写真で見る つるおかの今昔

隔月連載
広報つるおか 平成
写真で見る つるおかの
今昔
鶴岡の風物や人々の暮らしについて、昔の写真と今の姿を比較しながら、その歴史をひもときます。
第3回
赤川を越えて地域をつないだ
渡し船と櫛引橋
年
28
月号
6
▲渡し船の様子
▲現櫛引橋建設中の様子
【 平 成 年6月1日発行 】 28
▲旧櫛引橋
(松根側から)
赤川に架かる櫛引橋は、旧櫛引
村の松根地区と西片屋地区を結ぶ
連絡橋として、昭和三十七年五月
に開通しました。それまで対岸に
渡る際には、渡し船に乗るか、旧
朝日村の東岩本地区にある東橋を
通る手段しかありませんでした。
大幅に移動時間を短縮できる橋の
完成は、住民にとって悲願でした。
一方、橋の完成とともに姿を消
したものもあります。
「おーい!」
と呼ぶと、向こう岸から一本のワ
イヤーロープを伝いながら迎えに
来てくれる船頭。渡し船です。当
時、渡し賃は大人が二円前後、子
供がその半額。一日に五十人ほど
が利用していました。また、雪解
けや長雨などで水かさが増すと赤
旗が立てられ、それが渡れないと
いう合図でした。昭和初期から地
域の足として人々に親しまれたこ
の渡し場も、橋の完成でその役目
を終えることになったのです。
約三十年間にわたって活躍した
旧櫛引橋ですが、老朽化に加え、
幅員が狭く交通量の増加等に対応
しきれなくなったことから、平成
四年十月に現在の橋に架け替えら
れました。櫛引橋は、今も人々の
生活に欠かせない橋として、その
役割を果たしています。 ■問合せ 櫛引庁舎総務企画課☎
‐2111
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▲現櫛引橋
(松根側から)
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本所
《人口と世帯》(平成28年4月30日現在)
住民基本台帳人口合計:130,870人
(男:62,382人、女:68,488人)
世帯数:48,658世帯