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1
61
資料紹介
戦前期のヘボ ン式 ローマ字運動資料
前
国立国語研究所編 r国語年鑑
1
9
9
9年別
田
均
(
1
9
9
9年1
2月1
5日 ・大 日本 図書)の 「
各学会 ・関
係諸団体」の 「
名簿」 に挙が っているローマ字運動関係 の団体 は,財 団法人 日本の ローマ字
社,社団法人 日本 ローマ字会, 日本 ローマ字教育研究会の 3団体である。 この うち, 日本 ロー
マ字教育研究会は 日本の ローマ字社 と合同大会を開催 して きたこともあ り, 日本のローマ字社
と役員 も共通 していて同社 の教育部 門を扱 う団体 とも言 える。 日本の ローマ字社の機 関誌 は
伽 maz
inoNi
p
po
n≫で,この表記か らわかるように,訓令式 ローマ字 を主張す る団体 であ
Ro
o
maz
iSe
ka
i
≫ と言 い, 自らの団体名 を,S
y
a
da
nる。一方, E
]
本 ローマ字会の機関誌 も ≪
Ho
uz
i
nNi
ppo
nRo
o
maz
i
ka
i(
1
9
9
9年1
2月発行の6
8
0号 による。その号 に67
4号か ら表紙のつづ
りが変わった旨,注記がある) と表記 していることからもわかるように,やは り訓令式 を主張
する団体である。漢語のオ段長音の表記法など,細かい違いはあるが, ともに訓令式 に基づ く
表記 を主張する団体であると言える。つ ま り現在ではヘボン式 を主張する団体 は消えて しまっ
)を主張する人や団体が存
ている。 しか し,戦前 にはヘボン式 (
当時の言い方では 「
標準式」
,
のちの訓令式) を主張する人,団体 と大 き く争 っていた ことは知 られてい
在 し 「日本式」 (
る。 この経緯 は,平井昌夫 『国語 国字問題 の歴 則
元杜刊 の復刻版が便利 である -
(
1
9
43年 ・昭森社)- 現在では1
9
9
8年三
第 5章第 3節 「ローマ字つづ り方の移 りかわ りと統一」 に
詳 しい。
it
K
t
a
Hi
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o
kuni
) は1
9
9
2年 7月29日に, 日本 ローマ字教育研究会か ら 柑 本のロ
橘 田広国 (
ppo
nnoR6
ma
z
i
und
6≫を出 したOその本の主 な部分 は (ローマ字年表 )で
ーマ字運動 Ni
5
8
2年か ら1
9
9
0年 までのローマ字運動 ・ローマ字関係の出来事 を記 した労作であるo L
ある。1
か し現在のローマ字運動 も,そ して橘 田 も,訓令式 を主張するためか,戟前のヘボン式 を主張
する運動体の文献については,収録 していない ものが少な くない。 また, 日本 ローマ字教育研
究会 も日本のローマ字社 も,本部は東京 にあ り,当地関西での出版物 に日が向かないのか もし
,
帝 国ローマ字倶楽部」 とい うヘボン式 を主張す る団体があ り,
れないが,かつて大阪 には 「
活躍 していた。そのためか関西では同倶楽部の出版物が残 っていることが多い。本稿では楠 田
の (ローマ字年表 )(
以下 「
原年表」 と呼ぶ) に落ちている出版物 を紹介 し,原年表の不備 を
補 い, 日本のローマ字運動 をふ り返ることがで きるようになることを目的 とする。記号や書 き
方 ・体裁な どはすべて原年表に従 う。※印 を付 した項 目は,原年表にも同 じ項 目があるものに
っいて,訂正 した り追加 した りする ものがあるものである。 したがって※印のない項 目は本稿
で初めて指摘する ものである。本年表及び原年表 に関連する事項がある場合は,原年表 に した
-1
91
1
.1.1.
」は 「
1
91
1
年 1月 1日に関連事項がある」の
がって,その年月 日を-で示す。「
意。本稿の標題 にかかわらず,せ っか くのことなので 「日本式」の資料 もあ らたに発見 した も
のは加えてお く。いずれの方式 による出版物かは,発行団体や著者名か ら判断 されたい。 また
1
6
2
天 理 大 学 学 報
戦後の もの も少 し入れてある。
年表本文
1
8
8
6 Me
i
z
i1
9
≪羅馬字雑誌》 1巻1
8
号 に Ya
s
uo
kaShun
j
i
r
6がアンデルセ ンの (裸の王様 )を
1
1
・1
0・
(
0noAtarashi
kil
s
hb)として本邦初訳 し掲載。 この翻訳は,近 日ナダ出版セ
ンターか ら刊行の川戸道昭 ・榊原景教編 ≪明治期 アンデルセ ン童話翻訳集≫ に収
録。
1
9
0
0 M3
3
5.1
5. 自治会出版か ら 《国語改良異見≫が出る。天理図書館蔵。
1
9
0
5 M3
8
1
2.2
5. 田丸卓郎 は東京帝国大学理科大学物理量ニュー トン会で (日本式羅馬字 )と題 し
て講演。-1
9
0
6.2.
,-1
9
3
4.3.1.
1
9
0
6 M3
9
》の付録 として (Ka
ki
ka
t
anoAr
a
mas
hi
)が出る。筆者蔵。
1.1
5. 《
Ra
ma
j
i
2.
田丸卓郎 は F
東 洋学叢 雑誌』 に1
9
0
5.
1
2.
1
5.
の講演記録 (日本式羅 馬字 )を発
表。-1
9
3
4.3.1.
1
91
3 Tai
s
y62
1
2.1
8. ※ 土岐善麿は 《読売新聞≫に く日本 とローマ字 )を発表。-1
91
4.1.
1
3.
1
91
4 T3
1.1
3. 向軍治は1
91
3.
1
2.
1
8.
の土岐の発言 に対 し,《読売新聞》にこの 日か ら 3回にわた
2
0.
り,(非国家的のローマ字運動 )を発表 し,批判 した。- 1.
1.2
0. 田丸卓郎 は 1.
1
3.
か らの向の発言 に対 し,《読売新聞》 にこの 日か ら 5回にわた
り,(向軍治氏の文 に就て )を発表 し,批判 した.-1
9
3
4.3.1.
1
91
5 T4
8.1
6. 向軍治はローマ字 ひろめ会か ら 紬 a
ma
j
iBunkoⅢnoMa
kiSe
kainoShi
mpo》
を出す。大阪府立中之島図書館蔵。
1
91
6 T5
2.1
3. 日本のローマ字社 は ≪
Ni
ppo
nnoR6
ma
z
i4noMa
kiSe
i
y6Mo
no
gat
ar
i》を出
す。大阪府立中之島図書館蔵。
5.2
7. 日本のローマ字社 は 《
Ni
ppo
nnoR6
maz
i5noMa
kiSe
i
yaRe
ki
s
i
banas
i
≫を出
す。天理図書館蔵。
1
9
21 TI
O
7. 5. 日下部重太郎 は,1
91
6.7.5.に出 した 《ローマ字文 自在》 を改題改定 し,東京
宝文館 から くE
]
本 ローマ字文法≫ を出す。大阪府立中央図書館蔵。
9,1
5. 横根孝之進は,バーネッ ト著 《小公子》を,(Kawai
iTo
no
s
a
ma》 として訳 し,
帝国ローマ字倶楽部か ら出す。大阪府立中央図書館蔵。
1
9
2
2 Tl
1
8. 1. 鶴屋五平は,くローマ字堺名所案内 R6
ma
j
iTs
uz
ur
i Sa
n iMe
k
i
s
ho A
n na
i》
を,大阪府堺市寺地町西三丁十二番地 にあるローマ字ススメ会か ら出すO大阪桁
立中之島図書館蔵。
1
63
戦前期のヘボン式 ロ-マ字運動資料
1
9
2
3 T1
2
6.1
0. 川口司 々馬 (
Ka
wag
uc
hi
Shi
j
i
ma)は 《新編 ローマ字教本 Shi
npe
nR6
ma
j
iKy
ho
n》 を大阪の一書堂 か ら出す。筆者蔵。
1
9
2
4 T1
3
9. 1. 帝国ローマ字倶楽部 は 《われ らの主張 第二》 とい うパ ンフレッ トを出すo加茂
6
-
正一の (仮名 国字論 の残塁 )(山下氏 の仮名 国字論 を読 む)が収録 されてい る0
-1
9
3
9.8.
2
5.
1
9
2
5 T1
4
4. 7. 後藤静香 (
G。
t
6
Se
i
k6)は,紬 o
kus
hay6R6
ma
j
iK6
i≫の改訂版 を希望社 か ら
g
出す。筆者蔵。初版 印刷 は1
9
2
4.7.
1
0.
である。
Ka
waz
o
eKa
ic
hi
r
6
)は,《標準 ローマ字女子読本 巻- Hya
j
unR61
1
0.2
5. 川副佳一郎 (
ma
j
iJo
s
hiTo
kuho
n1noMa
ki
》 を岡村書房か ら出すO筆者蔵。
l
l
.2
0. 帝国ローマ字倶楽部 は 《われ らの主張 第三≫ とい うパ ンフレッ トを出す。向軍
治の (野上君の仮名論 を曝ふ )が収録 されている。-1
9
3
9・8・
25
・
l
l
.21. 帝 国ローマ字倶楽部は 《われ らの主張 第四》 とい うパ ンフレッ トを出す。加茂
正一の (似而非 ローマ字論者 に教 ふ )が収録 されている0-1
9
3
9・8・
25・
1
9
2
6 T1
5
3. 1. 帝国ローマ字倶楽部は 《われ らの主張 第五》 とい うパ ンフレッ トを出すo山下
毒静の (同音異義の語 をどうす る ?)が収録 されている.-1
9
3
918・
25・
1
9
2
7 Sy6
wa2
7.2
5
. ローマ字 ひろめ会は 《標準 ローマ字綴 りの主張≫ を出す。天理 図書館蔵。
1
9
2
8 S3
2.2
8. 田丸卓郎 は く日本文字 の将来 - 世界的活躍 の為 の ローマ字 )を日本新 聞に発
表。一
一8.5.
3.9. 保科孝一 は (文化 -能率の向上 と国語の整理 )を万朝報 に発表Oー 8・5・
5.1
0. 荒川文六 (
Ar
aka
waBunr
o
ku)は 《
De
nki
k6
g
a
n noZi
k
kke
n≫を丸善か ら出す。
大阪府立 中央図書館蔵。
7.2
3-2
4. 保科孝-は く試験地獄 と国字 問題 )を山陰 日日新 聞に発表- 8・5・
8.5. ※ 《国字問題 と日本式 ローマ朝 が京都府亀 岡町の天声社支社 か ら出るO 同年
2.
2
8,の田丸の文章 ,3.9.
の保科の文章 ,7.
2
3-2
4.
の保科 の文章の他,山口
鋭之助 (教 育 とローマ字 )
,田中館愛橘 (学 問 と日本語 -
ローマ字書 きの必
要)
,田丸 卓郎 (ローマ字 は 日本式 に)及 びそれへの藤原咲平 の (附記 )を 1冊
にまとめた ものであ るO大阪府立 中之島図書館 蔵。- 2.
2
8.
- 3・9・- 7・
2
3-
2
4.
1
9
2
9 S4
8.2
0. 帝国 ローマ字倶 楽部 は加茂正一 (人の子 を損ふ教育 )の収録 された 《われ らの主
張
第六》の第 6版 を発行。初版発行 は記載 な く未確認。 この加茂 の文章 は元
莱,1
9
2
3.1.の 《児童生活》所載の もの。-1
9
3
9・8・
2
5・
1
9
3
0 S5
2.2
8. 帝 国 ロ ー マ 字 倶 楽 部 は 《わ れ ら の 主 張 第 七≫再 版 を発 行。初 版 印 刷 は
1
9
2
3,7.1.だが発行 日記載な し。横根孝之進 (ローマ字綴方の 目標 (
音声学 と
1
6
4
天 理 大 学 学 報
綴字方 に就 て))
,神保格 (所謂 日本式 ローマ字の研究 と排斥 とを勧 める)を収
録。神 保 の 文 章 は も と1
9
2
2年 の 《国 語 教 育》第 6号 所 載 の もの の 転 載。-
1
93
9.8.
2
5.
4・2
5・ 帝国ローマ字倶楽部は.間宮不二雄 く国定標準 ローマ字綴方決定二就 イテ 附
標準式 一 日本式 -ヘ ボ ン式 ノ比較 )の収録 された ≪われ らの主張
9
3
9.8.
2
5
.
行。-1
第八》 を発
7・?・ 菊沢季生は,《学士会月報》5
0
8号 に (国字問題の研究第一 国字論の発達 )を出
0
9
号 く第二
す。 この (国字問題 の研究 )は以下のように連載 された。 8月5
,9-11月51
0-1
2
号 (第三-五
字論 の発達 )
-3月51
4-51
6
号 (第六∼八
国
ローマ字綴 り方 の変遷 )
,翌年 1
ローマ字綴 り方の批評 )
。 この項 は,1
9
8
9.
1
2.
3
0.
に教育出版セ ンターか ら出た ≪菊沢季生国語学論集第 5巻》の く業績 )による。
9
3
0.2.
l
l.
の項 には 「
菊沢季生は学士会月報第5
0
8
号 か ら第5
1
6
号 にのせ
原年表 1
た論文 をまとめ て,《国字 問題 の研 究) と して だす (
全文5
6ペ ー ジ)
。
」 とあ る
が,時間が運転 していること,「まとめ」 たに しては 「
5
6ペ ージ」では少 なす ぎ
ること,(業績 )による と岩波書店か ら出た 《国字問題の研 究》は 「
昭六」の刊
である こと,岩波 の単行本 と しては 「
5
6ページ」 は少 ない こ とか ら,疑 問があ
る。
1
0・2
5・ 帝国ローマ字倶楽部は,小原喜三郎が 《中外商業新報》3.
2
6-2
9.
,4.1.に発
表 した もの を再録 した くローマ字 の よ しあ し)
,渓鴎生が 《中外 商業新 報》 に
3・
1
1
・に発表 した もの を再録 した く非実用的な 日本式 )
,奥 中孝三 (国定 ローマ
字綴 り方制定の 目標 )く"日本式" ローマ字綴 り方の改定 を勧める)を収めた 《わ
れ らの主張 第九》 を発行。-1
9
3
9.8.
2
5.
・?・ 宮崎静二 《真 に祖国 を愛する同胞 に訴ふ (附)羅馬字会式 と田中館式≫が ロー
1
1
マ字 同志社か ら出る。天理図書館蔵。
1
1
・2
0・ 帝国ローマ字倶楽部 は,武上辰男 (仮名の表音能力 生 く仮名の表音能力 発行。-1
9
3
9.8.
2
5.
外国語の写 し方 )
,笑室
外来音の写 し方 )を収めた 《われ らの主張
第十》 を
1
2・?・ 横根孝之進 《ローマ字綴 りの優劣 に就いて》が出る。天理図書館蔵。
1
9
31 S 6
1・1
0・ 間宮不二雄 く実用上か ら見たローマ字綴 り方の研究》が出るo天理図書館蔵。
2. 1・ 高鳥直- は 《教育上か ら見 たローマ字 - 文部省臨時 ローマ字調査会へ のお
願》 を発表。発行所記載な し。同書は ≪露国創刊 日露辞典及其編纂者》に合冊 さ
れ,大阪府立中之島図書館蔵。
6・1
5. 高鳥直-は 《
R6
ma
j
iMa
na
b
inoShi
o
r
i》を京都市教育会か ら発行.実際 には帝
国ローマ字倶楽部で発行 していた ものを京都市教育会の名儀で出 した もの。筆者
蔵。
6・1
5・ 田丸卓郎 は臨時ローマ字調査会第 3回委員会で く日本式 ローマ字の立場 )と題 し
て講演。-1
9
3
4.3.1
7. ?. 帝国ローマ字倶楽部か ら ≪ローマ字綴 りに対 し日本組合 ホテル業各位 二呈セル照
会状及回答書》が出る。天理図書館蔵。
9・
?・
正木義太は 《ローマ字綴 りに対 し田中文部大臣閣下二呈セル陳情書》 を出す。天
1
65
戦前期のヘボン式 ローマ字運動資料
理図書館。
1
9
3
2 S7
1
2.1
0. 帝国ローマ字倶楽部 は楼根孝之進 (所謂 日本式 ローマ字論者に質す
臨時 ロー
マ字調査会に於ける論旨)を収めた 《われらの主張 第十一》を発行。
-1
9
3
9
・8・
2
5
・
1
9
3
3 S8
マ
マ
1.1
5. 後藤蔵四郎 (
Co
t
o
u Cnr
as
i
r
o
u) は私家版で 《新式 ローマ字論》 を出す。大阪府
立中之島図書館蔵。
ママ
5. ?. 菊沢季生 は ≪学士会月報≫5
4
2
号 に くヘボ ン式 ローマ字綴 り方の主張 と其の批評
(1))を出す。続けて 6月に (2). 7月に (
完) を出す。 この項,前掲 ≪菊沢
季生国語学論集≫による
7.2
0. 帝国 ローマ字倶楽部 は楼根孝之進 く所謂 日本式 ローマ字論者の陰謀 )を収 めた
9
3
9.8.
2
5
.
≪われ らの主張 第十二≫ を発行。-1
8. 5. ローマ字 ひろめ会 は 紬 a
ma
j
i
》誌 の臨時増刊 と して ≪標 準式 ローマ字≫ を発
行。鎌田栄吉,横井錠二,棟根孝之進,宮崎静二,阪谷芳郎,神保格 らが主張 を
展開。大阪府立中央図書館 ・京都府立総合資料館 ・天理図書館 ・筆者蔵。
l
l.2
0. 帝国ローマ字倶楽部 は,楼根孝之進 (ローマ字綴 り方論争の後 を顧 みて 思議物語の続篇 )
,間宮不二雄 (耳に したことと目に したこと字論者の宣伝 と実際 )の収め られた 《われ らの主張
不
日本式 ローマ
第十三≫を発行。-1
9
3
9・
8.
2
5.
l
l
.3
0. 帝国ローマ字倶楽部 は,岡倉由三郎 (ローマ字の調査 (
意見書))の収め られた
9
3
9.8.
2
5・
≪われらの主張 第十四≫を発行。-1
1
9
3
4 S9
3. 1. ※ E
]本の ローマ字社 は土岐善麿編 《故田丸博士論文選集 - E
]本式 ローマ字
の歴史 と展 開≫ を発行。 これ には,1
91
4.1.
2
0.,1
9
05.
1
2・
25・,1
9
0
6・21,
1
9
31
.6.
1
5.
の文章等が収められている。大阪府立中央図書館蔵。
3.2
0. 帝国 ローマ字倶楽部 は,高鳥直- (ローマ字問題 について小学校 長諸彦 に訴 え
9
3
9.8・
2
5・
る)の収め られた ≪われ らの主張 第十五》 を発行。-1
4.2
0. 帝国ローマ字倶楽部は,棟根孝之進 ("クリスマス"即 ち菊祭 り)(ローマ字世界
地図 )の収め られた 《われ らの主張 第十六》を発行。-1
9
3
9.8.
2
5・
6. ?. 菊沢季生 は 《国語研 究≫ 2巻 6号 に (ローマ字 と国語 )を出す。 この項,前掲
《菊沢季生国語学論集》 による。
7.?. 菊沢季生 は 《国語研究》2巻 7号 に (《ローマ字書 き万葉集》 を読 む)を出すO
この項,前掲 《菊沢季生国語学論集≫ による。
9.3
0. 帝国 ローマ字倶 楽部 は,向軍治 《日本式 ローマ字 の末期≫ を出す.天理図書館
蔵。
1
9
3
5 S1
0
1.2
0.
※
日本 の ローマ字社 は,菊沢 季生 《国語学 的立場 か ら見 た ローマ字綴 方問
題≫,菊沢季生 《音韻学的 ローマ字綴方副 ,田中館愛橘 (日本式 ローマ字 の要
旨)
,中日覚 (外国語教育 とローマ字 )
,土岐善磨 く日本式 になるまで )
,佐伯功
介 (一字一昔主義 と五十音図 )の収 め られた鬼頭礼蔵編 《音声学 とローマ字 問
題》の 3冊 をシリーズ本 (
但 しシリーズ名はな し) として発行 (
シリーズ番号 は
1
6
6
天 理 大 学 学 報
o大阪府立 中央図書館 に,《ローマ字調査会論説集》 とい う館独
この順 に 1-3)
自の書名 をつけて所蔵。
1
0・2
0・ 帝 国 ローマ字倶 楽部 は,横根 孝 之進 (ローマ字 運動五 十周 年言霊祭 )(緊急 動
9
3
9.8.
2
5.
議 )の収め られた ≪われ らの主張 第十七》 を発行。-1
1
9
3
6 S1
1
3・31・ 臨時 ローマ字調査 会は 《臨時 ローマ字調査 会議事録 上》 を出す。内容 は第 11
2回議事録 第 1-2次主査委貞会委貞長報告o大阪府立中央図書館 ・京都府立
総合資料館 ・天理図書館蔵。
8・1
0・ ローマ字 ひろめ会 は 伽 ma
j
i
≫の臨時増刊 と して 《臨 時 ローマ字 調査 会 の真
相》 を出す。天理 図書館 ・筆者蔵。
1
1
・1
5・ 帝国 ローマ字倶 楽部 は,大西雅雄 (ローマ字 問題厳正批判 )
,横根孝之進 (ヘ ボ
ン先生 を憶ふ )及び,(似而非 ローマ字論者欺肺の実例 )として菊沢季生 (国定
ロ
マ 字 綴 方 の 制 定 )の 収 め られ た ≪わ れ らの 主 張
第 十 八》 を発 行。-
1
9
3
9.8.
2
5.
11
・?・ 菊沢季生 は ≪国言
吾研究 》 4巻 1
0号 に (国定 ローマ字綴 り方 に就 て )を出す。 この
項,前掲 《菊沢季生国語学論集》 による。
1
1
・2
2・ 菊沢季生 は ≪新制 ローマ字綴 り方解説部
を東宛書房か ら出す。京都府立総合資
料館蔵。
1
9
37 S1
2
2・2
0・ 帝国 ローマ字倶 楽部 は,横根孝之進 (敢 て天下の教育者諸君 に訴ふ -
ローマ
字論者の 目的 ),間宮不二雄 (似而非 ローマ字論者のテ レカクシ)のほか (
R。
maz
i
,(似而非 ローマ字論者 の心臓 の強い実例 )の収 め られ た ≪われ らの
Fa
l
l
ac
i
e
s)
9
3
9.8.
2
5.
主張 第十九≫ を発行。-1
3・31
・ 臨時 ローマ字調査会は 《臨時 ローマ字調査会議事録 下≫ を出す。内容 は第1
31
4日議事録 第 3回主査委員会委月長報告,附錨 として官制 ・委員氏名等。大阪
府立 中央図書館 ・京都府立総合資料館蔵。
4・5・ 帝国ローマ字倶 楽部 は・横根孝之進 (ローマ字マゼ カエ シ連動不滅の功績 ),間
宮不二雄 (調査会式 ローマ字綴 り案 を排撃す )の収め られた 《われ らの主張
二十》 を発行。-1
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3
9.8.
2
5.
713
0・ 帝 国ローマ字倶楽部は,横根孝之進 紬 6
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ngo漢字及 ローマ字対剛
第
を発
行。大阪府立中之島図書館 ・京都府立総合資料館蔵。
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ot?・ 菊沢季生は 《国語研究》 5巻 1
0号 に (国定 ローマ字綴 り方の実施 )を出す。 この
項,前掲 《菊沢季生国語学論集》 による。
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8 S1
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1・?・ 菊沢季生 は 掴 語研究≫6巻 1号 に (新制 ローマ字 に裁 て )を出す。 この項,前
掲 《菊沢季生国語学論集≫ による。
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8・
※
頼 阿佐夫著 《国語 ・国字 問題≫三笠書房 か ら出 る。(原年表 )には1
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なっているが,その 日は印刷 日で,l
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が発行 日。 また く国東由字間翻
る も誤 り。
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※
帝国 ローマ字倶 楽部が,横根孝之進編 ≪ローマ字論文集》 を出す。 これまで
1
67
戦前期のヘボン式 ローマ字運動資料
同会が 《われ らの主張≫ として出 して きた ものに,他の論文 を多 く集めて合本 に
9
0
7.8.
2
0.
の横井知 《羅馬字の反対論 を破 る》は,同著者 の (ロー
した もの。1
マ字主張の百個催 )と合 わ されて,《われ らの主張
第一》 と改題 されて同様 に
9
31
・2・1・
収録 されている。《われ らの主張》以外 に収録 された ものの中には,1
の高鳥直-の もの もある。大阪府立中央図書館 ・筆者蔵。
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4.9.1.
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2.31
. 日独文化協会 ・日本学会 (
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n)は木下祝夫≪
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nd≫ を出す。乙類 の母音 にウム ラウ トをつ け,上代特殊仮名道 をローマ字 に
転写 した もの。 ドイツ語 に よる注釈がついている。第 1巻 は漢字表記の もの。大
阪府立 中央図書館蔵。
1
9
4
2 S1
7
1
0.1
0. 小原喜三郎著 ≪日本語の進出 とカナの活用≫が 日本音声学協 会の (音声学パ ンフ
レッ ト第 2輯 )と して,広 文堂書 店か ら出 る。 ローマ字 に も言及。天理 図書館
蔵。
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0.3
0. 帝国 ローマ字倶 楽部は,横根 孝之進 -日下部室太 郎 ≪
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hG》の
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3
6.5.
第 2版 を出す。大阪府立中央図書館蔵。-1
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6 S21
5.1
5. 創文社 は,増 田綱 ・出口一雄 ≪ローマ字読本》 とい うヘボ ン式 による入門書 を出
す。京都帝立総合資料館蔵。
5.2
0. 平岡伴一 ・鈴木和一 は,東京講演会か ら ≪
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Eng
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」「無条件降伏」「終戦連絡局」等 ,占領下で必要 な単語 を補 った
辞典≫の 「
復員
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3
0.5.
「
補遺」 5頁 を付 けた改訂版 を出す。筆者蔵。-1
1
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4
2,2
8. 文部省 は (ローマ字教育の指針 )(ローマ字文の書 き方 )を発表す る。 この両者
は合冊発行 された。天理図書館蔵。
1
9
5
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3. ?, 北海道 ローマ字教育研 究会か ら 〈解説 「ローマ字教育の指針」の改訂 附 ・ロー
9
5
0年 3月に改訂 された同指針 (もとは1
9
47
.1・
)
マ字教育参考資料》が出る。1
を解説 した もの。発行 日記載 な し。筆者蔵。
4. 5. ローマ字教育会が,鬼 頭礼蔵 ≪小学校 四学年
ローマ字学 習指導 の細 目≫ を出
す。筆者蔵。
1
9
5
2 S2
7
4.1
0. ローマ字教育会が,鬼頭礼蔵著 《ローマ字学習の具体 的指導法 小学校 第 4学年
(
前期)≫ を出す。筆者蔵。
1
6
8
天 理 大 学 学 報
1
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4 S2
9
3.5. 文部省 は 掴 語 シリーズ 1
8 さらに進 んだ段 階におけるローマ字文の学習指
導》 を出す。奈良県立奈良図書館蔵。
1
9
57 S3
2
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.1
5. ローマ字教育研 究所 が,鬼東礼蔵 .松下秀男 ≪ローマ字教 え方早わか り≫ を出
す。筆者蔵。
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l.3
0.
《
標準式 ローマ字制定七十周年記念講演会》が標準 ローマ字会か ら出る。天理図
書館蔵。
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9
6
1
0. 1. 棲準 ローマ字会が,宮崎静二 《日本民族 とローマ字》 を出す。天理図書館蔵。
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8・2
8・ 菊沢喜美子が, 日本 ローマ字会事務局長 田中実 を 「
世話人代表」 として,《
伊賀
の人 菊沢季生≫ を出す。筆者蔵。
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)が, 日本のローマ字社から i
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2・2
0・ 竜岡博 (
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a》 を出す。筆者蔵。
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5・31
・ 大橋富貴子が, 日本のローマ字社か ら 《大橋先生のローマ字教室≫ を出す。筆者
蔵。
発行年月 日記載な し
その 1
日本ローマ字会 ≪なぜ ローマ字が必要か》仝2
0頁。筆者蔵。
その 2
広 島高等学校教授 山崎喜重郎 《ローマ字文法のあ らまし (ことばの附牡 しの研
6
頁。筆者蔵。
究)
≫仝3
その 3
こに しまさみは,大阪市西区の教学研究社か ら ≪ローマ字読本 シリーズ 1 人魚
2 パラダイスの剛 《3 大 クラウスと小 クラウス》《4 白鳥の王子≫
姫 》≪
≪5 うばすて山》《6 らしょう門のおに》を出す。大阪府立 中央図書館蔵。