江戸川区街づくり基本プラン改定業務支援委託仕様書(案)(PDF:45KB)

別紙1
江戸川区街づくり基本プラン改定業務支援委託仕様書(案)
1.件名
江戸川区街づくり基本プラン改定業務支援委託
2.目的
「江戸川区街づくり基本プラン」(以下、「プラン」という。)は策定(平成11年2月)
から17年以上経過しており、その間、上位計画や関連計画の改定が進んでいる。また、本区
においては、策定時と比較して土地利用状況や社会情勢等に変化が見受けられるとともに、新
たな方針の策定やまちづくりも進捗していることから、将来に向けた本区のまちづくりの方針
について改めて考察する必要が生じている。
この状況を踏まえ、平成28年度から平成30年度までの3か年で現行プランの改定作業を
行い、平成30年度末を目途に新たなプランを策定することを目的とし、その支援を行うもの
である。
3.履行期間
契約締結日の翌日から平成29年2月28日
※平成29年度、平成30年度の履行期間は未定。
4.履行場所
江戸川区指定の場所
5.対象区域
江戸川区全域(4,909ha)
6.守秘義務
受託者は、本業務を通して知り得た情報を、業務の遂行に必要な場合を除き、委託者の承諾
なく第三者へ漏らしてはならない。
7.個人情報の保護
江戸川区が貸与する資料に記載された個人情報及び業務に関して知り得た個人情報はすべて
江戸川区の個人情報であり、江戸川区の許可なく複写及び複製、並びに第三者へ提供してはな
らない。
-1-
別紙1
8.資料の貸与及び返却
受託者は、業務に必要な資料、基準等で委託者が貸与可能と判断したもの(以下、
「貸与資料」
という。)については、受託者から借り受けることができる。
9.計画準備
業務の実施に先立ち、調査・検討方法、体制、スケジュール等について、実施計画書表を作
成し、契約締結後10日以内に提出する。
10.業務内容
<平成28年度>
(1)本改定作業の進め方の検討
平成28年度から平成30年度の3か年で改定するにあたり、現行プランの見直しの
手法及び組織体制(業務体制や検討委員会等)、並びに区民参画の方法等を検討する。
(2)上位・関連計画の整理及び記載内容の照合
本区のまちづくりを取り巻く社会情勢の変化を把握するとともに、東京都の広域的な
計画(東京の都市づくりビジョン、都市計画区域マスタープラン、防災都市づくり推進
計画、木密地域不燃化10年プロジェクト、震災復興グランドデザイン等)における本
区の位置付け、並びに本区が定める関連計画(江戸川区景観計画、江戸川区みどりの基
本計画、江戸川区地域防災計画、江戸川区改定住まいの基本計画、江戸川区耐震改修促
進計画、江戸川区スーパー堤防整備方針等)を整理し、現行プランの記載内容と照合す
る。
(3)江戸川区の現況整理及び現行プランの課題と成果の把握
都市計画基礎調査や土地利用現況調査等の結果を基に、人口、産業、土地利用(用途、
構造、階数、築年数等)、都市施設整備等の現況及び動向を整理するとともに、平成27
年度に区職員が行った下調査資料を参考に、現行プランの課題と成果を把握する。
(4)今後のまちづくりの方向性の検討
(2)及び(3)の調査を踏まえ、各地区における今後のまちづくりの方向性を検討
する。特に重点的に検討すべき地区は、土地区画整理事業を施行すべき区域や防災都市
づくり推進計画の整備地域及び重点整備地域等とし、併せて親水河川周辺部の景観や幹
線道路沿道の建築物の高さ誘導等についても重点的に検討する。また、他自治体が取り
組んでいるまちづくりの事例の調査等も行った上で方向性を整理する。
(5)生活拠点等の分析と方針
人口減少や少子高齢化を見据え、都市計画区域マスタープランにおける生活拠点(葛
西、西葛西、船堀、小岩の各駅周辺)及び生活中心地(京成江戸川、京成小岩、一之江、
瑞江、篠崎、葛西臨海公園の各駅周辺)、並びにセンター・コア・エリア内の駅(東大
-2-
別紙1
島駅及び平井駅)周辺における現状分析を行い、多極ネットワーク型コンパクトシティ
の実現に向けた計画である立地適正化計画の考え方を踏まえた地区ごとの整備方針や手
法等を整理する。
(6)改定プラン骨子案の作成
現行プラン及び上記調査結果を基に、次年度以降の基礎資料となる骨子案を作成する。
(7)庁内関係部署との意見交換会支援
現行プランの改定に係る庁内関係部署との意見交換会の開催に際して、必要な資料や
会議録の作成を行う。
(8)関係機関との協議資料の作成
東京都等の関係機関との協議に関する資料を作成する。
(9)打合せ及び記録の作成
受託者は、業務を適正かつ円滑に実施するため、区担当者との連絡を密にし、定期的
に打合せを行う。また、打合せ内容を随時記録し、区担当者に提出し確認を受ける。
<平成29年度>
(1)区民等の意向把握支援
前年度に検討した手法により、現状のまちづくりに対する課題や将来のまちづくりに
対する区民等の意向を把握するための支援を行う。
(2)検討委員会の運営支援(5回程度を想定
※回数は変動する場合あり)
現行プランの改定に係る検討委員会の運営に際して、必要な資料の作成・印刷、会議
録の作成をするとともに、専門的観点からのアドバイスを行う。また、別途改定する予
定の「江戸川区改定住まいの基本計画」に係る関係者との調整を図る。
(3)改定プラン素案の作成
前年度に作成した改定プラン骨子案や(1)
(2)の結果をもとに、全体構想及び地域
別構想、並びに分野別構想等を整理し、平成30年度に実施する改定プランに対する意
見募集の基となる資料を作成する。
(4)関係機関との協議資料の作成
東京都等の関係機関との協議に関する資料を作成する。
(5)打合せ及び記録の作成
受託者は、業務を適正かつ円滑に実施するため、区担当者との連絡を密にし、定期的
に打合せを行う。また、打合せ内容を随時記録し、区担当者に提出し確認を受ける。
<平成30年度>
(1)改定プラン素案に対する意見募集
改定プラン素案については、区民への周知と意見収集を行うため、意見募集に向けた
-3-
別紙1
支援及び公表のための資料作成支援を行う。
(2)検討委員会の運営支援(2回程度を想定
※回数は変動する場合あり)
現行プランの改定に係る検討委員会の運営に際して、必要な資料の作成・印刷、会議
録の作成をするとともに、専門的観点からのアドバイスを行う。また、別途改定する予
定の「江戸川区改定住まいの基本計画」に係る関係者との調整を図る。
(3)改定プラン案の作成
改定プラン素案に、(1)(2)の意見を反映し、改定プラン案を作成する。また、都
市計画審議会等に必要な資料や会議録の作成をする。
(4)改定プラン本編及び概要版の作成
改定プラン案を基に、公表用の改定プラン本編及び概要版の作成を行う。
(5)関係機関との協議資料の作成
東京都等の関係機関との協議に関する資料を作成する。
(6)打合せ及び記録の作成
受託者は、業務を適正かつ円滑に実施するため、区担当者との連絡を密にし、定期的
に打合せを行う。また、打合せ内容を随時記録し、区担当者に提出し確認を受ける。
11.成果品
<平成28年度>
(1)業務報告書(各種会議録含む)
3部
(2)改定プラン骨子案
3部
(3)上記資料のデータ(CD−R又はDVD−R)
一式
(4)その他、区担当が指示する資料
3部
<平成29年度>
(1)業務報告書(各種会議録含む)
3部
(2)改定プラン素案
3部
(3)上記資料のデータ(CD−R又はDVD−R)
一式
(4)その他、区担当が指示する資料
3部
<平成30年度>
(1)業務報告書(各種会議録含む)
3部
(2)改定プラン案
3部
※作成後すみやかに提出
(3)改定プラン本編
1000部
(4)改定プラン概要版
2000部
(5)上記資料のデータ(CD−R又はDVD−R)
-4-
一式
別紙1
(6)その他、区担当が指示する資料
3部
12.その他
(1)仕様書に記載のない事項については、別途委託者と協議のうえ決定すること。
(2)改定プラン本編及び改定プラン概要版については、委託者に対し事前に見本を提出し、
委託者の確認を受けた上で製本すること。
(3)成果品は、すべて区に帰属するものとする。受託者は区の許可なく成果品を公表及び
貸与してはならない。
(4)受託者は、自社の社員から本業務における主任技術者及び現場代理人を定めるものと
する。また、主任技術者については、技術士(都市及び地方計画)の資格を有すること
を条件とし、現場代理人は、平成18年4月以降に本業務と同種または類似の業務を行
った実績を有し、かつ、プラン改定に向けた必要な調査及び検討を主となって行う者と
する。
(5)成果品は、検査合格日から起算して1年間を補償期間とし、受託者の過失または疎漏
に起因する不良個所及び、誤り等が生じた場合は、受託者の負担において速やかに適切
な処理を講じなければならない。
-5-