意見募集の結果について - 電子政府の総合窓口e

核燃料物質等の工場又は事業所の外における運搬に関する規則
の一部を改正する規則(案)に対する意見募集の結果について
平成28年6月1日
原 子 力 規 制 委 員 会
核燃料物質等の工場又は事業所の外における運搬に関する規則の一部を改正
する規則(案)について、意見募集を行った。その結果は以下のとおり。
1.概 要
期 間:平成28年4月21日から5月20日
対 象:核燃料物質等の工場又は事業所の外における運搬に関する規則
の一部を改正する規則(案)
方 法:電子政府の総合窓口(e-Gov)、原子力規制委員会ウェブサイト、
郵送、FAX
応募数:4件
2.意見募集の結果
〇 当該規則(案)に対する意見及び意見に対する考え方を別紙のとお
りとりまとめた(意見は集約等しています。)。
3.今後の予定
〇 意見公募の結果を踏まえ、速やかに規則の改正を行うこととしたい。
〇 今後の予定
原子力規制委員会決定 平成28年6月1日
公布
平成28年6月上旬
施行
平成28年10月1日
別
紙
核 燃 料 物 質 等 の 工 場 又 は 事 業 所 の 外 に お け る 運 搬 に 関 す る 規 則
の一部を改正する規則(案)に対する御意見とその考え方について
条項(改正後)
意見
考え方
1 第18条の2
炉規法施行令第48条の表第2号ロに新たに追
記された「当該物質が原子力規制委員会規則で定
めるところにより固形化され、又は容器に封入さ
れている場合を除く。」の「を除く」を受けて、上
記規則第18条の2は、
「確認を要しない場合」と
されているのでしょうか。
御意見は改正規則案第18条の2の見出しについてのも
のと承ります。この見出しは、炉規制法第59条第2項中
にある「政令で定める場合に該当するとき」
(国の確認を要
する場合)から除外される場合についての規定であること
から、その旨を表しているものです。
2 第18条の2
改正案は安全面での規制緩和とならないのか。
改正規則案は、フランスから返還が予定されている長半
減期低発熱放射性廃棄物(以下「TRU廃棄物」という。)
について、平成26年8月20 日の原子力規制委員会にお
いて、核物質の防護区分を区分Ⅲとすることが適当とした
ことを受けて改正された、炉規法施行令第48条の表第2
号ロに追加された括弧書が委任した部分を規定するもので
す。今回の改正政令等が施行された後においても、TRU
廃棄物は保安のために必要な措置及び当該措置に関する国
の確認手続が行われることとなります。
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3 第18条の2
本意見募集に係る電子政府の総合窓口(e-Gov)
の意見提出フォームに掲載されている概要、新旧
対照表については、本件について審議した原子力
規制委員会第4回会議(4月20日開催)の議事
録によると、同会議において、事務局(原子力規
制庁次長)から「概要、新旧対照表だけでは改正
の趣旨がわかりにくいので意見募集にあたっては
補足的な説明資料を作成し添付する」旨の説明が
あり、それに対して各委員から「しかるべく処理
すること」旨の指示があったとのことです。当該
資料が本件パブリックコメント募集にあたって公
開されなかったのはなぜですか。
御指摘の補足資料につきましては、平成28年4月27
日付けで電子政府の総合窓口(e-Gov)/パブリックコメン
ト/「核燃料物質等の工場又は事業所の外における運搬に関
する規則の一部を改正する規則(案)に対する意見募集に
ついて」において関連情報として掲載した「(参考)改正規
則案の概要」として掲載しました。
4 第18条の2
本規則改正において施行期日を平成28年10
施行期日については、電子政府の総合窓口(e-Gov)/パ
月1日とする旨の附則は規定するのですか。
ブリックコメント/「核燃料物質等の工場又は事業所の外に
おける運搬に関する規則の一部を改正する規則(案)に対
する意見募集について」において関連情報として掲載した
「概要」の3.において平成28年10月1日(予定)と
したところであり、御指摘のとおり規定します。
5 第18条の2
一部改正政令(平成28年政令第65号)では
罰則に関する経過措置については、御指摘のとおり改正
附則として罰則に関する経過措置を規定していま 政令において規定していることから、改めて本規則改正案
す。同様の附則を本規則改正においては規定され には規定しません。
るのですか。
2
6 第18条の2
新旧対照表の改正案の「核燃料物質又は核燃料
改正案については御指摘を踏まえまして「核燃料物質等
物質によつて汚染された物」は「核燃料物質等」 で廃棄しようとするもの」に変更します。
と記載するのが適当です。理由は現行規則第1条
なお、
「当該物質」と記載したのみでは、不明確となるお
第3号において用語が定義されているから(そも それがあると考えています。
そも令第48条の表第2号ロの対象は、核燃料物
質又は核燃料物質によつて汚染された物のうち
「照射されたイに掲げる物質」に限定されている
のですから「当該物質」と規定すれば足りるのか
とも思います)。
7 第18条の2
新旧対照表の改正案の「廃棄しようとする」に
廃棄の主体(TRU廃棄物を輸入する者)については、
ついて: 本改正で本規則において新たに「廃棄」 別途の現行法令等で定められて、明らかにされています。
という文言が条文に追加されることとなるわけで
なお、想定されている主体は限定的です。
すが、改正案では、
「廃棄」という行為の主体(誰
が廃棄するのか)についての規定が漏れており、
海外返還廃棄物の固形化、封入を実施した海外の
事業者が廃棄行為の主体であるとの誤解が生じる
おそれがあると思います。
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8 第18条の2
新旧対照表の改正案の「封入(圧縮して封入す
る場合に限る。)し、又は固型化した容器に内包さ
れている場合」については、改正された令第48
条の表第2号ロに新たに追記された「固形化され、
又は容器に封入されている」に則して「固形化」、
「封入」の順に記載したほうが読み易いと思いま
す(たとえば「固形化し、又は封入(圧縮して封
入する場合に限る。)した容器に内包されている場
合」など)。
政令では、他省庁所管の政令も参考として、御指摘の順
番となったものです。一方で、改正案は既に本件改正で想
定している TRU 廃棄物を規定している他の複数の原子力規
制委員会規則の順番に合わせました。順番を合わせる理由
としましては、同一の法体系で同一の物質であることがよ
り明確となるよう配慮したものです。
9 その他
政令の溶け込み版の早急な公開の実施を望みま
規則改正案を審議する平成28年6月 1 日開催の第12
す。
回原子力規制委員会議題1の資料「参考2」の7ページに
記載をし、原子力規制委員会ホームページで公開いたしま
す。
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