(証券コード 7920) 平成28年6月13日 株 主 各 位 東京都墨田区千歳二丁目3番9号 代表取締役会長 三浦 剛治 第71回定時株主総会招集ご通知 拝啓 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 さて、当社第71回定時株主総会を下記のとおり開催いたしますので、ご出席 くださいますようご通知申し上げます。 なお、当日ご出席願えない場合は、書面によって議決権を行使することが できますので、お手数ながら後記の株主総会参考書類をご検討のうえ、同封の 議決権行使書用紙に賛否をご表示いただき、平成28年6月28日(火曜日)午後 5時30分までに到着するようご返送くださいますようお願い申し上げます。 敬 具 記 1. 日 時 2. 場 所 平成28年6月29日(水曜日)午前10時 東京都墨田区横網一丁目6番1号 第一ホテル両国 25階「アジュール」 (末尾の「株主総会会場ご案内図」をご参照ください。) 3. 目 的 事 項 報 告 事 項 1. 第71期(平成27年4月1日から平成28年3月31日まで) 事業報告の内容、連結計算書類の内容並びに会計監査人及 び監査役会の連結計算書類監査結果報告の件 2. 第71期(平成27年4月1日から平成28年3月31日まで) 計算書類の内容報告の件 決議事項 第1号議案 取締役7名選任の件 第2号議案 監査役1名選任の件 第3号議案 退任取締役に対する退職慰労金贈呈並びに役員退職慰労金 制度の廃止に伴う取締役及び監査役に対する退職慰労金打 ち切り支給の件 第4号議案 取締役及び監査役の報酬額改定の件 第5号議案 取締役に対する株式報酬型ストックオプションに関する報 酬等の額及び内容決定の件 以 上 1 (添 付 書 類) 事 業 報 告 平 成27年 4 月 1 日 か ら 平 成28年 3 月31日 ま で 1.企業集団の現況に関する事項 事業の経過及び成果 当連結会計年度におけるわが国経済は、海外経済の影響による下振れが懸 念されたものの、政府、日銀の積極的な経済金融政策を背景に、設備投資や 雇用、所得環境に改善傾向が見られ、緩やかな回復基調で推移いたしました。 一方、当社グループにおける事業環境につきましては、業界を取り巻く経営 環境変化に加え、受注単価の下落が続くなど、依然として厳しい状況で推移 いたしました。 このような環境の中、当社グループは、新体制のもと、日次単位で課題共 有と改善対応を行い、週次単位で経営指標を把握するなど、意思決定の迅速 化と業務執行力の強化を図り、製販一体での受注強化と生産性向上による収 益拡大に取り組んでまいりました。 その結果、当連結会計年度の売上高は、12, 004百万円と前期と比べ1, 053 百万円(8.1%)の減収となったものの、営業利益は、516百万円と前期と 比べ359百万円(228.7%)の増益、経常利益は、506百万円と前期と比べ 364百万円(256.3%)の増益となりました。また、保有資産の売却による 特別利益及び退職給付制度改定に伴う特別損失の計上等により、親会社株主 に帰属する当期純利益は379百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損 失62百万円)となりました。 なお、当連結会計年度より会計方針の変更を行っており、遡及処理後の内 容を反映させた数値で前連結会計年度との比較を行っております。 セグメント別の状況につきましては、以下のとおりです。 印刷事業では、印刷技術を応用したホワイトスクラッチカードや、自社開 発のWEB系販促支援パッケージ「ミウラの缶」を営業ツールにキャンペー ンソリューションを提供するなど、明確なターゲティングに基づく受注活動 2 を行い、お客様の裾野の拡大・深耕を図りました。また、製版部門の本社へ の集約や組織人事の改編、製本・加工及び物流業務の連結子会社の吸収合併 により、受注から納品までのワンストップサービス体制を構築し、同時に、 購買部と品質保証部を新設し、業務推進力を強化いたしました。加えて、案 件別・部門別の採算管理と内製の極大化を徹底することで、収益性の向上に 取り組みました。 その結果、印刷事業の売上高は、104 , 08百万円と前期と比べ10 , 07百万円 (8.8%)の減収となりましたが、営業利益は329百万円と前期と比べ252 百万円(327.3%)の増益となりました。 連結子会社である株式会社ミウラクリエイトが運営する駐車場事業では、 事業地単位の数値管理を徹底し、遠隔通信管理システムによる地域に適した 料金改定や、不採算事業地の収益改善活動を積極的に実施してまいりました。 また、エリア別営業を強化し、新規事業地開拓の精度向上を図ることで、業 績の改善に取り組みました。 その結果、駐車場事業の売上高は、1,474百万円と前期と比べ81百万円 (5.2%)の減収でしたが、営業利益は124百万円と前期と比べ92百万円 (287.5%)の増益となりました。 不動産賃貸事業では、学生向け賃貸マンション、土地の賃貸事業に加え、 平成27年11月より新たに居住用賃貸マンションの運営を開始いたしました。 その結果、売上高は、121百万円と前期と比べ35百万円(40.7%)の増収、 営業利益は、55百万円と前期と比べ11百万円(25.0%)の増益となりました。 設備投資の状況 当連結会計年度における設備投資の総額は、817百万円であります。その 主なものといたしましては、居住用賃貸マンションの取得及び生産効率向上 を目的とした印刷設備等の拡充によるものであります。 資金調達の状況 当連結会計年度における設備資金及び運転資金は、自己資金及び金融機関 からの長期借入金により充当いたしました。 3 対処すべき課題 当社グループではこれまで、安定した黒字体質の確立を目指し、事業基盤 の再構築と財務基盤の強化、経営体制の強化に取り組んでまいりました。特 に印刷事業におきましては、部門別採算制度の導入、きめ細やかな売上・生 産計画を予測する仕組みの導入、内製化の促進、受注から生産、納品までの 全プロセスの効率化などを図りました。その結果、当連結会計年度は大幅な 収益の改善を果たし、復配を実現するなど一定の成果につながりました。 しかしながら、中長期的には、紙媒体の需要減少が継続傾向にあることや、 印刷関連技術の高度化・平準化によって、技術的な差別化が困難になること などにより、印刷業界における経営環境は厳しさが増すものと思われます。 このような環境を前提に、当社グループは得意領域である商業印刷での優 位性を徹底的に追求し、印刷事業の収益構造の再構築を進め、さらに駐車場 事業の収益力アップと、安定した不動産事業とともに、グループ全体で持続 的な成長と企業価値の向上に取り組んでまいります。また事業領域の強化、 拡大を視野に入れたM&A、業務提携等を模索するとともに、既存事業の強 化を図るための研究開発、設備増強など、より質の高い収益源の創出に向け た戦略的投資も積極的に行ってまいります。 以上の観点から、今後経営上対処すべき主な課題は以下のとおりです。 ①印刷事業の収益構造再構築 基幹システムの大幅な刷新とワークフローの再編により、売上予測に則 した全工程一貫の計画生産を実現するとともに、部門・工程・案件単位の 収益管理を徹底し、数値責任の明確化による収益力の強化を図ってまいり ます。また、直納積載効率の向上、発送単価の改善、物流作業フロー再構 築などの物流改革に着手し、生産性改善に取り組んでまいります。加えて、 品質管理、検査体制の拡充や、購買機能の一極集中により外注、資材、経 費の最適化による利益率向上を目指してまいります。 ②売上拡大への取り組み 既存市場深耕と新規市場開拓に営業を分割し、マーケットにあわせた営 業活動により両市場での売上伸張を図るとともに、個人別売上予算に基づ いたインセンティブ制度を導入し、売上増加のための組織力強化を推進し 4 てまいります。同時にマネジメントツールの体系化と適正活用を進め、施 策効果増大を図ります。併せて自社開発のWEB系販促支援パッケージ「ミ ウラの缶」の新たなラインナップとして、増加するインバウンド市場に対 応した「デジタル翻訳缶」を追加し、更なるソリューション受注を拡大し てまいります。 ③駐車場事業の収益拡大、不動産事業の有効活用 駐車場事業につきましては、遠隔管理システムに加え、地図情報と連携 した業務支援ツールを活用し、最適な訪問計画によって効率的な営業活動 を実現し、収益の拡大を図ってまいります。また管理指標の改定を行い、 新規開拓評価の厳格化により、事業地管理の適正化を進めてまいります。 所有不動産の有効活用につきましては、賃貸マンション及び土地の賃貸 事業における適正かつ効率的な管理・運営により、安定した収益基盤の確 立を目指してまいります。 ④人材育成、社内コミュニケーション 日次、週次、月次会議による製販一体の部門を超えたコミュニケーショ ンを推進させる一方、外部機関なども活用しつつ、若手から幹部に至るま で人材育成の強化を図ってまいります。また、社内活性化を目的とした「あ りがとうメッセージ制度」を定着させ、「感謝の文化」を醸成し、全社の 一体感・連携意識の向上を目指してまいります。 ⑤財務基盤の強化 継続的な黒字の確保と更なる業績改善により自己資本を充実させ、同 時に株主還元も積極的に行いつつ、中長期的に安定した事業基盤を構築 いたします。 ⑥企業の社会的責任(CSR)への取り組み 当社グループは、法令や企業倫理を遵守し、また品質保証・環境保全 活動・情報保護についても全社を挙げて取り組んでまいります。また、 文化支援や地域交流等の社会貢献活動を通じて、社会に対する責任と義 務を果たしつつ、社会全体の更なる発展に貢献してまいります。 株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご理解とご支援を賜りま すよう、よろしくお願い申し上げます。 5 財産及び損益の状況の推移 (単位:百万円) 区 分 売 上 第 68 期 第 69 期 第 70 期 第71期(当期) 平成25年3月期 平成26年3月期 平成27年3月期 平成28年3月期 高 13, 648 13, 370 13, 057 12, 004 経 常 利 益 393 191 142 506 親会社株主に帰属する 当期純利益又は 当期純損失 (△) 1株当たり当期純利益 又は当期純損失(△) 148 202 △62 379 63 . 1円 85 . 8円 △19 . 6円 118 . 5円 総 資 産 12, 811 13, 124 13, 033 11, 514 純 資 産 5, 069 5, 902 6, 514 6, 934 1株当たり純資産 2146 . 9円 1843 . 8円 2035 . 0円 . 4円 2165 重要な親会社及び子会社の状況 ①親会社との関係 当社は親会社を有しておりません。 ②重要な子会社の状況 会 社 名 株式会社ミウラクリエイト 資本金 当社の出資比率 百万円 % 100 100 主要な事業内容 時間貸し駐車場事業等 ③重要な企業結合等の状況 当連結会計年度において、平成27年7月1日付で当社を存続会社、当 社の連結子会社であったミウラテック株式会社を消滅会社とする吸収合併 を実施したことにより、ミウラテック株式会社は消滅し、連結の範囲から 除外しております。当社は主に印刷物の製本、加工及び物流業務に取り組 んでまいりましたミウラテック株式会社の業務を統合し継続することによ り、当社グループ全体の経営資源の有効活用及び経営の効率化を図り、経 営基盤を強化してまいります。 6 主要な事業内容 企業集団の主要な事業は次のとおりであります。 ①印刷事業…各種の製版、印刷、製本加工並びにその製品の販売 ②駐車場事業…時間貸し駐車場事業等 ③不動産賃貸事業…学生専用マンション(学生寮)、土地賃貸事業、居住用 賃貸マンションの賃貸等 主要な営業所及び工場 三浦印刷株式会社 名 称 所 在 地 本 社 東 京 都 船 橋 工 場 千 葉 県 学生専用マンション (学生寮) 東 京 都 居住用賃貸マンション 東 京 都 株式会社ミウラクリエイト 名 本 称 所 在 地 社 東 京 都 員 数 前 期 末 比 増 減 381名 △28名 従業員の状況 従 業 (注) 当連結会計年度末日の従業員数を記載しております。 主要な借入先 借 入 先 借 入 額 百万円 869 370 250 230 208 株式会社三菱東京UFJ銀行 三 菱UFJ信託銀行株式会社 株 式 会 社 み ず ほ 銀 行 株 式 会 社 商 工 組 合中 央 金 庫 株 式 会 社 横 浜 銀 行 7 その他企業集団の現況に関する重要な事項 ①クリエイティブセンターの売却 クリエイティブセンターの機能を本社へ集約したことにより、当該事業 用不動産「東京都墨田区両国二丁目14番3」の有効活用策として、平成 27年7月10日を契約締結日として、売却いたしました。 ②物流センターの移転 構造改革の一環として、スペースの有効活用と、より一層の業務効率化 を目的に平成28年3月31日付で塩浜物流センターを廃止し、船橋工場に 物流機能を集約いたしました。 2.会社の株式に関する事項 発行可能株式総数 79, 761, 000株 発行済株式の総数 32, 048, 848株 (自己株式38, 738株を含む) 株主数 2, 296名 大株主 株 主 名 持株数(千株) 持株比率(%) AG投資事業有限責任組合 8,403 262 .5 王子ホールディングス株式会社 1,201 37 .5 株式会社三菱東京UFJ銀行 1,171 36 .6 三浦総業株式会社 1,105 34 .5 凸版印刷株式会社 1,004 31 .4 901 28 .2 三菱製紙株式会社 877 27 .4 明治安田生命保険相互会社 755 23 .6 東洋インキSCホールディングス株式会社 742 23 .2 三 浦 久 司 720 22 .5 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (退職給付信託口・DIC株式会社口) (注)1.持株比率は、自己株式38, 738株を控除して計算しております。 2. 「日本マスタートラスト信託銀行株式会社退職給付信託口・DIC株式会社口」名義の 普通株式9012 , 00株はDIC株式会社から同信託銀行へ信託設定された信託財産であ ります。信託契約上当該株式の議決権はDIC株式会社が留保しております。なお、当 社はDIC株式会社の普通株式2799 , 50株を所有しております。 8 3.会社の新株予約権に関する事項 当事業年度末日における新株予約権等の状況 名 称 三浦印刷株式会社第1回新株予約権 発行決議の日 平成27年9月30日 新株予約権の数 335個 新株予約権の目的となる株式の種類および数 当社普通株式 3350 , 00株 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額 1株当たり 123円 新株予約権の行使期間 平成29年10月31日から平成32年10月30日 当事業年度中に職務執行の対価として従業員等に交付した新株予約権の状況 当事業年度中に交付した新株予約権等は に記載の第1回新株予約権のと おりであります。 個 数 当社従業員 352個 (当社役員を兼ねている者を除く) 9 交付者数 293名 4.会社役員に関する事項 取締役及び監査役の氏名等 地 位 (平成28年3月31日現在) 氏 名 担当及び重要な兼職の状況 代 表 取 締 役 会 長 三 浦 剛 治 代 表 取 締 役 社 長 日 達 浩 造 取 締 役 三 石 誠 司 業務本部長兼情報システム部担当 取 締 役 須 川 直 輔 人事部長兼経理部、総務部担当 取 締 役 上 野 信 営業本部副本部長 取 締 役 永 妻 光 弘 営業本部長 取 締 役 中 村 彰 利 アスパラントグループ株式会社代表取締役社長 株式会社テラケン社外取締役 りんかい日産建設株式会社取締役 株式会社ヒューマニック社外取締役 株式会社FILWEL取締役 株式会社駐車場綜合研究所取締役 取 締 役 申 祐 一 アスパラントグループ株式会社プリンシパル 株式会社テラケン社外取締役 株式会社ミウラクリエイト社外取締役 株式会社駐車場綜合研究所取締役 常 勤 監 査 役 菊 地 健 史 監 査 役 岩 和 泉 税理士 監 査 役 三 木 康 史 昭和四日市石油株式会社非常勤監査役 (注)1.取締役 中村彰利、申 祐一の両氏は社外取締役であります。 監査役 岩 和泉、三木康史の両氏は社外監査役であります。 監査役 岩 和泉氏は税理士の資格を有しており、財務及び会計に関する相当程度の 知見を有しております。 監査役 岩 和泉、三木康史の両氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として、 同取引所に届出ております。 2.当事業年度中の取締役の異動 就任 平成27年6月26日開催の第70回定時株主総会において、新たに永妻光弘氏が取締 役に、三木康史氏が監査役に選任され、それぞれ就任いたしました。 1 0 退任 平成27年6月26日開催の第70回定時株主総会終結の時をもって、監査役 鈴木利男、 野手 茂の両氏は退任いたしました。 当事業年度中の取締役の地位及び担当並びに重要な兼職の状況が、次のとおり変 更となりました。 氏 名 新地位及び担当並びに重要な兼職の状況 異動年月日 三石 誠司 平成27年10月1日 取締役業務本部長兼情報システム部担当 上野 信 平成27年7月1日 取締役営業本部副本部長 中村 彰利 平成27年7月1日 株式会社ヒューマニック社外取締役 平成28年1月29日 株式会社FILWEL取締役 申 祐一 平成27年5月28日 株式会社ミウラクリエイト社外取締役 3. 当事業年度後の取締役の異動 当事業年度後の取締役の地位及び担当並びに重要な兼職の状況が、次のとおり変 更となりました。 氏 名 新地位及び担当並びに重要な兼職の状況 異動年月日 日達 浩造 平成28年4月1日 代表取締役 三石 誠司 平成28年4月1日 取締役特命担当 須川 直輔 平成28年4月1日 取締役製作部担当 上野 信 平成28年4月1日 取締役特命担当 永妻 光弘 平成28年4月1日 取締役営業推進部担当 中村 彰利 平成28年4月1日 株式会社駐車場綜合研究所取締役 申 祐一 平成28年4月1日 株式会社駐車場綜合研究所取締役 取締役及び監査役の報酬等の総額 (単位:百万円) 人 数 報酬等の総額 取 締 役 8名 (うち社外取締役) (2名) 監 査 役 5名 (うち社外監査役) (3名) (5) 13名 51 合 計 38 (−) 13 (注)1. 取締役の報酬等の総額には、使用人兼取締役の使用人分給与は含まれておりません。 2. 上記の監査役の人数には、平成27年6月26日開催の第70回定時株主総会の終結の時 をもって退任した監査役2名を含んでおります。 1 1 3. 上記報酬等の総額には、当事業年度に計上した役員退職慰労引当金繰入額9百万円 を含んでおります。 4. 上記報酬等の額のほか、平成27年6月26日開催の第70回定時株主総会決議に基づ き、役員退職慰労金を退任監査役2名に対して2百万円を支給しております。な お、この金額には、過年度の事業報告において開示した役員退職慰労引当金の繰 入額2百万円を含んでおります。 5. 当事業年度末日の取締役8名のうち2名は、無報酬であります。 社外役員に関する事項 ① 重要な兼職先と当社との関係 社外取締役中村彰利氏、申 祐一氏の兼職先であるアスパラントグルー プ株式会社とは、業務提携及び同社が運営・管理するAG投資事業有限責 任組合を引受先とした第三者割当増資を行っておりますが、社外取締役個 人が直接利害関係を有するものではありません。 また、中村彰利氏、申 祐一氏が兼職しているその他の兼職先とは、開 示すべき関係はありません。 ② 当事業年度における主な活動状況 氏 名 主な活動状況 当事業年度開催の取締役会14回すべてに出席し、企業経営 中 村 彰 利 者としての専門的見地から審議に関して必要に応じ発言を (社外取締役) 行っております。 当事業年度開催の取締役会14回すべてに出席し、経営戦略 申 祐 一 と金融についての幅広い見識を活かして必要に応じ発言を (社外取締役) 行っております。 当事業年度開催の取締役会14回、監査役会14回すべてに出 岩 和 泉 席し、税理士としての専門的見地から監査を行い、議案・ (社外監査役) 審議等につき必要に応じ発言を行っております。 就任後開催された当事業年度の取締役会11回、監査役会11 三 木 康 史 回すべてに出席し、金融機関の経験を活かした監査を行い、 (社外監査役) 議案・審議等につき必要に応じ発言を行っております。 ③ 責任限定契約の内容の概要 当社と各社外役員は、会社法第427条第1項の規定に基づき、会社法第 423条第1項の賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に 基づく賠償責任限度額は、法令が規定する額となっております。 1 2 5.会計監査人に関する事項 会計監査人の名称 有限責任監査法人トーマツ 当該事業年度に係る会計監査人の報酬等の額 ① 当事業年度に係る会計監査人としての報酬等の額 18百万円 ② 当社及び当社子会社が支払うべき金銭その他の財産上の利益の合計額 18百万円 (注)当社と会計監査人との間の監査契約においては、会社法上の監査に対する報 酬等の額と金融商品取引法上の監査に対する報酬等の額を区分しておらず、 実質的に区分できないことから、上記①の金額はこれらの合計額で記載して おります。当該金額について監査役会が同意をした理由は、公益社団法人日 本監査役協会が公表する「会計監査人との連携に関する実務指針」を踏まえ、 取締役、社内関係部署及び会計監査人からの必要な資料の入手や報告の聴取 を通じて、会計監査人の監査計画の内容、従前の事業年度における職務執行 状況や報酬見積もりの算出根拠などを検討した結果、相当であると認めたた めです。 会計監査人の解任または不再任の決定の方針 会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると認めら れる場合、監査役会は、監査役全員の同意によって解任を決定いたします。 また、上記の場合のほか、会計監査人の適格性、独立性を害する事由の 発生により、適正な監査の遂行が困難であると認められる場合、取締役は、 監査役会の同意を得て、または監査役会の請求により、会計監査人の不再 任を株主総会に提案いたします。 責任限定契約の内容の概要 当社と会社法第427条第1項の規定に基づき、会社法第423条第1項の 賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく賠償責任 限度額は、法令が規定する額となっております。 6.会社の体制及び方針 業務の適正を確保するための体制の整備に関する事項 ①取締役・使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保する ための体制 1 3 当社及びグループ各社は、コンプライアンスの徹底を図る目的で企業 倫理委員会を設立し、同時に企業倫理相談窓口も設置しております。 また、今後も企業倫理の向上と企業の社会的責任重視の経営を展開す る基本姿勢として、経営理念と経営指針を基にした企業倫理規程、従業 員行動基準をもとに取締役、管理職、一般社員に対して、階層別に必要 な研修を定期的に実施します。 さらに、関連する法規の制定・改正、当社及び他社で重大な不祥事、 事故が発生した場合等においては速やかに必要な研修を実施します。 反社会的勢力との関係排除を企業倫理規程、従業員行動基準に定め、 教育・研修を実施するとともに、不当要求防止責任者の選任など実践的 運用のための社内体制を整備します。 また、反社会的勢力に対しては警察当局等、外部機関と連携して組織 的かつ法的に対応します。 当社及びグループ各社は、教育の徹底と内部通報体制の設置により、 企業倫理の充実と法令順守の徹底を図ります。 ②取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制 当社は文書管理規程により、株主総会議事録、取締役会議事録、計算 書類、稟議書、その他取締役会が決定する書類(電磁的記録を含む)に ついて関連資料とともに10年間以上保管し管理します。 代表取締役は、取締役、従業員に対して、文書管理規程に従って文書 の保存、管理を適切に行うよう指導します。 また、取締役及び監査役が、必要に応じてこれらの情報を閲覧できる 状態を維持します。 ③損失の危険の管理に関する規程その他の体制 当社は代表取締役に直属する部署として、監査室を設置し、その監査 により法令・定款違反、その他の事由に基づき、損失の危険のある業務 執行行為が発見された場合には、発見された危険の内容及びそれがもた らす損失の程度等について、直ちに取締役会に報告される体制を構築し て運営します。 また、企業倫理、環境、災害、品質及び情報セキュリティ等に係るリ 1 4 スクについてはそれぞれの委員会、プロジェクトにて規程・ガイドライ ンの制定、研修の実施、マニュアルの作成・配付等を行うものとし、組 織横断的リスク状況の監視及び全社的対応の指示は代表取締役が行うも のとします。 さらに、新たに生じたリスクについては取締役会において速やかに対 応責任者となる取締役を定めます。 ④取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制 当社の取締役会は、取締役の職務の効率性を確保するために取締役の 合理的な職務分掌、チェック機能を備えた権限規程等を定めるとともに、 合理的な経営方針の策定、全社的な重要事項について検討・決定する経 営会議等の有効な活用、各部門間の有効な連携を確保するための制度の 整備・運用を行います。 ⑤当社及び子会社からなる企業集団における業務の適正を確保するための 体制 当社及びグループ各社は子会社管理規程に基づき情報の共有化、指示・ 伝達等が効率的に行われる体制を構築して運営します。 また、監査室が各社取締役等の業務執行行為の法令及び定款への適合 の有無、その他損失の危険の有無に関する監査を行い、グループ各社の 適正な管理を行います。 グループ各社の取締役は業績の推移等を、当社経営会議において定期 的に報告するとともに、特に重要な事項については当社と事前に協議す る体制を構築して運営します。 当社は企業倫理規程、従業員行動基準並びに企業倫理相談窓口をグル ープ会社従業員全員への周知を図ります。 ⑥監査役の職務を補助すべき使用人と当該使用人の当社取締役からの独立 性及び当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項 当社の事業規模に鑑み、当面は配置しないこととしますが、監査役か らの要請がある場合、必要な期間、監査役の職務を補助すべき従業員を 配置します。配置された者は監査役の指示命令により、職務を遂行いた します。 1 5 ⑦監査役への報告に関する体制並びに報告をしたことを理由として、不利 な取扱いを受けないことを確保する体制 当社取締役及び従業員、並びにグループ会社取締役及び従業員は、法 令に違反する事項、会社に著しい損害を与えるおそれのある事項、毎月 の経営状況として重要な事項、内部監査状況及びリスク管理に関する事 項、その他コンプライアンス上重要な事項を知りえた場合、企業倫理相 談窓口を経て監査役に対して、速やかに報告いたします。 内部通報を受付ける当該部署は監査役に対し、定期的に通報の報告を 行います。 また、当社及び当社グループ各社は企業倫理規程において、内部通報 を行った者がいかなる不利益も受けないことを規定しております。 ⑧監査役の職務執行について生ずる費用または償還の手続きその他の当該 職務の執行について生ずる費用または債務の処理に関する事項 当社は、監査役会が各監査役の職務遂行上、必要と認める費用につい て会社に請求できるものとします。 ⑨その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制 当社監査役は、内部監査部門の実施する内部監査に係る年次計画につ いて事前に説明を受け、その修正等を求めることができます。 また、内部監査の実施状況について適宜報告を受け、必要があると認 めるときは、追加監査の実施、業務改善策の策定等を求めることができ ます。 そして、会計監査人を監督し、会計監査人の取締役からの独立性を確 保するため、会計監査人の監査計画については監査役が事前に報告を受 けることとします。 業務の適正を確保するための体制の運用状況の概要 当社では、上記基本方針に基づく内部統制システムの整備について、定 例的に点検を行い、結果を経営会議に報告し必要に応じて所要の措置を講 じております。また、管理部及び監査室が中心となり、当社の各部門長に 対して、内部統制システムの重要性とコンプライアンスに対する研修等を 1 6 行い、当社全体への意識付けを推進しています。 剰余金の配当等の決定に関する方針 当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に取り組むため、財 務体質と経営基盤の強化を図りながら、収益力と資本効率の改善に努め、 株主の皆様に安定的かつ継続的な利益還元を行うことを基本方針にしてお ります。 内部留保資金につきましては、主力事業である純印刷分野及び拡印刷事 業等の充実・拡大のための設備投資と、新製品・新技術の研究開発及び新 規事業展開を図るための投資に優先的に配分し、中長期的な資本効率の向 上を目指します。 なお、平成28年4月28日開催の取締役会決議により、当事業年度末日(平 成28年3月31日)を基準日とする期末配当金を1株当たり4円(支払開 始日:平成28年6月14日)とさせていただきました。従いまして、当期 の年間配当金につきましては、1株当たり4円となっております。 (注)本事業報告の記載百分率については表示単位未満を四捨五入し、それ以外の数値につ きましては表示単位未満を切り捨てて表示しております。 1 7 連 結 貸 借 対 照 表 (平成28年3月31日現在) 科 目 金 額 科 目 (資 産 の 部) 流 動 資 産 (単位:百万円) 金 額 (負 債 の 部) 流 動 負 債 5, 564 3, 365 現 金 及 び 預 金 2, 814 支払手形及び買掛金 受取手形及び売掛金 2, 213 電 子 記 録 債 務 電 子 記 録 債 権 72 短 製 品 39 未 払 法 人 税 等 87 仕 掛 品 173 賞 金 94 そ の 他 400 原材料及び貯蔵品 51 そ の 他 199 貸 △0 倒 引 当 金 期 与 5, 950 有形固定資 産 3, 650 建 物 及 び 構 築 物 2, 322 機械装置及び運搬具 228 工 具 、器 具 及 び 備 品 106 土 地 891 産 102 リ ー ス 資 無形固定資 産 69 投資その他の資産 2, 231 投 資 有 価 証 券 145 そ の 他 159 貸 険 倒 積 引 立 当 金 当 期 借 276 1, 164 1, 215 金 818 繰 延 税 金 負 債 107 入 役員退職慰労引当金 105 そ の 他 184 4, 580 (純 資 産 の 部) 株 主 資 6, 757 本 資 本 金 2, 524 資 本 剰 余 金 2, 539 利 益 剰 余 金 1, 705 自 己 株 式 12 その他の包括利益累計額 その他有価証券評価差額金 新 株 予 約 権 174 174 2 △ 97 純 資 産 合 計 引 金 負 債 合 計 2, 023 金 保 入 固 定 負 債 長 固 定 資 産 借 1, 340 資 産 合 計 負債及び純資産合計 11, 514 1 8 6, 934 11, 514 連 結 損 益 計 算 書 (自平成27年4月1日 至平成28年3月31日) 科 目 (単位:百万円) 金 額 売 上 高 12, 004 売 上 原 価 9, 755 売 上 総 利 益 2, 248 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 営 業 業 利 外 1, 732 益 収 516 益 受 取 利 息 及 び 配 当 金 そ 営 の 業 外 支 費 払 支 手 そ 数 の 経 常 8 息 38 料 19 他 4 52 用 利 払 43 他 利 益 62 506 特 別 利 益 有 形 固 定 資 産 売 却 益 245 投 資 有 価 証 券 売 却 益 25 補 助 金 収 入 8 損 65 280 特 別 損 失 固 定 資 産 除 売 却 投 資 有 価 証 券 売 却 損 9 投 資 有 価 証 券 評 価 損 16 ゴルフ会員権貸倒引当金繰入額 12 ゴ ル フ 会 員 権 売 却 損 17 特 金 47 用 15 損 0 退 職 給 付 制 度 終 了 損 194 事 賃 別 務 貸 退 所 借 職 移 契 転 約 費 解 約 税 金 等 調 整 前 当 期 純 利 益 406 法人税、住民税及び事業税 法 当 人 税 期 等 純 調 整 利 379 84 額 △ 57 益 27 379 非支配株主に帰属する当期純利益 − 親会社株主に帰属する当期純利益 379 1 9 連結株主資本等変動計算書 (自平成27年4月1日 至平成28年3月31日) (単位:百万円) 株 主 資 本 資 本 金 資本剰余金 利益剰余金 1,326 その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益 評価差額金 調整累計額 累計額合計 2 0 自 己 株 式 株主資本合計 連結注記表 (連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項) 1. 連結の範囲に関する事項 連結子会社の数及び名称 ㈱ミウラクリエイトの1社 当連結会計年度において、平成27年7月1日付で当社を存続会社、当社の連結子会社 であったミウラテック株式会社を消滅会社とする吸収合併を実施したことにより、ミウ ラテック株式会社は消滅し、連結の範囲から除外しております。 2. 持分法の適用に関する事項 持分法適用関連会社の数及び名称 ㈱レヴァンテ・インターナショナルの1社 3. 連結子会社の事業年度等に関する事項 連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。 4. 会計処理基準に関する事項 (1) 重要な資産の評価基準及び評価方法 ①有価証券 満期保有目的の債券 償却原価法(定額法) その他有価証券 時価のあるもの 決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全 部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均 法により算定しております。) 時価のないもの 移動平均法による原価法 ②たな卸資産 製品、仕掛品 個別法による原価法 原材料、貯蔵品 移動平均法による原価法 (貸借対照表価額については収益性の低下に基づく 簿価切下げの方法) (2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法 ①有形固定資産 (リース資産を除く) 定率法 なお、平成1 0年4月1日以降に取得した建物(建物 附属設備を除く)については、定額法を採用してお ります。 主な耐用年数は以下のとおりであります。 ②無形固定資産 (リース資産を除く) 建物及び構築物 20∼5 0年 機械装置及び運搬具 2∼1 5年 定額法 なお、主な償却年数は次のとおりであります。 ソフトウェア(自社利用分)5年(社内における利 用可能期間) 2 1 ③リース資産 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリー ス資産については、リース期間を耐用年数とし、残 存価額を零とする定額法を採用しております。 なお、所有権移転外ファイナンス・リース取引のう ち、リース取引開始日が平成20年3月31日以前のリ ース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法 に準じた会計処理によっております。 (3) 重要な引当金の計上基準 ①貸倒引当金 債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、 貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見 込額を計上しております。 ②賞与引当金 従業員に対し支給する賞与に充当するため、支給見込額のうち当連結会計年度 の負担額を計上しております。 ③役員退職慰労引当金 役員の退職慰労金の支出に備えるため、内規に基づく連結会計年度末要支給額 を計上しております。 (4) 退職給付に係る会計処理の方法 a退職給付見込額の期間帰属方法 退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの 期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。 b数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法 数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存 勤務期間内の一定の年数(13年)による定額法により按分した額をそれぞれ 発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております。 過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年 数(3年)による定額法により費用処理しております。 (5)重要なヘッジ会計の方法 ①ヘッジ会計の方法 金利スワップについて特例処理の要件を満たしているものは特例処理を行って おります。 ②ヘッジ手段とヘッジ対象 ヘッジ手段 金利スワップ ヘッジ対象 借入金の利息 ③ヘッジ方針 借入金の支払利息を固定する目的で金利スワップ取引を行っており、ヘッジ対 象の識別は個別契約ごとに実施しております。 ④ヘッジ有効性評価の方法 ヘッジ手段とヘッジ対象の対応関係を確認することにより行っております。 2 2 (6)その他連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項 ①消費税等の処理方法 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜き方式によっております。 なお、資産に係る控除対象外消費税等は、発生年度の費用として処理しており ます。 (会計方針の変更等) (企業結合に関する会計基準等の適用) 「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)、「連結 財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第22号 平成25年9月13日)及び「事業 分離等に関する会計基準」(企業会計基準第7号 平成25年9月13日)等を、当連結 会計年度から適用し、当期純利益等の表示の変更及び少数株主持分から非支配株主持 分への表示の変更を行っております。 (物品売却益に係る会計方針の変更) 従来より印刷物の製造過程で生ずる作業くずを営業外収益の物品売却益に計上して おりましたが、当連結会計年度より製造原価より控除することといたしました。この 変更は、作業くずの売却額の金額的重要性が増し、これを契機に原価管理の手法を見 直し、当該原価管理の見直しに対応して製造原価より控除する方法に変更したもので あります。 当該会計方針の変更は遡及適用しております。 なお、従来の方法によった場合と比較して製造原価計算に与える影響が小さいこと から、過年度の差額をすべて売上原価に含めて処理しています。そのため、当連結会 計年度の期首の純資産への累積的影響額はありません。 (追加情報) 従来より規約型確定給付企業年金を採用しておりましたが、平成28年4月1日に確 定拠出企業年金へ全面移行したことにより、「退職給付制度間の移行等に関する会計処 理」(企業会計基準適用指針第1号 平成14年1月31日)を適用し、確定拠出年金へ の移行部分について退職給付制度の終了の処理を行っております。本制度変更に伴う 影響額は、当連結会計年度の特別損失として194百万円を計上しております。 (連結貸借対照表に関する注記) 1. 有形固定資産の減価償却累計額 4,745百万円 2. 担保に供している資産 建物 529百万円 10百万円 土地 1,721百万円 投資有価証券 上記に対応する債務 短期借入金 93百万円 長期借入金 272百万円 2 3 (連結損益計算書に関する注記) 1. 補助金収入 前連結会計年度の希望退職制度実施に伴う、労働移動支援助成金(再就職支援奨励金) の受入れによるものです。 2. 特別退職金 当連結会計年度において、当社における退職勧奨による退職者への割増退職金及び再 就職支援費用を計上しております。 (連結株主資本等変動計算書に関する注記) 1. 発行済株式に関する事項 当連結会計年度の末日における発行済株式の総数 普通株式 32,048,848株 2. 剰余金の配当に関する事項 (1) 当連結会計年度中に行った剰余金の配当に関する事項 該当事項はありません。 (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度 になるもの 決議 株式の種類 平成28年4月28日 取締役会 普通株式 配当金の金額 1株当たり配当金 (百万円) (円) 128 40 .0 基準日 効力発生日 平成28年 3月31日 平成28年 6月14日 (金融商品に関する注記) 1. 金融商品の状況に関する事項 当社グループは、資金運用については短期的な預金及び安全性の高い金融資産に限 定し、銀行等金融機関からの借入により資金を調達しております。 受取手形及び売掛金に係る顧客の信用リスクは、販売管理規程に沿ってリスク低減 を図っております。また、有価証券及び投資有価証券は、主に満期保有目的の債券及 び業務上の関係を有する取引先企業の株式であり、当該リスクに関しては、定期的に 時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握する体制としております。 借入金の使途は運転資金(主として短期)及び設備投資資金(長期)であり、長期 借入金の金利変動リスクに対してスワップ取引を実施して支払利息の固定化を実施し ております。なお、デリバティブは内部管理規程に従い、実需の範囲で行うこととし ております。 2. 金融商品の時価等に関する事項 平成28年3月31日(当期の連結決算日)における連結貸借対照表計上額、時価及び これらの差額については次のとおりです。 2 4 (単位:百万円) (1)現金及び預金 (2)受取手形及び売掛金 (3)電子記録債権 連結貸借対照表 計上額 2, 814 2, 213 72 時 価 差 額 2, 814 2, 213 72 − − − 2 1, 947 7, 050 1, 340 276 1, 164 824 3, 607 − − − − − − − 6 6 − (4)投資有価証券 ①満期保有目的の債券 ②その他有価証券 資産計 (1)支払手形及び買掛金 (2)電子記録債務 (3)短期借入金 (4)長期借入金 負債計 (5)デリバティブ取引 2 1, 947 7, 050 1, 340 276 1, 164 818 3, 600 − (注1)金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項 資 産 (1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金並びに(3)電子記録債権 これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額に等しいことから、当該帳 簿価額によっております。 (4)投資有価証券 これらの時価について、株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機 関から提示された価格によっております。 負 債 (1)支払手形及び買掛金、(2)電子記録債務並びに(3)短期借入金 これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額に等しいことから、当該帳 簿価額によっております。 (4)長期借入金 長期借入金の時価については、元利金の合計額を当該借入の残存期間及び信用 リスクを加味した利率で割り引いた現在価値により算定しております。変動金利 による長期借入金は金利スワップの特例処理の対象とされており(下記(5)参照)、 当該金利スワップと一体として処理された元利金の合計額を、当該借入の残存期 間及び信用リスクを加味した利率で割り引いた現在価値により算定する方法によっ ております。 (5)デリバティブ取引 金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と 一体として処理されているため、その時価は、長期借入金の時価に含めて記載し ております。(上記(4)参照) 2 5 (注2)非上場株式(連結貸借対照表計上額73百万円)は、市場価格がなく、かつ将来キ ャッシュ・フローを見積ることなどができず、時価を把握することが極めて困難 と認められるため、「(4)投資有価証券②その他有価証券」には含めておりません。 (賃貸等不動産に関する注記) 当社グループは、東京都その他の地域において賃貸用住宅(学生寮及び賃貸マンショ ン)を有しております。 平成28年3月期における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は55百万円であります。 賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額及び当連結会計年度における主な変動並びに連 結決算日における時価及び当該時価の算定方法は以下のとおりです。 (単位:百万円) 連結貸借対照表計上額 期首残高 期中増減額 1, 045 618 期末残高 1, 663 期末時価 2, 277 (注)1. 連結貸借対照表計上額は、取得価額から減価償却累計額を控除した金額であります。 2. 期中増減額のうち、主な増加額は賃貸用住宅(賃貸マンション)の取得658百万円 であります。 3. 時価の算定方法 主として「不動産鑑定評価基準」に基づいて自社で算定した金額(指標等を用いて 調整を行ったものを含む。)であります。 (1株当たり情報に関する注記) 1. 1株当たり純資産額 2. 1株当たり当期純利益 216円54銭 11円85銭 (重要な後発事象に関する注記) 該当事項はありません。 ※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 26 連結計算書類に係る会計監査人の監査報告書 謄本 独 立 監 査 人 の 監 査 報 告 書 平成28年5月11日 三浦印刷株式会社 取 締 役 会 御中 有限責任監査法人トーマツ 指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 印 京嶋清兵衛 ⃝ 指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 印 大枝 和之 ⃝ 当監査法人は、会社法第444条第4項の規定に基づき、三浦印刷株式会社の平成27年4月 1日から平成28年3月31日までの連結会計年度の連結計算書類、すなわち、連結貸借対照 表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書及び連結注記表について監査を行った。 連結計算書類に対する経営者の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠し て連結計算書類を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要 な虚偽表示のない連結計算書類を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内 部統制を整備及び運用することが含まれる。 監査人の責任 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から連結計算 書類に対する意見を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当 と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に連結計算 書類に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策 定し、これに基づき監査を実施することを求めている。 監査においては、連結計算書類の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続 が実施される。監査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による連結計算書類 の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。監査の目的は、内部統 制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実 施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、連結計算書類の作成と適正 な表示に関連する内部統制を検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及び その適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての連結計算書 類の表示を検討することが含まれる。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査意見 当監査法人は、上記の連結計算書類が、我が国において一般に公正妥当と認められる企 業会計の基準に準拠して、三浦印刷株式会社及び連結子会社からなる企業集団の当該連結 計算書類に係る期間の財産及び損益の状況をすべての重要な点において適正に表示してい るものと認める。 利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき 利害関係はない。 以 上 27 貸 借 対 照 表 (平成28年3月31日現在) 科 目 固 定 資 産 有形固定資 産 建 物 構 築 物 機 械 及 び 装 置 車 両 運 搬 具 工具、器具及び備品 土 地 リ ー ス 資 産 資 産 合 計 5, 090 2, 467 183 2, 020 72 39 173 51 60 22 △0 5, 996 3, 586 2, 245 58 227 0 63 891 99 券 式 金 権 他 金 流 動 負 債 支 払 手 形 買 掛 金 電 子 記 録 債 務 短 期 借 入 金 1年内返済予定の長期借入金 リ ー ス 債 務 未 払 金 未 払 費 用 未 払 法 人 税 等 賞 与 引 当 金 そ の 他 3,183 796 536 276 760 308 19 32 233 54 93 72 固 定 負 債 長 期 借 入 金 リ ー ス 債 務 繰 延 税 金 負 債 役員退職慰労引当金 そ の 他 負 債 合 計 1,163 767 83 106 105 100 4,347 (純 資 産 の 部) 株 69 無形固定資 産 金 額 (負 債 の 部) (資 産 の 部) 流 動 資 産 現 金 及 び 預 金 受 取 手 形 売 掛 金 電 子 記 録 債 権 製 品 仕 掛 品 原材料及び貯蔵品 前 払 費 用 そ の 他 貸 倒 引 当 金 投資その他の資産 投 資 有 価 証 関 係 会 社 株 保 険 積 立 会 員 そ の 貸 倒 引 当 科 目 金 額 (単位:百万円) 2, 340 2, 023 139 145 72 58 △ 97 主 資 本 資 本 金 資 本 剰 余 金 資 本 準 備 金 その他資本剰余金 6,563 2,524 2,539 863 1, 675 利 益 剰 余 金 その他利益剰余金 土地圧縮積立金 償却資産圧縮積立金 別 途 積 立 金 繰越利益剰余金 1,512 1, 512 55 11 615 829 自 己 株 式 評価・換算差額等 その他有価証券評価差額金 新 株 予 約 権 純 資 産 合 計 △ 12 174 174 2 6,740 負債及び純資産合計 11, 087 28 11, 087 損 益 計 算 書 (自平成27年4月1日 至平成28年3月31日) 科 目 金 額 売 上 高 10, 526 売 上 原 価 売 上 総 利 8, 645 益 1, 880 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 (単位:百万円) 1, 474 益 406 営 業 外 収 益 受 取 利 息 及 び 配 当 金 43 受 料 15 他 8 支 払 利 息 35 取 賃 そ 貸 の 68 営 業 外 費 用 社 債 利 息 支 払 手 そ 数 の 経 常 利 0 料 19 他 4 益 60 414 特 別 利 益 有 形 固 定 資 産 売 却 益 245 投 資 有 価 証 券 売 却 益 25 補 助 金 収 入 8 280 特 別 損 失 抱 合 せ 株 式 消 滅 差 損 固 定 資 産 除 売 却 7 損 44 投 資 有 価 証 券 売 却 損 9 投 資 有 価 証 券 評 価 損 16 ゴルフ会員権貸倒引当金繰入額 12 ゴ ル フ 会 員 権 売 却 損 17 特 金 47 用 15 退 職 給 付 制 度 終 了 損 194 事 税 別 務 引 退 所 前 職 移 当 転 期 費 純 利 益 法人税、住民税及び事業税 法 当 人 税 期 等 純 調 整 利 365 329 51 額 △ 58 益 △6 336 29 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 (自平成27年4月1日 至平成28年3月31日) (単位:百万円) 株 主 資 本 資 本 剰 余 金 資本金 2,524 当期首残高 資 本 準備金 その他 資 本 剰余金 利 益 剰 余 金 資 本 剰余金 合 計 その他利益剰余金 土地圧縮 積 立 金 償却資産 圧縮積立金 54 12 863 1,675 2,539 別 途 積 立 金 615 繰越利益 剰 余 金 493 事業年度中の変動額 当 期 純 利 336 益 0 △1 △0 0 1 圧縮積立金の積立 圧縮積立金の取崩 自己株式の取得 株主資本以外の項目の事業 年度中の変動額(純額) 事業年度中の変動額合計 − 2,524 当期末残高 − 1 △0 − 335 863 1,675 2,539 − − 55 11 615 829 株 主 資 本 評価・換算差額等 利益剰余金 自己株式 株主資本合計 利益剰余金合計 1,175 当期首残高 △ 12 6,227 その他有価証券 評価・換算 新株予約権 純資産合計 評価差額金 差額等合計 409 409 − 6,637 事業年度中の変動額 益 336 336 336 圧縮積立金の積立 − − − 圧縮積立金の取崩 − − − △0 △0 当 期 純 利 △0 自己株式の取得 株主資本以外の項目の事業 年度中の変動額(純額) 事業年度中の変動額合計 当期末残高 △ 235 △ 235 2 △ 232 336 △0 336 △ 235 △ 235 2 103 1,512 △ 12 6,563 174 174 2 6,740 30 個別注記表 (重要な会計方針に関する注記) 1. 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法(定額法) 子会社株式 移動平均法による原価法 その他有価証券 時価のあるもの 決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全 部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均 法により算定しております。) 時価のないもの 移動平均法による原価法 2. たな卸資産の評価基準及び評価方法 製品、仕掛品 個別法による原価法 原材料、貯蔵品 移動平均法による原価法 (貸借対照表価額については収益性の低下に基づく 簿価切下げの方法) 3. 固定資産の減価償却方法 有形固定資産 (リース資産を除く) 定率法 なお、 平成1 0年4月1日以降に取得した建物 (建物附属 設備を除く) については、 定額法を採用しております。 主な耐用年数は以下のとおりであります。 建物 2 0∼5 0年 機械及び装置 4∼1 5年 無形固定資産 (リース資産を除く) 定額法 なお、主な償却年数は次のとおりです。 ソフトウェア(自社利用分)5年(社内における利用 可能期間) リ ー ス 資 産 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリー ス資産については、リース期間を耐用年数とし、残 存価額を零とする定額法を採用しております。 4. 引当金の計上基準 貸 倒 引 当 金 債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実 績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能 性を検討し、回収不能見込額を計上しております。 賞 与 引 当 金 従業員に対し支給する賞与に充当するため、支給見込額のうち当事 業年度の負担額を計上しております。 31 退職給付引当金 従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債 務及び年金資産の見込額に基づき計上しております。 退職給付見込額の期間帰属方法 退職給付債務の算定あたり、退職給付見込額を当事業年度末までの 期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法 過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一 定の年数(3年)による定額法により費用処理しております。 数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残 存勤務期間内の一定の年数(13年)による定額法により按分した額 をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしております。 役員退職慰労引当金 役員の退職慰労金の支出に備えるため、内規に基づく期末要支給額 を計上しております。 5. 重要なヘッジ会計の方法 ヘッジ会計の方法 金利スワップについて特例処理の要件を満たしているものは特例処理を行っており ます。 ヘッジ手段とヘッジ対象 ヘッジ手段 金利スワップ ヘッジ対象 借入金の利息 ヘッジ方針 借入金の支払利息を固定する目的で金利スワップ取引を行っており、ヘッジ対象の識 別は個別契約ごとに実施しております。 ヘッジ有効性評価の方法 ヘッジ手段とヘッジ対象の対応関係を確認することにより行っております。 6. その他計算書類の作成のための基本となる重要な事項 退職給付に係る会計処理 退職給付に係る未認識数理計算上の差異、未認識過去勤務費用の会計処理の方法は、 連結計算書類におけるこれらの会計処理の方法と異なっております。 消費税等の会計処理 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜き方式によっております。 なお、資産に係る控除対象外消費税等は、発生年度の費用として処理しております。 (会計方針の変更等) (物品売却益に係る会計方針の変更) 従来より印刷物の製造過程で生ずる作業くずを営業外収益の物品売却益に計上しており ましたが、当事業年度より製造原価より控除することといたしました。この変更は、作業 くずの売却額の金額的重要性が増し、これを契機に原価管理の手法を見直し、当該原価管 理の見直しに対応して製造原価より控除する方法に変更したものであります。 32 当該会計方針の変更は遡及適用しております。 なお、従来の方法によった場合と比較して製造原価計算に与える影響が小さいことから、 過年度の差額をすべて売上原価に含めて処理しています。そのため、当事業年度の期首の 純資産への累積的影響額はありません。 (追加情報) 従来より規約型確定給付企業年金を採用しておりましたが、平成28年4月1日に確定拠 出企業年金へ全面移行したことにより、「退職給付制度間の移行等に関する会計処理」(企 業会計基準適用指針第1号 平成14年1月31日)を適用し、確定拠出年金への移行部分に ついて退職給付制度の終了の処理を行っております。本制度変更に伴う影響額は、当事業 年度の特別損失として194百万円を計上しております。 (貸借対照表に関する注記) 1. 関係会社に対する短期金銭債務 0百万円 2. 有形固定資産の減価償却累計額 4, 516百万円 3. 担保に供している資産 建物 529百万円 土地 10百万円 投資有価証券 1, 721百万円 上記に対応する債務 1年内返済予定の長期借入金 93百万円 長期借入金 272百万円 (損益計算書に関する注記) 1. 関係会社との取引高 売 上 高 0百万円 仕 入 高 259百万円 営業取引以外の取引高 18百万円 2. 補助金収入 前事業年度の希望退職制度実施に伴う、労働移動支援助成金(再就職支援奨励金) の受入れによるものです。 3. 特別退職金 当事業年度において、当社における退職勧奨による退職者への割増退職金及び再就 職支援費用を計上しております。 (株主資本等変動計算書に関する注記) 当事業年度の末日における自己株式の数 普通株式 38, 738株 33 (税効果会計に関する注記) 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別内訳 (流動資産) 繰延税金資産 賞与引当金損金算入限度超過額 その他 28百万円 26 繰延税金資産 小計 55 評価性引当額 △ 55 繰延税金資産 合計 − (固定資産) 繰延税金資産 貸倒引当金損金算入限度超過額 29 減価償却費損金算入限度超過額 27 会員権等評価損 17 その他の投資資産評価損 28 投資有価証券評価損 18 関係会社株式評価損 3 役員退職慰労引当金 32 税務上の繰越欠損金 559 その他 4 繰延税金資産 小計 721 評価性引当額 △ 721 繰延税金資産 合計 − (固定負債) 繰延税金負債 固定資産圧縮積立金 △ 29 その他有価証券評価差額金 △ 76 繰延税金負債 合計 △ 106 34 (関連当事者との取引に関する注記) 連結子会社 種類 会社名 所在地 東京都 連 結 ㈱ミウラクリエイト 墨田区 子会社 議決権等 資本金 事業の 関連当事者 取引金額 期末残高 取引の内容 科 目 の所有割 (百万円) 内 容 (百万円) との関係 (百万円) 合(%) 駐車場 100 事業等 資金の借入 100 役員の兼任 利息の支払 資金の返済 関係会社 1 短期借入 金(注) 220 − − − 上記の金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておりません。 取引条件及び取引条件の決定方針等 (注)資金の借入については、市場金利を勘案して利率を合理的に決定しております。返済 条件は期間3年、満期一括返済としており、利息については3ヵ月毎に支払っており ます。なお、担保は提供しておりません。 (1株当たり情報に関する注記) 1. 1株当たり純資産額 210円48銭 2. 1株当たり当期純利益 10円50銭 (重要な後発事象に関する注記) 該当事項はありません。 ※ 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 35 会計監査人の監査報告書 謄本 独 立 監 査 人 の 監 査 報 告 書 平成28年5月11日 三浦印刷株式会社 取 締 役 会 御中 有限責任監査法人トーマツ 指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 印 京嶋清兵衛 ⃝ 指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 印 大枝 和之 ⃝ 当監査法人は、会社法第436条第2項第1号の規定に基づき、三浦印刷株式会社の平成27 年4月1日から平成28年3月31日までの第71期事業年度の計算書類、すなわち、貸借対照 表、損益計算書、株主資本等変動計算書及び個別注記表並びにその附属明細書について監 査を行った。 計算書類等に対する経営者の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠し て計算書類及びその附属明細書を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は 誤謬による重要な虚偽表示のない計算書類及びその附属明細書を作成し適正に表示するた めに経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 監査人の責任 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から計算書類 及びその附属明細書に対する意見を表明することにある。当監査法人は、我が国において 一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査 法人に計算書類及びその附属明細書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保 証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき監査を実施することを求めている。 監査においては、計算書類及びその附属明細書の金額及び開示について監査証拠を入手 するための手続が実施される。監査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬によ る計算書類及びその附属明細書の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用 される。監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、 当監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、 計算書類及びその附属明細書の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。また、 監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見 積りの評価も含め全体としての計算書類及びその附属明細書の表示を検討することが含ま れる。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査意見 当監査法人は、上記の計算書類及びその附属明細書が、我が国において一般に公正妥当 と認められる企業会計の基準に準拠して、当該計算書類及びその附属明細書に係る期間の 財産及び損益の状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。 利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき 利害関係はない。 以 上 36 監査役会の監査報告書 謄本 監 査 報 告 書 当監査役会は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までの第71期事業年度の取締役の職務の 執行に関して、各監査役が作成した監査報告書に基づき、審議の上、本監査報告書を作成し、以下の とおり報告いたします。 1.監査役及び監査役会の監査の方法及びその内容 監査役会は、監査の方針、監査計画等を定め、各監査役から監査の実施状況及び結果について報 告を受けるほか、取締役等及び会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に 応じて説明を求めました。 各監査役は、監査役会が定めた監査役監査の基準に準拠し、監査の方針、監査計画等に従い、取 締役、内部監査部門その他の使用人等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査の環境の整備に努 めるとともに、以下の方法で監査を実施しました。 ①取締役会、経営会議その他重要な会議に出席し、取締役及び使用人等からその職務の執行状況 について報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決裁書類等を閲覧し、本社及び主要な 事業所において業務及び財産の状況を調査いたしました。また、子会社については、子会社の 取締役等と意思疎通及び情報の交換を図り、必要に応じて子会社から事業の報告を受けました。 ②事業報告に記載されている取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するため の体制その他株式会社及びその子会社から成る企業集団の業務の適正を確保するために必要な ものとして会社法施行規則第100条第1項及び第3項に定める体制の整備に関する取締役会決 議の内容及び当該決議に基づき整備されている体制(内部統制システム)について、取締役及 び使用人等からその構築及び運用の状況について定期的に報告を受け、必要に応じて説明を求 め、意見を表明いたしました。 ③事業報告に記載されている会社法施行規則第118条第3号イの基本方針及び同号ロの各取組み 並びに会社法施行規則第118条第5号イの留意した事項及び同号ロの判断及び理由については、 取締役会その他における審議の状況等を踏まえ、その内容について検討を加えました。 ④会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視及び検証すると ともに、会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めま した。また、会計監査人から「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制」(会 社計算規則第131条各号に掲げる事項)を「監査に関する品質管理基準」(平成17年10月28日 企業会計審議会)等に従って整備している旨の通知を受け、必要に応じて説明を求めました。 以上の方法に基づき、当該事業年度に係る事業報告及びその附属明細書、計算書類(貸借対照表、 損益計算書、株主資本等変動計算書及び個別注記表)及びその附属明細書並びに連結計算書類(連 結貸借対照表、連結損益計算書、連結株主資本等変動計算書及び連結注記表)について検討いた しました。 2.監査の結果 事業報告等の監査結果 ①事業報告及びその附属明細書は、法令及び定款に従い、会社の状況を正しく示しているものと 認めます。 ②取締役の職務の執行に関する不正の行為又は法令若しくは定款に違反する重大な事実は認めら れません。 ③内部統制システムに関する取締役会決議の内容は相当であると認めます。また、当該内部統制 システムに関する事業報告の記載内容及び取締役の職務の執行についても、指摘すべき事項は 認められません。 計算書類及びその附属明細書の監査結果 会計監査人有限責任監査法人トーマツの監査の方法及び結果は相当であると認めます。 連結計算書類の監査結果 会計監査人有限責任監査法人トーマツの監査の方法及び結果は相当であると認めます。 平成28年5月12日 三浦印刷株式会社 監査役会 常勤監査役 監 査 役 監 査 役 (注)監査役 岩 あります。 菊地健史 岩 和泉 三木康史 和泉、三木康史は、会社法第2条第16号及び第335条第3項に定める社外監査役で 37 以 上 株主総会参考書類 議案及び参考事項 第1号議案 取締役7名選任の件 取締役8名全員は、本総会終結の時をもって任期満了となります。つきまし ては、取締役会においてより一層迅速な意思決定が行えるよう、取締役1名を 減員し、取締役7名の選任をお願いするものであります。 取締役候補者は次のとおりであります。 〈取締役候補者〉 候補者 番 号 1 氏 名 (生年月日) 略歴・地位・担当及び重要な兼職の状況 昭和41年 9月 当社入社 昭和55年 4月 当社取締役工務部長 昭和57年 3月 当社取締役製造本部長 昭和63年 6月 当社常務取締役製造本部長 平成 8年 4月 当社常務取締役 み うら たけ じ 三 浦 剛 治 (総務、人事、監査室担当) (昭和18年1月1日生) 平成 9年11月 当社常務取締役製造本部長 平成14年 6月 当社代表取締役専務取締役 平成22年 4月 当社代表取締役社長 再 任 平成26年 4月 当社代表取締役会長 現在に至る 所有する当 社株式の数 4502 , 52株 【取締役候補者とした理由】 長年にわたる経営者としての豊富な経験と幅広い見識を有している ことから、当社の取締役に相応しいと判断し、引き続き取締役候補 者といたしました。 2 昭和58年 4月 株式会社三菱銀行(現株式会社 三菱東京UFJ銀行)入行 平成19年 4月 株式会社三菱東京UFJ銀行 土浦支社長 す がわ なお すけ 平成24年 8月 当社入社 執行役員経理部担当 須 川 直 輔 平成25年 6月 当社取締役経理部担当 (昭和35年4月5日生) 平成26年 4月 当社取締役人事部長 兼経理部、総務部担当 再 任 平成28年 4月 当社取締役製作部担当 現在に至る 20 , 00株 【取締役候補者とした理由】 当社入社以降は金融機関での経験を活かし、経営の中核職を歴任。 取締役に就任後は経営全般に携わる等、豊富な知識・経験を有して いることから、引き続き取締役候補者といたしました。 (次項へ) 38 候補者 番 号 3 氏 名 (生年月日) 略歴・地位・担当及び重要な兼職の状況 平成22年 3月 株式会社ベルシステム24常務執行役 平成26年 3月 アスパラントグループ株式会社 プリンシパル(現任) はら とも み 平成26年10月 当社入社 営業本部副本部長 原 知 己 平成27年 4月 当社執行役員事業改革推進担当 (昭和33年2月17日生) 平成27年10月 当社執行役員副社長 平成28年 4月 当社執行役員社長兼全社総括本部長 新 任 現在に至る 所有する当 社株式の数 0株 【取締役候補者とした理由】 当社入社以降、業績改善の陣頭指揮をとるなど、経営者としての経 験と幅広い見識を有すると共に、実行力、判断力が優れていると判 断し取締役候補者といたしました。 4 平成2年 4月 当社入社 平成26年10月 当社業務改革推進室長 7年 6月 当社経理部長 もり さわ たけし 平成2 森 澤 威 平成27年10月 当社執行役員経理部長 (昭和42年7月19日生) 兼事業開発室長 平成28年 4月 当社執行役員管理部担当 新 任 現在に至る 0株 【取締役候補者とした理由】 経営の中核職を歴任。年度予算立案、実行するなど、戦略、数値管 理に関する豊富な知識・経験を有していると判断し取締役候補者と いたしました。 5 平成5年 4月 当社入社 平成26年 4月 当社営業第一部長 平成27年 5月 当社業務本部副本部長 兼拡印刷統括部長 おお はし ゆき なり 大 橋 幸 成 平成27年10月 当社執行役員営業本部副本部長 (昭和44年2月22日生) 兼業務本部副本部長兼購買部長 兼拡印刷統括部長 平成28年 4月 当社執行役員営業部担当 新 任 現在に至る 0株 【取締役候補者とした理由】 営業、業務の要職を歴任。当社の事業、業務に関する豊富な知識と 経験を有していると判断し、取締役候補者といたしました。 (次項へ) 39 候補者 番 号 6 氏 名 (生年月日) 略歴・地位・担当及び重要な兼職の状況 昭和59年 4月 西村真田法律事務所入所 弁護士登録 平成19年 4月 日興プリンシパル・インベストメンツ株式会社 取締役副会長 平成21年 5月 株式会社ベルシステム24 代表執行役会長兼CEO 平成21年12月 株式会社企業再生支援機構 代表取締役専務 なか むら あき とし 中 村 彰 利 平成24年10月 アスパラントグループ株式会社設立 (昭和33年7月4日生) 代表取締役社長(現任) 平成26年 6月 当社取締役(現任) 平成27年 1月 株式会社テラケン社外取締役(現任) 平成27年 3月 りんかい日産建設株式会社取締役(現任) 再 任 平成27年 7月 株式会社ヒューマニック社外取締役(現任) 社外取締役候補者 平成28年 1月 株式会社FILWEL取締役(現任) 平成28年 4月 株式会社駐車場綜合研究所取締役(現任) 現在に至る 所有する当 社株式の数 0株 【取締役候補者とした理由】 企業経営者としての豊富な経験と高い見識を当社の経営に活かして いただくため、引き続き社外取締役候補者といたしました。 7 平成 7年 4月 山一證券株式会社 平成12年 5月 ウィット・キャピタル証券株式会社 平成15年11月 株式会社産業再生機構 平成18年 5月 日興アントファクトリー株式会社 (現アント・キャピタル・パートナーズ株式会社) しん ゆう いち 平成25年 8月 アスパラントグループ株式会社 申 祐 一 プリンシパル(現任) (昭和48年2月2日生) 平成26年 6月 当社取締役(現任) 平成27年 1月 株式会社テラケン社外取締役(現任) 再 任 平成27年 5月 株式会社ミウラクリエイト社外取締役(現任) 社外取締役候補者 平成28年 4月 株式会社駐車場綜合研究所取締役(現任) 現在に至る 0株 【取締役候補者とした理由】 経営戦略と金融についての幅広い知識と高い見識を有しており、社 外取締役としての職務を適正に遂行いただけるものと判断し、引き 続き社外取締役候補者といたしました。 (注)1. 各候補者と当社との間には特別な利害関係はありません。 2. 中村彰利氏及び申 祐一氏は社外取締役候補者であります。 3. 中村彰利氏の社外取締役としての在任期間は、本総会終結の時をもって2年となり ます。 4. 申 祐一氏の社外取締役としての在任期間は、本総会終結の時をもって2年となり ます。 40 5. 当社は中村彰利、申 祐一の両氏との間で、会社法427条第1項の規定に基づき、 会社法第423条第1項の賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に 基づく賠償責任限度額は、法令が規定する額となっております。なお、両氏の再任 が承認された場合、当社は両氏との間で責任限定契約を継続する予定であります。 第2号議案 監査役1名選任の件 監査役岩 和泉氏は、本総会終結の時をもって任期満了となります。つ きましては、監査役1名の選任をお願いするものであります。 なお、本議案に関しましては、監査役会の同意を得ております。 監査役候補者は、次のとおりであります。 〈監査役候補者〉 氏 名 (生年月日) いわ さき い 略歴・地位及び重要な兼職の状況 ずみ 岩 和 泉 (昭和26年3月18日生) 再 任 社外監査役候補者 昭和44年 4月 熊本国税局入局 平成11年 7月 新宿税務署副署長 平成21年 7月 八王子税務署長 平成22年 8月 税理士登録 岩 和泉税理士事務所開業 平成26年 3月 当社仮監査役 平成26年 6月 当社監査役 現在に至る 所有する当 社株式の数 0株 独立役員 【社外監査役候補者とした理由】 税理士として豊富な知識、経験等を有し、独立の第三者の立場から公正か つ適正に社外監査役の職務を遂行いただけるものと判断し社外監査役候補 者といたしました。 (注)1. 監査役候補者と当社との間には特別な利害関係はありません。 2. 岩 和泉氏は社外監査役候補者であります。 3. 岩 和泉氏は直接企業経営に関与された経験はございませんが、上記の選任理由 により、社外監査役としての職務を遂行できるものと判断いたしました。 4. 岩 和泉氏は本総会終結の時をもって、当社の社外監査役に就任してから2年4 ヵ月になります。 5. 岩 和泉氏は、一般株主と利益相反が生じるおそれのない独立的な立場にあると して、東京証券取引所に独立役員として届出ております。 6. 当社は岩 和泉氏との間で、会社法第427条第1項の規定に基づき、会社法第423 条第1項の賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく賠償 責任限度額は、法令が規定する額となっております。なお、同氏の選任が承認さ れた場合、当社は同氏との間で責任限定契約を継続する予定であります。 41 第3号議案 退任取締役に対する退職慰労金贈呈並びに役員退職慰労金制度の 廃止に伴う取締役及び監査役に対する退職慰労金打ち切り支給の件 本総会終結の時をもって取締役を退任される日達浩造、三石誠司、上野 信、 永妻光弘の各氏に対し、それぞれ在任中の労に報いるため、当社の定める 基準に従って相当額の範囲内で退職慰労金を贈呈することとし、その具体 的な金額、贈呈の時期、方法等は取締役会に、ご一任願いたいと存じます。 〈退任取締役各氏の略歴〉 氏 名 ひ だち こう 略 歴 ぞう 日 達 浩 造 みつ いし せい じ 三 石 誠 司 うえ の まこと 上 野 信 なが つま みつ ひろ 永 妻 光 弘 平成24年 6月 当社取締役 平成25年10月 当社常務取締役 平成26年 4月 当社代表取締役社長 平成28年 4月 当社代表取締役 現在に至る 平成14年 6月 当社取締役 現在に至る 平成26年 6月 当社取締役 現在に至る 平成27年 6月 当社取締役 現在に至る また、当社は、役員報酬体系の見直しを行い、平成28年5月13日開催 の取締役会において、役員退職慰労金制度を本総会終結の時をもって廃 止することを決議いたしました。 つきましては、第1号議案が原案どおり承認可決された場合に重任さ れる取締役三浦剛治、須川直輔の両氏及び第2号議案が原案どおり承認 可決された場合に重任される監査役岩 和泉氏並びに在任中の監査役2 名に対し、当社所定の基準に従い、相当額の範囲内で本総会終結の時ま での在任期間に対応する退職慰労金を打ち切り支給することといたした いと存じます。 なお、支給の時期は各氏の退任時といたしたく、その具体的な金額及 び方法等は、取締役については取締役会に、監査役については監査役の 協議にご一任願いたいと存じます。 42 〈役員退職慰労金制度の廃止に伴う退職慰労金打ち切り支給の対象となる 取締役各氏の略歴〉 氏 名 み うら たけ 略 歴 じ 三 浦 剛 治 す がわ なお すけ 須 川 直 輔 昭和55年 昭和63年 平成14年 平成22年 平成26年 4月 当社取締役 6月 当社常務取締役 6月 当社代表取締役専務取締役 4月 当社代表取締役社長 4月 当社代表取締役会長 現在に至る 平成25年 6月 当社取締役 現在に至る 〈役員退職慰労金制度の廃止に伴う退職慰労金打ち切り支給の対象となる 監査役各氏の略歴〉 氏 名 きく ち たけ 略 歴 し 菊 地 健 史 いわ さき い ずみ 岩 和 泉 み き やす ふみ 三 木 康 史 平成27年 6月 当社常勤監査役 現在に至る 平成26年 3月 当社仮監査役 平成26年 6月 当社監査役 現在に至る 平成27年 6月 当社監査役 現在に至る 第4号議案 取締役及び監査役の報酬額改定の件 当社の取締役及び監査役の報酬は昭和63年6月29日開催の第43回定時株 主総会において取締役の報酬を月額25百万円以内、監査役の報酬を月額2 百万円以内とご承認いただき、今日に至っておりますが、経営の機動性や 報酬設計の柔軟性を高めること等、諸般の事情を勘案し、取締役の報酬額 等を「年額300百万円以内(うち社外取締役30百万円以内)」、監査役の報酬 額等を「年額24百万円以内(うち社外監査役10百万円以内)」に改定するこ とといたしたいと存じます。 なお、取締役の報酬額には従来どおり使用人兼務取締役の使用人として の給与は含まないものといたします。 また、現在の取締役は8名(うち社外取締役2名)ですが、第1号議案 43 を原案どおりご承認いただきますと、取締役は7名(うち社外取締役2名) となります。また、現在の監査役は3名(うち社外監査役2名)ですが、 第2号議案を原案どおりご承認いただきますと、監査役は引き続き3名(う ち社外監査役2名)となります。 第5号議案 取締役に対する株式報酬型ストックオプションに関する報酬等 の額及び内容決定の件 当社は、役員報酬体系の見直しに伴い、取締役の報酬と当社の業績及び 株主利益の連動性を一層高めることを目的に、当社取締役(社外取締役を 除く)に対し株式報酬型ストックオプションとして新株予約権を発行する ことといたしたいと存じます。 取締役の報酬等の額につきましては、第4号議案を原案どおりご承認い ただきますと、年額300百万円以内(使用人兼務取締役の使用人分の給与は 含まない。)となりますが、当該報酬等の額の範囲内で、当社取締役(社外 取締役を除く)に対し株式報酬型ストックオプションとして新株予約権を 発行することにつき、ご承認をお願いするものであります。 株式報酬型ストックオプションの具体的な付与数は、上記報酬等の額の 範囲内で、今般の役員退職慰労金制度の廃止及び取締役の職務執行状況等 を勘案して取締役会の決議にて定めます。 なお、現在の取締役は8名(うち社外取締役2名)でありますが、第1 号議案が原案どおりご承認いただきますと、取締役は7名(うち社外取締 役2名)となります。 当社取締役(社外取締役を除く)に対する株式報酬型ストックオプショ ンとしての新株予約権の内容は以下のとおりといたしたいと存じます。 新株予約権の目的である株式の種類及び数 当社普通株式280, 000株を各事業年度に係る定時株主総会の日から1 年以内の日に発行する新株予約権の目的である株式の総数の上限とする。 ただし、以下に定める付与株式数の調整を行った場合は、調整後付与 株式数に新株予約権の総数を乗じた数に調整されるものとする。 新株予約権1個当たりの目的である株式数(以下「付与株式数」と いう。)は、当社普通株式1, 000株とする。なお、付与株式数は、本議 案の決議の日後、当社が株式分割(当社普通株式の無償割当てを含む。 以下同じ。)または株式併合を行う場合は、次の算式により調整され るものとする。調整の結果生じる1株未満の端数については、これを 切り捨てるものとする。 44 調整後付与株式数 = 調整前付与株式数 × 分割または併合の比率 また、上記のほか、本議案の決議の日後、当社が合併または会社分 割を行う場合その他これらの場合に準じて付与株式数の調整を必要と する場合には、当社は、合理的な範囲で付与株式数を適切に調整する ことができる。なお、本議案の決議の日後、当社が、当社普通株式の 単元株式数変更(株式分割または株式併合を伴う場合を除く。以下、 単元株式数変更の記載につき同じ。)を行う場合には、当社は、当該単 元株式数変更の効力発生日以降にその発行のための取締役会の決議が 行われる新株予約権について、当該単元株式数変更の比率に応じて付 与株式数を合理的に調整することができる。 新株予約権の総数 280個を各事業年度に係る定時株主総会の日から1年以内の日に発行 する新株予約権の個数の上限とする。ただし、当社普通株式の単元株 式数変更に伴い付与株式数が調整された場合には、当社は当該調整の 比率に応じて新株予約権の総数を合理的に調整することができる。 新株予約権の払込金額 各新株予約権の払込金額は、新株予約権の割当日においてブラック・ ショールズモデル等により算出した公正価額を当社取締役会において 定める額とする。 なお、新株予約権の割当てを受けた者(以下「新株予約権者」という。) は、当該払込債務と当社に対する報酬債権を相殺するものとする。 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額 各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、新株予約権 の行使により交付を受けることができる株式1株当たりの払込金額を 1円とし、これに付与株式数を乗じた金額とする。 新株予約権を行使することができる期間 新株予約権の割当日の翌日から30年以内の範囲で、新株予約権の募 集事項を決定する当社取締役会において定めるものとする。 譲渡による新株予約権の取得の制限 譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の承認を要 する。 45 新株予約権の行使の条件 新株予約権者は、当社の取締役の地位を喪失した日の翌日以降、新 株予約権を行使することができるものとし、その他の行使の条件につ いては、新株予約権の募集事項を決定する当社取締役会において定め るものとする。 その他の新株予約権の内容 上記 から までの事項の細目及びその他の事項については、新株 予約権の募集事項を決定する当社取締役会において定めるものとする。 以 上 46 メモ 欄 株主総会会場ご案内 図 東京都墨田区横網一丁目6番1号 第 一 ホ テ ル 両 国 25階「 アジュ ー ル 」 03-5611-5211 電 話 蔵前橋通り 都 首 都 隅田川 高 速 6 号 向 島 線 同愛記念 病院 旧安田 庭園 第一ホテル両国 両国中学 国技館 横 清 営 公網 澄 地 園町 通 下 り 鉄 大 江 戸 線 両 A1 国 出口 駅 北斎通り 日大 一中・一高 江戸東京博物館 西口 JR 両国 駅 至 秋葉 原 東口 京葉道路 JR :両国駅下車 東口・西口より徒歩6分 地下鉄:都営大江戸線両国駅下車A1出口直結
© Copyright 2024 ExpyDoc