ダイハツディーゼル株式会社 2016年3月期 通期 決算説明資料 平成28年5月 売上内訳 96% 事業 内燃機関 部門 船舶用 約85% 用途 発電用補機関 約80% その他 陸用 4% 約15% 推進用主機関 約20% 2 市場シェア(大型外航船補機市場) 国内シェア 海外シェア 当社 当社 44% 23% 主な競合他社 国内:ヤンマー 海外:MAN Diesel(デンマーク)・ヤンマー(日本)・HIMSEN(韓国) Wartsila(フィンランド) 3 新造船の市場動向 国別受注量 180,000 国別手持工事量 400,000 その他諸国計 160,000 その他諸国計 欧州諸国計 350,000 中国 140,000 300,000 韓国 日本 120,000 250,000 欧州諸国計 中国 韓国 日本 100,000 200,000 80,000 150,000 60,000 100,000 40,000 50,000 20,000 0 0 19961997199819992000200120022003200420052006200720082009201020112012201320142015 19961997199819992000200120022003200420052006200720082009201020112012201320142015 出典:日本造船工業会 世界海上荷動量 12,000 その他 10,000 8,000 6,000 受注量は、リーマンショック前の2006∼2007年 の動きを除けば、ブレはあるものの右肩上がりの 動きを見せている 石油製品 原油 コンテナ 穀物 手持工事量は、リーマンショック後に大きく落ち 込んだものの、持ち直しつつある 石炭 4,000 鉄鉱石 2,000 海上荷動量は、順調に右肩上がりで推移 0 4 迅速な環境対応 環境規制強化の影響:排ガス規制 20 NOx規制値(g/kWh) 18 1次規制 16 (2000年) 14 12 2次規制 10 8 6 4 (2011年) 約20%削減 3次規制 1次規制比 (2016年) 2 1次規制比 約80%削減 0 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1800 2000 2200 機械回転数(rpm) 出典:国土交通省 3次規制 2016年スタート NOx量1次規制比80%の削減が必要 <世界初> エンジンとSCR *(選択触媒還元法脱硝装置) のセットにて、 他社に先駆け、世界の8大船級から形式承認を取得済み *SCR:触媒により排ガス中のNOxを無害化する装置 5 収益のポイント POINT POINT 1 スピーディーな開発力を持ち 市場ニーズへの適切な対応が可能 2 ライフサイクル(30年)を通じた 安定的な収益確保が可能 ▶ 様々な規制や海運市況の影響を軽減し、経営の安定化を図る ▶ 就航後はメンテナンスサービスが鍵 ▶ エンジンの累積台数(当社エンジン積載船隻数)がポイント 6 販売馬力数 (万馬力) 180 160 153 140 146 142 120 128 100 123 125 121 109 108 80 60 154 82 78 79 77 81 65 40 20 0 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 ※中国技術提携先は含まず 7 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 アフター市場の営業強化 10年前 「待ちのビジネス」 売上 新造船向け機関販売を目的とした営業が中心 アフターの営業は特に無し 150億円程度 大幅に増加 現在 「攻めのビジネス」への転換 部品に特化した営業部隊を組織 アフター市場における船主・船管への 戦略的な営業を実施 売上 230億円程度 今後の課題 純正部品の使用比率が50%程度。使用比率引き上げ余地あり ▶ 徐々に中堅船主にも営業を拡大 8 海外戦略(ライセンス) 安慶中船柴油机有限公司 陜西柴油机重工有限公司 アンチンディーゼル シャンシーディーゼル 中国安徽省(上海から600km離れた揚子江流域) 中国陝西省(西安から50km) 1982年より契約提携 内燃機関一部機種の製造および販売権の供与 ダイハツブランドシェア拡大 9 2016年3月期 決算の概要 概要 単位:百万円 2014年 3月 実績 2016年 3月 2015年 3月 実績 実績 前年同期比 増減 同率(%) 高 57,566 62,304 57,019 ▲5,285 ▲8.5% 営 業 利 益 4,973 4,689 5,493 804 17.1% 経 常 利 益 4,929 4,736 5,438 701 14.8% 当 純 期 益 2,744 3,004 3,596 578 19.7% り 益 86.22 94.37 112.98 18.61 16.5% 産 73,657 72,071 75,060 2,988 4.0% 自己資本比率 39.1% 43.8% 45.6% 1.8% 売 上 利 1 株 利 総 当 資 POINT − 船種の小型化により売上減少 円安効果及びメンテナンス関連の好調により、利益好調 海外オフショア物件の納期繰延に対する引当て計上 11 売上・利益の推移 営業利益 (百万円) 7,000 6,000 経常利益 当期純利益 売上高 (百万円) 65,000 62,304 57,728 57,566 57,019 54,528 55,000 5,000 50,000 4,000 45,000 5,493 3,000 2,000 1,000 60,000 5,438 4,973 4,929 4,680 4,600 2,387 35,000 4,736 4,689 3,596 2,826 2,780 2,271 2,744 40,000 30,000 3,004 25,000 0 20,000 12/3 13/3 14/3 12 15/3 16/3 利益増減要因分析 売上 為替差額*1 +718 費用 その他 +33 (単位:百万円) 棚卸等評価引当*2 ▲843 メンテナンス 関連 +1,706 操業度差損 ▲210 当期営業利益:5,493百万円 研究費 ▲489 原価低減未達 その他 ▲293 +226 機関関連 ▲44 前期営業利益:4,689百万円 *1 為替レート 前期107.42円 → 当期119.41円 *2 オフショア物件納期繰延に伴う、当該棚卸に対する評価引当 13 前年差 +804 内燃機関部門売上・内燃機関部門利益 売上高 (百万円) 70,000 60,000 船舶用(国内) 55,171 620 50,000 同 (海外) 内燃機関部門利益 陸上用(国内) 60,046 610 7,132 8,814 同 (海外) (百万円) 9,000 54,605 7,500 571 7,995 7,123 7,046 2014年3月期 2015年3月期 9,904 6,000 40,000 28,375 30,000 34,844 25,858 4,500 20,000 3,000 10,000 17,361 17,459 18,271 1,500 0 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 POINT 2016年3月期 機関本体販売は依然として採算性厳しい 船舶用の小型ディーゼル機関比率上昇により売上減少 メンテナンス関連売上は好調 海外オフショア物件の納期繰延引当てにより、部門利益減 14 販売台数・メンテナンス関連売上高 販売台数 (台) 船舶用(国内) メンテナンス関連売上高 (百万円) 同(海外) 30,000 1250 1000 775 2 750 89 1,000 1 77 889 25,000 0 107 379 250 452 21,664 23,923 20,000 250 232 500 26,469 15,000 543 532 10,000 0 5,000 2014年3月期 POINT 2015年3月期 2016年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 販売台数は前期比減少 円安効果及びメンテナンス関連の売上好調に伴う利益の増加 15 業績見通し 単位:百万円 2017年3月 2016年 3月 実績 売 上 予想 増減率 高 57,019 63,000 +10.5 営 業 利 益 5,493 5,000 ▲9.0 経 常 利 益 5,438 5,000 ▲8.1 当 期 純 利 益 3,596 3,500 ▲2.7 1 株 当 り 利 益 112.98 109.89 ▲2.7 ※為替レート:2016年3月(実績) 119.41円、2017年3月(想定) 110.00 円 見通し 船舶用の大型ディーゼル機関比率上昇により売上増加 機関本体販売の採算性は引き続き厳しい メンテナンス関連売上・収益は横ばい 16 本資料には、将来の業績や事業戦略などに関する記述が含まれていま す。こうした記述は、将来の業績を保証するものではなく、リスクや不確実 性を内包するものです。 実際の業績は、経営環境の変化などにより、見通しと大きく異なる場合が あることにご留意ください。 また、本資料に記載されている当社ないし当グループ以外の企業等に関 わる情報は、公開情報等から引用したものであり、当該情報の正確性・適 切性等について当社は何らの検証も行っておらず、また、これを保証する ものではありません。 なお、本資料に掲載されている情報は情報提供を目的とするものであり、 有価証券の勧誘を目的とするものではありません。
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