仕様書 1 件名 Tokyo 2020 ブランドデザイン開発に係る業務委託 2 契約期間 契約確定日の翌日から平成 29 年 3 月 31 日まで 3 履行場所 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下「委託者」 という。 )が指定する場所 4 業務概要・目的 委託者は、東京 2020 大会(以下「本大会」という。 )の準備・運営を主体的に担う法 人である。このたび、委託者は、国際オリンピック委員会(以下「IOC」という。 )及び 国際パラリンピック委員会(以下「IPC」という。 )の定める規定に従い、以下の通りブ ランドデザイン開発を実施する。 (1)ブランド戦略開発 (2)マスコット開発 (3)OCOG マーク・ノンコマーシャルマーク開発 (4)デザイン開発とともに発生するグラフィックマニュアル開発(随時) (5)その他委託者の要請するアイテム(ステーショナリー、ウェブサイト、バナー、の ぼり、ポスター等のデザインが随時発生)のデザイン開発にかかる協議及び(1) ~(3)によらず、2017 年以降展開する大会ブランドデザインにかかる協議(随時) 本契約では、上記(1)~(5)の業務委託を行う。 1 5 業務内容 委託業務内容は下記の通りとする。 (1) 主な業務内容 (ア)IOC・IPCの技術マニュアルに記載されている内容及び委託者の適宜の指示 (以下、総称して「IOC・IPCの技術マニュアル等」という。 )に従って、ブ ランド戦略を開発する。 (イ)IOC・IPCの技術マニュアル等に従って、マスコット策定方法の提案をIO C・IPCに行う。 なお、マスコットのデザイン開発は上記策定方法によるため、必要に応じて別途 業務委託を行う。但し、受託者が提案したマスコット策定方法が採用されるとは 限らず、また、受託者に対してマスコットのデザイン開発の業務委託がされると は限らない。 また、IOC・IPCの技術マニュアル等に従って、マスコットの具体的な展開 基準となるグラフィックマニュアルを開発する。 なお、マスコットのデザインとは基本のデザインだけでなく、以下のバリエーシ ョンがある。 バリエーション ・スマイル、ハッピー、シリアス、サッド、クライング、ウェルカム、ハロー、 グッバイ、ジャンピング、ランニング、ウォーキング、イーティング等の日常作 動 ・オリンピック、パラリンピック競技 その他考慮すべきポイントとして、3D、着ぐるみ、アニメーション、ライセン ス商品(ピン、T シャツ、ポロシャツ、帽子、マグカップ、タオル、ステーショナ リー等)の展開がある。 (ウ)IOC・IPCの技術マニュアル等に従って、OCOGマークのデザインを開発 し、発表できる状態とする。また、IOC・IPCの技術マニュアル等に従って、 OCOGマークの具体的な展開基準となるグラフィックマニュアルを開発する。 IOC・IPCの技術マニュアル等に従って、ノンコマーシャルマークのデザイ ンを開発し、発表できる状態とする。また、IOC・IPCの技術マニュアル等 に従って、ノンコマーシャルマークの具体的な展開基準となるグラフィックマニ ュアルを開発する。 (エ)IOC・IPCの技術マニュアル等に従って、暫定ルックによる委託者の要請す るアイテム(例:ステーショナリー、ウェブサイト、バナー、のぼり、ポスター 等)のデザイン開発を行う。 (オ)上記(ア)~(エ)だけでなく、 「4 業務概要・目的」の(ア)~(オ)にかかる デザイン決定プロセスで発生する課題、質疑など、委託者・IOC・IPC及び 2 その他関係機関と調整を行い、打ち合わせに必要な資料を作成し協議を行う。 (カ)上記(ア)~(オ)に付随する業務。また、月に2回程度受託本社の人員を含め た打ち合わせを実施すること。 (2) その他、委託者が必要とし、受託者と協議の上で決定する業務 (3) なお、委託業務に関する最終的な判断は委託者が行うものとし、委託業務を受託し た場合であっても、受託者の提案内容が採用されるとは限らない。 6 参加資格 以下の(1)~(4)の条件を満たしている事業者のみが本業務を受託できることと する。 (1) 日本語と英語の2ヶ国語で業務対応が可能であること。併せて、デザイン開発は秘 匿性の高い分野であることや、上記のような業務の性質から、日本語と英語の2ヶ 国語で対応できる職員が組織委員会へ業務上常駐できること。 (2) 業務の性質上、委託者と受託者の打ち合わせが頻繁なため、かかる対応が迅速かつ 円滑に可能であること。 (日本に事務所がある企業が望ましい) (3) 業務上常駐する職員が本業務を遂行する上で必要となる機材、備品を組織委員会の 事業所へ持ち込むことが可能なこと。 (4) 本案件はブランド戦略、デザインという極めて専門性が高い業務であり、かつ国際 的な大規模イベントに関わる業務であることから、過去に国内外で開催された国際 的なスポーツ大会、国際的な博覧会イベントのブランド戦略開発の経験があること。 なお、国際的なスポーツ大会とはオリンピック、パラリンピック、FIFA ワールド カップ又はオリンピック競技における国際競技連盟所管の世界大会をいい、国際的 な博覧会とは BIE(博覧会国際事務局)の承認のもと、国際博覧会条約に基づき開 催される複数の国が参加する博覧会をいう。 また、経験を証明する書類を提出すること。 (5) (1)~(4)に関しては1社では条件を満たさない場合でも、企業共同体を組む ことにより、企業共同体として条件を満たせば参加可能となる。補足をすると、 (1) ~(4)を一つも満たさない会社は企業共同体に組みいれることはできない。また、 1社が複数応募することはできない。なお、委託者との契約は幹事会社の1社とな る。 7 報告書及び成果品の提出 上記「5 業務内容」について、以下の通り報告書及び成果品を提出すること。なお、 報告書及び成果品等の作成に関わる一切の費用について、受託者の負担とする。 3 (1) 報告書及び成果品 (ア)委託者・IOC・IPC及び関係者への説明資料及び提出資料 (イ) 「5 業務内容」を把握するために必要な資料 (ウ) 「5 業務内容」に関連するデザインデータ、グラフィックガイドラインデータ (2) 提出様式 (ア) デザインのデータ提出は以下によること。 (a)ai 形式、jpeg 形式、pdf 形式 (b)データ、ファイル名はその内容がわかりやすいものとすること (イ) グラフィックガイドラインのデータ提出は以下によること。 (a)ai 形式、In-Design 形式、pdf 形式 (b)データ、ファイル名はその内容がわかりやすいものとすること (ウ)その他の報告書及び成果品は、紙媒体及び電子データにより作成し、電子データ の提出は以下によること。 (a)Windows 形式(PDF 等)で表示可能とする。 (b)電子データについて、文章はワープロソフト(Microsoft 社 Word シリーズ) 、 計算表等は表計算ソフト(Microsoft 社 Excel シリーズ)で編集可能な形式とす ることを基本とする。また、説明資料、提出資料は状況に合わせプレゼンテー ションソフト(Microsoft 社 PowerPoint シリーズ)で編集可能な形式とするこ と。 (c)ファイル名はその内容をわかりやすいものとし、ファイルリストも添付すること。 (エ)その他 報告書及び成果品の納入後、内容に不備等があった場合は、速やかに受託者の負 担で修正を行うこと。 8 成果物の帰属 (1) 委託業務の成果物(前項に定める報告書及び成果品、並びに、スケッチ、デッサ ン等成果物の制作過程において制作された一切の中間成果物を含み、かつ、タイ トル及びコンセプトに係る文章等並びにデザイン展開案、並びに、それらのデザ イン、コンセプト、ネーミング、アイデア等、成果物に付随して提供される一切 のものを含む。以下同様とする。)に関する著作権(著作権法第 27 条及び第 28 条 に規定する権利を含む。 ) 、商標権、意匠権その他一切の権利は委託者に帰属する ものとする。 (2) 受託者は、委託者の事前の書面による承諾なくして、成果物について、複製その 他一切の利用行為をし、又は、第三者に譲渡若しくは継承し、その他一切の利用 行為をさせてはならない。 4 (3) 受託者は、成果物が第三者の著作権、商標権、意匠権その他一切の権利を侵害し ていないことを保証し、成果物に関する一切の紛争が生じた場合は、受託者の責 任と負担において解決するものとする。 (4) 受託者は、成果物に関する著作者人格権その他一切の人格権を、委託者及びその 指定する第三者に対して行使してはならない。 9 事務機器等 受託者が使用する端末機器、電話、事務机等の作業スペースを、委託者が受託者に貸 与する場合もある。その場合は委託者の要請する手順に従うこと。 10 支払方法 代金の支払いの詳細は委託者、受託者と協議の上決定する。委託者は、本件履行確認 後、受託者から適法な請求書を受領した日から起算して 30 日以内に契約代金を支払う。 11 秘密保持 (1) 受託者は、委託業務の遂行に必要な場合を除き、委託者の事前の書面による承諾 なくして、委託業務の履行に際し知り得た一切の事実(デザイン、デザイン素案 等一切の成果物及び中間成果物を含む。 )並びに委託業務に関する契約の締結の事 実及びその内容(以下、総称して「秘密情報」という。 )を第三者に開示又は漏え いしてはならず、かつ、委託業務の遂行以外の目的に使用してはならない。 (2) 受託者は、秘密情報を含む資料については、第三者に漏えいしないよう、委託者 の指示に従い、受託者の責任と負担において、厳重に管理しなければならない。 (3) 受託者は、委託業務の遂行に必要不可欠な業務を行う職員に限り秘密情報を開示 できるものとし、それ以外の職員には秘密情報を開示してはならない。また、受 託者は、本号に従って受託者の職員に秘密情報を開示する場合であっても、本契 約書に基づき自己が負うのと同等の義務を当該職員に負わせ、当該職員の義務履 行につき責任を負い、かつ、委託者が要請する場合には、当該職員をして、委託 者に対して直接、秘密保持に関する誓約書を提出させるものとする。 受託者は、委託者から要求があった場合、委託者から受領した秘密情報を、委託 者の指示に従い返却又は廃棄(電子データの場合は電子メールサーバ等に一定期 間バックアップされるものを除き消去)するものとする。 5 12 個人情報の取り扱い (1) 委託者が貸与する資料に記載された個人情報及び業務に関して知り得た個人情報 は全て委託者の保有個人情報であり、委託者の許可なく複写、複製または第三者 へ提供してはならない。 (2) 委託期間の満了後は、委託者より貸与された資料を返還するものとし、また、そ の他委託者保有個人情報が記載された資料(電子媒体に記録されたものを含む。) を委託者に提出するものとする。 13 その他 (1) 本契約業務の実施にあたっては、条例、規則、関係法令を十分に順守するほか、 契約書に記載の事項に従って処理すること。 (2) 契約書等の内容及び業務遂行上疑義がある場合及び契約書等に定めのない事項が 生じた場合は、その都度委託者と協議し、処理すること。 (3) 受託者は、委託者の事前に書面による承諾がある場合を除き、受託者自ら又はそ の関係者をして、次の(ア)~(エ)に掲げる行為又はそのように受け取られる おそれのある行為を行ってはならない。 (ア) 受託者自ら又はその関係者の広告・宣伝等において、成果物、本大会の公 式エンブレム、委託者の名称( 「TOKYO 2020」、 「組織委員会」等の略称 等を含む。 ) 、本大会のマスコットその他本大会に関連する知的財産を使用 し、又は使用しようとする行為 (イ) 受託者自ら又はその関係者の商品又はサービス(以下、総称して「受託者 商品等」という。 )と、本大会又はオリンピックムーブメント若しくはパラ リンピックムーブメントとを関連付け、又は関連付けようとする行為 (ウ) 受託者自ら又は受託者商品等が、委託者、IOC、IPC、日本オリンピック 委員会又は日本パラリンピック委員会のいずれかの公式のものである旨、 いずれかにより選ばれ、承認され、保証を受け、推奨され、又は同意を得 たものである旨、その他これらに類する事実を表明し、又は表明しようと する行為 (エ) 委託業務に係る契約の内容及びその締結の事実について、受託者自身又は 受託者商品等の広告・宣伝の目的を持って公表し、又は公表しようとする 行為 6 14 連絡先 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 マーケティング局ブランド管理部ブランド管理課 電話:03-6631-1951 E-Mail:[email protected] 7 担当:倉澤、井坂
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