説明会における質問事項

福島県相馬エリアにおける電源接続案件募集プロセス募集要領説明会時の
質疑応答(第2回)
《Q1》
募集要領において,
「募集容量が当社(東北電力)の想定を著しく上回り,系統増強規
模の拡大が望ましい場合には,募集容量を見直した上で,再度,募集を実施することが
ある。
」とあるが,
「著しく上回る」程度について具体的な基準はあるのか。
《A1》
具体的な数値は決めておりません。応募容量が募集容量を上回る程度,系統増強の規
模を拡大する方策の実現性等について電力広域的運営推進機関,
(以下「広域機関」とい
います。
)と協議を行い,再募集を実施するかどうかを判断することとなります。
《Q2》
入札で決定する連系の優先順位について確認したい。例えば,入札負担金単価につい
て高い順番に,A社が1.5MW,B社が10MW,C社が10MW,D社が120M
Wとの入札があったケースを想定する。この場合,募集容量以内のA社からC社までで
は入札対象工事費に満たないため電源接続案件募集プロセス(以下「募集プロセス」と
いいます。
)は不成立となる。しかし,C社に代えてD社を落札者とすれば入札対象工事
費が集まる場合には,C社に代えてD社を落札者として募集プロセスを成立させるよう
なことは可能か。
《A2》
入札負担金単価が高い順に連系の優先順位を決定いたします。この順位を変更するこ
とはありません。
また,募集容量の範囲内における入札者が優先系統連系希望者となります。ご質問のケ
ースでは,A社からC社までが優先系統連系希望者となるため入札対象工事費に満たず,
原則として募集プロセスは不成立としますが,広域機関の確認を経たうえで対策規模を
縮小させる等により,成立を図る場合があります。
《Q3》
入札対象工事の工期が5年程度とあるが短くなることはないのか。
《A3》
入札対象工事の完了予定時期については,募集プロセス完了時から約5年3か月とし
ておりますが,弊社がこれまで施工してきた送電線建設の実績等を踏まえて,机上の検
討により設定したものです。
これは,送電線建設用地の関係地権者との協議等が順調に進んだ場合の工期です。現時
点では,実際の用地調査等は行っておりませんので,工期短縮の可能性については見通
せない状況です。また,完了予定時期については,遅延するリスクもありますことをご
理解頂きますようお願いします。
《Q4》
入札対象工事の工期については,送電線のルート周辺に埋蔵文化財包蔵地が存在する
ことを考慮しているのか。
《A4》
考慮しておりません。埋蔵文化財の有無は工事を開始した後に判明するものであり,
仮に埋蔵文化が発見された場合には,工期はさらに延びる可能性がありますことをご理
解頂きますようお願いします。
《Q5》
募集要領では,募集受付件数と応募容量について,接続検討の回答時(検討開始から
3ヵ月以内)にお知らせするとあるが,もう少し早く教えていただくことは可能か。
《A5》
募集受付件数,募集容量については,募集要領に記載のとおり,接続検討の回答時に
お知らせいたします。
《Q6》
工事費用について,妥当性はどのように担保されているのか。
《A6》
弊社は,これまで多くの送電線工事を実施しておりますが,これらの実績等を踏まえ
て今回の工事費用を設定しております。また,送電線工事のみならず,これに関連した
変電所における送電線の引出し工事や送電線等を監視制御しているシステムの改修費用
等を含めた工事費であり,弊社としては妥当な金額と考えております。
また,工事費用は,広域機関からも妥当性を確認して頂き,適正と認められたものです。
《Q7》
応募する際の接続検討の申込先について,広域機関と東北電力とで回答結果に違いは
あるのか。
《A7》
違いはありません。広域機関で受付けた場合であっても,弊社でなければ検討できな
い部分もあり,弊社の検討結果も踏まえた回答となります。このため,回答結果に相違
が発生することはありません。
《Q8》
募集要領では,発電地点が重複する優先系統連系希望者が確認された場合,東北電力
は重複する優先系統連系希望者等との調整に一切関与しないとあるが,相手の事業者名,
連絡先等は教えいただけるのか。
《A8》
当事者間で調整していただくために,重複している優先系統連系希望者の連絡先をお
伝えすることがあります。
《Q9》
入札保証金は,新費用負担ルールの場合は,補正後の入札負担金単価(実際に入札し
た入札負担金単価に一般負担単価を加えたもの)により算出するのか。
《A9》
新費用負担ルール・旧費用負担ルールとも以下のとおりです。
(実際に入札した入札負担金単価)×(最大受電電力)×5% + 消費税等相当額
《Q10》
新費用負担ルールの場合,入札保証金はかなり安いものとなり,辞退する場合のペナ
ルティが小さいため,安易な応募の多発が懸念される。入札保証金は,(実際に入札した
入札負担金単価)×(最大受電電力)の5%とのことだが,この5%は低すぎるのでは
ないか。
《A10》
「5%」の適否は一概にいえないものと考えます。入札保証金額を設定するにあたり,
過度な費用を求めることも適当ではなく,5%とされたものと理解しております。なお,
これは広域機関が取り決めたものであり,全ての電力会社で共通の数値です。