三木町まんで願いきいきパーク(仮称)整備基本計画策定業務 仕様書 1 業務名 三木町まんで願いきいきパーク(仮称)整備基本計画策定業務 2 業務目的 本業務は、妊娠から出産、子育てまで切れ目のない子育て支援に必要な施設やサービスを一つ のゾーンに集約した子育て支援総合拠点施設を整備するとともに、健康づくりや食育、屋内遊び 場やカフェなど魅力ある機能や施設整備によって、子育て世代だけでなく、全ての住民にとって の交流拠点となる「まんで願いきいきパーク(仮称)」(以下「いきいきパーク」という。)の整備に 向けた基本計画を作成することを目的とする。 なお、作成に当たっては、 「三木町まち・ひと・しごと創生総合戦略三木町まんで願大作戦」 (平 成27年10月)に掲げられた趣旨に則り、事業内容の検討及び整理並びに民間の資金及び運営ノウ ハウを活用する手法の導入可能性を調査し、 より効率的及び効果的な整備を推進するものとする。 また、三木町内に配置されている子育て支援関連施設(三木町役場、三木町防災センター及び 三木町保健センター等)との諸課題の解決方法を整理し、いきいきパーク内に新たに整備する子 育て支援総合拠点施設に求める機能、配置及び規模等を検討し、今後発注を予定している基本設 計等の要件についても整理するものである。 3 整備予定地 ⑴ 所在地:香川県木田郡三木町大字下高岡字新開2151番外14筆 ⑵ 整備面積:6,713.73㎡(公簿面積) ⑶ 土地所有者:三木町土地開発公社 ⑷ 位置図: 1 4 業務内容 ⑴ 基礎調査 いきいきパーク整備事業(以下「本事業」という。)の必要性及び背景について、整理するとと もに、本事業実施の前提条件となる地域特性や関連計画について、調査及び整理を行うこと。 ア 整備予定地の立地特性及び市場分析 整備予定地周辺の立地特性及び建築上の法規制を調査及び分析すること。 イ 町民及び利用者等の意向調査 町民及び利用者にアンケートやヒアリング等を実施し、基本計画に取り入れるべき内容等 についての意向を把握すること。 ⑵ 関係法令及び制度調査 本事業に関係する関係法令、関連計画及び制度(租税、金融、補助金、起債等)について、 調査を行うこと。 ⑶ 類似事例等の調査 他自治体の子育て支援施設や保健福祉施設等の規模、利用者数及びその推移、また官民連携 事業事例や先進的な取組について、調査を行うこと。 ⑷ 基本計画の作成 いきいきパークの規模、導入機能、施設概要、整備スケジュール等を明らかにするとともに、 基本計画図(施設配置図、平面図、鳥瞰図等)を作成し、概算事業費の算出を行うこと。 ア 事業目的及び必要性 本事業の事業目的及び必要性について整理する。 イ 基本目標及び事業実施方針 本事業が目指す基本的な目標とともに、その方向性及び事業コンセプトについて検討及び 整理すること。また、本事業の基本目標を達成するのに必要となる各種施策の概要及び展開 イメージを整理すること。 ウ 導入機能の構成 基本目標及び事業コンセプトを踏まえ、いきいきパークに導入する機能を検討するととも に、その規模を概定すること。 エ 施設概要の検討 いきいきパークに導入する機能を効果的、効率的に発揮するために必要となる施設の種類、 規模及び適切な施設配置を検討し整理すること。ただし、子育て支援総合拠点施設及び子ど もが遊ぶことのできる屋内遊び場の整備を計画に必ず盛り込むこと。 オ その他関連施設に関する計画 (ア) 将来的にいきいきパークに付与すべき機能を補完及び向上させるために、どのような 種類及び規模の施設が必要か検討し整理すること。 (イ) 現在の前提条件や整備予定地の土地所有状況にとらわれず、用地の拡大等も含めた自 由な発想に基づいた提案も行うこと。 カ 概算事業費の算定 いきいきパーク整備に係る概算事業費を算定すること。 キ 基本計画図の作成 いきいきパークの基本計画図として、施設配置図、平面図、鳥瞰図等を作成すること。 ク いきいきパークの整備に向けた全体スケジュールの検討及び作成 2 ⑸ 事業スキームの検討 本事業における官民の役割分担、事業方針及び事業期間等について、本事業の特性を踏まえ、 導入が想定される事業スキームを検討すること。 ア 想定される民間手法の抽出 イ 事業範囲の検討 ウ 事業方式、事業類型及び事業期間等の検討 エ 官民のリスク分担の検討 オ 事業スケジュールの検討 カ 民間事業者の選定方法及び選定基準等の考え方の整理 キ 地域の活性化等に資する事業条件の検討及び整理 ク 上記ア~キを踏まえた、想定される事業スキームのメリット及びデメリットの整理 ⑹ 民間事業者の参入可能性調査 ア ⑸の事業スキームに応じ、民間事業者の参画意向に関する市場調査(マーケットサウンデ ィング調査)を実施し、事業参入への関心度や参入に当たっての条件及び希望する事業スキ ーム等を把握及び整理すること。なお、調査項目については、次のとおりとする。 (ア) 共通項目 本事業への参入に関心を持つ民間事業者が希望する業務範囲、形態、事業期間等につ いて調査すること。 (イ) 個別項目 ① 本事業への参画意欲 ② 参入可能性のある事業スキーム ③ 本整備事業の採算性確保の可能性について イ 民間事業者のノウハウ活用が期待される点を抽出及び整理し、必要に応じて事業手法や事 業スキームに反映すること。 ⑺ 財政支出削減効果の算定 ア ⑹までを踏まえ、本事業を従来型の公共事業手法で実施した場合の事業費を算定するとと もに、想定した民間活力を活用した事業手法で実施した場合の事業費の算定を行い、財政支 出削減効果の算定を行うこと。 イ 施設の整備費用に加えて、維持管理及び運営経費についても試算を行うこと。 ウ 複数のスキームが想定される場合は、それぞれについて財政支出削減効果を算定し、各事 業手法の適性について定量的に評価すること。 ⑻ 総合評価及び課題の整理 ア 上記⑴~⑺での検討結果を踏まえ、最適な事業手法を検討すること。 イ 本事業を民間事業者を活用した事業手法で実施することの可能性及び適合性について総合 的に評価を行うこと。 ウ 今後、施設整備における基本計画や実施方針等として活用することを前提に、当該施設整 備における基本的な考え方、事業実施に向けた問題点や今後の課題、事業実施スケジュール を整理すること。 ⑼ 会議等の運営支援 ア 議会、庁内会議及び各種説明会等に上程及び提示する資料の作成を支援し、その検討結果 のとりまとめ等を行うこと。 3 イ 庁内会議及び各種説明会で提言された意見等は、整理して報告用資料として取りまとめる とともに、必要に応じて基本計画に盛り込むこと。 ⑽ パブリックコメント実施支援 ア 検討結果を整理し、パブリックコメント用公開資料として基本計画案を取りまとめるとと もに、パブリックコメントでの質疑回答を作成すること。 イ パブリックコメントで提出された意見は、庁内会議での報告用資料としてとりまとめ、審 議により必要に応じて基本計画に盛り込むこと。なお、パブリックコメントの詳細(回数、実 施時期、内容等)については、受注者の提案内容を踏まえ、別途協議するものとする。 5 協議・打ち合わせ 打ち合わせ回数は、以下の全10回(予定)とする。その他に打ち合わせの実施が必要となる場 合は、双方協議の上、決定する。 ⑴ 業務着手時 ⑵ 中間時(8回) ⑶ 成果品納入時 6 報告書の作成等 本業務における成果品(報告書等)は、以下のとおりである。 ⑴ 三木町まんで願いきいきパーク(仮称)整備基本計画(概要版) 20部 ⑵ 三木町まんで願いきいきパーク(仮称)整備基本計画 20部 ⑶ 上記にかかる電子データ 一式 7 業務の進め方 ⑴ 受注者は、本業務を実施するに当たり、発注者の意図目的を理解し、適切な人員を配置し、 最高の技術を発揮するように努めなければならない。 ⑵ 受注者は、本事業を実施するに当たり、仕様書に記載のない事項は、発注者の指示に従うも のとする。 8 業務委託期間 契約日の翌日から平成29年3月24日まで 9 秘密の保持 受注者は、業務に関して委託者から示された資料、情報及び業務遂行上知り得た情報を第三者 に漏らしてはならない。 4
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