浦和自然観察会

浦和自然観察会
[お詫び] あらかわ通信NO193(4 月号)の当会ぺージにおいて、手違いによりNO192(2月
号)と同じ内容の原稿が掲載されてしまいましたことにつき、お詫び申し上げます。
●定例観察会の報告
・第 239回定例観察会(H28.2.14)テーマ:「春の七草」参加者 10 名
「邪気を払い、無病息災と五穀豊穣を願い、食用の野草として伝えられている」との春の七草についての説明
から観察会は始まる。古くは、1290 年頃の『年中行事秘抄』に記載があること。また、それぞれの説明・薬効等
も解説。まだまだ冬の佇まいのピクニックの森を散策しながら春の七草の様子を観察。後半は、久しぶりに田園
風景のある塚本地区へ移動し草本の芽吹きの様子等も観察した。
・第 240 回定例観察会(H28.3.13)テーマ:
「竹」参加者 12 名
今回の観察会のテーマは「竹」
。イネ科タケ亜科/タケ科、日本には 150 種あるいは 600 種と、学説により異な
る。室井博士の分類によると、13 属 660 種との、リーダーの説明。そのあと、竹に関するウンチクあれこれ。リ
ーダーが用意したマダケ、ハチク、アズマネザサ、ホテイチク等のサンプルを手に取り違いや特徴を観察。いつ
ものフィールドに隣接する「子供の森」まで、メンバーの車に分乗・移動。車道沿いに生えているホテイチクを
皆で観察。元の方が布袋さんの腹のように膨れていて肉厚な様子がはっきり見える。他に、マダケ、ハチク、ク
マザサ、アズマネザサも。また、エノキ、トウカエデに着いていたヤドリギもじっくり観察することができた。
・第 241 回定例観察会(H28.4.10)テーマ:
「毒草について」参加者 24 名
子供 4 名とママさん 3 名が加わり、いつもとは違う賑やかで平均年齢がずっと下がった観察会となりました。
先ずはオリエンテーションとして、毒草の基礎知識、食中毒の原因になる主な植物について確認した。観察会後
には毎年当会恒例となった「春の野草の天ぷらを食す会」が予定されており、いつもより短い時間で観察会は終
了。
(天ぷらの食材:ノビル、ギシギシ、オオバコ、カラスノエンドウ、カキドオシ、セイヨウカラシナ、ヨモギ、
タンポポ、タネツケバナ、タラノメ、おしたしの食材:ヤブタビラコ、ノカンゾウ)食材は、料理長のNさんが
フィールド外で予め採取・用意してくれました。昨年より 1 カ月遅れての実施であったため、やや薹が立ったも
のもありましたが、皆で楽しく美味しく頂きました。
・第 242 回定例観察会(H28.5.8)テーマ:
「スゲ…菅」参加者 10 名
秋ヶ瀬公園ピクニックの森の林床、林縁でみられるスゲを観察。アゼナルコ、ウマスゲ、エナシヒグサ、カサ
スゲ、クサスゲ、コアゼカヤツリ、ヒゴスゲ、ヤガミスゲ、ヤワラスゲ等を観察。残念ながらトダスゲは今回の
観察会では見つけられませんでした。ハンノキ林では、これから蛹になる準備をするのでしょうか、幹元に向か
って降りてくる新緑のような色をしたミドリシジミの幼虫を見ることができました。
定例観察会への参加と入会のご案内
○日時
毎月第 2 日曜日 午前 9 時~正午まで 雨天決行(次回は 6/12 となります)
○集合場所
秋ヶ瀬公園ピクニック森A駐車場前の水飲み場付近
○申込不要
当日現地にお越しください。参加料:300 円(保険・資料代)
○問い合わせ
関口春男 ☎048-861-5355
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