平成 28 年度 戦略的基盤技術高度化支援事業(プロジェクト委託型) 「よくあるご質問」 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 平成 28 年 5 月 27 日 1.「戦略的基盤技術高度化支援事業(プロジェクト委託型)と「戦略的基盤技 術高度化・連携支援事業~戦略的基盤技術高度化支援事業~」との違いについて <Q1> 「戦略的基盤技術高度化支援事業(プロジェクト委託型) (以下「本事業」とい う。)」と「戦略的基盤技術高度化・連携支援事業~戦略的基盤技術高度化支援 事業~」との主な違いは何ですか。 (A1) ○(法認定計画に基づく研究開発である点は同じですが、)本事業は、以下の2つ の要件が必須となる提案型の委託事業です。 ・第 5 期科学技術基本計画(平成 28 年 1 月 22 日閣議決定)に基づき設定され た4つのテーマのいずれかに沿った研究開発で、それぞれの政策課題の解決 に資する新規性・革新性の高い実用化開発を対象とするものであり、完成し た技術・製品等が公共性に資する可能性の高いものであること。 ・共同体の中に、NEDOが確認した「橋渡し研究機関」が1者以上参画する こと。 <Q2> 「戦略的基盤技術高度化・連携支援事業~戦略的基盤技術高度化支援事業~」 では、事業管理機関の参画が必須となっていますが、本事業においても、共同体 の中に事業管理機関を含める必要はありますか。 (A2) ○本事業では、NEDOと共同体の各構成員との間で直接委託契約を締結します。 このため、研究費・取得財産の管理を一元的に行う必要がありませんので、共 同体の中に事業管理機関を含める必要はありません。 2.特定研究開発等計画(以下「計画」という。)に係る法認定について <Q3> 本事業に係る計画の法認定に関する相談は、NEDOが窓口になるのですか。 (A3) ○計画に関する相談・法認定申請等については、主たる研究開発実施場所を管轄 する経済産業局等が窓口となります。 1 <Q4> 「平成 28 年度戦略的基盤技術高度化・連携支援事業~戦略的基盤技術高度化支 援事業~」に係る法認定申請期限は 6 月 9 日ですが、本事業に提案する場合の法 認定申請期限はいつまでですか。 (A4) ○本事業も同様に6月9日(木)17時受付締切です。 (本事業の受付の締切日と 異なりますのでご注意ください。) <Q5> 3年前に法認定を受けた計画で、今回の事業に提案することは可能ですか。 (A5) ○委託対象事業の要件として、平成 26 年 2 月 10 日以降に法認定を受けた計画を 基本とした研究開発としていますので、平成 26 年 2 月 9 日までに法認定を受け た計画での提案はできません。主たる研究開発実施場所を管轄する経済産業局 等に新たに計画を申請するか、変更認定申請を行い、認定を受けてください。 <Q6> 平成 26 年 2 月 10 日以降に認定を受けた計画で、現在「戦略的基盤技術高度化 支援事業」を実施していますが、この計画で今回の事業に提案することは可能 ですか。 <A6> ○過去に「戦略的基盤技術高度化支援事業」で採択された法認定計画では応募す ることができません。 <Q7> 平成 26 年 2 月 10 日以降に認定を受けた計画ですが、再度、計画の認定を受け る必要はありますか。 (A7) ○既に認定を受けた計画の内容が、研究開発等の実施スケジュールや資金計画等 を含め、本事業の提案内容と齟齬がなければ、改めて認定を受ける必要はあり ません。ただし、国が示す「特定テーマ」に沿った研究開発であることが必要 です。 ○計画の認定を受けた技術開発が、国が示す「特定テーマ」(課題解決)にどの ように寄与するのかという部分を提案書で詳しく記述して下さい。 (公募要領 55 頁 「添付資料 2 9.研究開発の成果が特定のテーマの解決に資 することの理由」の記載例を参考に、詳しく記述してください。) <Q8> 法認定計画を基本とした研究開発が要件となっていますが、法認定計画の研究 開発項目に新たに研究開発項目を加え、法認定計画外の協力者(研究開発実施 者に限る。以下、同様)を共同体に加えてNEDOに提案することは可能です 2 か。 (A8) ○原則、2年度又は3年度の期間中に法認定計画で実施するとした研究開発項目 を本事業においても実施してください。本事業において、新たに研究開発項目 を加える場合には、法認定計画と本事業の提案内容に齟齬が生じる場合があり ますのでご注意ください。 ○なお、法認定計画外の協力者については、認定を受けた法認定計画の研究開発 項目の一部について研究開発を実施する構成員として加えてください。 3.「平成 28 年度戦略的基盤技術高度化・連携支援事業~戦略的基盤技術高度化 支援事業~」との重複提案について <Q9> 「平成 28 年度戦略的基盤技術高度化・連携支援事業~戦略的基盤技術高度化支 援事業~」に申請をしますが、本事業の方にも提案することは可能ですか。 (A9) ○提案は可能ですが、重複して採択を受けることはできません。 ○なお、「プロジェクト委託型」では、(A1)に記載した独自の「要件」があり ますのでご留意ください。 ○また、法認定計画と本事業の提案内容(研究開発の規模、実施期間、資金計画 等)に齟齬がある場合には、法認定計画の変更申請が必要です。 【注意事項】 ・過去に「戦略的基盤技術高度化支援事業」で採択された法認定計画では、応 募することができません。 ・「平成 28 年度戦略的基盤技術高度化・連携支援事業~戦略的基盤技術高度化 支援事業~」(平成 28 年 6 月 9 日受付締切)に採択されますと、当該認定計 画での提案はできませんので、ご注意ください。 ※よって、「平成 28 年度戦略的基盤技術高度化・連携支援事業~戦略的基盤技 術高度化支援事業~」と本事業の両方に提案され、本事業の採択を目指す場 合には、「平成 28 年度戦略的基盤技術高度化・連携支援事業~戦略的基盤技 術高度化支援事業~」の採択を受ける前に同事業の提案を取り下げていただ く必要があります。 (「平成 28 年度戦略的基盤技術高度化・連携支援事業~戦略的基盤技術高度 化支援事業~」(平成 28 年 6 月 9 日受付締切)において採択を受けた場合に は、本事業の提案を取り下げていただくこととなります。) 3 4.共同体の構成員について <Q10> ○中小企業者等及び橋渡し研究機関の少なくとも2者以上が共同体の構成員にな ることを要件としていますが、2者のみでも問題ありませんか。 (A10) ○中小企業者等及び橋渡し研究機関が構成員であれば、2者でも問題はありませ ん。ただし、法認定計画に、 「橋渡し研究機関」以外の「協力者」も含まれてい る場合には、当該「協力者」も必ず共同体の構成員に含めてください。 ○なお、本事業における共同体の構成員は、日本国内で事業を営み、本社を置き、 かつ日本国内で研究開発を行っていることが必要です。 <Q11> 法認定計画に含まれていない公的研究機関、大学等が、 「橋渡し研究機関」とし て参画することは可能ですか。 (A11) ○可能です。 <Q12> 共同体の構成員となる協力者に、大企業がなることは可能ですか。 (A12) ○協力者とは、研究開発を実施する研究者が所属する中小企業・小規模事業者を 含む民間企業、組合、公益法人、公的研究機関です。協力者として大企業が参 画することは可能です。 ○なお、法認定計画に含まれる協力者は、本事業の構成員として全て含める必要 があります。また、法認定計画外の協力者については、本事業の共同体の構成 員として含めることが可能です。 <Q13> 「戦略的基盤技術高度化・連携支援事業~戦略的基盤技術高度化支援事業~」 で事業管理機関が担っている運営管理・相互調整の役割は、誰が担うのですか。 (A13) ○代表提案者が、プロジェクト全体の運営管理・相互調整の役割を担ってくださ い。 <Q14> 代表提案者となる中小企業者等は、法認定事業者である必要はありますか。 4 (A14) ○代表提案者となる中小企業者等=法認定事業者となります。 <Q15> 共同体の構成員として予定している二つの公的研究機関が「橋渡し研究機関」 の確認申請を行い、うち一つの公的研究機関が「橋渡し研究機関」の確認をと れなかった場合、採択の対象になりませんか。 (A15) ○「橋渡し研究機関」が共同体に1者含まれていれば、採択要件は満たします。 (「橋渡し研究機関」の2者以上の参画も可能) ○また、「橋渡し研究機関」の確認がとれなかった公的研究機関についても、「橋 渡し研究機関」以外の協力者として、本事業に参画することは可能です。 <Q16> 中小企業者等と「橋渡し研究機関」との間で、共同研究契約を結ぶ必要はあり ますか。 (A16) ○共同研究契約を結んでいただく必要があります。研究開発の内容(研究目的・ 内容・役割分担・期間、研究成果の取扱い 等)を定めた契約を結んでくださ い。 ○なお、本事業では、研究開発に要する費用はNEDOから各構成員に直接支払 われますので、同費用の負担割合等に関する項目は、契約内容に含める必要は ありません。 5.委託費等について <Q17> 委託額は、来年度(2年度目)、再来年度(3年度目)も年間1億円以内と考え て良いですか。 (A17) ○委託額については、1委託対象事業につき、年間1億円以内(下限は 1,000 万 円)×2年または3年となります。 ○なお、委託契約については単年度ごとに行います。 ○ただし、本事業は、政府予算に基づき国からNEDOが委託を受けて実施する ため、政府の方針変更等により、委託費の額を含め事業内容等が、来年度以降、 変更される場合があります。 <Q18> 「戦略的基盤技術高度化・連携支援事業~戦略的基盤技術高度化支援事業~」 5 では、中小企業要件として補助金総額の2/3以上を中小企業及び小規模事業 者が受け取る仕組みになっていますが、本事業でも、同要件は適用されるので すか。 (A18) ○適用されます。 <Q19> どのような経費が委託対象経費になりますか。 (A19) ○(1)物品費、(2)人件費・謝金、(3)旅費、 (4)その他、(5)一般管理費、(6)消費 税及び地方消費税が、委託対象経費となります。 (詳細は、公募要領 14 頁以降をご覧ください。) <Q20> 経費区分は、「平成 28 年度戦略的基盤技術高度化・連携支援事業~戦略的基盤 技術高度化支援事業~」と同じですか。 (A20) ○主な違いとしては、次の3点です。 ・本事業では、 「委託費」の経費区分はありません。委託費は研究開発を伴うも のであり、自ら実施していただくことになります。なお、研究開発を伴わな い試作等を他社に発注する場合には、外注費となります。 ・本事業では、事業管理機関を必要としないため、人件費における「管理員費」 の項目はありません。 ・本事業では、研究開発・試作品開発を目的としているため、事業費における 「マーケテイング調査費」等の販路開拓を目的とした費用項目はありません。 ○なお、本事業は委託事業でありますので、一般管理費として直接経費の 10%を 上限として計上が可能です。 <Q21> 提案書の「添付資料 3 経費明細内訳書」を作成するにあたり、人件費はどのよ うに算定すれば良いですか。 (A21) ○人件費単価は、原則、健保等級ルール(公募要領 36 頁【参考4】人件費の計算 に係る実施細則)に基づいて算定することになります。算定した人件費単価に (円/時間)に、当該研究開発業務に従事する(予定の)時間を乗じて算出し てください。 <Q22> 委託費の支払いはいつになりますか。 6 (A22) ○委託費の支払いについては、原則、NEDOが実施する中間検査、確定検査を 経て委託費の額を確定した後の精算払いとなります。 (それまでの間は立替え払 いとなります。) ○なお、今回の事業においては、 「委託業務を円滑に遂行するために必要な経営基 盤があり、かつ、資金及び設備等の十分な管理能力を有していること」を、委 託対象事業者の要件の 1 つとしています。 ※共同体の構成員の中に直近1期分の財務状況が債務超過となっている構成員が 含まれている場合には、当該共同体は採択を受けることができませんのでご注 意ください。 6.提案内容について <Q23> 国が示す4つのテーマについて、提案する研究開発の内容がこれらのテーマに 沿っているかはどのように判断されるのですか。 (A23) ○提案書には、計画の認定を受けた技術開発が、国が示す「特定のテーマ」(課 題解決)にどのように寄与するのかという部分を詳しく記述していただき、そ の内容で判断をさせていただきます。 (公募要領 55 頁 「添付資料 2 9.研究開発の成果が特定のテーマの解決に資 することの理由」の記載例を参考に、詳しく記述してください。) <Q24> 委託対象事業の要件の中で、「研究開発計画を実行し完成した技術・製品等が、 公共性に資する可能性の高いものであること」という記述がありますが、具体 的にはどのようなことを指しているのですか。また、評価項目になるのですか。 (A24) ○研究開発の成果が、ただ単に民間ビジネスの目的ではなく、国や地方公共団体、 独立行政法人等の公共機関等においても、活用が見込まれるような事業を想定 しています。 ○なお、 「政策課題への対応」、 「公共性に資する可能性」については、評価項目の 一つになりますので、提案書で記載してください。 (公募要領 55 頁 「添付資料 2 10.研究開発が今後公共調達を含め、社会一 般に普及するであろう理由」の記載例を参考に、詳しく記述してください。) <Q25> 審査基準として、①政策意図に関する評価項目(4項目)、②技術に関する評価 項目(6項目)、③事業化に関する評価項目(6項目)がそれぞれ定められてい ますが、各評価項目のいずれかを満たせば良いですか。 7 (A25) ○①政策意図に関する評価項目(4項目)、②技術に関する評価項目(6項目)、 ③事業化に関する評価項目(6項目)の全ての項目について、提案内容を審査 させていただきます。 7.「橋渡し研究機関」について <Q26> 本事業に係る「橋渡し研究機関」の確認申請と「平成 28 年度中堅・中小企業へ の橋渡し研究開発促進事業」の助成金交付の公募と同時期に実施した「橋渡し 研究機関」の確認申請は、確認要件が同じですか。 (A26) ○同じです。 <Q27> 「平成 28 年度中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業」の助成金交付の公 募と同時期に「橋渡し研究機関」の確認申請を行っていますが、本事業に提案 する場合、「橋渡し研究機関」の確認申請を行う必要がありますか。 (A27) ○本事業に係る「橋渡し研究機関」の確認申請の必要はありません。 ○また、平成 27 年度に「橋渡し研究機関」の要件への該当確認をうけ、平成 28 年 3 月に確認機関の更新をされた場合も確認申請の必要はありません。 ○なお、確認申請をする場合の受付期間は、本事業の公募期間と同じ平成 28 年 5 月 2 日~6 月 30 日で、確認結果の公表時期は、 (本事業の採択と同じ)8月末 頃を予定しています。 <Q28> NEDOから「橋渡し研究機関」の紹介をしてもらえますか。 (A28) ○NEDOから、個別の「橋渡し研究機関」のご紹介はいたしません。 平成 27 年度に「橋渡し研究機関」の要件への該当確認をうけ、平成 28 年 3 月 に確認機関の更新をされた公的研究機関及び大学の名称はNEDOのホームペ ージで公表しています。 http://www.nedo.go.jp/content/100778383.pdf 9.委託費により取得した機械装置等について <Q29> 研究開発終了後の機械装置等の取扱いはどうなりますか。 (A29) 8 ○本事業は、NEDOが国から委託を受けて実施するものですので、委託費によ り購入した機械装置等は、委託事業終了後は国の所有になります。 ○研究開発終了後の国所有の機器装置等の取扱いについては、国から適切な価格 で原則買い取りをしていただきます。 <Q30> 機械装置等の買い取りの基準はありますか。 (A30) ○適切な価格で買い取っていただくことになりますが、委託事業終了後の機械装 置等の取扱については、中小企業者等の技術力向上、生産方法等の革新の実現 等、本事業の目的を踏まえ、委託事業終了後の取組が滞ることがないよう、個 別の事情を考慮した対応を行います。詳細については採択後に改めて説明いた します。 <Q31> 委託事業終了後、独立行政法人、国立大学法人等が試験研究等の用に供する場 合には、国から機械装置等の無償貸付を受けることが可能とありますが、私立 大学や公設試験研究機関も対象となりますか。 (A31) ○私立大学や公設試験研究機関も対象となります。 <Q32> 委託事業終了後に補完研究が必要となった場合、一般サポインと同様に機械装 置等を無償貸付により使用することは可能ですか。 (A32) ○一般サポインと同様の取扱いを予定していますが、詳細は採択後に改めて説明 いたします。 9.その他 <Q33> 採択はいつ頃の予定ですか。 (A33) ○採択は8月末頃を予定しています。その後、NEDOとの間で委託契約を締結 し、委託事業がスタートします。 ○初年度の事業期間は、平成 29 年 3 月 31 日までとなります。 <Q34> 提案書の表紙に「業務管理者」、「経理責任者」、「連絡責任者」を記載する欄が 9 ありますが、それぞれを選任する必要がありますか。 (A34) それぞれの法人のご事情にあわせて選任してください。同一人が複数の管理 者・責任者を兼ねても構いません。 <Q35> 研究開発成果(提出した成果報告書)は、公開されますか。 (A35) ○成果報告書は公開されますが、企業機密の情報については公開していただく必 要はありません。よって、成果報告書は、公開できる範囲で作成してください。 <Q36> e-Rad への基本情報の登録は、法認定事業者(代表提案者)である中小企業者 以外の共同体の構成員も行う必要はありますか。 (A36) ○法認定事業者(代表提案者)である中小企業者、及び橋渡し研究機関を含む全 ての協力者について、研究機関及び研究代表者の登録を行い、 「 応募内容提案書」 を提出していただく必要があります。 10
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