指 導 案 「リズムで音楽づくり」指導の流れ 1 題材名 リズムで音楽をつくろう(2時間扱い) 2 題材の目標 ・ 拍の流れにのって、4拍または8拍のリズムをつくる。 監修:高倉弘光 (筑波大学附属小学校 教諭) ・ 友達がつくったリズムをつなげる方法を考える。 T:教師の働きかけ ★ 主な活動と反応例 ○ 指導上の留意点 1時間目「音楽づくり」って? 導入 T:みんなは、音楽をつくったことがありますか? ★「ある」 「ない」 「むずかしそう」 T:実は、音楽をつくるということは、そんなに難しいものではないんですよ。 どうやって音楽をつくるのか、この番組を見てみましょう。 ♪番組視聴(全部通して) T:どうでしたか? 音楽をつくることは難しそうでしたか? ★「いや、自分たちにもできそう」 T:では、みんなも音楽をつくってみましょう。 ★「やったぁ!」 「やってみたい!」 「むずかしそう」 ⃝番組を見た後は、全員で一つの輪をつくり、椅子に座らせ 全員が互いの顔を見られるようにする。 自分のリズムをつくろう T:番組でやっていたように、8拍におさまる自分のリズムをつくってみましょう。い ろいろ試してみてください。 T:では、一人ずつ8拍のリズムを紹介してもらいます。 先生はクラベスで8拍をずっと打っていますから、それに合わせていきましょう。 ★自分で考えたリズムを打つ。Aさん→Bさん→Cさん→Dさん… (一人が打ったら間を空けずにすぐに次の人へ) T:すばらしいですね。今やったのは、リズムをリレーしているみたいだから、 「リ レー方式」という名前にしましょう。 「リレー方式」をつかって、みんなのリズムを つなげることができました。⃝年○組だけの特別な音楽ができました。 T:では、ほかにリズムをつなげる方法はありますか? ★「番組でやっていたように、一人が打って、みんなでそれを真似する方法」 「リズム を重ねる方法」 T:すばらしい。よく番組を見ていたね。では、今度は一人が打ったリズムをみんな が真似する方法で、リズムを回していきましょう。 ★Aさん→みんな→Bさん→みんな→Cさん→みんな…… ⃝児童は、手拍子など体から出る音でリズムを打つ。 ⃝8拍が難しい場合には、4拍で行う。 ⃝「リレー」 (板書する) ⃝「まねっこ」 「重ねる」 (板書する) ⃝教師はクラベスで拍打ちする 2時間目 グループでリズムの音楽をつくろう T:今日は、前の時間にやったことをもとにして、グループでリズムの音楽をつくっ てみましょう。 ★「やったー!」 「楽しそう」 「できるかな?」 T: 「リレー」 「まねっこ」 「重ねる」の3つの方法を自由に使って、4∼5人グループ で音楽をつくりましょう。 ⃝条件設定をしっかり伝える。 ・ 「リレー」 「まねっこ」 「重ねる」の方法を使う。 ・3つの方法を使う順番は自由。 ・音楽の始め方や終わり方を工夫すると面白い。 ・オプションで、声や足踏みなども入れてよい。 ★グループに分かれて音楽をつくる。 ⃝グループで音楽づくりを進めているときは、教師は積極的 な支援を行い、具体的なアドバイスをする。 T:発表会をしましょう。 ★発表会をする。 (発表の後に、自分たちが工夫したところや、他のグループを聴いていいと思っ たことをお互いに述べあう。) ○それぞれのグループの工夫した点や、よい点を具体的にほ める。 1
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