花巻労働基準監督署からのお知らせ ∼積雪・凍結に注意!∼ 転倒災害&交通労働災害を防止しましょう! いよいよ本格的な冬を迎えて,路面等の凍結,積雪等による冬季特有の労働災害が発生す る危険性が非常に高まる状況となっています。 特に,岩手県においては,凍結路面における転倒,自動車のスリップ事故など冬季特有の 労働災害の死傷者数が,年間の全死傷者数の1割から2割を占めている状況です。 花巻労働基準監督署管内においても,平成 24 年∼26 年の3年間で見ると,冬季(12 月 ∼3 月)の災害の発生件数は,冬季以外の時期と比較し,転倒災害は3.3倍,交通労働災 害は1.8倍にのぼっています。 以下のポイントを参考に,冬季の転倒災害,交通労働災害の防止に取り組みましょう。 転倒災害防止のポイント ・天気予報の確認 大雪,冷え込み等が予想される場合,早めの対策を実施しましょう。 ・駐車場等の除雪・融雪等 建物入口への転倒防止用マットの設置,夜間の照度の確保にも努めましょう。 ・滑りにくい履物の着用 ピン・金具付き・溝の深いもの等,防滑性に優れたものを着用しましょう。 ・時間に余裕をもった行動 屋外では小さな歩幅で靴の裏全体を付け, 「急がず,ゆっくり」歩きましょう。 ・転倒災害防止の教育 転倒の危険のある場所の情報を収集し,危険マップの作成等も行いましょう。 交通災害防止のポイント 運転時,速度を控えめにすること,早朝・夕方の早めの点灯,急ブレーキ・ ・冬季の安全運転の励行 急ハンドル・急加速の禁止,カーブ手前の十分な減速等を徹底しましょう。 ・交通安全教育の実施,意識 睡眠時間確保の必要性の教育,危険予知訓練の実施,事故発生情報・ヒヤリ ハット事例等に基づく交通安全情報マップの作成等を行いましょう。 高揚活動 ∼あなたの職場は大丈夫?∼ こんな災害が起きています! (最近,花巻労働基準監督署管内で発生した気になる労働災害の事例を紹介します) 材料を入れた重さ約20kgの段ボール箱を持ち上げたところ,急性腰痛症となった。 同様の災害を起こさないために! ∼例えばこんな対策を∼ 花巻労働基準監督署管内においては,平成27年(12月末時点把握)には,休業4日以上 の腰痛労働災害が13件発生しています。また,腰痛労働災害は,製造業,建設業,小売業, 社会福祉施設等,広範な業種において発生する災害となっています。 職場における腰痛の発生には,年齢や性別,体格や基礎疾患等,個人的な要因も関与するこ とから,労働者の個人的な問題として捉えられがちであり,事業者による腰痛予防対策の実施 状況にはまだまだ不十分な面が認められます。 厚生労働省では『職場における腰痛予防対策指針』を定め,事業場のトップが腰痛予防対策 に取組む方針を表明するとともに,対策実施組織を確立し,作業管理・環境管理・健康管理(い わゆる3管理)や安全衛生教育を推進することとしています。 指針等を参考にしながら,職場における腰痛予防対策の推進に努めましょう。 床面等から荷物を持ち上げる場合 荷物を運んだりする場合 ○好ましい姿勢 ×好ましくない姿勢 片足を少し前に出し,膝を曲げてしゃが むように抱え,脚・膝の力で持ち上げる 詳細は検索で 前屈姿勢 ○好ましい姿勢 ×好ましくない姿勢 荷物をできるだけ 体に近づける 職場における腰痛予防対策指針 荷物と体が離れて いる 検索 厚生労働省 HP 「STOP!転倒災害特設サイト」では,転倒災害の現状からその対策まで事業場での取り組み
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