放射線総合監視表示システム 仕 様 書 平成 28 年 6 月 大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 核融合科学研究所 目 次 第1章 一般事項 1. まえがき 2. 入札に関する事項 3. 適用法令・規格 4. 範囲 5. 納入場所 6. 装置の改修等への対応 7. 装置の設計・製作における基本事項 8. 工業所有権 9. 品質保証 10. 保守 11. 支払条件 12. 契約条項 13. 入札保証金及び契約保証金 14. 監督職員の範囲 15. 危険負担 16. 仕様書の疑義 17. 完成期限 18. その他 第2章 装置の仕様 1. 概要 1-1.装置概要 1-2.構成 1-3.設計条件 2. 各部仕様 2-1.大型モニタ 2-2.運転表示盤 2-3.操作・監視 PC 2-4.表示切替器 3. 設置 第3章 現地搬入,試験検査等 1.概要 2.現地搬入 3.試験検査 4.その他 第4章 提出書類 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制御室平面図 別図3 大型モニタ,運転表示盤設置場所 別図4 運転表示盤に表示する装置・入力信号一覧 別図5 放射線総合監視表示システム概略図 別図6 電源盤位置 1 2 2 2 2 2 3 3 3 3 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 5 5 5 5 6 6 6 6 6 6 7 8 8 8 8 8 11 第1章 一般事項 1.まえがき 核融合科学研究所(以下, 「本研究所」という。)では,重水素実験を計画している。重水 素実験では,わずかながらトリチウムが生成され,中性子の発生もあるため,今までより も厳重な放射線監視が必要となってくる。そのため,放射線管理機器監視の一元化をはか り総合的に監視できる放射線総合監視システムの構築を進めている。放射線総合監視シス テムにより制御棟制御室に集められた,放射線管理機器の計測データ及び運転状況を表示 し監視するために,モニタおよび運転表示盤からなる本装置を設置するものである。 2.入札に関する事項 2-1 提出書類一覧 競争加入者は,次の書類を各7部,入札書の受領期限までに,入札書に添付して提出す ること。 (1)製作仕様書 (2)配置図および構成図 ・機器配置図 ・機器全体構成図 (3)主要部品表 (4)アフターサービス・メンテナンスの体制に関する証明書 (5)製造工程スケジュール及び実施体制 ・製造・改造作業,試験工程表 ・現地計画書 ・実施体制表 2-2 その他 (1)競争加入者は,仕様内容に疑義がある場合,入札書受領期限の3営業日前までに 本研究所宛て文書で問い合わせることとする。 (2)競争加入者は,開札の前日までの間において,製作仕様書などに関して説明及び 協議を求められた場合には,それに応じなくてはならない。 3.適用法令・規格 本装置の,製造(設計・製作及び現地据付・配管・配線・試験検査等)に当たっては, 日本国における次の法令・規格を適用することとする。 3-1 適用法令 (1)電気設備技術基準 (2)労働基準法及び労働安全衛生法 (3)消防関係法規 3-2 適用規格 (1)日本工業規格(JIS) (2)日本電気学会電気規格調査会標準規格(JEC) (3)日本電気工業会標準規格(JEM) (4)核融合科学研究所「安全ハンドブック(2015年度版)」 4.範囲 本仕様書に定める装置の,設計・製作,試験検査,輸送,現地における製品据付,ケー ブルの敷設・接続,検査及び発生する廃棄物の処理までに要する一切の事項とする。 2 5.納入場所 岐阜県土岐市下石町322-6 核融合科学研究所 制御棟(別図1参照) 6.装置の改修等への対応 本装置納入後,装置の改修・機能追加等の必要が生じた場合にもこれらに日本語で対応で きる体制を有すること。また,装置の技術的な問い合わせなどにも対応できることとする。 7.装置の設計・製作における基本事項 本装置に関する技術的検討及び基本事項は据付場所に関連するため,以下の基本方針を 前提として行うこと。 7-1 周囲条件 (1)周囲温度 (2)湿度 0℃~40℃ 85%以下 7-2 環境対策条件 騒音,振動,煤煙及び水質汚染等の環境への影響は,関係法規の定めるところによるこ ととする。 7-3 受電条件 電力が必要な場合には,必要な電力を受電できるものとし,取り合い点は本研究所と別 途協議すること。 7-4 収容建屋条件 本研究所の制御棟制御室の指定の場所(別図2,3)に設置するものとする。詳細な設 置場所は設置前に研究所担当者に確認し承諾を得ること。 7-5 部品材料 本装置に使用する部品,材料は,本仕様書の要求を満たすものとする。 7-6 部品の供給 受注者は,本装置について同等品を含む予備部品の供給を保証すること。 7-7 その他 競争加入者は,開札の前日までの間において,製作仕様書などに関して説明及び協議を 求められた場合には,それに応じなくてはならない。 提出書類の記述内容が不明確である場合は,判定において有効とみなさないので留意す ること。特に審査するにあたって,不明確な提案内容や不十分な説明によって,本研究所 が技術審査に重大な支障があると判断した場合は,要求要件を満たしていないものとする。 また,提出された内容等について,問い合わせやヒアリングを行うことがあるので,提出 書類等に対する照会先を明記すること。 8.工業所有権 (1)本装置に使用する既存の工業所有権については,すべて受注者の責任において処 理すること。 (2)本契約に基づいて新たに発生した工業所有権は,本研究所と受注者との協議の上, その帰属について決定することとする。 3 9.品質保証 9-1 検査及び引渡し 受注者が製造請負完成通知書を提出した後,本研究所担当者の検査合格をもって引渡し を行うこととする。 9-2 受注者の責任 受注者は,本仕様書で要求される条件を満たす製造を行うために,必要な品質保証を実 施する責任及び義務を有すること。また,本研究所から保証期間終了後保守契約の要求が あった場合,受注者はこれに応じること。 9-3 保証期間 保証期間は検収後1ヶ年とする。この間に,受注者側の責任と認められる故障及び不具 合が生じた場合は,無償にて速やかに修理すること。 10.保守 本装置の引渡し完了後の保守について,本研究所の要求に応じて対応すること。 11.支払条件 請負代金は,検査に合格した後,適法な請求書の受理後一括で支払うものとする。 12.契約条項 自然科学研究機構の定めた発注工事請負等契約要領を遵守して行うものとする。 13.入札保証金及び契約保証金 免除するものとする。 14.監督職員の範囲 自然科学研究機構が定めた監督事務実施要領に示す範囲とする。 15.危険負担 本装置の引渡し完了までの危険負担は,原則として受注者の責任とする。 16.仕様書の疑議 本仕様書及び製造上において疑議が生じた場合は,随時双方の協議の上決定を行うこと とする。 17.完成期限 完成期限は, 平成28年 12月28日(水)とする。 18.その他 現地作業において発生する雑材等については,受注者の責任において処理すること。現 地作業にあたっては,建屋,設備機器及び実験装置等に損傷を与えないように留意するこ と。損傷を与えた場合は速やかに研究所担当者と協議の上,現状に復すること。 4 第2章 装置の仕様 1.概要 1-1 装置概要 本装置は,放射線管理機器監視の情報を総合的に監視するための装置であり,以下の設 備より成る。 (1) 大型モニタ 放射線管理機器監視の状態を監視するため,監視 PC の画面を表示する大型モニ タであり,制御室東側に設置する(別図2,3)。 (2) 運転表示盤 主な放射線管理機器の運転状況を表示するものであり,制御室東側に設置する(別 図2,3)。 (3) 制御・監視 PC 主な放射線管理機器を制御,監視するための6台(うち3台は本研究所支給)の PC を制御棟制御室の机の上に設置する(別図2)。既設の3台の PC とともに画 面を大型モニタに表示できるようにする。 (4) 表示切替器 PC 画面を分割して大型モニタに表示するための機器であり,制御・監視 PC の近 くに設置する(別図2) 。 また,これに付随して以下の作業も本契約に含まれるものとする。 (5) 収納台への設置およびケーブル敷設作業 運転表示盤と大型モニタは,既設の表示盤を撤去し,別図3に示すように収納台 に設置すること。また,別図5に示すように,支給する3台の PC も含めた6台 の PC と大型モニタ間のケーブル敷設を行うものとする。また,設置機器に必要 な電源ケーブルの敷設をおこなうものとする。 1-2 構 成 本装置は,次に示す機器により構成される。 放射線総合監視表示システム (1) 大型モニタ (2) 運転表示盤 (3) 制御・監視 PC (4) 表示切替器 一式 3台 1台 6台(うち3台は研究所より支給) 1台 5 1-3 設計条件 受注者は,次に示す条件を十分考慮の上,具体的な機器設計を行うものとする。 2.各部仕様 本装置の主要機器各部の基本仕様は,次のとおりとする。 2-1 大型モニタ (1) モニタは46インチ相当以上(画素数 1920✕1080 以上)のカラー液晶とする。 (2) 上記(1)大型モニタ3台及び2-2運転表示盤を別図3のとおり縦に並べて収納 できる架台を設置すること。 (3) 設置場所が幅 1200mm,奥行き 550mm と限られているので,モニタの選定,架台の設 計に注意すること。また,設置場所の天井が約5mであるので,大型モニタ3台を 収納する2-1(2)架台と2-2運転表示盤の合計の高さはそれ以下とすること。 (4) 2-3に示す6台の PC の入れ替えが容易にできるように,PC との接続ケーブルの 規格は DVI,D-sub,もしくは HDMI とすること。ただし,PC との接続にケーブ ル最大長を超える場合は,特殊ケーブルやリピータを使用することができるものと する。 2-2 運転表示盤 (1) インターロック制御盤からの信号(無電圧接点出力)を受けて「運転」, 「停止」, 「警 報」の表示に対し,3つに色分けしたランプで表示ができること。 (2) 予備も含めて最大20台の放射線管理機器の表示が,別図3のとおり縦に並べてで きること。 (3) 表示する放射線管理機器の名称は別図4の通りとする。 (4) 「運転」,「停止」,「警報」に使用するインターロック制御盤からの信号は別図4に 示す通りとする。 (5) 放射線管理機器の銘板が個別に入れ替え可能であり,銘板の入れ替えにより表示名 称の変更ができること。 2-3 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) 操作・監視 PC デスクトップ型とする。 OS は Windows 7Professional 64bit 版相当以降であること。 CPU は,Intel Corei7-860 相当以上であること。メモリは,8GB以上であること。 ハードディスクは1TB以上であること。 ディスプレイは24インチ以上(画素数 1920✕1080 以上)のワイド液晶モニタで あること。 別図2に示した場所に6台(うち3台は本研究所支給)を設置すること。設置場所 の詳細は,研究所担当の指示に従うこと。 大型モニタとの接続は,支給の PC も含めて別図5の通りとすること。うち1台の 大型モニタについては,支給する PC2台と本契約で調達する PC2台の計4台の画 面を大型モニタに4分割して表示できるようにするため,2-4に示す表示切替器 を設置し,その間のケーブル敷設も行うこと。 支給する3台の PC を含め,机上のディスプレイと制御室前面の大型モニタは同時 に表示できるものとする。 新規に調達する3台の PC には,AC100V 750VA 以上の無停電電源装置を各1台ず つ用意すること。 インターフェイスとしてLAN(10BASE-T/100BASE-T/1000BASE-T)が使用で きること。 2-4 表示切替器 (1) 表示切替器は,4台以上の PC が接続できること。 6 (2) 4分割表示及び切り替えによる任意画面の全画面表示ができること。 (3) 全画面表示で,接続されている PC の画面を時間間隔(1秒~10秒)で自動切り 替えできること。 (4) PC の入れ替えが容易にできるように,PC との接続ケーブルは規格(DVI,D-sub, もしくは HDMI)とすること。 3.設置 3-1 大型モニタ 既存の運転表示盤を撤去し,2-1(2)架台を設置してその中に設置すること(別 図2,3)。水平震度1.0に対して,転倒防止,支持固定等の措置をすること。高 所へのモニタ設置時は,足場を組むなど安全に留意した方法で設置を行うこと。 3-2 運転表示盤 大型モニタの2-1(2)架台の下段に設置すること(別図2,3) 。水平震度1. 0に対して,転倒防止,支持固定等の措置をすること。 3-3 制御・監視 PC 制御棟制御室の指定の机の上に設置する(別図2)。詳細な設置場所については,研 究所担当者と打合わせのうえ決定するものとする。 3-4 表示切替器 制御棟制御室の制御・監視 PC の近くに設置すること。詳細な設置場所については, 研究所担当者と打合わせのうえ決定するものとする。 3-5 電源 大型モニタ及び運転表示盤の電源は,設置場所制御室東側の電源盤(別図6)より電源 を取ること。また,監視 PC に関しては,既存の PC を含めた6台分及び切替器の電源を制 御室西側の分電盤より取ること(別図6)。詳細は本研究所担当者の指示に従うこと。電源 ケーブルの敷設,及び電源盤への接続も本契約に含むものとする。電源ケーブルは難燃性 エコケーブルを使用すること。 3-6 (1) (2) (3) ケーブルの敷設・接続作業 操作・監視 PC と大型モニタ間のディスプレイケーブルを敷設し,接続すること。 ケーブルの両端には,ケーブルを識別するための札等を取付けること。 運転表示盤への信号ケーブルが別契約により敷設されるので,接続を行うこと。 7 第3章 現地搬入,試験検査等 1.概 要 本装置を構成する機器はあらかじめ受注者側で試験された後,本研究所に梱包・輸送し, 搬入・設置を行い,検査を行うものとする。 2.現地搬入 2-1 輸 送 設計製作した装置及び作業用資材等に対し,受注者は責任を持って本研究所指定場所ま で輸送し,開梱,搬入,設置すること。 3.試験検査 受注者は,本仕様書及び本研究所の承認を受けた試験検査要領書に基づき,工場及び現 地(核融合科学研究所)において試験検査を行うこと。 3-1 工場試験 (1)外観・寸法検査 各機器において外形寸法検査を行い,承認図に従って適切に製作されているかを 確認すること。 (2)員数検査 所定の員数を確認すること。 3-2 現地検査 (1)外観・設置位置・員数検査 外観の損傷の有無及び所定の位置に指定の機器が適切に設置されていることを確 認する。 (2)絶縁試験 メガ等を用いて,既設の電気配線に漏電がないか確認すること。 (3)ケーブル導通等試験 信号ケーブル等の導通試験,絶縁抵抗試験等の機器健全性確認を行うこと。 (4)動作試験 操作・監視 PC が大型モニタに表示でき,所定の操作が正しく行われることを確認 すること。運転表示盤に関しては,疑似信号を入力して,正常な表示ができること を確認すること。 4.その他 4-1 現場責任者 受注者は本請負に精通した現場責任者を現地に配し,作業管理及び工程管理その他関連 事項の処理に当たらせること。 4-2 安全対策 請負は周到な計画のもとに遂行すると共に,労働基準法・労働安全衛生法・その他関係 法規を遵守し,現場の安全管理を行い,安全対策に十分留意すること。また,研究所担当 者から指示があった場合は,その指示に従うこと。 (1)大型ヘリカル実験棟内での作業においては,本契約作業の受注者の責任者等が,以 下の本研究所が行う講習会等を受講し,その受講内容に基づき,受注業者内にて,そ の現場作業者全員に対し,作業(安全)教育を行うことが義務づけられている。 ・ 核融合科学研究所「安全衛生推進部」による「安全講習会」を受講する。定 例全体講習会は年2回年度初めに開催している。あるいは,申請があれば随 時個別講習会を開催する。 8 ・ 本研究所内の本契約作業責任者から本研究所が発行する「安全ハンドブック」 による安全教育を受講する。受注業者内教育にて作業員全員が,安全ハンド ブックに付属する「安全確認書受領書」を提出する。 (2)溶接等の火気の使用について ・ 安全ハンドブックの記載に加えて,下記を実施すること。 ・ 溶接を行う場合,影響の及ぶ範囲の可燃物は,必ず撤去すること。 ・ 可燃物を撤去した上で,床材などが難燃性であっても火花などが落ちる可能 性のある所にはステンレス製(金属製)の板やバットを設置し,対策の二重 化を図ること。 ・ 受注者は,溶接作業時に予め準備する消火機器について,適切な消火機器の 種類と数を準備すること。 ・ 受注者は,溶接作業の際は,溶接作業者に加えて,溶接作業の間近で作業の 状況を見守り,確認する作業監視者1名を置くこと。なお,作業監視者が一 時的に現場を離れる場合など,監視体制が整わない場合には,必ず作業を中 止すること。作業監視者は,作業そのものの監視だけではなく,溶接作業者 の体調などにも気を配り,必要であれば休憩を取る,または,作業を中止さ せること。 ・ 受注者は,溶接作業者に,作業前に,現場からの避難路及び緊急時の避難の 段取りの確認を必ず行わせ,避難訓練を行うことを義務付けること。 ・ 溶接作業中であることを周囲に周知するため,「溶接作業中」等の看板を, 現場近くに設置すること。 ・ 火災は,溶接作業終了後に発生する可能性もあるため,溶接周辺(材料の隙 間)に火種がないことと母材が冷えたことを確認しその場を離れること。 ・ 火気の使用に関する作業の内容や手順について第4章 提出書類 作業要 領書に明記すること。 4-3 下請け業者の選定 受注者が本請負の一部を下請けさせる場合は,十分な技術水準を持つ業者を選定し,事 前に本研究所担当者の承認を得ること。ただし,下請業者についての責任はすべて受注者 の責任に帰するものとする。 4-4 不具合発生時の処理 不具合発生時には,速やかに本研究所担当者に報告し,指示を受けること。 4-5 仮設物の設置等 仮設建物等を設置する場合は,発注者の承諾を得ること。ただし,用地の借料は無償と する。作業員宿舎の構内設置はできないものとする。 4-6 電力・水の使用 (1)請負のために直接使用する電力・水の使用料は無償とする。但し,本研究所建屋 側の指定された受配電及び給水設備に接続すること。 (2)仮設物において使用する給水・排水・電気等の設備は,本研究所担当者と協議し, 受注者において手続きのうえ設置し,その費用及び使用料は受注者の負担とする。 4-7 道路・工作物等の補修 受注者は,構内の道路・側溝・地下埋設物を汚損もしくは破損したときは,速やかに本 研究所担当者と協議のうえ,現状に復すること。 4-8 作業用資材 請負に必要な,線材・管材・ラック・工具・機材等及びこれらに付属する一切の資材は, 9 受注者が用意すること。また,足場等の機材を持ち込む場合は,清掃をおこなった上持ち 込むか,新しいものを使用すること。 4-9 測定器 受注者は請負に必要とする測定器等を準備すること。 4-10 廃棄物 (1)請負により発生する雑材は,受注者の責任において処理すること。 (2)撤去した廃材は本研究所担当者の指示に従い所内の指定された場所に移動させる こと。 4-11 分電盤からの電源接続について (1)本研究所内における分電盤 NFB からの電源接続に当たっては「電気工事作業申請 書」を本研究所担当者に提出して,許可を得ること。 (2)本研究所内において電気工事を行うものは第一種若しくは第二種電気工事士免状 の交付を受けていること。 4-12 搬入用器材 搬入時に必要な器材一式及びそれらに付属する一切の器材は,受注者が用意すること。 4-13 後片付け 本研究所担当者の指示に従い,速やかに建物内外の後片付け及び清掃を行うものとする。 10 第4章 提出書類 次の表に示した書類を提出すること。なお,承認欄に◎印を付した書類については,本 研究所の承認を受けること。 承認事項 提出書類名 提出時期 提出部数 備考 ◎ 品質保証計画書 契約時 3部 ◎ 社内体制表 契約時 3部 ◎ 工程表 契約後15日以内 3部 ◎ 承認図(運転表示盤) 製作開始前 3部 ◎ 作業要領書 現地作業開始前 3部 ◎ 試験検査要領書 試験検査前 3部 ◎ 試験検査成績書 試験検査の都度 3部 完成図 納入時 3部 電子記録媒体 でも提出 取扱説明書 納入時 3部 電子記録媒体 でも提出 その都度 3部 作業日報 電子記録媒体 でも提出 完成図,取扱説明書については,紙媒体 3 部の他に電子記録媒体でも提出すること。承 認図も納入時までに電子記録媒体でも提出すること。その他,検討用・参考用の書類につ いては,その都度提出すること。 11 制御棟 別図1 核融合科学研究所建物配置図 操作・監視PC 表示切替器 大型モニタ 運転表示盤 別図2 制御室平面図 1200mm 46インチモニタ 大型モニタ 運転表示盤 46インチモニタ 46インチモニタ 制御室前方右の既存の表示盤を撤去して大型モニタ及び運転表示 盤を設置する。上部に46インチモニタ3台、下部に運転表示盤を設置 する。 別図3 大型モニタ、運転表示盤設置場所 フィッションチェンバー 運転 停止 警報 RMSAFE 運転 停止 警報 排気塔トリチウム捕集装置 運転 停止 警報 本体室ガスモニタ 運転 停止 警報 排気塔ガスモニタ 運転 停止 警報 換気用送風機、排風機 運転 停止 警報 入退管理 運転 停止 警報 ・・・・・・・・・・・・ 運転 停止 警報 ・・・・・・・・・・・・ 運転 停止 警報 装置 運転 停止 1 フィッションチェンバー 重故障の反転 運転の反転 規定値以上 2 RMSAFE 運転 運転の反転 故障、警報レベル超過 3 排気塔トリチウム捕集装置1 エラーの反転 エラー エラー 4 排気塔トリチウム捕集装置2 エラーの反転 エラー エラー 5 本体室ガスモニタ1 エラーの反転 エラー エラー、規定値以上 6 本体室ガスモニタ2 エラーの反転 エラー エラー、規定値以上 7 排気塔ガスモニタ1 エラーの反転 エラー エラー、規定値以上 8 排気塔ガスモニタ2 エラーの反転 エラー エラー、規定値以上 9 換気用送風機、排風機 稼働中 稼働中の反転 稼働中の反転 10 入退管理装置 運転 運転の反転 故障 11 モレキュラシーブ型除去装置 運転 運転の反転 故障 12 高分子膜型除去装置 運転 運転の反転 故障 13 排水管理装置 エラーの反転 エラー エラー、満水警報 別図4 運転表示盤に表示する装置・入力信号一覧 警報 濃い色のPCが新規調達,薄い色のPCは支給とする LABCOM フィッションチェンバー RMSAFE RMSAFE 排気塔トリチウム捕集装置 排気塔ガスモニタ 本体室ガスモニタ 本体室 ガスモニタ 管理値の 排気塔 ガスモニタ 排気設備 の表示 表示切替器 46インチ以上 大型モニタ✕3 %越え 60 操作卓 排気ガス処理 システム 入退管理システム 2台のPCは既設。 接続を行う。 中央制御卓横 計測信号処理盤 放射線監視PC用机 フィッションチェンバー 運転 停止 警報 RMSAFE 運転 停止 警報 排気塔トリチウム捕集 装置 運転 停止 警報 本体室ガスモニタ 運転 停止 警報 排気塔ガスモニタ 運転 停止 警報 換気用送風機、排風機 運転 停止 警報 入退管理 運転 停止 警報 ・・・・・・・・・・・・ 運転 停止 警報 ・・・・・・・・・・・・ 運転 停止 警報 本契約の範囲 インターロック制御盤 収納台含む 別図5 放射線総合監視表示システム概略図 運転表示盤 制御棟制御室平面図 大型モニタ、運転表示盤電源 別図6 電源盤位置
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