岡部研究室 (生産技術研究所) 研究分野:スマート構造材料システム 神経系 筋肉 ~ 異常を検知し、形を変えて適応する構造 センサネットワーク アクチュエータ適応構造 生体における神経・筋肉・脳に対応するように、航空機などの人工構造物中にセンサ・アクチュエータ・診断 アルゴリズムを組み込むことで、構造部材自身に損傷発生等の異常を自己検知・診断させ、さらには自己修復を したり、柔軟に形状を変化させて飛行性能の向上を図る、革新的システムの構築を目指しています。 研究テーマ概要: 本研究室では特に、航空機構造に一体化が可能な超高感度光ファイバ超音波センサの開発、超音波ガイド波を 用いて材料内部の微小欠陥を検出する構造ヘルスモニタリング技術や非破壊検査手法、および折紙の幾何学や昆 虫の羽の挙動を応用した新たな展開構造の研究を行っています。 現在の研究テーマ: (a) (b) (c) (d) 高性能光ファイバ超音波センサシステム:高感度な複合材損傷モニタリングを実現 複合材に適した先進非破壊検査システム:レーザー超音波の励起・伝播挙動の理論的解明 ラム波のモード変換に基づく複合材構造の剥がれ損傷検知 昆虫の翅の展開機構や折紙幾何学に基づいた自己展開構造 laser t = 10[s] Lamb wave レーザー超音波の伝播挙動の 数値解析シミュレーション t = 30[s] CMI 高性能光ファイバ超音波センサシステム による複合材料構造の AE 計測 (リアルタイム損傷検知) t = 50[s] ミウラ折りを応用した自己展開構造 研究室概要: 研究室メンバーは、准教授、助教、特任研究員 2 名、事務補佐員 1 名、協力研究員 1 名(都立高専 准教授)、 博士課程 2 名(3 年生 1 名、1 年生 1 名)、修士課程 4 名(2 年生 3 名、1 年生 1 名)から構成されています。当 研究室では、実際に実験システムを構築して計測を試み、それによって観察された現象を理論解析によって検証 していきます。また、国内外の企業(ボーイング、三菱重工業、IHI、富士重工業、本田技術研究所など)と の共同研究も行っています。ですので、最先端の分野での専門性に加え、実験から理論解析までの幅広いスキル を習得できます。さらに、国内および海外での学会にも積極的に参加できます。 連絡先: 〒153-8505 東京都目黒区駒場 4-6-1 東京大学 生産技術研究所 機械・生体系部門 Dw-401 岡部洋二 TEL/FAX: 03-5452-6185、E-mail: [email protected]、HP: http://www.okabeylab.iis.u-tokyo.ac.jp 当研究室は、生産技術研究所内の先進ものづくりシステム連携研究センター(CMI)にも所属しています。 http://www.cmi.iis.u-tokyo.ac.jp/
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