別紙2 保護林モニタリングマニュアル追加事項 作業項目 現地調査位置図 作 業 内 容 備 考 概略位置図及び詳細位置図の作成にあたっては、現在使用図面と現地 p.61 との齟齬がある場合はその内容等を記録し、目印となるものや杭の設置 様式-30 状況の写真を貼付する等して、次回調査時(5 年後)に確実に現地到達 することができるよう詳細に記載すること。 調査林分概況表 毎木調査 調査プロットの位置については、世界測地系○○度○○分○○.○○ p.69 秒と記述する。 様式-7 ・プロット数については別途記載する。 p.70 ・プロット設定箇所については、設定箇所及びその周辺の地況・林況並 様式-8 びに当地にプロット設定した理由を記録する。 ・プロット設定箇所には平成 23 年度調査時に、中心に頂部赤色のプラ 様式に無い 角杭、大円部に頂部赤のL字杭 4 本及び頂部青のL字杭 4 本を打設 記述につい してある。破損、亡失がみられる場合は改めて設置する。 ては任意 ・調査プロットの区域表示として、大円部8方位と中円部8方位の近く の立木に、それぞれ赤ビニールテープと、黄ビニールテープで表示 する。 ・胸高直径は直径巻尺を用いて測定する。また、傾斜木については、地 際から樹幹長 1.2m の位置で測定する。 ・ナンバーテープによる標示は前回調査と同じ番号を使用する。なお、 ナンバーテープは縦にし、針はナンバーテープの上下に水平に打つこ と。 ・樹高は、マニュアルでは 20 本選木することになっているが、胸高直 径測定対象樹木すべてを、バーテックスを用いて測定する。また、傾 斜木については地際から樹幹長を測定する。 ・被害状況 シカ等による剥皮等がある場合は、被害の有無だけでな く、剥皮状況(部分的、環状、全面的等、剥皮部分の大きさ、推測 される禍害獣)を記録する。 ・枯損について原因が推定できる場合は記録する。 ・各プロットの林況について、地質、土壌、下層植生、階層構造、ギャ ップ、被害、気候的特徴等から考察し記述する。 ・既存の森林資源モニタリング及び緑の回廊モニタリング調査結果デー タについても、本調査結果と同様に分析し報告書に掲載する。 植生調査 ・植生調査表の階層構造ついては、高木層、亜高木層、低木層、草本層 p.71 について記述し、各層の高さを「○m~○m」等と記述する。また、 様式-9 高木層~草本層の4区分が難しい場合は任意の区分とする。 ・階層別植被率の「裸地率」については、 「林床被覆率」 (草本層及び何 らかの植物由来の被覆が占める割合)に変更する。 プロット内の 定点写真の撮影 ・マニュアル記載の東西南北及び真上方向の定点写真以外に、代表的な p.72 森林状況、設定目的植物種等の生育状況、保護林の全体の遠景、調査 様式-10 プロットの遠景等について撮影する。 ・高さ 1.5m 地点で東西南北を撮影する際、ササの繁茂等により見通し が悪い場合は、1.5m 高の撮影に加えて見通しの良い高さでも撮影を 行う。 ・真上方向の写真については、カメラの頂部を北に向けて撮影する。 植物相調査 (今回実施は予 定していない) ・踏査して出現した全植物について記録し、科名・属名・和名及び国・ 任意様式 各県 RDB 指定についてリストを作成する。 ・地形・地質の状況、希少な植生、群落を形成している植生、植生相の 変遷地点、病獣被害、動物のフィールドサイン、帰化植物等の特筆す べき場合は、写真撮影するとともに生育状況及び位置等について記録 する。 ・調査図の作成 図面作成 踏査ルート図上に、上記の内容を図示する。 動物調査 (猛禽類聞き取り調 ・現地調査は実施せず、過去の公表資料や、有識者への聞き取り調査等 任意様式 により情報収集し、現況・問題点を取りまとめる。 査・文献調査他) 利用動態調査 ・利用者数・利用実態 任意様式 現地調査は実施せず、過去の公表資料や、自治体や観光施設への聞 き取り調査等により情報収集し、利用者数及び利用実態の推移や現 況・問題点等を取りまとめる。 ・定点写真撮影 p.146 、 保護林の象徴的な遠景、近景等を撮影する。原則平成 23 年度の当該 147 調査事業と同箇所の撮影とし、比較を行う。 様式-28 利用者の多い箇所においては、施設の状況や、オーバーユースによ 様式-29 る影響等を念頭に撮影箇所を決定する。また、その状況の説明文を つける。 高山植生等調査 ・指定の無いものについては5m×5m方形プロットとする。ただしプ ロットの大きさは、現地の地況や植生の生育状況に応じて変更でき る。 ・プロット4頂点に頂部赤色のプラ角杭が設置してある。破損、亡失が みられる場合は改めて設置する。 ・平成 23 年度の当該事業(平成 18 年度及び平成 19 年度「南アルプス の保護林におけるシカ被害調査報告書と同様」)の調査方法とする。 ・既存プロットについて過去の調査結果との比較を行う。 平成 23 年度の 当該事業報告 書、平成 18 年 度及び平成 19 年度「南アルプ スの保護林に おけるシカ被 害調査報告書」 を参照
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