別添5 空き家等活用モニター事業委託業務仕様書 1.

別添5
空き家等活用モニター事業委託業務仕様書
1.委託業務の名称
空き家等活用モニター事業委託業務
2.業務の目的
本市の IT インフラと市域に点在する空き家等の有効活用を図るため、IT クリエイター
及びプログラマー(以下「IT 技術者等」という。)志望者等を対象とした体験、モニター、
研修等さまざまなツールと最先端の IT 関連機器等(以下「ガジェット」という。)を活用
し、世界にも通じる優れた IT 技術者等を育成するプログラムを構築・実施し、さまざま
な分野で活躍できる人材を育成する。
また、
「移住・定住総合情報発信事業」を実施する者と連携を図り、本事業での取り組
みを毎週 1 回ソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下「SNS」という。
)等により
発信し、移住コンシェルジュ事業・地域活躍支援事業・地域交流定着支援事業、空き家等
活用事業とも連携し、首都圏企業のサテライトオフィスの設置や起業化意欲のある若者
の移住・定住の促進に繋がる PR を効果的に行う。
3.委託期間
契約締結の日から平成29年3月31日まで
4.業務内容
業務の内容は、以下のとおりとする。
(1)空き家オフィス活用(体験・モニター等)事業
有能な IT 技術者等を養成・育成する取り組みとして、空き家を活用して次に掲
げる業務を実施するものとし、その目的を達成するために当該空き家等に所要な
整備を施す必要がある場合は、
「空き家等活用事業」を実施する者と相互連携を図
り環境を整備するものとする。
(ア) プログラム開発や Web デザイン等の IT 技術を習得させるための助言・指
導を行うとともに、さまざまな分野において習得した技術の活用策を見出
せる能力を養う教育を行う。
(イ) 第一線で活躍する人材等による指導、研修、講習等を実施する。
(ウ) 必要に応じて最先端の技術等を習得するための視察ツアー等を企画し、対
象者の IT 活用に関する知見を広める。
(エ) 参加者に対して実施した研修・体験等のアンケート調査等を行い、実施内
容に関する意見を集約・検証を行い、魅力ある事業のあり方を念頭に置い
た業務運用に努める。
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(2)アイデアソン・ハッカソン事業
IT を活用することにより技術や運用の向上が見込める産業や本市が抱えるさま
ざまな課題等をテーマとしたアイデアソン・ハッカソン(以下「イベント」という。)
を受注者の創意工夫による魅力あるイベントとして開催し、地域、世代、分野の垣
根を越えイベントに興味・関心を持つ参加希望者が参加しやすい環境を整備する
とともに、テーマの解消に繋がる若しくは期待できるアプリ開発等を促進するた
め、次に掲げる業務を実施する。
(ア) 実施回数は最低3回(うち最低1回は、空き家で開催すること)とし、イ
ベントの企画立案から実施に至るまですべてを行うものとする。イベント
では、必要に応じてガジェットを利用し IT のさまざまな可能性について
検討する。イベントのうち最低1回は、その開催の周知を広く行い、
「石巻
ハッカソン」としてイベントに共感・関心を持つ全国の IT 関連企業や参加
希望者の協賛、参加を促進する。また、イベント開催期間内に考案・開発
されたアプリ等は、有識者等による評価・審査を行い、実用化が期待でき
る優れた作品に対しては表彰制度を設ける等、イベントへの参加意欲向上
に繋がる取り組みを行うこと。
(イ)地元高校や大学等とも連携を図り、若者世代の視点から捉えた地域のあり方
や課題等について考え、地域の活性化が期待できるアプリ開発等を行う。
(ウ)行政情報(オープンデータ)を活用したアプリ開発等を行い、その成果の発
表について発注者と協議し実施する。
(3)空き家オフィス営業 PR 事業
「移住・定住総合情報発信事業」を実施する者と連携を図り、上述の(1)及び
(2)の業務の取組内容について、SNS 等を活用した効果的な情報発信を行い、
本市の魅力(通信インフラの PR や地方の利点等)と併せた本事業の魅力ある取り
組みを広く紹介する。
(ア)
「移住・定住総合情報発信事業」を実施する者と連携を図った効果的な情報
発信のもと、首都圏の企業や起業化意欲のある若者向けに本事業の魅力ある
取組内容を、本市が有する豊富な地域資源の魅力と併せて紹介する。
(イ)
「移住コンシェルジュ事業」を実施する者と連携を図り、本事業の取り組み
に対する共感者・関心者からの問い合わせ等に速やかに対応できる体制を整
備する。
(ウ)SNS による情報発信以外にも、事業の魅力を参加者が体感できるよう、本
事業により考案したアプリ等やガジェットを活用した参加型のユーモア溢
れるワークショップ等を企画・立案・開催する等の手法も検討し、実施条件
や環境等(関係機関等への許認可含む。
)を考慮した上で実施する。
(エ)上記(2)
「アイデアソン・ハッカソン事業」によって開発・考案されたア
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プリ等で、実用化が見込める優れたアプリと評価を受けたものについては、
実用化に向けた支援を行うため、積極的な PR 等を実施する。
5.本業務において開発されたアプリ等の取り扱い
本業務により考案・開発されたアプリ及びアプリ等による技術支援策若しくは思想
(アイデア)
(以下「アプリ等」という。
)に関しては、次のとおり取り扱うものとする。
(1) アプリ等の著作権等の知的財産権は、当該アプリ等の考案者(開発者)に帰属
するものとし、市は当該アプリ等に関する一切の権利を放棄する。
(2) 市は、アプリ等の実用化に向けた支援について原則、関与しない。
(3) 受注者が本業務の履行のもとで行なうアプリ等の実用化に向けた支援において、
民間企業等との調整若しくは交渉等の結果、実用化の可能性が大いに期待でき
るアプリ等が存在し、当該アプリ等の認知度を高めるためのイベント等を開催
する際の後援等、市が協力することにより実用化への期待が更に高まる場合、
市は、受注者の要請があれば実用化に向けた支援の協力に可能な範囲で応じる
ものとする。
6.業務完了に伴う提出物
業務完了後は実績報告書を提出するものとし、必要書類として上記「4.業務内容」
に掲げた(1)から(3)の事業ごとに下記に準じて作成・添付するものとする。(い
ずれも様式は任意とする。
)
(1) 機器の整備を伴う業務は、収支報告書及び整備機器の明細
(2) 研修及び講習会、イベント等の開催を伴う業務は、収支報告書及び企画書並び
に実施結果の詳細が分かる報告書
(3) 情報発信を伴う業務は、情報発信手法又は種類、発信回数、発信内容が分かる
報告書