多可町全国うりだしプロジェクト推進事業支援業務仕様書 1.業務名称 多可町全国うりだしプロジェクト推進事業支援業務 2.業務目的 多可町は、「山田錦発祥のまち」、「杉原紙発祥のまち」、「敬老の日発祥のまち」 のオンリーワンの資源、自然豊かな山などの観光資源、播州織など伝統ある地場産品や 地元産木材などの地域資源を活用した特産品を有するが、平成 17 年 11 月に合併した新 しい町のため、大都市部や近隣以外では知名度は広く浸透していない現状がある。 このような現状を打破し、「多可町」が全国にうりだすために多可町の魅力を効果的 に発信し、他地域との差別化を図り、注目や話題性を創出する仕掛けを施すとともに、 交流人口や定住人口の獲得、現在多可町に住んでいる町民が愛着心を持ち、多可町の地 域ブランドを全国に発信する施策を展開する。 3.業務期間 契約締結日(平成 28 年7月予定)から平成 29 年3月 21 日まで 4.業務内容 本業務の内容は、概ね次のとおりとするが、プロポーザルの実施において決定した最 優秀提案者の企画提案により調整することとする。 (1) 多可町全国うりだしプロジェクトの立案 多可町のブランディングに向けたプロジェクトを立案すること。 なお、プロジェクトには成果指標の設定も含むこととし、必要に応じて現状 把握のための調査を実施すること。 (2) ブランディングテーマ及びロゴマーク等の制作 多可町が全国にうりだすために必要な多可町のイメージを視覚化し効果的 に魅力や価値を発信するブランディングテーマやロゴマークを制作し提案す ること。 制作提案にあたっては、複数の候補を提案し、町民の愛着と誇りを高めるた め、決定機関に町民が参画できるようにすること。 ① 制作物 ア ブランディングテーマ(多可町の魅力や価値を表す「文章・言葉」) イ ロゴマーク(多可町の魅力や価値を表す「マーク」) ウ キャッチコピー及びロゴマークの活用マニュアル ② その他 ア 候補作品は、商標登録調査を事前に行い、採用可能な状態で提出し、多可町 と協議の上、決定するものとする。 イ 制作物は、町が指定する形式で納品すること。 ウ 発表会を開催し、注目や話題を集めるような方法で広く周知すること。 エ ブランディングテーマやロゴマークについて、町民に広く周知し、イメージ の共有を図ること。 (3) マスメディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等)を活用した魅力発信 多可町が全国にうりだすためには、多可町の魅力を発信しなければならない ため、多可町の価値を掘り起こし、他地域との差別化を図り、多可町が全国か ら注目を集め、知名度や認知度を向上させるとともに、多可町ブランドの確立 を効果的にマスメディアを有効活用し、全国に伝える活動を行うこと。 また、獲得した記事や番組等への露出に対し、クリッピング及びモニタリン グを行い、広告換算による効果の測定を行うこと。 (4) WEBサイトの構築・公開・更新 多可町の魅力の情報及び多可町の魅力を情報発信するWEBサイト(以下「サ イト」という。)を構築し、サイトの公開を行うこと。 なお、サイトは、多可町のサーバー上に設置するのではなく受託者により新た に構築・開設し、全国の多くの方々が閲覧したいと思うものにし、運営について は定期的に更新し、魅力あるサイトにすること。 また、効果を把握できる方法で測定を行うこと。 ① 掲載内容 ア 多可町が全国に進出する情報及び多可町の魅力に関する映像等を多く取 り入れ、構築すること。 イ ツイッター、Facebook 等ソーシャルメディアと容易に連動ができる仕組 みを構築すること。 ② その他 ア サイト開設時には、全国から注目が集まるよう周知・宣伝活動及び企画を 行うこと。 イ サイトへのアクセス数の集計を毎月報告すること。 ウ 委託期間終了後は、運営の引き継ぎがスムーズにできるよう操作マニュア ルを作成すること。 (5) 多可町全国うりだしPR及び多可町魅力PR動画の制作 多可町を全国にうりだすために全国にアピールできるPR動画を制作するこ と。 ① 業務内容 ア シナリオ制作・取材・撮影業務全般を行うこと。 イ 編集全般(動画・音声・ナレーション・テロップ入力等)を行うこと。 ウ 業務内容については、町と密に連絡を取り、適宜修正を行うこと。 ② 動画の用件 ア 動画の種類は以下のとおりとする。 ・3分程度×1本 ・30秒程度×1本 イ 動画は、一般的なインターネット環境にあるネットユーザーがストレスな く閲覧できる形式とした上で YouTube に公開すること。 ウ 動画は、町が指定する形式で納品すること。 エ 制作のための参考資料等については、町の資料を参考にすること。 ③ その他 ア 動画の内容については、本業務の目的を達成し得る作品とし、動画の完成 発表の発信は全国から注目が集まるよう周知・宣伝活動及び企画を行うこと。 イ 制作物は、町が指定する形式で納品すること。 (6) 東京圏での多可町うりだしプロジェクト 地域ブランド商品である多可町特産品認証商品や山田錦を使用した日本酒、 杉原紙、播州織を使った商品、ふるさと納税の謝礼品として人気のある「多可 町ふるさと便」の商品等を東京圏でPRすること。 ① 期間・場所 ア 期間は、平成 28 年度内とする。 イ 場所は東京圏で多くの集客がある場所で行うこと。 ② その他 販売にあたっては、著名人による広報活動を展開すること。 (7) 多可町特産品認証商品のブランド化 多可町特産品認証商品を全国に広く知らしめ、ブランド化を高めるため、特 産品認証商品掲載冊子やロゴマークを制作し提案すること。 制作提案にあたっては、複数の候補を多可町特産品認証委員会に提案するこ と。 ① 制作物 ア 多可町特産品認証商品掲載冊子 10,000 部 イ ロゴマーク ウ ロゴマークのシール 30,000 枚 ② その他 ア 候補作品は、商標登録調査を事前に行い、採用可能な状態で提出し、多可町 特産品認証委員会と協議の上、決定するものとする。 イ 制作物は、町が指定する形式で納品すること。 ウ ロゴマークの発表会を開催し、注目や話題を集めるような方法で広く周知す ること。 エ 多可町特産品認証商品掲載冊子やロゴマークについて、町民に広く周知し、 イメージの共有を図ること。 (8) 創業支援事業の展開 多可町で創業される方を支援するための企画立案をおこなう。 創業希望段階から創業の初期段階まで各段階に対応した創業支援の実施を 行うこと。 多可町特定創業支援事業計画に基づいて、経営、財務、人材育成、販路開拓 の創業支援講座を著名人を講師に招き、多可町商工会と連携し、一般向けと女 性向けをそれぞれ年間4回開催すること。 業務の円滑な進行を図るため、町と緊密に連絡体制を取り、打合せ後は記録 簿を作成すること。 (9) 播州織製品等の地場産品PR 多可町の基幹産業の播州織や多可町の地場産品を広く周知するための企画 実施を行うこと。 また、町民にも地場産品の魅力を周知させる事業を展開すること。 ① 業務内容 ア マスメディアを有効活用し、播州織の魅力を全国に周知すること。 イ 本業務の業務内容と関連性を持たしながら、全国にうりだすイベントを行う こと。 (10) 多可町産ラベンダー製品の開発・販売促進 西日本最大級のラベンダーパーク多可で栽培して抽出するラベンダー精油 を使用した製品の開発を行うこと。 ① 業務内容 ア 統一ブランドの作成 ラベンダー製品の統一デザインとパッケージを 15 種類制作し提案すること。 発表会を開催し、注目や話題を集めるような方法で広く周知すること。 イ 新製品の試作開発 ラベンダーを使用した製品を 10 種類開発を行い、パッケージデザインも斬 新なものし、町に提案を行うこと。 ウ パンフレットの作成等 ラベンダー製品のパンフレット 10,000 部作成し、広く多可町産ラベンダー を周知する。また、既存のラベンダー製品も含め、女性雑誌等に掲載すること。 ② その他 ア 継続できる製品開発を行うこと。 イ 開発した商品は、商標登録調査を事前に行い、採用可能な状態で提出し、多 可町と協議の上、決定するものとする。 ウ 制作物は、町が指定する形式で納品すること。 エ 開発した商品は注目や話題を集めるような方法で広く周知すること。 5.成果品 受託者は、次の成果品を随時及び委託業務終了までに提出すること。 なお、成果品の所有権、著作権、利用権は本町に帰属するものとする。 6.注意事項 受託者は、以下の点に留意すること。 (1) 本業務に係る経費はすべて委託業務金額に含めること。 (2) 本業務に十分な経験と知識を有する者を配置すること。 (3) 業務を円滑に遂行するため、逐次事務局と打合せを行い、業務集中時には 確実に対応ができるようにすること。 (4) 業務上知り得た個人情報等の秘密を他人に漏らしてはならない。業務終了 後においても同様とする。 (5) 本業務の全部を第三者に再委託してはならない。なお、一部を第三者に再 委託するときには、あらかじめ書面で報告し、承諾を得ること。 (6) 本仕様書に定めのない事項やその他疑義が生じた場合は、別途協議を行い、 その指示を受けること。また、業務内容については事業者の提案により変更 を検討することがある。 (7) 受託者は、業務の実施にあたり、「人口ビジョン」「まち・ひと・しごと 創生総合戦略」など主要な関連計画等の施策体系を把握するとともに、最新 の情報や事例を広く収集し、実用性の高い提案を行うこと。 (8) 本業務の進捗状況等、情報共有を図るため、多可町役場において月1回以 上定期ミーティングを行うこと。 (9) 事業実施スケジュール及び月次計画書・報告書を作成し、提出すること。 (10) 業務実施にあたっては、関連法令等、委託契約書及び仕様書を遵守し、常 時、町と綿密な連絡を取り、その指示に従うこと。 (11) 町は、必要に応じて業務の実施状況について調査し、受託者の報告を求め ることができるものとする。 (12) 受託者が業務上で知り得た情報等を第三者に漏らしたり公言してはならな いものとする。また、知り得た情報は本業務以外に使用してはならない。業 務完了後も同様とする。 (13) 業務を実施するにあたり、第三者の特許権、著作権、商標権、実用新案権 その他排他的権利の対象となっている素材を使用するときは、その費用負担 及び使用交渉の一切を行うこと。 (14) 本仕様書において、明示がない事項や疑義が生じた場合は、その都度、町 と協議し、その指示に従うものとする。 (15) 業務の実施にあたり、不測の事態が生じた場合は、町に責任がある場合を 除き、受託者の責任で解決すること。また速やかに町に連絡すること。
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