み・らいず 就労移行支援事業 OneStep ジョブステーション 視察報告書 日時：平成 28 年 5 月 23 日 10:00～11:00 場所：大阪府西成区千本南 2 丁目 6-10 1F 視察者：成川正幸 目的：どんな人でも就労し、地域で生活できる社会を作るために先進地を視察 する。 １．就労移行支援事業とは？ 障害者自立支援法に定められた就労支援事業の一つ。企業などへの一般就労を 希望し、知識・能力の向上、実習、職場探し等を通じて適性にあった職場への 就労が見込まれる 65 歳未満の人に対して、事業所内での作業訓練や、企業等で の職場実習、就職後の職場定着支援などを行う事業。（コトバンク） 就労移行支援事業は最長 2 年間 ２．み・らいずのミッション 誰もが地域で当たり前に生きることができる社会を作る み・らいずに関わる全ての人を幸せにする必要な人に必要な支援をつくり続け る ３．み・らいずの事業内容 ①障がい者就労移行支援事業 ②障がい児・者支援事業 ③高齢者余暇支援事業 ④まちづくり事業 ⑤子ども・若者支援事業 ⑥発達障害・不登校支援事業 ⑦のーまらいず事業 ⑧被災地支援 ４．過去の実績 就職先 業務内容 年度 就職者数 株式会社 鳥貴族 仕込む業務、開店準備など 2011 1名 スーパーライフ 調理補助 2012 3名 京阪グループレストラン 調理補助 2013 3名 郵便局 仕分け業務 2014 6名 アニメイト 庶務部 計 13 名 株式会社ドンキホーテ 販売員 過去の就職実績 100％、定 〇〇印刷株式会社 製本部 着率 86％ ５．働く側の離職理由 「人間関係がうまくいかないため」が多いため、人 間関係・コミュニケーション面に不安にある方に特 化したプログラムでトレーニングを行っている。 ６．企業側の離職理由 「事業主都合」が多いため、企業と一緒に雇用前実 習を必ず実施、就職後も企業訪問や面談を継続、他 機関と連携した定着支援を行っている。 ※1 年をめどに就職を目指している。 ７．5 年目を迎える OneStep 一番力を入れているのが、社会人としてのマナーやコミュニケーション力。 企業側が求めているのが、ミスをした時にちゃんと「報告・連絡・相談」が出 来る人材だそうで、仕事内容より「挨拶」「休憩時間の過ごし方」「携帯電話の 使い方」なども含めて日頃の生活からトレーニング実施。作業トレーニングは 早くて 3 か月後から行っている。作業は、時間内でいくつ出来るのかの目標を もって行っている。講座 40 種類行い、座学+カラダで覚える＝反復練習をして いる。実際の仕事場で実践する。 ・二週間に 1 度面談して、目標と確認を行っ ている。 ・現在 18 歳から 50 代で平均 20 代 全 13 名 ・一日のスケジュールとして 9 時から清掃し て 10 時～15 時まで作業。その後に企業訪問 の時がある。 所見 作業スキルの習得だけではなく、社会人としての基礎的な事を習得するとい うのが離職率低下に繋がるというのに共感しました。 どんな人でも普通に生活できる社会づくりのために私たちも含め、働き手、雇 い手共に出来ることがあるのではと考えさせられた時間でした。 今、黒部市にも多くの障がいなどを持った子供たちがいます。その子ども達 も「大人になってちゃんと自立できる人」 「納税者」になってほしいと望んでい ます。その為にどうしたらそんな社会になるのかを先進事例を参考にしながら 研究提案をし、実現に向けて取り組まなければいけないと再確認をした時間で した。 以上
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