炉内等廃棄物の埋設に係る規制の考え方について（案） に対する意見募集について 平成２８年５月２６日 原 子 力 規 制 委 員 会 １． 概要 原子力発電所等の廃止措置及び運転（以下「廃炉等」という。）に伴い、比較 的放射能濃度が高い炉内構造物等の放射性廃棄物（以下「炉内等廃棄物」とい う。）が発生する。 廃炉等に伴い発生する放射性廃棄物に係る規制については、核原料物質、核 燃料物質及び原子炉の規制に関する法律（昭和３２年法律第１６６号）におい て、炉内等廃棄物を含む第二種廃棄物埋設の規制制度の枠組みが既に整備され ている。一方、第二種廃棄物埋設施設の位置、構造及び設備の基準に関する規 則（平成２５年原子力規制委員会規則第３０号）及びその解釈並びに核燃料物 質又は核燃料物質によつて汚染された物の第二種廃棄物埋設の事業に関する規 則（昭和６３年総理府令第１号）（以下これらを「規制基準等」という。）につ いては、第二種廃棄物のうち放射能濃度が低い廃棄物を対象とする浅地中処分 に関しては整備されているが、炉内等廃棄物を埋設の方法により最終的な処分 を行う際に適用する規制基準等は整備されていない。 このため原子力規制委員会は、廃炉等に伴う放射性廃棄物の規制に関する検 討チームを設置し、炉内等廃棄物の埋設に係る規制基準等の検討を行ってきた。 今般、炉内等廃棄物の埋設に係る規制基準等の整備の前段階として、規制の考 え方を取りまとめる予定である。 ２． 意見募集の実施 炉内等廃棄物の埋設に係る規制の考え方について（案）は、行政手続法（平 成５年法律第８８号）の命令等には当たらないものであるが、規制基準等を策 定するに当たっての基本的な考え方を整理したものであることから、この時点 で、意見募集を実施することとする。 ３． 今後の予定 ○意見募集の実施 ○原子力規制委員会への結果報告 平成２８年５月２６日（木）から６月 ２４日（金）まで（３０日間） 平成２８年７月（予定）
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