeting of the Japanese Society of
Neuropsychopharmacology (JSNP) and Korean College of Neuropsychopharmacology (KCNP). In this year 2016, the 46th annual meeting
of JSNP is held in Seoul, Korea, to support the 30th CINP Seoul meeting. In this special occasion, we would like to organize the symposium
entitled“Advance in Neuropsychopharmacology through Alliance between Korea and Japan”. Hopefully, this symposium will facilitate the
further collaboration between two countries, and thereby contribute to the advance in Neuropsychopharmacology.
JS4-1
日韓共同研究プロジェクトの幸せな歴史
鍋島 俊隆 (藤田保健衛生大学大学院医療科学専攻先進診断システム探索講座 / 藍野大学)
JS4-2
Indoleamine 2,3-dioxygenase 1 gene mediates methamphetamine-induced
neurodegenerative changes via activation of JAK2/STAT3 signaling pathway
Hyoung-Chun Kim (Neuropsychopharmacology and Toxicology Program, College of Pharmacy, Kangwon
National University, Korea)
JS4-3
Propositions for Advancement of Clinical Care through Research Collaboration
between Japan and Korea
Kyooseob Ha (National Center for Mental Health, Korea / Seoul National University College of Medicine, Korea)
指定討論
Chan-Hyung Kim (Yonsei University, Korea)
指定討論
Jun-Soo Kwon (Seoul National University, Korea)
合同シンポジウム5
7月3日(日) 10:40 ~ 12:10 第8会場(1F 101)
3学会合同シンポジウム 脳科学と精神疾患―分子・細胞から精神疾患を読み解く―(NC/BP/NP 合同シンポ )
座長:木山 博資 (名古屋大学大学院医学系研究科)
加藤 忠史 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
石郷岡 純 (CNS 薬理研究所)
JS5-1
精神疾患の病態解明に向けた科学認識論
岩田 仲生 (藤田保健衛生大学医学部精神神経科学講座)
JS5-2
階層をつなぎ種を越える脳科学研究
田中 謙二 (慶應義塾大学医学部)
JS5-3
ヒト末梢血由来直接誘導ミクログリア様細胞を用いた精神疾患トランスレーショナル研究
加藤 隆弘 (九州大学大学院医学研究院精神病態医学分野 / 九州大学先端融合医療レドックスナビ研究拠点)
指定討論
和田 圭司 (国立精神・神経医療研究センター)
合同シンポジウム
【趣旨・狙い】
日本神経化学会、日本生物学的精神医学会、日本神経精神薬理学会の3学会は、脳科学と精神疾患を志向しているという点において、
近い分野の学会といえる。実際に、過去に何度も合同大会を開いてきた実績があり、会員や評議員そして理事においても重なりがある
学会である。一方で、単一の学会に所属し、その学会ならではの手法を用いて研究を行う研究者も存在し、脳科学と精神疾患の多様性
を表しているともいえる。本合同シンポジウムにおいては、学会員の重なりやサイエンスの方向性などについて最初に示した上で、そ
れぞれの学会を代表する研究者が発表を行い、サイエンスとしての分子・細胞から精神疾患を読み解く上での連携の方法論から、学会
自体の共通性と独自性について議論を行い、今後の3学会の協力体制の構築と発展に結び付けたい。