特集 熊本地震 今、私たちにできること 熊本地震を振り返る 熊本県を中心に大きな爪痕を残した熊本地震。本市にも影響があ りましたが、被災地へ向けた支援活動も広がっています。 観測しました。けが人や倒壊 ない状況が続いています。 も余震が続くなど予断を許さ 1500回以上を記録。現在 度1以上を観測した地震は 世帯552人が一時避難する 置し、最大で カ所に230 情報を収集。避難所も追加設 し、市内の被害状況や地震の 後には、災害対策本部を設置 け込みました。 日の地震直 安を持った市民が避難所に駆 設置。自宅で過ごすことに不 況を確認し、同時に避難所を 防団員を中心に市内の被害状 していきます。 まったばかりの被災地を支援 これからも人吉市では、元 気を発信しながら、復興が始 な支援の輪が広がりました。 など、官民を問わずさまざま 出し、チャリティコンサート ティア、市民団体による炊き ほかにも、市営住宅の提供 や市民による災害救援ボラン 最大震度7の衝撃 は、同じく熊本地方を震源と 家 屋 は あ り ま せ ん で し た が、 など、余震が続くなか不安な 日後の 日午前1時 分に の地震が発生しました。約1 チ ュ ー ド 6・5、 最 大 震 度 7 本地方を震源としたマグニ 新学期が始まって間もない 4月 日。午後9時 分に熊 す る マ グ ニ チ ュ ー ド 7・3、 一部地域での断水や、交通網 毎日を過ごしました。その後、 回の震度7を記録し、死者 人、家屋の全半壊が2万6千 年熊本地震﹂ 棟︵5月 日現在︶を超える な ど、 ﹁平成 は県内をはじめ九州全域に大 きな被害をもたらしました。 震度7を観測した上益城郡 益城町と阿蘇郡西原村を中心 に、一般道や九州自動車動は 断裂。九州新幹線も脱線して 不通になるなど、地震の影響 であらゆる交通網がまひしま した。九州の大動脈がまひし たことで物流もストップ。食 料品や日用品が店頭から姿を 消したり、機械部品や農産物 が出荷できなかったりと、九 州全域が経済的にも大きな打 撃を受けました。 市内では、4月 日の地震 で震度4、 日に震度5弱を 市役所本庁舎は耐震性が低下 県内のほかの地域に比べ地 震の被害が少なかった本市で 人吉の元気を被災地へ 別館︵西間下町︶、カルチャー は、被害が大きい熊本市への して倒壊の恐れが高まり、本 パレス、スポーツパレス︵い 救 援 物 資 の 受 け 入 れ を 実 施。 庁舎の窓口や事務室を市役所 ずれも下城本町︶に移転する 県まで全国の方からたくさん 内はもちろん北海道から沖縄 受け入れを呼びかけると、市 市は 日の地震発生後、消 という事態になりました。 の水や食料品、おむつなどが 寄せられました。頂いた物資 は熊本市に運搬し、被災者の 元に届けました。 市内の温泉旅館や国民宿舎 では、被災者支援として温泉 を無料開放。人吉温泉女将の 日㈭まで無料 会さくら会に所属する温泉旅 館では、6月 開放を続けています。 30 ▲災害対策本部の会議の様子。本部は人 吉城歴史館内に設置した 市内で最大震度5弱を観測 最大震度7の地震が発生。2 のまひによるスーパーやコン 避難所は4月 日に閉鎖して 今、私たちにできること ビニなどでの食料品や日用品 特集 熊本地震 います。 写真:熊本素材写真アーカイブス「キロクマ!」から の 品 切 れ が 発 生。 そ の ほ か、 4 月 14 日・16 日に発生し、県内に大きな被害をもたらした「熊本地震」。市内でも最大震 度5弱を観測し、一部地域の断水や市役所本庁舎の機能移転など、さまざまな影響をもたらし ました。 現在も余震は続いています。同じ熊本県民として被災地を応援しながら、いつ起こるか分か らない災害に備えましょう。 ▲救援物資を積み込んだトラックが、熊 本市に向けて出発 14 16 10 27 16 4 広報ひとよし 6月号 HITOYOSHI 2016.06.01 5 26 25 熊本地震発生から1カ月 半。九州自動車道や九州新幹 ▲庁舎移転作業には友好都市の静岡県牧 之原市やあさぎり町にも協力いただいた 16 26 線の復旧は進みましたが、震 14 28 49 14
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