平成28年度 通常総会 を開催 (一社)群馬労働基準協会連合会 (一社)群馬労働基準協会連合会(会長:町田錦一郎)は、平成 28 年度の通 常総会を、去る 5 月 17 日(火) 、午後 4 時から前橋商工会議所において、60 名 の出席の下、盛大に開催した。 席上、町田会長が挨拶し、「雇用情勢は改善されつつあるが、景気の面では、 特に中小企業において、厳しい状況が続く。昨年は大幅に労働災害が減少でき たが、決して楽観できない。第 12 次防の計画目標である 15 パーセント減少が 遠のかないよう、緊張感を以て取り組みたい。その他の課題も山積しており、 改善・解消に向けた努力が必要だ。新年度においても、関係行政機関等と密に 連携し、設立理念たる『勤労者の福祉の増進と産業の健全な発展』のため、邁 進したい。」と述べ、関係者の理解と支援を求めた。 なお、提出議題の第 1 号議案「平成 27 年度事業報告及び収支決算に関する件」、第2 号議案「平成 27 年度の計算書類に関する件」、第3号議案「一部役員の変更に関する件」 については、いずれも満場一致で議決した。 多数の来賓のご臨席を得た中、群馬労働局長の半田和彦氏、また群馬県知事(代理: 群馬県産業経済部労働政策課次長の丸山康治氏)より祝辞を賜った。 半田局長からは、祝辞において、「人々が健康で安心して働き、その能力を十分発揮 できることが大事。昨年に引き続き、働き方改革及び女性の活躍、労働災害多発業種に 対する重点的な労災防止対策、地方創生に向けた取組みの 3 つの推進を大きな柱に群馬 労働局の総力を挙げて取組んで参りたい。 」とし、会員への理解と支援の要請があった。 また、大澤正明群馬県知事の祝辞(丸山次長代読)においては、「昨年は、北陸新幹 線の延伸のほか、上野三碑が世界遺産候補に上り、歴文化面でも注目を集めた。少子高 齢・人口減少社会に対応し、群馬県が大きく羽ばたけるよう、総合計画及び群馬県版総 合戦略をしっかり展開して参りたい。」とし、県民の理解と協力の呼びかけがあった。 なお、総会に引き続いて開催した記念講演では、『女性が輝く社会を目指して』と題 し、群馬労働局の雇用環境・均等室長の宮村雅江氏より約 1 時間にわたって講演を賜っ た。福島県出身の宮村氏は、「一般に群馬の女性が『かかあ天下』からイメージされる ようなものでなく、どちらと言うと男性のサポート役に回っているのでは‥。」と、ま ずは印象を吐露。親しみやすい語り口で、豊富な経験に基づいた実例等の紹介がなされ た。聴衆は真剣に耳を傾け、「これを機に、女性が働きやすい環境づくりに真剣に取り 組んでいきたい」との感想が出るなど、大変好評であった。 挨拶する 町田錦一郎 連合会長 半田和彦 群馬労働局長 丸山康治 群馬県産業経済部労働政策課次長 講師 宮村雅江 氏
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