共済規定及び事業方法書

一般財団法人福岡県高等学校安全振興会PTA共済規程及び事業方法書
本規程は、PTA・青少年教育団体共済法(平成22年法律第42号)
(以下「法」という。)
第6条、同法施行規則(平成22年文部科学省令第24号)
(以下「施行規則」という。)第6条
及び定款第17条第1項第8号に基づき、これを定める。
(共済事業を行う区域)
第1条
共済事業を行う区域は、福岡県内とする。
(被共済者)
第2条
当法人の被共済者は、定款第44条に定める会員とその子女(生徒等)とする。
(共済契約者の範囲、共済金請求者及び共済金受取人)
第3条
2
共済契約者は、福岡県公立高等学校PTA連合会加入の単位PTA会長とする。
共済金請求者は、生徒の災害については、単位PTAの所属する学校長、保護者等の災
害については、PTA会長が、それぞれ速やかに災害共済金関係書類を本会理事長へ提出
するものとする。
(1)
3
(1)
共済金の受給手続き、関係書類の細目は別に定める。
共済金受取人は、次に掲げる者とする。
被共済者が生徒等である場合は、「法」第2条及び「施行規則」第1条に規定する被
共済者の保護者。ただし、被共済者が20歳以上である場合は、被共済者とする。
(2) 被共済者が保護者、教職員、PTA活動中の指導者又は支援者である場合((3)の場合
を除く。
)は、被共済者。
(3)
(1)(2)のうち、受け取る共済金が死亡共済金の場合は、被共済者の相続人。
(共済事業の種類及び被共済者の範囲)
第4条
当会が行う共済事業は、被共済者の死亡、後遺障害、入院及び通院に対して共済約
款に従い補償をするもので、共済金の区分、補償内容、被共済者の範囲、共済金額は以下
のとおりとする。
◎生徒等
共済金区分
①死亡共済金
補償内容
被共済者の範囲
共済金額
学校管 理下において 死亡したとき
学校に在籍する
「スポーツ振興センター」
で、独立行政法人日本スポーツ振興
幼児、児童、生徒
の死亡見舞金の50%
センター(以下「スポーツ振興セン
(以下「生徒等」という)
ター」という)が災害給付を行った
とき
②後遺障害共済金
学校管理下における活動中の傷害に
学校に在籍する生徒等
より、身体障害の状態(後遺障害)
「スポーツ振興センター」
の障害見舞金の50%
となったときで「スポーツ振興セン
ター」より障害見舞金が支給された
とき
③治療共済金
学校管理下においての活動中の傷病
学校に在籍する生徒等
同一の傷病について「スポ
により、入院又は通院したときで、
ーツ振興センター」から支
「スポーツ振興センター」が医療費
給された医療費給付額 5 万
の支給を行ったとき
円以上のものについてそ
の支給額の20%
④特別死亡共済金
⑤特別後遺障害
共済金
⑥供花料
学校管理下又はこれに準ずる交通災
学校に在籍する生徒等
前項①の40%
害については、約款第4条第 1 項第
約款第4条第1項第4号
1号又は4号に該当する場合にあっ
に該当する場合はさらに
ても特別に給付を行う
30%の減額
学校管理下又はこれに準ずる交通災
学校に在籍する生徒等
前項②の40%
害については、約款第4条第 1 項第
(後遺障害共済金別表1
約款第4条第1項第4号
1号又は4号に該当する場合にあっ
の等級1から3に該当す
に該当する場合はさらに
ても特別に給付を行う
る者)
30%の減額
死亡した場合は、事由のいかんを問
学校に在籍する生徒等
わず支給
3万円
◎保護者等
⑦死亡共済金
PTA主催又は共催による活動中の
単位PTAの会員である
傷害(急激かつ偶然な外来の事故に
保護者及び教職員及びP
より身体に被った傷害に限る。以下
TA行事への参加が事前
同じ)により、事故の発生日からそ
に認められている活動の
の日を含めて180日以内に死亡し
指導者及び支援者。
たとき
(以下「保護者等」とい
う。)
別表2
⑧後遺障害
PTA主催又は共催による活動中の
⑦に定める死亡共済金の
共済金
傷害により、事故の発生日からその
場合と同様
日を含めて180日以内に共済約款
(一事故一回限り)
別表2
に定める身体障害の状態(後遺障害)
となったとき
⑨治療共済金
通院共済金
PTA主催又は共催による活動中の
⑦に定める死亡共済金の
傷害により、入院又は通院したとき
場合と同様
別表2
(一事故一回限り)
(補償の対象となる活動)
第5条
補償の対象となる活動の範囲は、次の各号に掲げるものをいう。
(1)
単位PTAを組織する学校に在籍する生徒等
<
(2)
①、②、③、④、⑤
>で学校管理下又はこれに準ずる交通災害
PTA会員もしくはPTA行事への参加が事前にPTAより認められている活動の指
導者若しくは支援者の場合、PTA主催又は共催による活動のうち、事前にPTAがそ
の参加を認めたもの。
<
(3)
⑦、⑧、⑨
>
(1)の学校管理下とは約款第1条に規定する。
(共済対象期間の制限)
第6条
(1)
共済金対象期間は、4月1日より当該年度末までに発生した災害とする。
新入生は、所定の日までに加入手続きを完了(加入届の提出及び会費の納入、以下同じ)
した場合、入学を許可された以降当該年度末までの災害
(2)
2年次生以上は、前年度加入していて所定の日までに加入手続きを完了した場合、4月
1日以降当該年度末までの災害とし、新たに加入する場合は、加入手続きを完了した翌
日以降の当該年度末までの災害
ただし、最上学年生の給付適用の最終日は、供花料を除き卒業を認められた日とする。
(3)
休学、転学、退学した場合は、それぞれ休学、転学、退学が許可された日までの災害
(4)
復学した場合は、復学が許可された日から当該年度末までの災害
(5)
転入した場合、入学を許可された日から1ヶ月以内に加入手続きを完了した場合、入
学を許可された日以降の当該年度末までの災害
(6)
前号(1)に規定する新入生の4月1日以降、入学を許可されるまでの災害については「ス
ポーツ振興センター」の災害見舞金支給対象となった場合は、この限りではない。
(7)
保護者等についての災害対象期間は、(6)を除き前各号の規程を準用する。
2 生徒等の治療共済金の支給期間は、同一の負傷又は疾病に関しては、初診後10年を限度
とする。
(共済契約の締結の代理又は媒介の業務を行う者の権限等)
第7条
当会は共済契約の締結の代理又は媒介の業務を行う者を置くことができる。
2 前項の規定により当会が委託する業務は、以下のものとする。
(1)
共済契約の締結の代理又は媒介及び解除
(2)
共済会費の収受又は返還
(3)
共済金領収書の発行及び交付
(4)
共済契約の締結に必要な事項の調査
(5)
その他共済契約に関する業務
3 当会が必要と認めるときは、前項1号から第5号に掲げた権限に、制限を加えることがで
きる。
(共済契約締結の手続き及び共済会費の収受に関する事項)
第8条
共済契約を締結しようとするPTAは、毎事業年度開始前に、所定の共済契約加入申
込書に所要事項を記入し、当会に申し込むものとする。また、当会は当該申込書を審査のう
え引き受けの可否を決定する。
2
毎事業年度開始後、共済契約者は、加入者名簿を提出するとともに、各年度4月1日よ
り5月末日までの間に、共済会費を当会が指定する金融機関に振り込むものとする。な
お、共済契約者は所定の報告用紙に記名押印したうえで、被共済者の数等(加入者数等)
を報告するものとする。
3 前項の報告用紙の提出、会費の納入期限についての猶予期間は、1ヶ月とする。
猶予期間を過ぎると契約は失効となり、その間の災害についての共済金は支給対象としない。
4 当会は、共済契約者より共済会費を受領したときは、これに対して、当会所定の共済金受
領書及び共済証書を交付する。ただし、共済契約者と合意した場合は、共済証書は交付し
ないことができるものとする。
(大規模災害の給付)
第9条
大規模な災害による共済金の給付により、当該年度の事業費の共済金予算額が不足する
場合は、第4条の規定に関わらず、その災害についての共済金の給付は、準備金により準備
金総額の4分の1の額の範囲内で行うものとする。この場合において、代表理事は評議員会
に諮り支給の方法、共済金の額等について定める。
(共済金支給制限)
第10条
共済金の支給制限は、約款の規定による。
(共済金の返還)
第11条
生徒等に係る死亡・後遺障害・治療共済金についての給付事由が第三者の行為によっ
て生じた災害において、安全振興会が共済金の支給を行った場合は、安全振興会は当該災害に
ついて生徒等又は保護者等が、第三者から支払いを受けた損害賠償のうち、安全振興会の共済
金に相当する額について、「スポーツ振興センター」が給付した額を返還請求した時、その返
還を請求することができる。
(共済会費)
第12条
共済会費は、算出方法書の規定によるものとする。
(共済証書の記載事項)
第13条
共済証書には、次に掲げる事項を記載する。
(1)
当会の名称
(2)
共済契約者の名称及び代表者の氏名
(3)
被共済者を特定するために必要な事項
(4)
補償対象となる災害
(5)
共済期間の始期及び終期
(6)
共済金額に関する事項
(7)
共済締結日
(8)
共済証書作成日
2 前項の共済証書には、当会の代表者が署名し、又は記名押印する。
(共済契約申込書の記載事項及びこれに添付すべき書類の種類)
第14条
共済契約申込書には、次に掲げる事項を記載する。
(1)
申込者の名称、代表者氏名、住所
(2)
当会の名称
(3)
加入者の見込み数及び収受する共済会費の見込み額
(4)
申込書作成日
2 前項の共済契約申込書には、申込者の代表者が署名し、又は記名押印する。
3 第1項の共済契約申込書には、次に掲げる書類を添付するものとする。
(1)
加入者等報告書
(2)
加入者名簿(新年度5月末日会費振込日と同時に)
①年度途中にあってはその都度
(被共済者の異動)
第15条
第8条第2項に定める共済会費の支払後に共済契約者が、被共済者の追加をする
ときは、生徒等異動届に当該共済契約の共済期間の終期までの月割計算した金額を添えて
当会に提出するものとする。
2
第8条第2項に定める共済会費の支払後に被共済者が、被共済者の一部を脱退させよ
うとするときは、当会所定の生徒等異動届に所要事項を記入し、当会に提出する。
3 共済契約締結後の共済契約の解除については、共済約款に規定する。
(共済契約者及び加入者名簿)
第16条
当会は、共済契約者の名称等を記載した共済契約者名簿及び加入者の氏名等を記
載した加入者名簿を備え付けるものとする。
(共済金の支払)
第17条
共済金の支払に関する事項については、共済約款の規定による。
(再保険又は再共済)
第18条
当会は、引き受けた共済責任を再保険又は再共済できるものとする。
附
則
(適
用)
第19条
この規程は、平成25年4月1日以降に発生した災害から適用する。ただし、日
本スポーツ振興センター法施行規則別表に定める等級第14級以上に相当する障害につい
ては、症状が固定し等級が確定した日の属する年度の給付規程を適用する。
(規程の変更)
第20条
この規程を変更する場合は、評議員会の決議を得なければならない。
だたし、PTA・青少年教育団体共済法施行規則第7条及び第8条及び軽微なものについ
ては、評議員会の決議を要しないものとする。
別表 1 (生徒等・・・後遺障害共済金)
級別
後遺障害共済金額
級別
(単位:円)
後遺障害共済金額
級別
後遺障害共済金額
1
18,850,000
6
7,050,000
11
1,450,000
2
16,800,000
7
5,950,000
12
1,050,000
3
14,650,000
8
3,450,000
13
700,000
4
10,200,000
9
2,750,000
14
410,000
5
8,500,000
10
2,000,000
別表 2
(保護者等・・・1災害 1 回限り)
(単位:円)
共済金名
該当法等
死亡共済金
約款第5条(3)
1,000,000
後遺障害共済金
約款第6条(3)
最高 1,000,000
入院10日~30日
治療・通院共済金
共済金額
30,000
入院31日~
50,000
通院日数2日以上
10,000
摘
要
約款 別表 1 の区分表による
約款第7条(2)
約款第8条(1)