経営比較分析表

経営比較分析表
東京都 小金井市
業務名
業種名
事業名
類似団体区分
法非適用
下水道事業
公共下水道
Aa
2
人口(人)
117,427
3
2
面積(km )
11.30
資金不足比率(%)
自己資本構成比率(%)
普及率(%)
有収率(%)
1か月20m 当たり家庭料金(円)
処理区域内人口(人)
-
該当数値なし
100.00
99.74
1,134
117,671
グラフ凡例
人口密度(人/km )
10,391.77
2
2
処理区域面積(km )
11.33
処理区域内人口密度(人/km )
10,385.79
■
当該団体値(当該値)
-
類似団体平均値(平均値)
【】 平成26年度全国平均
分析欄
1. 経営の健全性・効率性
①収益的収支比率(%)
②累積欠損金比率(%)
1. 経営の健全性・効率性について
③流動比率(%)
④企業債残高対事業規模比率(%)
【776.35】
120.00
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
0.30
0.20
0.10
0.00
118.00
116.00
114.00
112.00
110.00
108.00
当該値
H22
114.20
H23
114.37
H24
112.69
H25
118.64
H26
111.92
平均値
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
0.30
0.20
0.10
0.00
該当数値なし
H22
H24
H25
H26
700.00
600.00
500.00
400.00
該当数値なし
300.00
200.00
100.00
0.00
当該値
当該値
当該値
H22
65.82
H23
62.93
H24
59.71
H25
65.69
H26
54.57
平均値
平均値
平均値
736.85
745.85
705.53
685.64
665.11
「単年度の収支」
H23
800.00
H22
H23
「累積欠損」
⑤経費回収率(%)
H24
H25
H26
「支払能力」
⑥汚水処理原価(円)
「債務残高」
⑦施設利用率(%)
【96.57】
⑧水洗化率(%)
【142.28】
【60.35】
【94.57】
140.00
140.00
80.00
101.00
120.00
120.00
70.00
100.00
100.00
60.00
99.00
100.00
80.00
50.00
80.00
60.00
60.00
40.00
40.00
20.00
20.00
0.00
当該値
H23
124.69
H24
121.44
H25
129.65
H26
120.52
平均値
87.47
89.16
89.78
88.39
85.64
96.00
20.00
95.00
10.00
当該値
H23
66.39
H24
67.94
H25
72.42
H26
66.37
平均値
128.05
126.58
125.87
128.96
133.00
0.00
2. 老朽化の状況について
97.00
30.00
H22
68.32
「料金水準の適切性」
98.00
40.00
0.00
H22
122.03
94.00
当該値
H22
-
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
当該値
H22
99.96
H23
99.96
H24
99.97
H25
99.98
H26
99.98
平均値
67.09
67.18
67.54
67.61
64.81
平均値
96.12
96.32
96.48
96.64
96.76
「費用の効率性」
管きょ建設において発行した起債額について,着
実に減少しており、類似団体と比較しても起債残高
は非常に少ない。また、新規起債もここ数年発行が
抑えられているが、今後施設更新に係り事業債の発
行が見込められるため、推移を注意深く確認してい
く必要がある。経費回収率も安定的に推移し、ま
た、全てにおいて類似団体並びに全国平均値を上回
り健全な経営であると判断される。汚水処理原価に
ついても非常に低い数値をもって推移しており、微
細ながら原価の抑制傾向が見受けられる。しかし、
当市の場合、管きょ以外に施設を特に有していない
為、原価が低く抑えられていると推測されるため、
今後同様な団体との詳細な分析が必要とされる。
他方、水洗化率は若干ながら100%に届かず、
使用料の完全補足に足りていない。また、収益的収
支比率は全体として右肩下がりに推移していると分
析される。これは節水等による下水道使用料の減少
とリンクされていると考えられる。今後も同様に推
移する場合、少なからず経営に影響を与え始めると
考えられるため、早期における改善方法の検討並び
に対応が必要である。
「施設の効率性」
当市においては、昭和44年より整備計画に着手
し昭和62年に完了している。
計画当初に敷設した管きょについては、47年を
経過しており、まもなく平均寿命を迎える状態と
なっている。
現在は、特に改善を必要とされることは無い状態
であるが、ここ数年において施設更新事業に着手す
ることは必須である。
「使用料対象の捕捉」
2. 老朽化の状況
①有形固定資産減価償却率(%)
②管渠老朽化率(%)
③管渠改善率(%)
【0.17】
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
0.30
0.20
0.10
0.00
該当数値なし
H22
H23
H24
H25
0.25
0.20
0.15
0.10
該当数値なし
0.05
H22
H23
H24
当該値
当該値
H22
0.00
H23
0.00
H24
0.00
H25
0.00
H26
0.00
平均値
平均値
平均値
0.10
0.10
0.10
0.11
0.22
「管渠の経年化の状況」
H25
H26
0.00
当該値
「施設全体の減価償却の状況」
H26
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
0.30
0.20
0.10
0.00
「管渠の更新投資・老朽化対策の実施状況」
※ 法適用企業と類似団体区分が同じため、収益的収支比率の類似団体平均等を表示していません。
※ 平成22年度から平成25年度における各指標の類似団体平均値は、当時の事業数を基に算出していますが、企業債残高対事業規模比率及び管渠改善率については、平成26年度の事業数を基に類似団体平均値を算出しています。
全体総括
小金井市公共下水道事業は、昭和62年に普及率
100%を達成し、その後維持管理の時代へと推移
した。
現在、当初敷設した管きょが併用開始後50年を
迎えようとしており、今後施設更新にかかる維持管
理費の増大が十分見込まれている。他方、一般会計
からの繰入金は、市財政状態を鑑み限りなく抑えら
れ、収益的収入の減少は少なからず公共下水道事業
に影響を与える。
今後、長期的な財政見通し、使用料・事務事業の
定期的な見直し、事務手数料導入等収入増への取組
など、長期的な視点を持った経営努力による、安定
的な経営を行わなければならない。