始動! ~地域を守る治水施設の“生い立ち”を振り返ります

国土交通省近畿地方整備局
Kinki Regional Development Bureau
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
近畿地方整備局
平成28年6月8日
14時00分
配 布 日 時
資 料 配 布
「アニバーサリープロジェクト」始動!
~地域を守る治水施設の“生い立ち”を振り返ります~
件
名
概
要
国土交通省は、完成から一定期間経過した治水施設について、地
域の方々と、その生い立ちを振り返り、果たしてきた役割や地域の
水害・土砂災害リスクについて再認識していただく、「アニバーサ
リープロジェクト」を推進していきます。
●治水施設が果たしている役割は、時間の経過とともにその存在が当たり前に
なるため、地域の水害・土砂災害リスクに対する認知度も低下し、防災意識
が薄れてしまいがちです。
●地域の方々と治水施設の生い立ちを振り返り、その果たしてきた役割につい
て再認識していただくため、完成から一定期間経過した施設について、現地
見学等を実施する「アニバーサリープロジェクト」を推進していきます。
●近畿地方整備局では7月に下記イベントを開催し、今後各地で実施していき
ます。なお、詳細については決定次第、下記URL(国土交通省HP 内)にて、
順次紹介していきます。
<予定イベント>
・瀬田川洗堰(滋賀県):完成後55年
・貴志川改修工事(和歌山県):完成後60年
<紹介URL>
http://www.mlit.go.jp/river/annipro/index.html
取
扱
い
配
布
場
所 近畿建設記者クラブ、大手前記者クラブ
問
合
せ
先 国土交通省
近畿地方整備局
河川部
河川計画課
TEL: 06-6942-1141(代表) 18 時以降: 06-6945-6355
河川計画課長 奥野 真章
課長補佐
(内線 3611)
豊田 陽介 (内線 3615)
アニバーサリープロジェクト
堤防やダム・放水路、砂防えん堤などの治水施設が果たしている役割は、普段の生活の中で実感・体感することが少なく、また、施設完成後、時間の経
過とともにその存在が当たり前になるため、地域の水害・土砂災害リスクに対する認知度も低下し、防災意識が薄れてしまいがちです。
このため、地域の方々と治水施設の生い立ちを振り返り、その果たしてきた役割や地域の水害・土砂災害リスクについて再認識していただくため、完成
から一定期間経過した施設について、現地見学等を実施する「アニバーサリープロジェクト」を推進していきます。
平成28年度 アニバーサリープロジェクト活動計画
近畿地方整備局では7月に下記イベントを開催し、今後各地で実施していきます。
なお、詳細については決定次第、「http://www.mlit.go.jp/river/annipro/index.html」(国土交通省 HP 内)にて、順次紹介していきます。
都
道
施設名
経過年数
行事内容
府
(事業名)
(完成年度)
(予定)
問い合わせ先
関連リンク
県
琵琶湖河川事務所HP
滋
瀬田川洗堰
賀
(滋賀県大津市)
55 年
(昭和 36 年度完成)
住民団体との共催イベント「第9回水辺の匠」
国土交通省 近畿地方整備局
日時:7 月 23 日(土)、24 日(日)
琵琶湖河川事務所
場所:アクア琵琶
電話:077-546-0867
調査課
http://www.kkr.mlit.go.jp/biw
ako/index.php
県
内容:映像・模型・パネル等を用いた事業説明
現地での説明会
国土交通省 近畿地方整備局
和歌山河川国道事務所HP
和歌山河川国道事務所
https://www.kkr.mlit.go.jp/wa
和
貴志川改修工事
歌
(和歌山県岩出市、
山
紀の川市)
県
60 年
(昭和 31 年度完成)
日時:7月
場所:貴志川・紀の川合流部付近
内容:清掃活動、パネル等を用いた事業説明
調査第一課長
電話:073-402-0265
kayama/
【参考】治水施設について
近畿地方整備局では7月に下記の施設においてイベントを開催します。
なお、詳細については決定次第、下記URL(国土交通省HP 内)にて、順次紹介していきます。
<予定イベント>
・瀬田川洗堰(滋賀県):完成後55年
・貴志川改修工事(和歌山県):完成後60年
<紹介URL>
http://www.mlit.go.jp/river/annipro/index.html
●瀬田川洗堰
事 業 名:一般河川改修事業(洗堰改築)
滋賀県
事業完了:昭和36年(55年経過)(本堰完成)
堰 諸 元:可動堰
本堰 鋼製2段式ローラゲート、10門
バイパス水路を備える
事業目的:
←瀬田川
琵琶湖周辺の洪水防御、琵琶湖の水位維持、
洗堰下流の淀川の洪水流量の低減及び流水の
正常な機能の維持、水道用水及び工業用水の
供給
●貴志川改修工事
和歌山県
事 業 名:一般河川改修事業
(貴志川改修事業)
事業完了:昭和31年(60年経過)
貴志川↓
事業内容:築堤、樋門等
事業目的:堤防法線の変更
紀の川と貴志川の合流点で
2,900m3/s 対応河道完了
(参考)
[テキストを入力]
平 成 2 8 年 6 月 8 日
水 管 理 ・ 国 土 保 全 局
「アニバーサリープロジェクト」始動!
~地域を守る治水施設の“生い立ち”を振り返ります~
国土交通省は、完成から一定期間経過した治水施設について、地域の方々と、その
生い立ちを振り返り、果たしてきた役割や地域の水害・土砂災害リスクについて再認
識していただく、「アニバーサリープロジェクト」を推進していきます。
堤防やダム・放水路、砂防えん堤などの治水施設が果たしている役割は、普段の生活の中で
実感・体感することが少なく、また、施設完成後、時間の経過とともにその存在が当たり前に
なるため、地域の水害・土砂災害リスクに対する認知度も低下し、防災意識が薄れてしまいが
ちです。
このため、地域の方々と治水施設の生い立ちを振り返り、その果たしてきた役割や地域の水
害・土砂災害リスクについて再認識していただくため、完成から一定期間経過した施設につい
て、現地見学等を実施する「アニバーサリープロジェクト」を推進していきます。
この度、アニバーサリープロジェクト第一弾として、前川排水機場(北陸地方整備局)の完
成20周年を記念したイベントを実施します。(今後、全国にて随時実施していきます)。
※以下の URL(国土交通省 HP 内)にて、アニバーサリープロジェクトを順次紹介していきます。
http://www.mlit.go.jp/river/annipro/index.html
添付資料
参
考
アニバーサリープロジェクト第一弾(前川排水機場/北陸地方整備局)
問い合わせ先:
(アニバーサリープロジェクト 全般(砂防関係除く)
)
国土交通省水管理・国土保全局治水課
課長補佐
磯部 良太
直 通 03-5253-8452
FAX 03-5253-1604
(アニバーサリープロジェクト 砂防関係)
国土交通省水管理・国土保全局砂防部保全課
企画専門官
小竹 利明
直 通 03-5253-8469
FAX 03-5253-1611
(参考)
アニバーサリー
プロジェクト
前川排水機場の歩み(治水効果)
前川排水機場は、前川の洪水を梯川へ排水し、低平地である木場潟周辺の洪水被
害を軽減するため設置され、今年で稼働開始から20年を迎える施設です。
平成25年7月出水では、前川排水機場の働きにより浸水被害を防ぐなどの効果を発
揮してきています。
前川排水機場(30m3/s暫定運用:平成8年度,62m3/s本格運用:平成12年度)
前川
前川排水機場
梯川
前川排水機場が無かった場合に想定される浸水被害(平成25年7月出水)
前川排水機場
〔総排水量〕680万m3(木場潟 約5杯分)
浸水想定
総面積780ha
凡
例
浸水した場合に想定される水深
0.5m未満の区域
0.5~1.0m未満の区域
1.0~2.0m未満の区域
2.0~5.0m未満の区域
5.0m以上の区域
○ 平成25年7月出水では、梯川の水位上
昇により前川ならびに木場潟の自然
排水が困難となったことから、前川
排水機場(最大能力62m3/s)の運転を
実施
○ 総排水量は約680万m3であり、木場潟
5杯分の水の入れ替えしたことに相
当。もし前川排水機場が無かった場
合には、木場潟周辺一帯で約780haの
浸水被害が発生していたと想定
(参考)
アニバーサリープロジェクト
前川排水機場
稼働開始20周年
梯川下流部堤防完成記念事業
記念講演会
「災害の備えについて
~企業の防災対策BCP(事業継続計画)~」
コマツ粟津工場総務部長
伊藤 祐一
氏
※本講演会は、CPD証明書またはCPDS証明書が発行されます。
6月18日 土
平成28年
10:00~12:00〈受付9:30~〉
ルートイングランティア小松
エアポート
2階「鏡花の間」〒923-0004
石川県小松市長崎町4-116-1
200名
入場無料
・ご希望の方は、どなたでもご参加いただけます。
・当日のご参加も可能です。
なお、参加者多数の場合、入場を制限させていただくことが
あります。
■プレイベント
平成28年6月11日(土) 9時~12時
前川排水機場見学会
■主催:国土交通省
北陸地方整備局 金沢河川国道事務所
■後援/石川県、小松市、 (一社)北陸地域づくり協会、 (一社)石川県建設業協会、
(一社)建設コ ン サル タ ンツ 協 会北 陸 支部 、 (一社)石川県 建 設コ ン サル タ ント 協 会、
(一社)石川県 測 量設 計 業協 会 、 (一社)石川県 地質 調 査業 協 会
(参考)
一級河川梯川の前川合流点では、洪水時の逆流防止や平常時の塩水遡上防止、かんがい取水のために梯川
逆水門が設置されるとともに、前川の洪水を梯川へ排水し、低平地である木場潟周辺の洪水被害を軽減す
るため「前川排水機場」が設置されました。
前川排水機場は、平成2年に建設され、平成8年に暫定運用を開始して、平成12年に完成しています。
平成28年は暫定運用より20年の節目を迎えることから、これを記念し、前川排水機場の役割や効果を地域
の皆様にご理解いただくとともに、防災意識の高揚を図ることを目的として講演会を開催します。
親 子 釣 り 体 験
レ ガ ッ タ 大 会
プログラム
1.開
前 川 排 水 機 場 見 学
講演会会場のご案内
会
ルートイングランティア小松エアポート
石川県小松市長崎町4-116-1
TEL:050-5847-7505 FAX:0761-23-7010
2.来賓挨拶
3.事業説明
4.講
演
5.閉
会
「災害の備えについて
~企業の防災対策BCP(事業継続計画)~」
コマツ粟津工場総務部長 伊藤 祐一 氏
前川排水機場の足跡
1996
(平成8年3月)
第1期工事(基礎工、上屋の建設、ポンプ2台・排水量30m3/s)
2000
(平成12年4月)
第2期工事(ポンプ2台増設・排水量62m3/s)
2013
(平成25年7月)
平成25年7月出水では、木場潟5杯分(総排水量約680万m3)の水を排水した結果、
木場潟周辺一帯で約780haの浸水被害を減少させた
2014
(平成26年7月)
梯川逆水門耐震補強工事