内閣府経済社会総合研究所 任期付研究員の募集について 内閣府では、一般職の任期付研究員の採用、給与及び勤務時間の特例に関する法律(平成 9 年法律第 65 号(以下、 「任期付研究員法」という)に基づき、以下の官職の募集を行いま す。 1 採用予定官職 内閣府事務官(経済社会総合研究所研究官) 2 職務内容 経済社会総合研究所(以下、「研究所」という)では、国民経済計算に代表される経済分 析に必要な統計の整備を基礎としつつ、実証に基づいた経済社会政策の策定に資する研究・ 政策分析ツールの開発を行っています。 研究所内では、時代の要請に応える研究テーマが随時設定され、我が国の政策諸課題に応 える複数の実証研究のプロジェクトが進められていますが、その一つに「サービス業の成長 や生産性の向上に関する研究」プロジェクトがあります。 同プロジェクトの業務に従事する「サービス業の生産性研究」ユニットは、新たなサービ スの創出やサービスの質の向上など付加価値の向上を通じたサービス業の自律的な成長モ デルを研究しております。現在取り組んでいる課題としては、サービス業のデフレーター及 び付加価値の正確な計測、サービスの質と多様性の向上による成長の検証、サービス業の生 産性の決定要因の分析(特にマネジメントの役割)、サービスの付加価値を高める技術革新 と技術波及のあり方などがあります。研究所における研究成果は、研究所の機関紙である 『経済分析』やディスカッション・ペーパーとして公刊される他、内外の学術誌等にも掲載 されており、今後の経済社会政策の企画立案にも寄与することが求められています。 今回募集する職員は、上記ユニットに参画し、当面の主要業務として以下の内容の業務を 担当することとなります。 ①医療サービスの質を考慮したデフレーターや産出指数、生産性の計測。②医療サービスの 質や生産性向上の要因の分析。①については、死亡率や生活の質(QOL)などを医療の質の 指標として、経年的な医療サービスの質の変化を計測した上で、質を調整したデフレーター、 及び、医療サービスの産出指数を計測する。別途インプット指数も計測し、合わせて医療サ ービスの生産性を計測する。②については、医療の質を向上させるものとして特に技術波及 に注目し、有効な技術が経年的にどの程度普及していくか、そうした技術波及を決定する要 因は何かを分析する。技術波及の要因としては、特に医療従事者の有効性についての認識、 人的・組織的ネットワーク、病院等のマネジメントなどを分析する。それ以外の業務として、 ③サービス業の生産性研究ユニットの他の研究についても適宜従事する。さらに、④経済社 会総合研究所が分析する必要があると判断するその時々の政策課題についての分析にも従 事することになります。これに加え、所内研究官室所属の研究官として、その他内閣府の政 策遂行に資する各種の研究業務(例えば、マクロ計量モデルの改良等)に貢献することも期 待されています。 3 募集人員 1名 4 募集対象 大学院博士課程修了程度以上の資格・能力を有する者のうち、独立して研究する能力があ り、研究者として高い資質を有すると認められる者で、以下に掲げる要件を満たすこと。 ① ミクロ及びマクロ経済学、計量経済学、財政・金融、税制・社会保障・労働制度等に関 する専門的知識を有し、データを用いた実証研究に取り組んだ経験があること。 ② コンピュータを用いたデータ処理、特に大規模データを操作し複雑なモデルを推計する ことに対応でき、ミクロ計量経済分析に必要なソフトウェア及びプログラミングに関す る十分な知識及び経験を有すること。 なお、以下に該当する方は、応募できませんのでご了承ください。 (1) 日本国籍を有しない者 (2) 国家公務員法(昭和 22 年法律第 120 号)第 38 条の規定により国家公務員となることが できない者 ・成年被後見人又は被保佐人 ・禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又は執行を受けることがなくなるまでの 者 ・懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から 2 年を経過しない者 ・日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊す ることを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者 5 採用形態 「任期付研究員法」に基づき常勤の国家公務員として採用します。 6 給与 「任期付研究員法」又は一般職の職員の給与に関する法律(昭和 25 年法律第 95 号)に基づ き支給します。 7 身分 国家公務員 8 雇用期間 平成 28 年 9 月 1 日から平成 31 年 8 月 31 日まで(任期の延長はありません) 9 勤務時間 原則として午前 9 時 30 分から午後 6 時 15 分(土、日、休日は除く) 10 勤務地 内閣府(東京都千代田区永田町1-6-1) 11 応募方法 (1)提出書類 ア. 履歴書(市販の用紙で可、写真添付) イ. 志望理由(A4 横書き 2000 字以内) ウ.研究経歴書(これまでに研究業務に従事した経験があれば、その内容を具体的に記述し たもの、A4 横書き) エ. 研究業績(論文・学会報告等、A4 横書き) オ.指導教官等複数名の推薦状 ※なお、応募書類は返却いたしません。 (2 )提出方法 郵送 (3 )提出先 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 内閣府経済社会総合研究所総務部総務課 (4 )提出締切り 平成 28 年 6 月 30 日(木)必着 12 選考方法 書類選考のうえ、面接を行うこととなった方のみ、面接日時を連絡いたします。 13 連絡先 内閣府経済社会総合研究所総務部総務課 TEL 03-6257-1598 (直通) 03-5253-2111 (代表) (内線 32712) 大橋
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