平成 28 年度 基盤医学特論 開講通知 特徴あるプログラム オミクス解析

平成 28 年 5 月 30 日
30th May, 2016
大学院学生各位
To All Graduate Students
平成 28 年度
基盤医学特論 開講通知
特徴あるプログラム オミクス解析学プログラム
Information on Special Lecture Tokuron & Tokupro AY2016
Omics Analysis Program
題目:メタボロミクス解析とがん代謝システム
Title :Metabolome analysis and systems cancer metabolism
講師:大澤 毅
先生
東京大学 先端科学技術研究センター 特任助教
Teaching Staff:Tsuyoshi OSAWA
日時:2016 年 6 月 15 日(水)17:00~18:30
Time and Date:15 Jun,2016 17:00-18:30
場所:基礎研究棟 会議室2
Room:Basic Medical Research Building Meeting Room 2
概説:
生命は核酸、糖質、脂質、タンパク質などの複雑な有機化合物から構成されている。近年では次世代シー
クエンサー、質量分析器の普及により、ゲノム配列、転写、翻訳、代謝、タンパク質複合体、などの生命現
象が網羅的にまた1細胞レベルで解析されており、メガデータを取り扱わなければ細胞や病態の全体像は
見えてこない時代を迎えている。真核生物の複雑かつ精緻な仕組みを解き明かし、病態へ繋がる細胞の不可
逆的な変化を捉えるにはこれら様々なオミクスを統合する視点と新しい解析技術の開発が必要である。
また、がんや肥満・動脈硬化・糖尿病などの生活習慣病は、遺伝的要因とともに栄養などの環境要因が大
きく関与する多因子疾患である。近年、これら疾患の発症や進展に、栄養などの外的環境の変化に起因する
ゲノム、エピゲノム、トランスクリプトーム、プロテオーム、さらにメタボロームという多階層かつ複雑な
オミクス変動が深く関与することが明らかになりつつあるが、各階層の膨大な網羅的なデータの蓄積は医
学・生物学的な意義付けをさらに複雑にし、マルチオミクスの統合的な解析も困難を極める。
本講義では、各種のオミクス及び情報解析の実施例を示し、がんにおける代謝産物がどのようにマルチオ
ミクス変化を誘導し、がんや生活習慣病の発症や進展に関与するか示すとともに、時々刻々と変化する細胞
内の物質を多元的に捉える新たな解析の可能性を共有する場としたい。
使用言語:日本語
Language:Japanese
関係講座・部門等の連絡担当者:神経遺伝情報学・大野欽司
システム生物学・島村 徹平(内線 1980)
Contact:Division of Neurogenetics・Kinji Ohno
Division of Systems Biology・Teppei Shimamura(1980)
医学部学務課大学院係
Student Affairs Division, School of Medicine