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~熊本地震、大規模災害復興法を施行後初めて適用~
熊本県道「熊本高森線」と南阿蘇村道「栃の木~立野線」の災害復旧を国が代行
国土交通省は熊本県及び南阿蘇村から要
請のあった俵山トンネルを含む「県道:熊
本高森線」と阿蘇長湯大橋を含む「村道:
栃の木~立野線」について、大規模災害復
興法に基づく国の直轄代行路線として災害
復旧事業を行うと回答した。
国が直轄代行する熊本県の「県道:熊本
高森線」は、熊本県阿蘇郡西原村小森~南
阿蘇村河陰までの延長約10kmで、覆工
コンクリート崩落の俵山トンネル(延長2,
057m)や橋梁がずれた大切畑大橋(延
長265m)
、ケーブルのゆるみ、ぬけの桑
鶴大橋(延長160m)
、橋台部に段差ができた俵山大橋(延長140m)などがある。
南阿蘇村の「村道:栃の木立野線」は、熊本県阿蘇郡南阿蘇
村河陽~立野までの延長3kmで、阿蘇長陽大橋(延長276
m)の橋台が沈下し、損傷している。同地では国道57号と国
道325号が合流する阿蘇大橋が決壊し、通行止めとなってい
る。