小学校体育科保健領域の内容マップ

新学習指導要領(平成 20 年度)に基づく
改訂の
◎身近な生活における健康・安全に関する基礎的な内容を重視
要点
◎系統的な指導ができるように内容を明確化
健康診断
学校給食
保健室の役割
主体の
要因
食事・運動・休養及び
睡眠の調和のとれた
(内容の取扱い)
学校でも様々な保健活動が
人とかかわりながら明るく充実した
けがの種類や程度を
毎日の生活を送ることにつながる
できるだけ把握して
近くの大人に知らせる
通して、健康によい1日の
生活の仕方を実践する意欲
新
体の調子が良い状態が
気持ちが意欲的、
あること
元気、具合の悪い
実習を通して簡単な
けがの手当ができる
ところがない
ようにする
イ けがの手当
通して、生活環境を整える
ために自分でできることに
内容の整理
衣類などの清潔を
保つこと
気づかせ、実践する意欲を
持てるようにする
することの必要性
多くの種類の
食品をとること
な運動・休養・睡眠が必要
・個人差がある
・大人の体に近づく
現象である
(内容の取扱い)
自分と他の人との
第5・6
学年
ア 体の発育・発達
記載の順番
が前後入れ
替わった
心の健康
よりよい発育・発達には、調
和のとれた食事をとり、適切
第3・4
学年
体つきの
男女の特徴
とのかかわり
自分の感情をコントロールした
の関連を図る
・「体ほぐしの運動」に
り、相手の気持ちを理解したり
することができるようになる
ついての意味や必要性
について、保健の時間
自分の気持ちを上手に伝
と
・心の健康で学んだこと
動悸の激しさ、腹痛
男子はがっしり
女子は丸みをおびる
体調悪い
集中できない、落ち込んだ気持ちになる
ウ 不安や
悩みへの
対処
もとになって
起こる病気の
予防
不安や
悩みは
誰もが
(
経験する
・自分にあった方法で対処できる
運動をする 音楽を聴く 仲間と遊ぶ
身近な人に相談する
友だちや家族・先生と話す
ウ 生活行動がかかわって
起こる病気の予防
る偏った食事や
間食を避ける
解説・新
・発達段階を踏まえる
・学校全体で共通理解を図る
・保護者の理解を得る
環境
体の
抵抗力
生活行動
ある
(
不安や悩みに気づくこと、対処するために
様々な経験をもつことは、心の発達のため
に大切なこと
オ 地域の様々な
保健活動の取組
糖分、脂肪分、
塩分をとり過ぎ
また異性への関心も芽生える
病原体
めようとすること
体ほぐし
処の方法
の一つで
・いろいろな対処の方法がある
病原体の発生源をなく
したり、道筋を断ち切
ったりして、病原体が
体の中に入るのを防ぐ
予防接種や
健康な生活によって
体の抵抗力を高める
好奇心
周りの人
からの誘い
などでの情報提供、
予防接種など
エ 喫煙・飲酒・薬物乱用と健康
薬物乱用の
喫煙・飲酒の
法律で
厳しく規制
心身への影響
心身への影響
シンナーなどの有機溶剤
周囲の人々
への影響
口腔の清潔
を保つ
保健所や保健センター
内容の整理
生活習慣病の予防
初経・精通・変声・発毛が起こり
安心感をもてるように
を「体つくり運動」の
時間で実践し理解を深
の運動は
有効な対
「かぜ」などの病気
違いを肯定的に
受けとめられるように
において理解を図るこ
えるなど、より良いコミ
ュニケーションが大切
気持ちが明るい、集中できる
イ 病原体が
ア 病気の起こり方
(内容の取扱い)
「体つくり運動」と相互
友だち、地域の人々
整える
新
イ 思春期の体の変化
の工夫(解説:ブレインス
トーミングの新たな例示)
家族、同性や異性の
安全な環境を
ウ 体をよりよく発育・発達
させるための生活
取り入れるなどの指導方法
危険な場所の点検や整備
体調良い
病気の
予防
育ちゆく体
とわたし
身長・体重は、年齢に伴って
変化し、個人差がある
けがの
防止
毎日の
生活と健康
乱れに対応
するため
明記
けがの発生
不安や緊張
新
(内容の取扱い)
知識を活用する学習活動を
けがの防止
新
イ 心と体の相互の影響
生活習慣の
発育・発達
の早期化
新
と原因
ア 心の発達
内容の整理
部屋の明るさや
換気などを調節
に判断して安全に行動する
人とのかかわり、あるいは自然とのふれあいなど、
いろいろな生活経験や学習を通して、年齢に伴って発達
イ 1日の生活の仕方
ウ 身の回りの環境
学校生活での事故、犯罪被害
ア 交通事故や身の回りの生活の危険が
原因となって起こるけがとその防止
仕方が深く関わる
手や足などの
清潔、ハンカチや
周囲の危険に気づき、的確
適切な規制の必要性
健康の保持・増進
には1日の生活の
影響を及ぼす
交通事故、水の事故、
ア 健康な生活とわたし
をもてるようにする
心の状態、体の調子が
人の行動や環境がかかわって発生する
健康の状態には、心や
周囲の環境
の要因
自分の生活を見直すことを
自分の生活を見直すことを
*詳しくは文部科学省の「小学校学習指導要領解説
―体育編―」
(東洋館出版社、平成 20 年8月発行)
を参照してください。
第1・2学年「内容の取扱い」 新
(運動の)各領域の各内容については、運動と健康がかかわっていることの具体的な考え方がもてるように指導すること
生活を続ける必要がある
行われていることに触れる
小学校保健学習の内容マップ
・すぐに現れる影響
・長い間続けると現れる影響
・低年齢からの害は大きい
未成年者喫煙禁止法
( 未成年者飲酒禁止法 (
覚せい剤も
・1回の乱用でも
死ぬことがある
・やめられなくなる
(内容の取扱い)
シンナーなどの有機溶剤
の心身への影響を中心に
取扱う
覚せい剤については、乱
用される薬物にはいろい
ろなものがあることに触
れる例として示した
(筑波大学野津有司研究室,平成22年)