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点群(Point Cloud)データとは、3 次元空間に表された点の集合体を指します。
3D スキャナーで現実世界を計測し、コンピュータ上で再現するのに役立ちます。
工業分野においては、点群データはリバースエンジニアリングやプラントの設備・
配管などに有用です。
点群データ 3D 化ソリューション
IRONCAD 連携 PCS
Point Cloud Splitter
ポイント クラウド スプリッター
IRONCAD 連携 PCS(ポイント クラウド スプリッター)は、PCL(Point Cloud Library)を利
用して開発された、IRONCAD 連携の点群データ処理支援ソフトです。PCS 上で点群の除去
や形状抽出、分割、マージを行い、IRONCAD 上で点群の移動、回転を行うことで、複雑な
点群データの 3D 化をサポートします。
※PCL(Point Cloud Library)は BSD ライセンスの下で使用できるオープンソースのソフトウェアです。
PCS
連携
点群の移動/回転
フィルタリング/分割/マージ
IR ON CAD
・点群のリモート操作
点群の位置関係をリンク
・干渉チェック
Y
Y
フィルタリング後分割して
IRONCAD のパーツとリンク
Z
点群 B
点群 A
Z
パーツ B
リンクされたパーツは、点群デー
タのスケールと位置が IRONCAD
に反映されます。
IRONCAD 上での移動・回転が
PCS に反映される
X
IRONCAD の配置ツール(Triball)
で簡単に点群の位置や向きが変
更でき、PCS に反映されます。
3Dモデリング
点群デ ー タ の フ ィ ル タ リ ン グ
パーツ A
回転
移動
X
点群データからの 3D モデリング
形状認識機能、削除機能で必要な箇
フィルタリングした点群データを
所だけを抽出します。
IRONCAD にインポートし、直感的
な操作性で容易に 3D モデルを作成
できます。
(自動モデリングではあ
りません)
点群の寸法計測機能で、データの採
寸も可能です。
抽出
利 用例
工場を 3D スキャン
点群処理(3D 化)
・2D 図面作成
・搬入出シミュレーション
・配管 など
PCS の主な機能
1. ボクセル・グリッドフィルター
5. パススルーフィルタリング
一定間隔で点群データを間引き、データ点数を減らし演算処理を軽くします。
基準座標値で囲まれた点群の選択を行い、選択範囲の抽出、範囲外の抽出を
設定パラメータ Px グリッドの X 軸サイズ
行います。
設定パラメータ Py グリッドの Y 軸サイズ
設定パラメータ [ PAx 軸 X Y Z を設定 ]
設定パラメータ Pz グリッドの Z 軸サイズ
設定パラメータ [ PMin 座標最小値 ]
設定パラメータ [ PMax 座標最大値 ]
Y
Y
Z
Z
X
X
MIN
MAX
MIN
MAX
2. 点群の基準座標の回転
6. 形状認識
パススルーフィルタリングを容易にするため点群ファイル単位で座標軸を回
必要に応じて形状認識を行い、抽出また削除をおこないます。
転させて基準座標に沿うように調整します。
選択範囲内で、平面、円柱、円錐、平行平面、垂直平面、2D 円、平行線を識
別し色分けを行います。
Y
Y
X
X
3. 統計的フィルタリング
7. 分割ファイル化
必要に応じて、統計的フィルタリング ( 近傍の粗密判定 ) を行います。
抽出した点群データはファイル名を変えて保存できます。
設定パラメータ [ p, s ]
分割ファイルを IRONCAD でそれぞれインポートして使用します。
― 近傍 p 点に対し距離の標準偏差の値が s 以上だと疎な場所とみなし除去し
ます。
4. 半径外フィルタリング
8. 点群の結合
必要に応じて、半径外フィルタリング ( 球体の粗密判定 ) を行います。
3D スキャナーで部分収集した点群データを結合して、一つの点群データとす
設定パラメータ [ r, n ]
ることが出来ます。
― 探索半径を r とし、最小で n 以上の点がその球体の範囲内にないと除去し
例:1階と2階で収集したデータの結合
ます。(例:n=3 の場合)
2階
r
点群ファイル 2
1階
r
点群ファイル 3
点群ファイル 1
お問い合わせ先
IRONCAD 日本総代理店
株式会社クリエイティブマシン
E-MAIL: [email protected]
URL: www.ironcad.jp