みんなでつくる井戸ばた会議「災害への備え 万全ですか? 」

5 月号 の
ーマ
★ 募集テ
から
え
備
の
へ
害
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災
か
す
で
全
万
©2010熊本県くまモン # 熊本支援
4 月の熊本地震を受けて、災害時の事業所の体制や、食糧の備蓄などを見直されている方、多いようです。
地震多発国の日本で暮らす以上、油断は禁物なのですね。被災された方が 1 日でも早く日常を取り戻せ
ますように。ボクも防災グッズを買って備えようと、あらためて思いました。
(編集部)
町会連合で
防災に取り組んでいます
めることができ、区も把握が難しい
防災対策としては、最寄りの避難
ような地域の情報をよりきめ細やか
所の場所を利用者に確認するなどし
東京都 K 20 代
にキャッチし、実際の活動につなげて
ています。傾斜地が多いため、歩行
いこうという動きです。
スピードの遅い利用者の中には、自
東京 ・ 文京区湯島の災害連合会の
今後、勉強会や報告会などを行い
費で車いすを購入し、それに乗って
ながら、各町会ができる範囲の活動
避難することを考えている方もいま
全8町会が名を連ねるこの災害連
を模索していくことになるそうです
す。利用者から震災当時の状況を伺
法人の垣根を越えた
ネットワークの構築を
にスタッフへ安否確認のメールを一
埼玉県 高橋康子 54 歳
斉送信できるソフトを導入するなど
もう一つは緊急時のネットワーク
合会では、実践的な防災訓練などを
が、連合会以外の町会からの参加も
うと、私たちの方が防災に対する認
して、いざというときに連絡が取れ
を構築することです。以前、県の研
実施しつつ、地区防災計画の策定に
ある等、注目されているようです。
識がまだまだ甘いなと感じ、気が引
特養の施設長です。
る体制を整えておきたいです。どの
修を受講した際、ある講師から、被
向けた協議を続けています。その中
災害発生後、 職員の安否をどの
スタッフがすぐに駆けつけが可能か、 災した町の事業所へ、被害の少なか
で、実際の災害時に避難所や地域で
ようにして確認するかは一番の課題
自宅が事業所に近いかや、 家族に
った町や県外からスムーズに物資を
連携を取ったり、支え合ったりするた
だと思います。 電話は回線がパンク
小さい子供や高齢者がいないかなど
まわせるよう、法人同士が災害時に
めには、平常時から地域の中で気に
被災者から話を聞き
支援の参考に
して使えない可能性が大ですから、 も、日ごろから把握しておく必要が
助け合う協定を結んでいるという話
なる方、手を挙げた方を記載した支
宮城県 K . M 44 歳
S N S の活用や、ソフトウェア会社
あると思います。職員自身も被災者
を聞き、そう思いました。
えあいマップ作りを行い、住民同士
が法人向けに提供している、震災時
なので、その心のケアをどうするか
取り組みを紹介します。
も、大きな課題だと感じています。
投稿用紙のご利用( p . 43、もしくはホームページから投稿 )で、掲載された方には、
き締まる思いです。
そんな中で起きた、4 月の熊本地
震。テレビで、高齢者や障害者の避
難状況の厳しさをあらためて思い知
らされました。
当地域では、市と地域の介護事業
での支えあいの仕組みづくりを行うこ
訪問リハビリテーションに従事して
所が災害時の支援に関する協定を結
とが必要ではないかという声が上が
いる作業療法士です。地域では、利
び、有事が発生した際は所属の垣根
ったそうです。
用者の 3 分の 1が津波で家屋を流さ
を越えて対応することになっていま
れ、今も仮設住宅で過ごしています。
す。私たちの事業所としては、今回
マップ作りを通じて住民の連携を強
1, 000 円の図書カード を差し上げます。
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月刊ケアマネジメント 2016.6
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