木造住宅耐震診断助成事業の概要(PDF文書)

気仙沼市木造住宅耐震診断助成事業の概要
○
事 業 内 容
木造住宅の所有者の求めに応じ,予算の範囲内において耐震診断士を派遣し,耐震
改修工事の前提となる,「耐震一般診断」及び「耐震改修計画」の作成を行うもの。
□「耐震一般診断」-
建築構造の専門的知識を有する派遣耐震診断士が,詳細な
実地調査を行い,一般財団法人日本建築防災協会発行による「2
012年改訂版木造住宅の耐震診断と補強方法」に掲載されている
「一般診断法」に基づき,地震に対する安全性を「上部構造評
点」と「重大な地盤・基礎の注意事項」に分けて診断するもの。
上 部 構 造 評 点
判
定
1.5以上
倒壊しない
1.5未満・1.0以上
一応倒壊しない
1.0未満・0.7以上
倒壊する可能性がある
0.7未満
倒壊する危険性が高い
□「耐震改修計画」- 「耐震一般診断」の上部構造評点が1.0未満の場合は,耐
震改修工事後の上部構造評点が1.0以上となるように,又は,
「重大な地盤・基礎の注意事項」が有る場合は,その改善方法等
の概略について改修計画を作成するもの。
《 診断士派遣事業の流れ 》
診断希望者
(申込者)
①耐震診断申込書・納税証明書の提出
②耐震診断士派遣の決定通知
気仙沼市
派遣診断士の決定
③現地調査の実施
⑤自己負担額支払
派遣診断士
(診断書の作成)
派遣要請
診断書提出
業務受託者
(建築士事
務所協会)
④診断結果の通知・説明
※
※
○問い合わせ
現地調査日については,派遣診断士から連絡いたしますので,両者の都
合の良い日を選定して下さい。
自己負担額(別表参照)は,④診断結果の通知・説明の後,派遣診断士
に直接お支払い下さい。
気仙沼市建設部建築住宅課建築住宅支援係
電話 0226-22-6600(内線588)
《耐震診断の対象住宅》(実施要綱第3条)
本事業で耐震診断助成の対象となる住宅は,次の(1)から(4)のすべての項目に該当する
住宅です。
(1) 昭和56年5月31日以前に着工された戸建て住宅
(旧耐震基準で建てられた戸建て住宅)
(2) 在来軸組構法(古民家住宅を含む)又は枠組壁構法による地上3階建てまでの
木造住宅
(3) 市税の滞納がない者が所有する住宅(納税状況閲覧同意書を提出願います)
(4) 過去にこの事業による耐震診断を受けていない住宅
《現地調査について》
耐震診断の申込みがあった建物について,現地調査を次のとおり実施いたします。
(1) 建築時の状況や災害履歴などお住まいの住宅について聞き取り調査します。
(2) 建築確認通知書などを参考に1・2階の間取図を作成しながら,建物の整合度合い
を平面的・立体的に確認・把握します。
(3) 敷地地盤や建物周囲の状況を調べます。
(4) 天井や床下の改め口,又は床下換気口などから構造体の施工状況や老朽化の状態
を調べます。
(5) 屋根材重量や通し柱,壁の配置状況を確認します。
別表第1(第9条関係)
耐震診断等に
費用の負担割合
延べ床面積
要する費用
市の負担額
自己負担額
148,300円
8,300円
(131,400円)
(7,400円)
200㎡(60.5坪)を超え
158,600円
18,600円
270㎡(81.67坪)以下
(140,700円)
140,000円
(16,700円)
270㎡(81.67坪)を超え
168,900円
(124,000円)
28,900円
340㎡(102.85坪)以下
(150,000円)
(26,000円)
179,200円
39,200円
(159,300円)
(35,300円)
200㎡(60.50坪)以下
340㎡(102.85坪)を超える
備考
1
括弧書きの金額は,上部構造評点が1.0以上で,重大な地盤・基礎の注意事項が
ないため,耐震改修計画を作成する必要がない場合の金額を示す。
2 金額は,消費税及び地方消費税の額を含む。