保医発0531第2号 平成28年5月31日 地 方 厚 生 ( 支 ) 局 医 療 課 長

保医発0531第2号
平成28年5月31日
地 方 厚 生 ( 支 ) 局 医 療 課 長
都道府県民生主管部(局)
国 民 健 康 保 険主 管 課 (部 )長
都道府県後期高齢者医療主管部(局)
後期高齢者医療主管課(部)長
殿
厚 生労働 省保険局医療課長
(
公
印
省
略
)
厚生労 働省保険局歯科医療管理官
(
公
印
省
略
)
「特定保険医療材料の材料価格算定に 関する留意事項について」等の一部改正について
今 般、 特 定保 険 医療 材 料及 び その 材 料価格 ( 材 料価 格基 準 )( 平成 20年 厚生 労 働 省 告
示 第 61号 )の 一 部 が 平 成28年厚 生 労働 省 告示 第238号を もっ て改正 され 、平 成28年 6 月
1日から適用されたことに伴い、下記 の通知の一部を別添のとおり改正し、同日から適
用することとするので、その取扱いに 遺漏のないよう、貴管下の保険医療機関、審査支
払機関等に対して周知徹底を図られたい。
記
別添1
「 特 定 保 険 医 療 材料 の 材料 価 格算定 に関 する 留意 事項に つい て 」( 平成 28年 3
月4日保医発0304第7号)の一部改正について
別添2
「 特 定 保 険 医 療材 料の定 義に つい て 」( 平成 28年 3月 4日 保 医 発 0305第10号)
の一部改正について
別添1
「特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について」
(平成28年3月4日保医発0304第7号)の一部改正について
1
カ
2
ア
3
Ⅰの3の (67)カを次のように改める。
下肢動脈狭窄部貫通用カテーテル
a ガ イ ド ワ イ ヤ ー の 通 過 が 困 難 な 慢 性完 全 閉 塞 下 肢 動 脈 に お いて 、 経 皮 的 血 管 形
成 術 を 実 施 し た 場 合 に 限 り算 定 でき る 。な お 、 経 皮 的 血 管 形 成 術 前 の患 者 の 病 変
部 の 所 見 及 び 下 肢 動 脈 狭 窄部 貫 通用 カ テー テ ル を 使 用 す る 医 療 上 の 必要 性 に つ い
て診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。
b 内膜 下 に 挿入 さ れ た ガ イド ワ イヤ ー を真 腔 に 再疎 通さ せ る 機能 を 有す る もの に
つ い て は 、TASCIIA/ B病変で あっ て、 病変 長が 15cmを越 えな い病 変に おい て、 ガ
イ ド ワ イ ヤ ー が 偽 腔 に 迷 入し た 場合 に 限り 、 1 回 の 手 術 に 当 た り 1 本を 上 限 と し
て算定できる。
Ⅰの3の (104)アを次のように改める。
当該材 料は、虚血性心疾患によ る重症心不全患者で、薬物治療や侵襲的治療を含
む標準治 療では効果不十分として関連学会の定める「ヒト(自己)骨格筋由来細胞
シートの 使用要件等の基準について」に従い、ハートチームによる適応判定が行わ
れ、かつ 、根治療法として心臓移植以外に治療手段がないと考えられる症例に対し
て、同基準に従って使用された場合に限り算定できる。
(別紙)071の(2)の次に次のように加える。
(3) カスタムメイドプレート
カスタムメイドプレート・CP-3
別添2
「特定保険医療材料の定義について」
(平成28年3月4日保医発0305第10号)の一部改正について
1
別表のⅡの035(3)④イ中の「④ 」を「⑤」に改める。
2
別表のⅡの058(3)③イ中の「置 換する部分」を「置換する部位」に改める。
3
別表のⅡの059(3)④イを次のよ うに改める。
イ 骨との 固定力を強化するための ポーラス状のタンタル又は純チタンによる加工等
が施され ているものであって、その旨が薬事承認又は認証事項に明記されているこ
と。
4
別表のⅡ071(1)①を次 のように 改める。
① 薬 事 承認 又 は認 証 上、 類 別が 「 医療 用 品 ( 4 ) 整 形用 品 」で あ って 、一 般 的
名 称 が 「 人 工 骨 イ ン プ ラ ン ト 」、「 コ ラ ー ゲ ン 使 用 人 工 骨 」、「 人 工 上 顎 骨 」、「 人 工
椎間板」、
「人工椎体」、
「人工肋骨」、
「人工全耳小骨」、
「人工眼窩縁」、
「人工頬骨」、
「 局 所 人 工 耳 小 骨 」、「 人 工 関 節 セ ッ ト 」、「 脊 椎 ケ ー ジ 」、「 体 内 固 定 用 プ レ ー ト 」
又は「患者適合型体内固定用プレート」であるものにより構成されること。
5
別表のⅡ071(2)を次のように改める。
使用目 的等により、カスタムメ イド人工関節、カ スタムメイド人工骨及びカスタ
ムメイド プレートに区分し、カスタムメイド人工骨については、更に大きさにより
3区分に区分する。
6
別表のⅡ071(3)②から ④を次の ように改める。
② カスタムメイド人工骨( S )
次のいずれにも該当すること。
ア 当該 患者の手術のために特別に設計・製造された特定の形状を有する人工骨で
あ っ て 、 製 品に 外 接す る 円柱 の う ち 最 小 の も のの 体 積 が150mL未満 のも の で あ る
こと。
イ ⑤に該当しないこと。
③ カスタムメイド人工骨( M )
次のいずれにも該当すること。
ア 当該 患者の手術のために特別に設計・製造された特定の形状を有する人工骨で
あって 、製品に外接する円柱の うち最小のものの 体積が150mL以 上かつ350mL未満
のものであること。
イ ⑤に該当しないこと。
④ カスタムメイド人工骨( L )
次のいずれにも該当すること。
ア 当該 患者の手術のために特別に設計・製造された特定の形状を有する人工骨で
あ っ て 、 製 品に 外 接す る 円柱 の う ち 最 小 の も のの 体 積 が350mL以上 のも の で あ る
こと。
イ ⑤に該当しないこと。
⑤ カスタムメイドプレート
次のいずれにも該当すること。
ア 当該 患者の手術のために特別に設計・製造された特定の形状を有するプレート
であって、電子ビーム積層造形法により製造されるものであること。
イ 材質がチタン合金製であること。
7
別 表 の Ⅱ 130(2)③ カ 中 の 「 冠 動 脈 ス テ ン ト 内 再 狭 窄 病 変 」 の 次 に 「 、 又 は 対 照 血 管
径が3.0mm未満の新規冠動脈病変」を加える。
8
別表 のⅡ 133(18)①中 の「「 振動 式末梢血管 貫通用カテーテル システム」」の 次に「 又
は「血管狭窄部貫通用カテーテル」」を加え、②を次のように改 める。
② 慢性完 全閉塞下肢動脈へのガイ ドワイヤーの通過が困難な患者に対し、経皮的血
管形成術 を実施する際にガイドワイヤーの通過部を確保することを目的として使用
するカテーテルであり、以下のいずれかに該当すること。
ア 機械 的振動により、血管内の石灰化した病変を貫通させる機能を有すること。
イ 内膜 下に挿入されたガイドワイヤーを真腔に再疎通させる機能を有すること。