番号 御意見(概略) 回答 1 2 (別添)

(別添)
番号
1
御意見(概略)
【意見1】
レタスなど 4 作物及び 16 の畜産品の残留基準を削除し
たことに、賛成である。
回答
【回答1】
御意見につきましては参考とさせていただきま
す。
[理由]
1、国内で適用のない作物に残留基準を設定する必要 【回答2】
はない。
今回の残留基準の設定は、農薬取締法に基づく
2、畜産品は、飼料、牧草などへの残留が懸念される 新規の農薬登録申請に伴う基準値設定依頼が農林
が、家畜に対するデータがない。
水産省からなされたことに伴い、食品中の農薬等
のポジティブリスト制度導入時に新たに設定され
【意見2】
た基準値(いわゆる暫定基準)の見直しについて、
EUの基準てんさい 0.1ppm、ホウレンソウ 0.5ppm を援
食品安全委員会において食品健康影響評価がなさ
用する必要はない。再考すべきである。
れたことを踏まえ、基準値の設定を行ったもので
[理由]
1、テンサイの場合、EU での残留試験 170 事例で、根
す。
残留基準におきましては、日本における適用作
部の最大残留値 0.2ppm であったが、日本での残留試験 物のみでなく、輸入される可能性のある食品につ
16 事例では、根部の最大残留値<0.005ppm、茎葉部
いては国際基準や海外における作物残留試験結果
0.004ppm である。
等も参考に設定しています。
2、ホウレンソウの場合、EU の残留試験 23 事例で、最
大残留値は 0.3ppm であった。
以上
2
欧州の基準値を参照されていますが、昨年 11 月に変更
されています。参照元の変更に従った基準値とすべき
と考えます。
【回答】
ご指摘の欧州の基準値の変更は 2016 年 6 月から
施行されるものです。
残留基準におきましては、輸入される可能性の
ある食品については国際基準や諸外国の基準等も
参照して基準値を設定しています。これら諸外国
等の基準については、それぞれの国等の状況に応
じて常に変更され得るものですが、国内の残留基
準の設定に当たっては、その手続上、ある一定時
期の状況に基づいて諸外国等の基準を参照せざる
を得ず、その後に変更があったものについては、
次の基準改正の際に参照することとしておりま
す。
いずれにしましても、今回設定する残留基準に
ついては、国民の健康保護を図るため、一般、高
齢者、妊婦及び幼小児の平均的な食生活を考慮し
暴露評価を行い、ADI の範囲内に収まることを確認
しておりますので、その安全性に問題はないもの
と考えています。