② - 昭和音楽大学

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conductor
星出 豊
Yutaka Hoshide
東京声専音楽学校(現:昭和音楽大学)オペラ研究科修了。
1969年渡独、ニュールンベルグ歌劇場の副指揮者を努めながら研鑚を積
み、1970年、ベートーヴェン生誕200年祭での演奏が好評を得たのをはじ
め、 C.
ウェーバー作曲「魔弾の射手」でヨーロッパデビュー。 その後、東西ド
イツ、スイスで演奏活動を行う。以来、ヨーロッパでの演奏のほか、日本で
は新星日本交響楽団の初代正指揮者、財団理事を6年間務めた。藤原歌劇団、
日本オペラ協会を中心に活動を続け、地方のオペラ活動にも大きな指導力を
発揮し、その功績には素晴らしいものがある。
藤原歌劇団「イル・カンピエッロ」
「マハゴニー市の興亡」
「妖精ヴィッリ」
「秘
密の結婚」の日本初演、また、日本の創作オペラでは日本オペラ協会で「祝い
歌が流れる夜に」
「天守物語」等の新作初演を含む多くの作品を手掛け、他団
体でも「脳死を越えて」ほかの初演を指揮している。1984年には大阪NHK
制作による「オイディプス王の遍歴」で芸術祭放送賞を受賞。2013年、自ら
台本を手掛け、長崎原爆をテーマにした新作オペラ「いのち」を初演。2015
年7月25・26日には、新国立劇場招聘公演として「いのち」を再演し、大成
功を収めた。日本初演は外国作品20曲、日本作品の世界初演43曲を既に
紹介している。
1984年度文化庁在外研究員として渡独。
1988年、ワルシャワの秋に参加。日本オペラ協会「袈裟と盛遠」をヴィエ
ルキ歌劇場のオーケストラを使って指揮、イタリアパルマ市のテアトロ・レッ
ジョでも「ペトロ岐部」を指揮するなど、積極的に日本のオペラを海外に紹介。
1991年、ジローオペラ賞を指揮者として初の受賞。
1997年10月、日本初めてのオペラハウス、新国立歌劇場の設立委員を
務め、オープニング「Takeru」を指揮。新国立劇場研修所の設立に協力し、
初代統括主任講師を務めた。
2007年からイタリアのテアトロ・オリピコのオーケストラ定期演奏会を指揮。
マンフレッド・グルリッド、ハンス・レーブライン、ハンス・ギールスター諸
氏に師事。現在、藤原歌劇団、日本オペラ協会指揮者、昭和音楽大学客員教授。
p i a n o
佐山雅弘
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Masahiro Sayama
テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ
O r c h e s t r a d e l Te a t r o G i g l i a S h o w a
昭和音楽大学が、卒業生を中心にキャリア支援の一環として2010年4月
に設立したプロフェッショナルオーケストラ。年4回の主催公演のほか、優秀
な成績を収めた学生が出演する「コンチェルト定期演奏会」などの学内行事や、
外部団体のオペラ・バレエ公演など、年間30回以上の公演に出演し、高く評
価されている。
2011年・2012年には、東京交響楽団と合同でジルベスターコンサート
を開催。毎年ゴールデンウィークに新百合ケ丘周辺で開催されている「川崎・
しんゆり芸術祭」には、2011年より毎年出演しており、2016年の同芸術
祭では、ホストオーケストラとして藤原歌劇団公演「愛の妙薬」、スターダンサー
ズ・バレエ団公演「白鳥の湖(全1幕)
」
、「親子で楽しむクラシック」の3公演
に出演予定。また2016年8月には、日生劇場で開催される「日生劇場ファ
ミリーフェスティバル2016」にて、バレエ公演「くるみ割り人形」の管弦楽を
担当する。
美しさと自然な響きを備えた歌劇場「テアトロ・ジーリオ・ショウワ」を本拠
地として、古典から現代までのシンフォニー・オペラ・バレエ・ミュージカル等
の多岐にわたる公演活動を展開し、多くの聴衆に感動を届けている。
ACCESS MAP
©Hozumi Nakadaira
国立音楽大学作曲科在学中より音楽活動を開始。1984年から現在まで
30枚のアルバムをリリース。美しさと激しさが渾然となったピアノプレイと共
に、作・編曲家、音楽監督としての活躍も高い評価を受けている。
2005年、アドバイザーを務めるミューザ川崎シンフォニーホールにて、自
身の企画「ジャズピアノ6連弾」を初演、圧巻のステージが大きな話題となる。
同年4月、秋山和慶指揮・東京交響楽団との初共演を機にオーケストラとの
共演を重ね、2009年11月に行われた「映画音楽シリーズ」では、自身のオ
ーケストラ・アレンジによる楽曲を披露。好評を博し、以降シリーズ化される。
トリオ活動はもちろん、演劇や落語など異ジャンルとのコラボレーションま
で活動の幅は限りない。ミューザ川崎シンフォニーホール・アドバイザー、昭
和音楽大学教授、名古屋音楽大学客員教授、国立音楽大学応用演奏科非常
※ご来場の際は、公共機関をご利用ください。
勤講師。
日本・韓国 文化音楽交流(親善事業) 【オペラアリア】と【初夏の第九】
2016年は川崎市と韓国・富川(プチョン)市の友好都市提携20周年の節
目です。そこで川崎市を拠点に活躍するテアトロ・ジーリオ・ショウワ・オー
ケストラを7月19日から23日まで韓国に派遣し、ソウル特別市世宗文化会
館(20日)、城南市城南大学(21日)、富川市市民会館(22日)の3会場でコ
ンサートを行い、音楽を通して交流親善を図ります。
また7月の訪韓に先立ち、同オーケストラは韓国公演記念・特別演奏会を
右記のとおり開催します。
6 月18 日[土]14:00 開演|13:30開場| 会
場
ミューザ川崎シンフォニーホール
場
昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ
指 揮/星出 豊
ソプラノ/キム・スヨン、光岡暁恵
テノール/イ・ジョンファン バリトン/チョン・ビョンイク
【新世界より】と【映画音楽】
6 月25 日[土]14:00 開演|13:30開場| 会
ア ル ト/吉田郁恵 指 揮/星出 豊 ピ ア ノ/佐山雅弘(佐山雅弘ジャズトリオ ドラムス・荒山諒、ベース・横田健斗)