資料Ⅰ-2-2参照

社会保障制度の制度設計時の社会経済の見通しと実績
資料Ⅰ-2-2
○ 財審では、昭和43年より「社会保障制度は長期にわたるものであり、その充実は長期にわたる見通しの下に行なわれなくて
はならない。」と指摘。(財政制度審議会報告「社会保障における費用負担についての報告」(昭和43年11月28日))
○ しかしながら、社会保障制度を拡充した昭和48年(=「福祉元年」)においても、その後においても(平成元年)、結果的に見通
しと実績は大きく乖離している。
<昭和48年(=「福祉元年」)>
見通し
運用利回り
実績
昭和48年度以降6.2%
(厚生労働省「昭和48年財政再計算」)
昭和50年時点で2.05
合計特殊出生率 昭和55年時点で2.11
昭和60年時点で2.23
(厚生労働省「全国男女年齢別将来推計人口(昭和44年8月推計)」)
平均寿命
昭和50年までに男子72.5歳、女子75.8歳に上昇の後、一定
(厚生労働省「全国男女年齢別将来推計人口(昭和44年8月推計)」)
昭和48~63年度平均
平成元~24年度平均
6.9%
3.7%
昭和50年 1.91
昭和55年 1.75
昭和60年 1.76
昭和50年 男子71.7歳、女子76.9歳
昭和55年 男子73.4歳、女子78.8歳
昭和60年 男子74.8歳、女子80.5歳
<平成元年>
見通し
運用利回り
平成元年度以降5.5%
(厚生労働省「平成元年財政再計算」)
昭和65年(平成2年)時点で 1.91
合計特殊出生率 昭和70年(平成7年)時点で 2.04
昭和75年(平成12年)時点で2.09
(厚生労働省「日本の将来推計人口(昭和61年12月推計)」)
平均寿命
昭和65年(平成2年)時点で 男子75.7歳、女子81.5歳
昭和70年(平成7年)時点で 男子76.3歳、女子82.2歳
昭和75年(平成12年)時点で男子76.8歳、女子82.7歳
(厚生労働省「日本の将来推計人口(昭和61年12月推計)」)
実績
平成元~24年度平均
3.7%
平成2年 1.54
平成7年 1.42
平成12年 1.36
平成2年 男子75.9歳、女子81.9歳
平成7年 男子76.4歳、女子82.9歳
平成12年 男子77.7歳、女子84.6歳