月額1,000円(ライトプラン:月額500円~)からの、 低価格ビジネスフォンシステム ゲーム会社のサクセスが、クラウドPBXサービスに超低価格で参入。 果たしてどのような機能が提供されるのかを紹介していく。 必需品だからこそ高いシステム ビジネスフォンをスマホに集約 会社を運営していくにあたって、地味に課題となる物 そんな 「お高い」 市場を一気にぶち壊し、超低価格に持 事の1つに 「電話」 がある。これは個人営業のような小さ ち込もうというのが、 サクセスの開発した 『BIZLINE』 だ。 な会社から、中堅規模の会社、大企業に至るまで、多かれ スマホを活用することで、外出先でも会社の番号で発 少なかれ利便性とコストを天秤にはかる形になる。 信・着信が可能なほか、受付システム、音声ガイダンスな たとえば普段会社では何気なくやっている、 1つの電 どの機能を備えて、 1アカウントにつき月額1,000円(ライ 話番号にかかってきた電話を複数台の電話器に着信した トプラン:月額500円~)という超低価格のサービスを実 り、複数の電話機から同じ発信番号で電話をかけたりと 現する。 いったことが、 お手軽にはできないのだ。もちろん社内同 例えば、会社の代表にかかってきた電話を社内にいる 士の内線通話に関しても同様だ。 スタッフ、外出中のスタッフが同じように受けることもで 実際には2台ぐらいまでなら、一般用の機材でもこれら の振り分けをさせるのは簡単なのだが、 5台10台となっ てくるとPBXといわれる専用の交換機が必要になってく る。 このPBXは業務用の機材となるため、正直お安くな い。お安くないけれど、会社と外をつなぐ大事なラインの ために、 ここにお金をかけざるを得ないわけだ。 さらに近年では、社内で席をはずしていてもつかまる ように、PHSやスマホからの発着信を行えるようなシステ ムも登場しているし、社外にいてもスマホから会社の番 号で取引先に発信できるようなシステムもある。 つまり、 どこにいても会社の番号で発着信ができるの で、移動の多い営業職にとっては非常にありがたいシス テムだ。また、人数の少ない会社にとっては 「誰かが事務 所で番をしていなければいけない」 といった時間のロス を減らすこともできる。 ただし、そういった機能の付いたPBXを導入しようとす ると、100万単位のお金がかかってくるため、費用対効果 の天秤をかけることになるわけだ。 向けにリリースしている。 ただ、KDDIやワイモバイルは見積もりでの料金設定 なので詳細は不明。NTTコミュニケーションズやNTTド コモでは、最低でも月額で5,000円以上の費用がかかる ため、従来のPBXより安いとはいえ、それなりの値段がか かる。 これら以外にも、 クラウドPBXを展開しているところも ある。例えばnaisenやネオコミュニケーションなどがそ れだ。こちらはBIZLINEと直接の競合となるであろう価 格帯で、naisenでは月額2,000円 (1台) とちょっとお高め だが、PCからヘッドセットで通話が出来たり、留守番電話 をメールで通知してくれるサービスがあるなど、付帯機 能が豊富だ。 ネオコミュニケーションは月額1,500円 (1台) とサービ ス単体では安いが、 ネットワーク回線+プロバイダ契約が 同時に必要になるようだ。 ところがBIZLINEでは純粋に1アカウントにつき1,000 円であるうえに、営業終了などの基本的な音声ガイダン スの機能もオプション料金なしで利用可能となっている きるし、保留にして内線という形でどちらからでも転送で きる。どんな場所にいながらも、社内にいるのと変わらな い環境で電話の応対ができるわけだ。 もちろん、内線同士であれば通話料はかからないの で、 たとえば社外にいるスタッフが社内のスタッフに内線 という形で電話をかければ通話料はタダ。これはLINE同 士の通話と同様と考えるとわかりやすいが、 こういったこ とがしっかり装備されているサービスなのだ。 思い切った価格帯を実現できたのは、電話回線+PBX という仕組みを、 まるっとネットワーク上に展開した 「クラ ウドPBX」 を開発したためだ。物理的な電話交換機を使え ばどうしてもコストやスペースがかかるところを、論理上 など、低価格の上に 「使える」 機能がしっかり装備されて いる。 BIZLINEの基本的な機能 低価格な面ばかり見てきたが、機能面でのBIZLINEも 見ていこう。 BIZLINEは、基本的にスマホ用のアプリで提供される サービスで、 クラウド電話帳をベースに通話と内線チャッ トを行えるような形だ。ありていに言ってしまうと、LINE のような使い勝手で、外線、内線、 チャットが出来るように なっている。 のシステムで構築したために圧倒的なコストダウンが可 能になったのである。 ユーザーは、ネットワークにさえつながっていれば、従 来以上の便利さでスマホから外線・内線が可能になると いうわけだ。 クラウドPBXという選択 実はこのような、 クラウドPBXを使った類似のサービス は既にほかにもある。 NTT、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、KDDI、 ワイモバイルといった電話・通信の事業者が参入、法人 個人を選んで内線をタップすれば内線で通話ができる。 外線での発信も可能だ。 電話帳から選択するほか、任意の電話番号の入力もOK。 チャットは、 受信したことを通知バーで知らせてくれる。 チャットを選べば、 メッセージのやり取りのほか、 スタンプを送ることもできる。 チャット機能にはPCからも参加できる。 もちろん、 ビジネスフォンとしての基本機能はしっかり ライトプランでは、内線、 チャット以外の 「受付」 「Who's しており、外線を受ける端末を任意に指定できるのは当 Who? 顔あてクイズ」 の機能はオプションとして提供さ 然として、受けた電話の転送を内線として外出先、支店な れる。 どへ転送することも可能だ。 受付は、iPad向けに用意された専用アプリで、いわゆ また、電話帳やチャットのログなどは、 すべてクラウドに る会社の総合受付用システム。部署名や名前から検索し 置かれるため、端末上には一切データを残さないのも大 て、内線をかけられるようになっている。 きな特徴だ。そのため、例えば端末を紛失した場合、その 端末からのアクセスをすぐにブロックすれば、 データの流 出を防ぐことが可能となっている。 BIZLINEの2つのプラン BIZLINEには2つのプランが用意されている。 外線・内線・チャット・受付という、 ビジネスフォンのシス テムをすべて使いたい人向けの「スタンダードプラン」 と、内線とチャットだけでも便利に使いたいという人向き の 「ライトプラン」 だ。 スタンダードプランは先ほども示したように、月額 1,000円という低価格だが、 ライトプランは一層安く、半 額の月額500という破格のプランになっている。 部署名から検索索 名前による検索索 総合受付の画面。部署名からたぐるほか、名前を入力して 検索することも可能 驚きの初期費用 これだけの機能がありながら、低価格な月額を実現し ているため、 「何か制限があるのではないか?」 とちょっと 疑いたくもなる。 例えば外線の電話番号。既存のクラウドPBXサービス の中には、新規の番号でしか受け付けてくれないところ もあるようだが、それだと 「既存のシステムとの入れ替 え」 には使えない。だが、BIZLINEでは、新規でも既存の 総合受付からのコールだと いうことがちゃんとわかる。 もう1つの 「Who's Who? 顔あてクイズ」 は、 サクセス がBIZLINEとは別途開発しているアプリケーションで、社 員の多い会社にありがちな 「あの人、見かけるけど誰だろ う?」 を解消するためのコミュニケーションサポートツー ル。 顔写真がランダムに表示され、 クイズ感覚で名前を当 てていく、 というものだ。 番号でもどちらでもOKだ。さらにいうと、今後050など の番号への対応も予定しているという。 またどこかのプロバイダサービスとの抱き合わせとい うこともない。 では初期費用はどうかというと、 なんとこちらも非常に リーズナブルだ。ライトプランでは初期費用は無料、 スタ ンダードプランでも1アカウントにつき15,000円だ。 これから起業を考えている人にとっては、願ってもない サービスだろうし、 コストダウンを考えている企業にとっ ても非常にありがたいサービスだろう。 現在30日間の無料お試しをしているので、 まずは試し てみるところから始めるのもいいだろう。もともとゲーム 会社ということもあって、 アプリのインタフェイスの使い やすさには一番気を使っている部分だそうだ。 お問い合わせは下記へ 株式会社 サクセス (SUCCESS Corporation) ◎本社 〒141-0031 東京都品川区西五反田2-8-1 五反田ファーストビル6F ◎ビジネスソリューション部 〒141-0031 東京都品川区西五反田2-12-3 第一誠実ビル3F ただしこの2つの機能は、 「受付」 機能が月額100円/1 アカウント、 「Who's Who? 顔あてクイズ」 が月額200 円/1アカウントで、ライトプランにオプションとして追加 することが可能となっている。 T E L :03-5740-7621(直通) FAX :03-5740-7601 Email:[email protected] BIZLINE http://www.success-corp.co.jp/info/bizline/
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