平成28年度 オホーツク管内教育推進の重点

重点3
北海道教育の基本理念
自立:自然豊かな北の大地で、自立の精神にあふれ、夢や希望の実現に挑戦し、
これからの社会を担う人を育む
共生:心豊かに、ともに支え合い、ふるさとに誇りを持つ人を育む
社会で活きる実
豊かな心と健や
信頼される学校
践的な力の育成
かな体の育成
づくりの推進
重点1
地域全体で子どもた
ちを守り育てる体制
づくりの推進
北海道らしい生涯
学習社会の実現
確かな学力の育成をめざす教育の推進
(1)児童生徒に全国水準の学力を保障する組織的な取組の推進
分析ツールを活用した公
表による課題意識の共有と、
学校が一体となった学習規
律の指導(ノート指導)など、
学力向上の取組の推進
□教職員の参画の下、全国学力・学習状況調査の分析を行う。
□学校において、分析ツール(レーダーチャート)を活用し、保護者・地域住
民に対し全国学力・学習状況調査の結果及び改善策を公表する。
□市町村において、地域住民に全国学力・学習状況調査結果の公表を行う。
□全教職員の共通理解の下、学習規律の指導及び板書と関連させたノート指導
に取り組むとともに、定着状況を検証する機会を定期的に設定する。
(2)学習指導要領の趣旨を踏まえた適切な教育課程の編成・実施・評価
□管理職が日常的に授業参観を行い、授業進度を確認するとともに、月に
適切な進度を確保した
1回以上、各学年の教育課程の実施状況を確認する。
教育課程の編成による確
□保護者に教育活動の年間指導計画等を分かりやすく公表する。
かな学力の育成
(3)家庭における学習習慣の確立と授業以外の学習機会の充実
全校統一した家庭学習・宿
題の取組の実施と放課後・長
期休業中の補充的な学習サ
ポートの充実
□全校統一した家庭学習・宿題の取組により、家庭における児童生徒の学習習
慣を確立する。
□自校教員の指導による長期休業中の補充的な学習サポートを年間 10 日間以
上実施するとともに、放課後の補充的な学習サポートを全学年で定期的に実
施する。
□「朝読」
「家読」運動を推進し、児童生徒に望ましい読書習慣を形成する。
(4)児童生徒に「わかる授業」を実現するための授業改善
指導方法の工夫改善と
授業改善に直結するワー
クショップ型校内研修の
充実
重点2
□学習課題とまとめを位置付けた授業改善に組織的に取り組み、学習内容の確
実な定着を図る。
□主体的・協働的な学習を実現するための授業改善や学習評価の充実により、
生徒の学習意欲を高める。(高等学校)
□ワークショップ型の校内研修を実施し、全ての教員が授業改善に向けた協議
に参加する。
□ICT機器等を効果的に活用した指導方法の工夫改善に取り組む。
一人一人の教育的ニーズに応じた特別支援教育の充実
(1)個別の教育支援計画の作成と活用
特別な支援を必要とする幼
児児童生徒に対する一貫した
支援の充実
□作成が必要な全ての幼児児童生徒に対し、個別の教育支援計画を作成し、一
貫した支援の充実を図る。
□作成した個別の教育支援計画を進学時や就労時の引継ぎに活用する。
(2)教職員の専門性の向上
特別支援学校教 諭免許
状の取得促進と校内研修
の充実による、教員の専門
性の向上
□特別支援学校の教員及び特別支援学級を担当する教員の特別支援学校教諭
免許状の取得を促進する。
□「発達障がいのある子どもの指導や支援に関する基礎的な知識や技能を習得
するための校内研修プログラム」を活用した校内研修を年複数回実施する。
(3)教育支援委員会の機能の充実
教育支援委員会や特別支援
連携協議会の機能の充実によ
る、早期からの相談・支援体
制の確立
□教育支援委員会を計画的に開催し、障がいのある幼児児童生徒の就学に関
する事務の円滑かつ適切な推進に努める。
□特別支援連携協議会を定期的に開催し、関係機関と連携を図った支援体制を
整備する。
豊かな人間性と感性を育む教育の推進
(1)道徳教育の全体計画の工夫改善と「私たちの道徳」を活用した道徳の時間の指導の充実
□道徳教育の全体計画別葉を作成し、教育活動全体を通じて行う道徳教育の充
道徳教育推進教師を中
実を図る。
心とした道徳教育推進体
□道徳教育推進教師が中心となり、「私たちの道徳」を位置付けた年間指導計
制の整備及び家庭・地域
画の改善や教材の整備等に取り組む。
との連携を図った道徳教
□全ての学級で道徳の時間の授業を年間1回以上、保護者・地域住民へ公開し、
育の充実
家庭・地域との連携を図った道徳教育を充実させる。
(2)地域の特色を生かした体験活動の推進
□市町村において、
「地域の豊かな社会資源を活用した土曜日の教育支援体制構
土曜日における学習機
会の提供に向けた、学校
築事業」を活用し、土曜日における豊かな教育環境を提供する。
と地域社会との連携によ
□学校と地域社会との連携の下、地域の教育資源を生かした自然体験活動、社
る体験活動の充実
会体験活動、文化芸術体験活動、ボランティア活動等の充実を図る。
(3)問題行動の未然防止に向けた取組の充実
□オホーツク地域いじめ問題等対策連絡協議会が作成した「不登校傾向診断チ
不登校児童生徒への支援
ェックシート」及び「不登校に対する指導カルテ」を活用し、不登校児童生
の充実と、市町村におけるい
徒への支援の充実と未然防止の取組を推進する。
じめの未然防止に向けた取
□市町村において、小・中・高校生が集まり、いじめの問題について考える子
組を交流する機会の設定
ども会議を開催する。
重点4
心身の健やかな成長を促す教育の推進
(1)児童生徒の体力水準の向上を図る組織的な取組の推進
□年度の初めに新体力テストを全学年、全学級、全種目実施し、その結果を踏ま
新体力テストの実施に
えた数値目標を設定して具体的な改善策を講じる。
よる体力の状況の適切な □「どさん子元気アップチャレンジ」等を活用した1校1実践の取組を推進する。
把握と、体力向上に向け □市町村において、地域住民に全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果の公
た組織的な取組の推進
表を行う。
(2)年間指導計画に基づく食育の推進
□食に関する指導の年間指導計画の改善を図り、発達の段階に応じ栄養教諭等が
年間指導計画に基づく、
参画した指導を充実させる。
食に関する正しい知識や □食物アレルギー対応に関する校内委員会を設置し、食物アレルギーに対する組
望ましい食習慣の確立
織的な対応を進める。
(3)学校・家庭・地域との連携を図った健康教育の充実
学校保健委員会の機能の充 □全ての小学校でフッ化物洗口を実施する。
実による、健康に関する正し □学校医や地域の保健関係者などを委員とした学校保健委員会を設置し、年1回
以上の会議を実施する。
い知識や規範意識の育成
(4)児童生徒の望ましい生活習慣の定着
電子メディアの利用を □電子メディアの利用時間を家庭学習や読書の時間に移行する取組を行う。
含めた児童生徒の望まし □「生活リズムチェックシート」(生活全体編)を活用し、家庭と連携した生活
習慣改善の取組を行う。
い生活習慣の改善
重点5
地域とともにある・信頼される学校づくりの推進
(1)学校評価の充実による学校改善サイクルの確立と学校力の向上
□保護者評価や児童生徒による評価を取り入れた年間複数回の学校評価を実施
数値目標を明確に設定したマ
し、その結果や改善策について保護者や地域住民に分かりやすく公表する。
ネジメントサイクルの確立によ □学校がチームとなって取り組む学校力・授業力を強化するため、「学校力向上
る学校改善の取組の推進
に関する総合実践事業」実践指定校の成果を踏まえた取組を推進する。
(2)コミュニティ・スクールの導入による地域の教育力の向上
□市町村において、コミュニティ・スクールの積極的な導入に向け、各学校の学
校運営協議会の設置について総合教育会議等で検討する。
□各学校において、「学校支援地域本部事業」や「放課後子ども教室」等におけ
学校運営協議会制度の
る地域コーディネーターや各ボランティア組織の代表者を含む会議体を形成
導入による、地域総がか
し、学校運営協議会に発展できる体制をつくる。
りで子どもたちを育てる □各学校において、保護者や地域住民が積極的に学校運営に参画できるよう、学
校組織に地域と連携する分掌や担当者を明確に位置付ける。
取組の推進
(3)学校間の連携・接続の促進
義務教育9年間で児童生 □学習規律や教科指導に関わる小・中学校間の指導のよさを交流する機会を設定する。
徒に育成したい力を明確に □小・中学校が相互に指導内容の系統性・関連性を理解できるよう、合同研修な
どを計画的に実施する。
した学校間連携の推進
(4)教職員の服務規律の徹底
服務規律や法令遵守の徹 □適切な勤務管理や不祥事防止など、管理職の日常的な指導を徹底する。
(5・6月)を含
底と、個々の教職員の教育公 □職員の服務に係る校内研修を「コンプライアンス確立月間」
め年3回以上実施する。
務員としての自覚の高揚