インドネシア:Asia Pacific Mining Resources 社 フィリピンへの輸送方法変更へ 2016 年 6 月 9 日掲載 5 月 21 日付けの地元報道によると、石炭貿易会社 Asia Pacific Mining Resources (APMR)社は、フィ リピンへの石炭輸送ではバージ(艀)船は使用しないと発表した。 APMR 社の幹部は、会社は、バージ船の替わりに、ハンディ船舶を使用するとした。積載量 3 万トンのハ ンディ船舶を使用して、フィリピンへ石炭を輸送する。 これは、最近、フィリピン領海内にて、イスラム過激派組織 Abu Sayaff グループにより、インドネシ アの数隻のバージ船乗員が人質となったため、この方針が決定されたとのこと。 2016 年 6 月には、船舶使用を開始する予定と付け加え、2016 年度は、会社の取引国はベトナム、マレ ーシアもあるが、フィリピンが主たる市場だとした。 同幹部は、2016 年度の石炭貿易目標は 100 万トン、うち、75 万トンはフィリピンだと明らかにした。また、 石炭は、通常は、南 Kalimantan 州から輸送するとした。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
© Copyright 2024 ExpyDoc