コロコロeye

株式会社ネクスコ東日本
エンジニアリング
試験・測定機器
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回転式打音点検器
コロコロeye Ⓡ
桁端部などの点検困難箇所も点検しやすい
先端部が回転し、長さも調節可能
開発の背景
「点」でなく「線・面」で診断
打音検査は、対象となるコンクリート面を叩き、内部の異
常の有無を判断する診断方法。コンクリート内部に異常があ
ると、コンクリートの振動により発生した音波の伝播特性が
変化し、その音質の相違を聞き取ることで異常の有無を判定
するもので、簡易な非破壊診断法として普及している。しか
し、点検者の負担が大きく、特にハンマーでは高所・狭あい
部では作業困難である、打音を確実に聞き取れない、測定精
度が点検者の熟練度に左右される、などが指摘されている。
従来のハンマーに比べ広い
面積でも効率よく点検でき
るため、点検員の負担を軽
減できる
「コロコロ eye」は、先端の金属多面体装置(ヘッド部)
をコンクリート表面に押し当てながら転がし、コンクリート
内部の異常を診断する器具。従来の打音装置が「点」による
点検であるのに対して「線・面」による点検を可能とし、と
りわけ大規模構造物において点検効率が大幅に向上する。異
常箇所を打音するとチェッククランプが赤く点灯する、異常
箇所簡易判定システムも開発中である。
点検器先端部の角度や長さを調整でき、用途に応じたタイ
プを使用することで、高所や手が入らない狭あいな箇所など
の点検困難箇所も点検でき、点検者の負担を軽減する。
クワキ・シビル㈱との共同開発。
・ハンマー打音と同等の精度
・連続した「線・面」で診断
・高所・狭あい部にも適用
・先端部角度・長短調整可能
コロコロ eye Ⓡ(回転式打音点検器)の種類と仕様
型式
標準タイプ
(NK30-10)
長さ
重量
回転式
先端部
シャフト部
備考
(最小)440mm~(最大)890mm
約300g
ステンレス
ステンレス
伸縮部ストッパー付き、
先端曲り角度30°
ストレートタイプ (最小)360mm~(最大)810mm
( NK00-10)
約300g
ステンレス
ステンレス
伸縮部ストッパー付き
ロングタイプ
(NKLL-10)
800g
ステンレス
アルミ
1,800mm
(回転式先端の金属多面体のサイズはいずれも32㎜)